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サーナイトと暮らす 37の物語
- 1 :サーナ :2007/08/22(Wed) 01:57:55 ID:kaSfK8K2
- 初めまして、サーナです♪
ここではちょっとしたサーナイトのたくさんの一話完結の短編集を投稿してみたいと思います♪
- 2 :サーナ :2007/08/22(Wed) 02:01:32 ID:kaSfK8K2
- 「君がいれば」
これはシンオウ地方、ソノオタウンでのある二人の物語―――
早朝、日はテカテカと光って一日の始まりを告げている。
時刻は既に8時、外ではいたる場所でポッポが鳴いている。
そんな快適な休日、ある一軒の御自宅では・・・
「御主人、そろそろ起きて下さ〜い。」
いつも通りにモーニングコールが下の一階から聞こえてくる。
俺はゆっくりと体を伸ばし、寝ぼけながら時計を見る。
まだ8時だ・・。
最近、仕事が忙しいせいかまだ眠たい。
俺はもう一度寝ようと思い、布団の中に入り込んだ。
しかし――――
「御主人、聞こえてますかぁ?」
先程のモーニングコールがもう一発飛んできた。
仕方なく起きようとするのだが・・・・・ダメだ。
やっぱり眠たい。
俺はそれを無視して、更に奥へと布団の中に潜る。
すると――――
トン トン
どうやら怒らしてしまったのか?
階段を上がって来る音が少しずつ俺の耳に入ってきた。
そしてついには――
「いい加減に起きて下さい!」
と、怒鳴りながら一匹のサーナイトが部屋に押し込んできた。
顔はぷくぅと膨らんでいる。
何度起こしても返事が無いので怒っているようだ・・。
「早く起きてくださいよ、御主人!
今日は休日でデートに連れて行ってくれる約束だったでしょ?」
サーナイトは俺の傍まで寄り、グラグラと俺の体を揺すりだした。
そういえば、今日はデートの約束をしてたなぁ・・。
でも―――やっぱり―――まだ・・・
「ううぅ・・、眠い。もう少しだけ頼むよ〜。」
俺はだらしのない声をあげながら、彼女の腕を振り切る。
残念ながら、後3時間は寝ていたいのだ。
しかし当然のこと、彼女はそれを許さない。
「約束は守って貰います。」
彼女が指をパチンッと鳴らすとベッドは一瞬で消え去り、俺は床に叩きつけられた。
これぞ、エスパー系の究極奥義サイコキネシスだ。<使い方がミスしてる・・
「イタッ。」
俺は頭をぶつけた衝撃で悲鳴をあげた。
だけど、そのおかげで目も少しばかり覚めてしまった。
「えへへ、起きましたか?」
甘い笑顔で俺に顔を寄せるサーナイト。
いっつも、この起こされ方の後は叱ろうとするのだが無理だ。。
どうも俺は彼女のあの顔に弱いらしく、普通に返事することしか出来ない。
そして今日も同じように「うん。」と、しか言えなかった・・。
「それじゃあ、顔を洗ってから朝食にしましょう♪
それからは約束通りにお願いします。」
俺の起床を確認すると、ニッコリと笑って下へ降りていくサーナイト。
俺も彼女の後姿を見た後、すぐに洗面台へと向かった。
バシャ バシャ
(もうすぐなんだなぁ・・・。)
俺は顔を洗いながら、ある事を考えていた。
- 3 :サーナ :2007/08/22(Wed) 02:01:50 ID:kaSfK8K2
- 先程、俺を起こしてくれたのはサーナイトというポケモンだ。
姿や形は人間に似ているが、決して人間ではない。
彼女は俺が昔、ポケモンマスターを目指しているころに最初にゲットした大切なパートナーだ。
ラルトス期から始まったため、ここまで育てるのに本当に苦労した。
鳴き声しか覚えておらず、旅の序盤はかなり戦闘が大変だったし、キルリア期の時なんて丁度彼女の反抗期でとんでもない事になっていたものだ。
それが今ではあのサーナイト。
性格もスタイルも悪くないし、旅を終えてからでも他の仲間とは違って彼女だけはずっと俺の面倒を見てくれている。
