跳梁跋扈(4)

第二章 - ポケモン研究所 第一話 - ダブルバトル 前編

「やっぱキンセツ経由がいいかな…カナシダトンネルが開通したなんて話聞いてないしな…と、言うか一回町を出たのに又戻るのもな…」

海斗が自分のポケナビのタウンマップと睨めっこをしながら何かを考えていた。

陸也は腕を頭の後ろに組み時折欠伸をしていた。

春という季節の気候からか陸也が全く寝ていないのか分からないが陸也は眠そうであった。

海斗は独り言を叫んでいた。

「よし!!やっぱキンセツ経由で行こう!!」

「ファ…?」

時折欠伸を交えながらも海斗の独り言に対して反応を見せた。

「何?何か決まったの?海斗」

海斗がハシャギながら陸也に報告する。

「これからの道が決まったぞ!!これからキンセツ経由でサイクリングロードらへんの道をまっすぐ行って湖に当たるからその湖を渡ってミシロタウンまで行くんだよ!!」

「フーン…それが?」

いつもならば突込みを入れるところだがそれを無視して尚海斗が言う。

「早くキンセツ行こうぜ。あの大都市で色々と蓄えていくんだよ」

「ボクもそうしたいよ…何か眠くなってきたからねぇ…」

「って…早いな…陸也。さっきまで寝てたんだろう?」

海斗が本来のように呆れて陸也を見ている。

すると陸也は

「ま、ミシロタウンに行く目的を教えてよ」

「目的?勿論。ポケモン研究所が目的さ。オダマキ博士に色々な事を訊きたいんだよ」

「オダマキ博士…?昔会った事有るけどね」

陸也の何気ない台詞をも無視して海斗が更に続ける。

「あの人は俺の目標なんだよ!!フィールドワークでのポケモン調査って言うのがすきなんだよ。俺は」

「ヘェ…」

腕を頭の後ろから普通に戻しずっと話を聞いた。

「マグマ団とアクア団についても色々訊きたいんだよ」

「ハァ…」

すると海斗は、忘れていた事のようにいきなり陸也に訊ねた

「そういえば…なんで眠いんだよ…」

「この気候のせいかな。いわゆる春眠暁を覚えず。ッて言う奴さ」

そんな馬鹿なと、海斗は思っていたが、また蒸し返すと永遠に動けなくなると思うと、それで話を終わらせた。

多少の沈黙がありながらもゆっくりとキンセツシティに向かって進んでいくと。

「おい、お前ら!!」

いきなり目の前に居る二人組みに呼び止められた。

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