ポケモンタワー 〜それぞれの思い〜(7)

第二章 - 真琴―ブーバー 第四話 - 謎の生命体

光が、止んだ。

ほのかに温かい光は、止んでしまったのだ。

「…なんだったんだ?」

無意識に声に出す。ブーバーも口先を尖らせ、首を曲げた。

((――――助けて))

声が響いた。心に浸透するような、暖かな声。

「ブバ?」

何がなんだか判らない、と言った風にブーバーも鳴いた。

((奴等が、やって来るんだ))

また聴こえた。先程とは違う声。その時だ。

――――グガガァァァッ――――

遺跡が揺れた。

「地震!?」

((いや、違う。キミの力になる為に起き上がるだけ))

どうやら大多数の生き物がここには潜んでいるらしい。また違う声だし。

――ペリッ――

シールが剥がれる様に、意味不明なカタチをした生き物が浮遊を始めた。

((私達は、アンノーン))

((貴方と共に戦いたい))

((手伝ってくれ))

様々な言葉が俺に向かってくる。頭に直接届く、そんな声だったので

余計鬱陶しかった。

「あー、もう黙れよ」

「ブバー…」

呆れ気味に言うと、アンノーン達は動きを止めた。

―――ダダダダダダダダダダ…―――。

((来た…奴等だ…))

一匹が、言った。続けてもう一匹が引き取る。

((ロケット団…一緒に闘ってくれるな?!真琴よ!))

名前を当てられた。

心の中まで視られ、少し恥かしい気もしたが、今はそんな場合では無いと確信した。

「やってやるか」

俺が言うと、ブーバーは挑発するように火を吐いた。

「気持ちワリィ黒装束団よぉ、やってやるよ!」

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