我らロケット団!(4)

「っと。着地!・・・ここは・・・?」

ルダとエーフィは暗い部屋に着地した。

上を見上げると、かすかな光が、だんだん閉ざされていく。

おそらく割れた床が閉まっていくところなのだろう。

もう、自力では戻れない。こうなれば、レイのいうとおりにするだけだ。

ルダはバッグから回復の薬をとりだし、エーフィに飲ませた。

この全回復の状態からどこまで進めるか。

「もともと、強い相手と戦いたくて入団を決心したんだ。

 だったら、ここでレベルを知るというのはいい機会だよな?」

傍らにいるエーフィも力強くうなずく。

目が慣れるのを待ってみたが、あまり意味はない。真っ暗で何も見えない。

とりあえず、少しずつ進んでみることにした。

一歩一歩、慎重に、慎重に・・・。

がつん。

「いたっ!な、なんだ?」

何かにぶつかった。油断はできない。もしかしたらポケモンかもしれない。

ルダは即座に、そのぶつかった何かから離れた。

案の定、それはポケモンだった。

「どどどおー!」

雄たけびとともに、急に目の前が真っ白になった。

・・・フラッシュだ。

まぶしい中うっすら目を開くと、目の前にいたのはオドシシだった。その数、3匹。

3匹はルダとエーフィをとりかこんだ。

「オドシシ3匹か。このくらい・・・!いくぞ、ネイ!それにチャン!ディス!」

エーフィがオドシシの前に立ちはだかった。

ルダはさらにボールをふたつ投げた。その中から出てきたのはワカシャモとジュゴンだった。

彼らもまた、ルダの相棒である。

「ネイ、サイコキネシス!チャン、火炎放射!ディス、冷凍ビーム!」

ルダは一気に指示を出した。

ルダを中心として3匹は背中合わせに体勢を整え、同時に攻撃を放った。

サイコキネシスは1匹目のオドシシを宙にうかせ、そのままたたきつけた。

さらに力でぎしぎしとねじふせ、戦闘不能にさせた。

火炎放射は2匹目のオドシシを火傷させた。オドシシは抵抗しようとしたが、

火傷のダメージで戦闘不能となった。

冷凍ビームは3匹目のオドシシの角に命中した。オドシシは催眠術をかけようとしていたが、

つのを封じられたために技を使えず、さらにとどめをさされて戦闘不能。

「いいぞ!よくやった!」

ルダは自然とガッツポーズした。オドシシが使ったフラッシュの効果はまだ残っていた。

明るくなったその場所は広々として、通路が何本もあった。

「よし・・・先に進もう!」

ルダは3匹とともに、ダンジョンを進んでいった。

レイは、別室から隠しカメラを通してルダの様子を見ていた。

「ワカシャモにジュゴンか・・・。いいポケモンね、よく育っているわ。

 でも・・・あの部屋を抜け出すことができるかしらね。」

そうつぶやき、モニターの画面を切った。

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