「あっちについたら手紙とか送るね」
少女が涙ぐみながら、少年にそう話す。
「ああ」
しかし、少年は下を向いたままだ。
「また、あえるよね?」
少年はコクリと頷いた。
「じゃあ」
少女はトラックの中へと入っていった。
2年前の出来事である。
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ジリリリ、ジリリリ、
「電話か・・・」
少年はかったるしそうに、ソファーから起き上がった。
鳴った電話は、親がやっている工務店への電話だった。
今、両親は出かけている。少年は仕方ないので電話に出た。
「はい、トキワ工務店ですが」
寝ていたとしても、接客としては最悪の対応だった。
「もしもし、あっ、ダイ?」
「あっ、ってお前、まさかリンか?」
相手も相手だった。業務用の電話を私情に使うことなど普通は無い。
「仕事用の電話を使うなよ。それにお前にはいろいろといいたいことが」
「今はそういう場合じゃ無いの!」
どうやら、私情に業務用電話を使って来たのにはわけがあるみたいだ。
「じゃあ、どういう場合なのさ」
ダイは紙コップにお茶を入れながら少しちゃかした。
どうせリンのことだ。くだらないことに間違いない。
「シルフカンパニーが強盗に襲われたの!」