「とうとう追いつめた・・・・・・。幻のポケモン・・・・・・。」
男の、あざ笑うような声だ。
高く聳え立つ山の頂上に、何十人もの人間がそれぞれポケモンをつれて、中央の何かを取り囲むように立っていた。囲まれているのは1匹のポケモンのようだ。そのポケモンは羽が傷つき、飛び上がることができない。
「お前の力でこの世界とあの世界をつなげさせるわけにはいかない。だから、ここで死んでもらう!」
「あのポケモンに向かってはかいこうせんだ!」
周りのポケモンたちは一斉に中央の傷ついたポケモンを攻撃した。しかし攻撃があたる直前に幻のポケモンから一筋の緑色の光がさした。そして幻のポケモンは次の瞬間、何十本ものはかいこうせんを受けた。
辺りには攻撃を受けた幻のポケモンの苦しそうな、それでいて美しい声だけが響きわたっていた。