ちなみにここまでなら、一般的なサーナイトの極普通のありえる範囲だ。
だが、俺のサーナイトは違った・・。
それはある日のことだった。
俺の仕事の後、彼女の口から突然でた言葉。
「御主人の事がスキです。」と―――――
初めは俺だって冗談だと思ったし、若しくは主人としてだと思っていた。
でも、彼女は首を横に振って付け加えた。
「一人の男性として。」
その時、俺の胸は一瞬ドキッとした。
そして同じ様な事を考えているのに気が付いた。
俺も彼女の事がって・・。
あの告白から既に半年。
俺と彼女は将来を共にすると誓った。
人間とポケモンとの愛。
それはもちろん簡単な事では無く、大きな壁もあった。
親からの反対
親戚や周りからの冷たい視線
しかし、それにも負けずに今はこうして同居している。
やっぱり辛い時もあるが、それを彼女と分かち合うことで何とか耐えてこれた。
そして、ついにその結婚式まではあと一週間。
(式と言っても小さな物で、俺側の両親は来ないし人数も少ない。
でも、そのことを聞いたとたん彼女は涙を流しながら、ただ一言だけ――
「ありがとうございます。」と、言ってくれたのだ。
その声だけは今でも何となく、耳に――イヤッ、心に残っている。)
そして今日は式の一週間前の記念デート。<だったら寝てんなよ
彼女の張り切りもわかる。
ゴシゴシ・・
俺は顔をタオルで拭くと、そのまま一階まで下りて朝食を食べに行った。
下では彼女がテーブルに食器を並べていた。
「あっ、もう少しで準備が出来るので先に席にでも。」
「ああ。」
俺は言われた通りにイスに腰を掛けた。
彼女は俺が座った後、再び作業に戻る。
最初は不器用でよくお皿を割っていたのだが、今では馴れた手つきで物事を運んでみせている。
俺はそんな彼女に急に言いたいことがあった。
そして、
「サーナイト・・。」
「ふうぇ、何ですか?」
「お前と会えて良かった。」
俺は真剣な目でそう言うと、彼女の顔がカーッと赤くなるのを感じた。
そして、彼女も
「私も御主人と出会えて良かったです♪」
朝と同じように満面の笑みで返すサーナイト。
俺もその顔を見ると、クスリッと笑った。
そして、今日もいつも通りに食卓には明るい笑い声か――――
そういえば、言い忘れてたかも・・・
いつでも辛い事を忘れられた一番の理由は
彼女のとびっきり笑顔のおかげだったのかもしれない
- 4 :サーナ :2007/09/07(Fri) 00:56:52 ID:mbPdN/Cg
- 「ツンサナ日記」
サーナイト
それはこの不思議な生物
ポケモンの一種である。
姿は人間に非常に似ており
とても主人思いな性格。
バトル以外でもお料理に洗濯
身の周りのお世話などをしてくれる
大変、優秀なポケモンである。
これはそんなサーナイトと一緒に暮らす
ある少年のお話である―――――――
〜ヨスガシティのある家〜
「アンタ、ご飯の用意とっくに出来てるんだからさっさと下りて来なさいよ!」
下の部屋から聞こえてくる女性の大きな声・・・。
今日も朝早くから俺は怒鳴られていた。
「ごめん、今から行くよ。」
俺はそう返事をし、急いで着替えを済ましてから下の食堂まで一気に駆け下りた。
ここで更に遅れてしまったら、彼女の機嫌がさらに悪くなってしまう。
いつもの事である・・・。
「お、おはよう。」
俺は食堂で頬を膨らませていた、一人の女性に挨拶をした。
こころなしか既にご機嫌斜めだ。
「遅いわよ、馬鹿。たくっ、誰のために朝食を作ってやってると思ってるの。」
ドンッ
その女性はテーブルに叩きつけるようにお皿を置く。
お皿の上には微妙に形の崩れたサンドイッチ・・・。
「あ、ありがとう。」
俺は早々にそのサンドイッチに噛り付く。
ちなみにもうわかっていると思うが、彼女が先程説明をしていたサーナイトというポケモンだ。
えっ、イメージと全然違う?
