ミュウツーと共に・・・(1)

第一章: ミュウツーとの逆転 - プロローグ

「ポケモンリーグチャンピオンのヒサシさんが、遂に逃げ惑っていたミュウツーをゲットしました!・・・ヒサシさん、今のお気持ちは?」

インタビュアーがヒサシにマイクを向けた。ヒサシは、額に光る汗を拭い、カメラ目線でこう言った。

「ふっ・・・まあ、僕がミュウツーを捕獲したことは当然の事です。余裕でしたよ」

周りに群がる野次馬達を、一度一瞥し、再びヒサシが口を開いた。

「明日、僕が就任して初のジムバトル、この・・・」

ヒサシは手にしていたマスターボールをカメラに向け、

「・・・この、ミュウツー一匹で戦います。対戦相手を、叩きのめすという保証付きで!」

野次馬から、おぉっ、という歓声が上がった。ヒサシはそれを、笑いながら聞き入れていた。

 まだ夏に成り切らない太陽の日差しは、今後、この少年、“ヒサシ”に振りかかる様々な事件を物語ってはいなかった。

つづきを読む

サイト内検索

管理人 : POKE-NOVEL Project