緑の救助隊 〜チーム「フレンド」〜

1 :2008/02/11(Mon) 19:31:40 ID:l4cQAeOc
初めまして、叶と言います!
ポケモン小説書くのは初めてです!
内容はオリジナルを目指します!(ところどころ同じ部分もありますが)
下手ですが、頑張るので宜しくお願いします!

<登場人物>

名前:リーフ/フシギダネ
性別:♂
設定:自称、列記とした人間!
   が、姿は列記としたフシギダネ。
   バトルは嫌いだが、やるとなったらやるポケモン!

2 :2008/02/12(Tue) 18:04:03 ID:Aa4K/lIk
Lv1:ポケモンになっちゃった〜ッ!?


此処は……、ポケモンしか住んでないポケモンの世界。
そんな世界に紛れ込んだ異世界住人が独り……海岸に倒れていた。
「火炎放射ァァ!!」
「ッ!? うわっ……あっちぃぃぃ!!!!!!」
ポケモン……フシギダネは突然の火炎放射に驚き、辺りを無我夢中で走り回る。
「だ、誰かぁぁ!! み、水ぅ〜〜!!??」


ザバンッ!


フシギダネはやっとの思いで海を見つけると、其処にためらいもせずに飛び込んだ。
「はぁ……、酷い目にあった……」
フシギダネは火が消えたのを見て、ほっとして言った……が……。
「ったく、だらしないわねぇ……」
ふいに声がして、フシギダネは振り返る。
其処には2匹の……ポケモン?
「せーっかく人が起こしてあげたって言うのに、お礼も言わないなんて!」
「でも、ヒオリ。あれはちょっとやりすぎだと思うけど?」
フシギダネは唖然として声も出ないようだ。
「……? ちょっとアンタ…、乙女の顔をじろじろ見るなんて失礼……」
アチャモのヒオリが言い終わらない所で、フシギダネは悲鳴に近い声を出した。

「ぽ、ポケモンが!! しゃ、喋ったぁぁぁ!!!!」

2匹のポケモン――アチャモとピカチュウ――はキョトンとした顔でフシギダネを見つめている。
「ってか、まず君もポケモンだよね?」
そう言われてフシギダネはハッとし、自分の水面に映った姿を見て愕然とする。
「(ぼ、ぼ、僕は人間のはずっ! これは夢なのか!?)」
フシギダネは自分の頬を軽くつねる。痛かった。
「えっと、僕ってポケモンですか?」
フシギダネは微笑しながら言った。笑うしかなかった。
「うん。まぁ何処からどう見てもフシギダネだと思うけど」
「あの、僕ホントは人間なんですけど……」
ごく真面目にそういったが、アチャモに馬鹿にされてしまった。
「アンタ……、馬鹿?」
この言葉に、今までなら怒りを覚えているはずだが、今は言い返す言葉さえも無い。
そうだ、自分は馬鹿になってしまったのかも……などと思い始める。
「君、名前は?」
ピカチュウが愛想よく聞いてくる。
「えっとぉ……確か、リーフ……だったかな。うん、リーフ」
攻撃的なアチャモの方が、胡散臭そうな目で此方を睨んでくる。
「んで、あなた達は?」
「あぁ、僕はピカチュウのピカ! で、こっちが…」
「ヒオリよっ!!」
ピカの気遣いを他所にヒオリが声をあげる。
「ってか、まずアンタ此処を何処だと思ってるのよ!!」
ヒオリは威張り口調でそう言った。
「……海岸、だけど?」
「そんな事は分かりきってるわよ! 此処は、あたし達救助隊フレンドの訓練場所なのよ!」
「救助隊ィッ!?」
全く聞いたことが無い……よ?
「正しくは……救助隊を結成しようと思っている……なんだけど」
ピカが訂正する。
「救助隊は、最低3匹で組まなきゃいけないから人数が不……」
「ハイハイ、其処まで! とりあえず、場所代! 100ポケをただちによこしなさい!」
ヒオリがピカの言葉を遮ってリーフに向かって立ちはばかる。
「100ポケ……って!?」
「お金のことよ! まさか、よこさないってんじゃ……」
そう、よこさない。ってか払えません。
「……お金なんかないよ……。それに海岸は共同の場じゃん!」
「うるさいっ! 此処は列記として認められた救助隊フレンドの訓練場所なんだからっ!」
「…まぁ、それも無理矢理長脅し取っただけだけど」
ピカの補足が、リーフを納得させる。
「ピカぁ!?」
ヒオリの目が怪しく光る。
「とにかく、リーフだっけ? 早く100ポケよこしなさい!」
「いや……、そんなこと言われても……」
そのとき、ピカが言った。
「だったら、僕達と一緒に来ないかい?」
「「ハイ??」」
リーフと一緒にヒオリまで声をそろえてあげ、同時にピカの方を見つめて返答を待つ。
「だから、リーフは行くあてがないみたいだし、僕達と救助隊やらないかって話! それに、そうすれば僕等にとっても都合がいいし」
ヒオリも途端に目を輝かせる。
「その案良いわね! アンタ、救助隊に入りなさい! これは命令よ! そうすれば100ポケも帳消しにする!」
ピカもニコッと微笑む。
「ね? 一緒に救助隊やろうよ!」
「んー……、いいよ!」
ヒオリが初めて笑顔を見せて、「よーし」と言ってジャンプする。
「交渉成立、ね! さぁリーフ! うちの救助隊に入ったからにはビシバシ鍛えてやるから覚悟しなさい!」
リーフは苦笑しながら頷き、言った。
「あ、あのさ。それは分かったけど、一つ質問があるんだ救助隊って……何?」

