敵はポケモン(1)

遥か未来のカント−、ジョウト、ホウエン地方ではポケモンの数が人間らの乱獲により激減していた。

このため政府はこの危機を防ぐためにポケモン捕獲禁止令、政府に一定の税金を払わねばポケモンを飼うことができないようにし、ポケモン保護区の増大化、そしてポケモントレーナー制度の廃止、などという命令を出した。

こんな事態にまでなってくると、ポケモン密猟グループが現れるのは分かるだろう。

ポケモンを高値で売買されるのは当然のこと、そして政府の許可を得た一部の成金共をターゲットにポケモンを強奪する集団もいる。

流石にポケモン密猟グループは警備体制を強化すれば特に心配はいらないのだが、問題なのが、カントーのポケモン強奪集団である。

カント−地方はシルフカンパニー等の巨大企業の増加により一般庶民の所得が増加おり、その差はホウエンの一般庶民の所得の約十倍を超えている。

金を持て余したカントー成金集団はその金を貧しい人々達に寄付するなどということなど全く頭に無く、彼らの頭にあるのはポケモンを飼うことしか無かった。

カントーの金持ち共は飼っているポケモンによってその人の身分を決めつけたりする大変野蛮な行為が行われており、最高ランクはPでピカチュウ、最低ランクはBですなわち、ベトベトンである。

特にピカチュウになると、ポケモン自体の値段と税金を合わせただけで、軽く1億円は超えるらしい。

しかし、ベトベトンは100万程度で良いらしい。

まあ、よほど気違いな成金以外は飼うことは絶対にありえないとは思うのだが。

とまあ、カント−地方にはポケモンを飼っている成金共が多いせいで、強奪集団も大量にいる。

しかし、強奪集団は密猟グループとは違い、ポケモンという必殺の「武器」を持っているせいで、警察の手には負えない。

まあそれ以前に警官達にとって、ポケモンを強奪されて泣きを見る成金共を見ることは最高の楽しみであるために警察など全く機能していないのだが。

そしてその強奪集団達は、同じ強奪集団からポケモンを強奪するということまで行っていたので、人々は彼らが昔の大海原のならず者と似ているので、いつのまにか彼らのことを「海賊」と呼ぶようになってきたのである。

先程も述べたように全く警察が機能しないカント−地方にはとある職業が生まれた。

可愛らしい自分のポケモンを守ろうとする成金共に雇われて、海賊共を駆除する職業、「海賊ハンター」という職業が誕生した。

この物語は1人の特異な海賊ハンターの物語である。

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