ラグラージの釣り日和(2)

それから時が経つこと3時間。

釣れども釣れども竿にかかるのはキバニアばかりで、ご主人かなりイラついてます。

怒る分には構いませんが、ぼくの背中蹴るのはやめてください。

痛いです。HP減っちゃいます。

それにしても、ヒンバスとは一体どんなポケモンなんでしょうか。

やっぱり珍しいポケモンには間違いないと思いますね。

ご主人がキバニアをキャッチ&リリースしてるせいもあるんでしょうけど、こんなに釣っていて一回も針にかからないんですから。

そう言えば、さっきご主人が独り言で『ヒンバスはミロカロスに進化』がどうとか言っていました。

どちら様でしたっけ、ミロカロスって。

…ああ、思い出しました。

あの水びたしの島の涼しくて快適なジムで、一番最後に戦った方でしたね。

ぼくと同じ水ポケモンなのに、それはもう惚れ惚れするくらい綺麗なポケモンさんでした。

…オスでしたけど。

それはともかく、あんなに美しいポケモンに進化するんですから、きっとヒンバスというポケモンもさぞかし魅力的に違いありません。

ああ、何だかぼくもワクワクしてきました、早くお会いしてみたいです。

出来れば新鮮ピチピチのメスさんに。

…と、ご主人がまた何かを釣り上げました。

今度もやっぱりキバニアです。

あららら、ご主人とうとう堪忍袋の緒がキレてしまったようです。

釣り竿を放り出して、どっかりと大の字に寝そべってしまいました。

乗せてるぼくの事なんか、全然お構い無しです。あーあ。

まあ、いいか。

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