3 :2008/02/13(Wed) 13:55:50 ID:jqoeyUOQ
Lv2:大救助隊! ギルド!


「救助隊っていうのはねぇ! ポケモン助けて金貰って……んで強くなるとランクアップして…それで……」
ヒオリが一生懸命説明するが、リーフには全く伝わらなかった。
「……って訳なのよ! 分かった!?」
「……ううん、全然。むしろ分かんなくなった」
正直にそういうと、ヒオリの顔が赤くなり――元から赤いが――怒りが爆発しそうになっていた。
「だぁーかぁーらぁー……ピカ! 説明してあげて!」
ヒオリは、説明するのが面倒くさくなったらしく、ピカにバトンタッチする。
全く、ピカも気の毒だ。
面倒なことばかり頼まれ、ほとんどはヒオリに扱き使われているのだから……。
「うーん、まずは救助隊が出来た訳から説明しないとー…」
ピカはそう言って首を傾げて見せた。
ヒオリは「長話にしないでよ」と言うが、リーフにはこの世界の現状を教えてもらう方が重要だった。
「あのね、最近、この世界ではおかしな事が度々起きてるんだよ」
「おかしな事って……例えば?」
「自然災害や、進化が出来なくなったり、いきなりポケモンが暴れだしたり……。こんなところかな」
確かに、それは異常現象だ。
「あのさ、僕が人間からポケモンになっちゃったのも、それが関係してるのかな?」
ピカは分からない、といった表情でリーフを見つめた。
「それは分からないけど。…それで出来たのが、救助隊なんだよ!」
ようやく話が読めてきた。
「救助隊は、その名の通り困っているポケモンを助けるんだ! そして、それは最低3匹で1チーム。
 僕等も救助隊を結成しようとしてたけど、2匹じゃ結成できなかった……」
なるほど、それでリーフを誘ってきたというわけか。
「じゃあこの世界には、たくさんの救助隊員がいるわけだね?」
ピカは軽く頷く。
「そうだよ! だから、今の所それほど重大な事件は起きていない。けど、救助依頼は増えるばかりさ」
そこに、ヒオリが口を突っ込む。
「あたし達の住む町では、救助隊員には補助金♪が出るのよ〜!」
もしかして……金目当て??
どうやらそうらしく、ヒオリの目には「¥」のマークがついているようだった。
「でもヒオリ〜…、僕達のところに依頼なんか来るのかな?」
ピカはそう言って、困った顔をする。
「僕等はまだ新米なのに……、きっと誰も救助隊フレンドのことを知らないと思うよ〜……?」
「そりゃ、最初はね。でも、最初は知る人ぞ知る、でいいのよ! 慣れてきたところで一躍トップスターよ!」
そんなに上手くいくのか……と思いつつ、リーフも頷く。
「んー…でも、最近はギルドばっかり目立って、僕等みたいな小さな救助隊は何も依頼がこなくて暇らしいよー」
ピカはある程度現実を知っているらしく、落ち着いた声でそう言った。
「ギルド……って?」
「リーフ、あの丘の所にある建物がギルドの基地なんだ」
ピカの指差した先にあったのは……明らかに整備の整った建物。
「ギルドはこの辺では一番の救助隊で、新米隊員の訓練も行っているんだ! 親方のプクリンにならえば、一流の隊員になれるって噂だよ!」
「そうなんだ。じゃあ、2人もギルドに入ればいいのに……」
リーフがそう言った所で、ヒオリの火の粉攻撃が飛んでくる。
それを寸前のところで交わすと、今度はつつく攻撃をもろに食らう。
「ギルドなんか当てになんないわよ! フンッ!」
「いったた……。もぉ! ホントの事言っただけじゃないか!」
「ギルドなんか絶対に入らない! なんであたしが親方なんかに頭下げなきゃならないのよ! あたしに頭下げなさいよ!」
それを聞いて、ピカもリーフも。。
「「(わがままだなー)」」
と思っていた。

4 :2008/02/15(Fri) 17:47:02 ID:upI3iGBk
Lv3:救助隊フレンド結成!


