辺りは真っ暗。之を私は<漆黒>と表すのです。
嗚呼、私はこの時を愛している。
闇は全てを包む、それを照らすかのようにタマムシシティの街灯が
美しい夜景を創り出す―――――。
私は、当ても無くただ飛び続けます。
デルビルに先日言われました…。
「お前は何かを探しながら飛んでいるのか?」
と。
その通りかも知れません。私はいつも眼下に広がる光景を見ながら飛んでいます。
判らないような気もしますが、判る気もします。
そう、私は主人を探し続けているのかも知れません。
…今宵も主人は現れませんね。
もしかしたら、見つかる事等無いのかも知れません。
―――私はこのような一生を刹那に生きるのですか?
ヤミカラスとして【終】