跳梁跋扈(5)

第二章 - ポケモン研究所 第弐話 - ダブルバトル 中編

「何なんだ?いきなり…」

海斗が苦い顔をしながら二人組みに質問する。

すると

「俺たちはここら辺のトレーナーだ。お前らも二人居るようだからダブルバトルを申し込むぜ!!」

海斗はその話を聞いて頷いた。陸也は。

「ま、ちょっと眠いんだけどね。戦争馬鹿の目の前に戦場があるとね、どうも」

と海斗に呟く。しかし、すぐに後ろで組んでいた腕を体の前に回し自分のボールを手に取った。

「やはりやるみたいですね。ま、頑張りましょう」

背の低い男。最初に発言した男とは違う方の男が背の高い男にそう言う。そして自分のボールを手に取る。

海斗も陸也の態度を見ると、自分のボールを取り出した。

「久々だな…ダブルバトルなんて。しかもお前とだ」

背の高い男が傍らの背の低い男にそう呟く。背の低い男も

「そうですね。でも、やるからには勝ちますよ」

そう言うと、四人が一斉にボールを投げた

「行けー。ブリッツ」

「頼むぜ。岩里」

「カッ飛べ。グラエナ!!」

「頑張ってくれよ。ノクタス」

陸也のライボルト。ブリッツ。海斗のボスゴドラ。岩里。背の高い男のグラエナ。背の低い男のノクタス。

四匹のポケモンがフィールドに降り立つ。陸也と海斗のポケモンは、彼ら二人のポケモンと戦うのは当然のごとく初めてである。

「ブリッツ。グラエナに攻撃。ノクタスは海斗に任せておけばいいよ」

ブリッツが頷き、グラエナに近づいていく。

「グラエナ。お前はあのライボルトとだ」

グラエナも頷く。二体のポケモンはじりじりと着実に距離を縮めていく。

多少の牽制を交えながらもまだ大きい攻撃は放っていない。

「ブリッツ。十万ボルト」「グラエナ。噛み砕け!!」

二人がほぼ同時に声を出す。ブリッツが十万ボルトを放つが今までグラエナが居た地面を抉り取っただけで、グラエナには当たっていない。

グラエナが横に回りこみ、白銀に煌く牙を露にし首筋を抉り取ろうとした。

その瞬間ブリッツが後ろステップからグラエナの白銀の牙をかわした。

「ブリッツ。電撃波」

ブリッツが体内から放電し、柱のように何本も電撃を出して攻撃する。

背の高い男は、かわせ!!と言ったがさすがに全て避けきることは出来なかった。

数発がグラエナに命中した。そこに隙が出来た。電撃で動きを制限された瞬間に陸也はもう一つの指示を出していた。

つづきを読む

サイト内検索

管理人 : POKE-NOVEL Project