ギルドの話になってから、ヒオリはずっとイライラしていて、ろくに口も利かずに歩き続けた。
ヒソヒソとリーフがピカに言う。
「ねぇ……ヒオリ、どうしてあんなに怒ってるの?」
「うーん…多分、自分が目立てないのが悔しいんじゃないかなぁ……?」
「目立てない……って?」
リーフがさらに声を潜める。
「うん。ギルドができる前までは、ヒオリがけっこう目立ってたんだ。強かったからね。
 だけど、ギルドが活躍するにつれて、ヒオリの評判は衰えていった……ってところかな。ヒオリは負けず嫌いだからね」
確かに、初対面でも誰でも「負けず嫌い」ということはわかるだろう。
「じゃあ、なんでヒオリはギルドに入らなかったの?」
ピカは言いにくそうに話し続ける。
「お誘いは来たよ。でも、ヒオリは頭を下げる事が嫌いだから……」
そう言いかけた所で、ヒオリが振り向く。
リーフもピカもドキッとしてその場に凍りついた。
「……着いたわよ」
「着いた……って……、ヘッ!? 此処……は……?」
リーフたちの目の前には、ペリッパー型の大きな建物があり、そのくちばしの部分からたくさんのペリッパーが行き来していた。
「此処で救助隊フレンドの正式な登録をするの!」
「あ……そうなんだ」
それにしても、こんな可笑しな所で登録するなんて、一体この世界はどうなっているのだろう。
中に入ると、其処にはペリッパー以外のポケモンも居たので安心する。
受付らしき所には、かわいらしいイーブイがせっせと書類をまとめている。
設備は人間顔負けの技術だ。
イーブイはリーフたちに気がつくと、パッと顔を輝かせた。
「ヒオリさんッ!! も、もしかして〜」
「そう! やーっと救助隊を作ることができたのよ! 早速手続きしてくれる? ブイ」
ブイと呼ばれたイーブイは「お安い御用です」と言って微笑んだ。
「それじゃあまず…救助隊の名前は……」
「勿論、チームフレンド!」
ブイはさらさらとメモをとっていく。
「次に、救助隊のメンバーは……ヒオリさん、ピカさん……と……?」
ブイが不思議そうにリーフを見つめた。
ヒオリがササッと答える。
「リーフよ。あたし達もさっき出会ったとこ! で、協力してもらったわけ!」
借金帳消しのためにね…。
「そうだったんですかぁ〜! 宜しく御願いしますね、リーフさんっ!」
「あ、えっと此方こそ宜しくお願いします!」
ブイの笑顔はとても可愛らしかった。
「……それでは、あとは此処にリーダーの名前とリーダーのサインを書くだけで登録完了です!」
そう言って、ブイが紙とペンを差し出す。
「チームフレンドのリーダーはあたしよ!」
ヒオリが我先にとそう出て、口ばしで器用にペンをくわえるとスラスラと書いていく。
最後に足型でサインをつけた。
ブイがニコッと笑って、「おめでとうございます!」と言った。
「救助隊フレンド結成です! 明日にでもヒオリさんの家に救助隊スターターセットが届くと思いますよ!」
ヒオリは「やったぁ」と言って飛び上がった。
「ついに……ついに念願の救助隊を結成したわよぉ〜!」
「ちょっとヒオリ…、はしゃぎすぎだよ。それに、ギルドに全部依頼を獲られる可能性だって……」
「そうそう、新米救助隊なんざ、一つだって依頼が来るものか」
ピカに続いて、謎の声が聞こえて三匹は振り返る。
其処にはペラップとプクリンが立っていた。
「ヒオリ、どうやら君達も新たな救助隊を結成させたようだね! おめでとう!」
プクリンが愛想よく言う…が、ヒオリはツンとした態度で言った。
「そりゃどーも。さ、行くわよ。ピカ、リーフ」
「えっ、いいの……?」
リーフは戸惑いながら、あたふたしている。
「ヒオリ、お互い頑張ろうね!」
プクリンは笑顔のままそう言うと、ペラップと共にその場を去っていった。

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Colorful Board System Version1.01 by ミライいろ。