それも無理ないかもしれない。
実は俺のサーナイトの性格は彼女達の中でも異例中の異例である意地っ張りなのである。
普段からやけにツンツンとしており、何かある度に俺にあたってくる。
今日もそうだ。
昔(ラルトス期)は素直で良い子だったのになぁ・・・
- 5 :サーナ :2007/09/07(Fri) 00:57:29 ID:mbPdN/Cg
- 俺はそれはもう深いため息をついた。
すると――――
「ちょっと、アンタ!」
今度は何が気にいらないのでしょう・・・?
キツイ口調で彼女が俺を呼ぶ。
本来、サーナイトって主人の事をアンタ呼ばわりなんてしないハズなのになぁ。
「こ、今度は何でしょうか?」
俺は恐る恐るに彼女に尋ねる。
その前に主人である俺が何で敬語なんだろうな・・・?
「何でトマトだけ綺麗に避けてくれてんのよ。」
彼女は己の指を皿の端に寄せてあるトマトに突きつけた。
「えっ〜と、俺はトマトが嫌いで・・・・・
アレッ、お前そのこと知ってるだろう?」
俺は昔からトマトが大嫌いだ。
その事は前から彼女も知っているハズなのに何で?<新手のイジメか?
「とにかくパスだからな。」
俺はトマト付きの皿を彼女に付き返してやろうとすると、やっぱり怒られた。
「アンタ、人がせっかく作ってやた食事を残す気!?」
「で、でも・・・。」
「仕方無いわね、私が無理にでも食べさせるわよ!」
彼女はそう言うと、どこからともなくフォークを取り出してトマトをプスリッと突き刺した。
(えっ、まさか?)
「さっさと口開けなさいよ。」
やっぱりだ。
彼女はトマトを俺の口元まで近づけてきた・・・。
どうしても食わせたいらしい。
「ほらっ、あ〜ん・・。」
「わかったよ。あ〜ん。」
パクリッ
俺は口の中で広がるトマトの酸味に耐えながらも何とか飲み込んだ。
「飲んだ?」
「うん。」
俺は首を縦に振りながら答えた。
ここで横にでも振ったら、即極刑モノだ。
「ならいいわ。」
俺の返答を聞くなり、彼女は珍しくにっこりとした笑みを浮かべた。
トマトでのイジメはそんなに楽しいか?
「何か嬉しそうだね。」
「だって御主人に直接食べさせ――――――――ハッ!?
ぜ、全然嬉しくなんかないわよ。何言ってるのよ?」
顔を真っ赤にして必死に否定する彼女。
気のせいか有り得ない単語が耳に入ってきた・・・。
「さっき御主人って言った?」
俺はさっきの単語が気になって尋ねてみた。
すると彼女の顔は再び真っ赤に染まった。<プッ、トマトみたい
そして、俺にフォークの先端を向けながら怒る。
「聞き間違いよ、馬鹿。言っておくけど、別にアンタに食べさせてあげたかったなんて、全く思ってないからね!」
「わ、わかってるよ。」
「だったら黙ってなさい。」
そう言うと、彼女は食堂から出て行った。
一体何だったんだ?
と言うより、皿くらい洗っていってくれよ・・・。
その頃、サーナイトの部屋で〜
「あぁぁ、今日も御主人にきつく言っちゃたかな?
で・・・でも、進展はあったわよね?」
- 6 :ういな :2008/01/12(Sat) 19:38:19 ID:jrecyFl2
- サーナイトがマジで可愛いです!
サーナイトへの深ぁい愛が感じられます!
- 7 :ネーミング :2008/07/21(Mon) 10:04:32 ID:1tzSC/dY
- 新しい小説かいてー
- 8 :らむ ★ :2009/01/04(Sun) 22:58:22
- 読みました。
ツンツンサーナイトはたまりませんなあ(*´・ω・`*)
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Colorful Board System Version1.01 by ミライいろ。