海のハンター。
これが俺の通称だった。
数々の獲物を捕らえ、喰らう。
サメハダーとして生まれたからにはこれが俺の生き様なのかも知れない。
だが。違う。…違うんだ。
こんな惨い事、誰も望んでいないんだ。
『弱肉強食』殺らなきゃ殺られる、こんな海がいけないのかも知れない。
キバニアやギャラドス、オクタンやハリーセン。
気性が荒いものばかりだ。
―――その中で生き残る。簡単な事じゃないんだ。
こんな狭い狭い世界で、ボク達は生きていかなきゃならない――――。
ああ、もう嫌だ。本当に逃げ出したい。
サメハダーなんて辞めて、普通の人間へ生まれ変わりたい。
たとえ「ヒト」に表裏があっても。この狭い檻から、出たいんだ。
サメハダーとして【終】