レイは迷った。ここまでうまくいくなんて思わなかった。
自分は目的を忘れていたのだ。
・・・・ただ、反抗する子供を見ておもしろがっていただけだったのだ。
「いいでしょう。あなたをロケット団として認めるわ」
「いっとくが、俺は下っ端なんかやたぞ。強いやつと戦えるような仕事をしたいんだ」
「・・・・ちょっと待っていなさい」
レイはノートパソコンをとりだした。
ピッピッピッピッピ・・・・・。
二人しかいない部屋に、キーをたたく音が響いた。
『・・・レイか?何のようだ。』
画面に男が現れ、声が聞こえた。
その人物は、ロケット団のボス・・・サカキだ。
「はっ。さっそくですがサカキさま。有力な人材を見つけました。」
『有力な人材・・・どんなやつだ?』
実は、といってレイは今までのことを話した。
罠かもしれないのに、入団させてもいいのか、ということも。
『ふむ・・・いいだろう。ルダの入団を認める。あとで詳細を知らせよ。』
「了解いたしました。」
そこで、通信はとだえた。
「ボスからOKがでたわ。これで正式に入団したことになる。」
ルダは薄く笑んだ。
「それで?これからどうすればいいんだ?」
レイは背中を向けていった。
「これからロケット団の訓練場にむかうわ。そこで、自分のレベルを知ることね」
ウツボットが、エーフィをつるから解放した。
エーフィは弱弱しくだが、立ち上がった。まだできる、ということだ。
「準備はいいわね?・・・いくわよ」
レイは懐に隠していたボタンを押した。すると、たちまち床が割れた。
下には・・・暗くて大きな部屋がある。
「さぁおりるのよ。そして・・・いってらっしゃい。健闘を祈るわ。」
ルダはパートナーを顔を見合わせ、うなずいた。
そして、下の部屋に飛び降りた。