最近新しく発見された大陸、ナナシマ。
俺とブーバーはこの未開の地で未だ見ぬ発見をしようと足を踏み入れた。
「何があるんだろうな」
高く、大きく広がる大空を瞳に映し、俺は言った。
ブーバーもそれに応えるように元気な声でブゴォ、と一鳴きしたっけ。
ナナシマの中の一つ、4の島を制覇した次に、7の島へ上陸した日の夜。
南へ進んだ所に在る、谷。通称七宝渓谷―――。
特訓に来たトレーナー達の囁きも徐々に消えつつある時。
「よしっ!次は更に奥に在る遺跡へ迎えッ!」
大きな声がした。黒服の1人が走り出した現場を見かけた俺とブーバーは、
後を追った。
それが、その事が俺達の未来を変えてしまった。
―――例え俺等の時間が刹那であっても―――――。