「それで…君の名前は?」
オダマキ博士が本題に話を戻そうとした。
「ああ……僕の名前ですか?いや、聞いても……驚きませんか?」
青年が訝しげに質問する、オダマキ博士は、驚きませんよ、と言った。
「別に俺も、驚くようなことはありません」
海斗が青年に向かって呟く。
「んじゃあボクも気にしないようにしようかな」
陸也が青年に向かって言う。
「僕の名前は、アクア団盟主、アオギリ」
その場の人間が驚く前に窓ガラスが音を立てて木っ端微塵に砕け散った。
入り口付近の窓ガラス全てが音を立てて最初のガラスと同じように脆くも崩れ去る。
「物陰に隠れて、伏せて!!」
自分をアオギリと呼んだ青年がその場の人間全員に指示する、
ガラスを砕いたと思われる弾丸が絶え間なく飛んでくる、弾丸は鉛の弾丸で、鉄砲の弾らしい。
撃つ時も鉄砲のような音がする。
物陰に伏せたオダマキ博士がアオギリに質問する。
「貴方がアクア団のアオギリですか?どうももうちょっと年齢が高いと思っていましたが」
「これでも一応アクア団の盟主です。しかし、こんなに絶え間なく鉄砲を撃たれては進めないですね」
アオギリが呟いた。
陸也は海斗に
「まったく……武田騎馬隊もビックリするね」
という。が、海斗は良く分からないみたいである。
ユウキは、いい友人になれそうだと呟いた。
アオギリが、腰に佩いている鞘を見せ、合図した。