ポケットモンスター〜誰も知らない物語〜

1 :美羽2007/01/25(Thu) 14:23:09 ID:77wr9jsg
こんにちわ!!初投稿の美羽です^^よろしくお願いします。
登場人物は主にアニメのメンバーです。
この物語はサトシ達がジョウト地方を旅している時の話です!
そして、この物語の主人公は、サトシではなく、違う世界の
ミズカと言う一人の少女です。プロフィールを書きます。

名前:ミズカ
性別:女
性格:結構サトシ似、ポケモンバカで頭は結構使うがどうにもならない時は、
    無鉄砲になる。
出身地:別の世界。ちなみに、ミズカの世界にはポケモンが居ない。
    この世界の事はアニメでやっていて知っている。
備考:髪の色、瞳の色はサトシと同じ黒色。髪の長さはロングヘア。
他に足らない所は後で付け足していきます!それでは、お楽しみください!


一章  ポケモン世界とポケモンのいない世界

少女「あーもうやっちゃうよ!!」

一人の少女は慌ててテレビをつけた。

テレビ「OK!!」

テレビからなにやら声がする。

少女「間に合った〜!!」

少女はほっと息をついた。どうやらこの番組を見たかったらしい。
この番組の名前はポケットモンスター略してポケモン、今のはオープニング曲の歌詞である。
少女の名前はミズカ。ポケモンが大好きな小学二年生で8歳だ。

ミズカ「(この世界にもポケモンがいたらいいのに・・・)」

ポケモンを見るたびにそう思うのが癖である。
なんたってポケモンはかわいいし、かっこいいし、存在感あるし、気持ち悪いのもいるが、
ミズカはまとめて全部好きだった。
しかし、こんな事があろうとは夢にも思っていなかっただろう・・・。

夜、時計を見ると10時である。ちょうどミズカは眠たくなり布団の中に入ったのだが、
布団に入った瞬間、眠気はどこへやら、まったく寝れる感じがしないのだ。
ミズカは足元に不思議な感じがあることに気づいた。
とりあえず、ねっころがったまま布団を持ち上げて、足元を見た。すると、足元が光っている。
もちろん、ミズカの足が光っているわけではない。

ミズカ「何?この光・・・。」

眩しいぐらいの光、ミズカはそれが何かを知るために布団に潜った。

ミズカ「うっ・・・。」

眩しくて前がよく見えない、とにかく前に進んだ。すると、

ミズカ「ここは??」

空の上だった。そして、

ミズカ「いやー!!落ちる〜!!」

空から急に落ちて、気を失ってしまった。


一方、ジョウトリーグを目指し旅を続けるサトシ達、

サトシ「あ〜、腹減った〜。」

カスミ「何言ってるのよ、さっき食べたばっかりでしょ!」

いつもと同じような会話をしながら、次の町を目指していた。

サトシ「いいじゃん別に!タケシなんか食べ物ないか??」

タケシ「サトシ食べ過ぎはよくないぞ。」

サトシ「ちぇ。」

サトシは仕方なく諦めた。

ピカチュウ「ピカピ!」

そんなサトシをピカチュウ何か焦った様子で呼ぶ。

サトシ「ピカチュウどうしたんだ?」

ピカチュウ「ピッカー!」

ピカチュウは指を差した。そこにはサトシ、カスミと同い年ぐらいの少女が倒れていた。
サトシ達は駆け寄った。

サトシ「この子どうしたんだ?」

カスミ「でもどうして、こんな所に倒れてるのよ。」

タケシ「話は後にしよう、今はこの子を助けるのが先だ!」

サトカス「うん!」

サトシ達はその少女を助けることにした。

  続く

25 :美羽2007/02/18(Sun) 12:28:25 ID:6cd1iSdI
二十四章  チコリータ、ゲットだぜ!?

ミズカが気がつくと、そこはポケモンセンターだった。
「気づいたのね!」
カスミが言った。
「・・・、そうだ!チコリータは?」
ミズカはさっきあった事を思い出した。
「ピカチュウがあのトレーナーごと電撃で攻撃しちゃったんだ。」
サトシは苦笑しながら言った。
「攻撃してどうなったの?」
「逃げていったわよ。」
「そう・・・、良かった。あれ・・・?タケシは・・・?」
ミズカはタケシがいないことに気づく。
「いつもの事よ!」
カスミはため息混じりに言った。
「なるほどね・・・」
ミズカは苦笑する。
「あ!イーブイ!倒れたんだけど・・・。」
「ジョーイさんに手当てしてもらっておいたわよ!」
「ありがとう!じゃあ・・・、イーブイとチコリータはどこ行ったの?」
「部屋で遊んでるぜ!ピカチュウも一緒にな!」
「そっか!」
その後、ミズカはチコリータを野生に返した。
「もう、あんなトレーナーに捕まっちゃだめよ!」
そう言って逃がしてあげた。

しかし、次の日、
「ジョーイさん!お世話になりました!」
「ミズカちゃん、無茶しないようにね!」
「はい・・・。」
ミズカは苦笑した。
「それじゃあ、さようなら!」
ミズカ達は、ポケモンセンターを後にした。しばらく歩いていると目の前に、
野生のポケモンが出てきた。チコリータである。
「チコリータ・・・。」
ミズカはビックリした、目に前に別れたはずのチコリータがいるのだから・・・。
チコリータはそのまま、ミズカの胸に飛び込んできた。
「どうやら、チコリータはミズカにゲットされたいみたいだな。」
タケシが言った。
「そうなの?チコリータ・・・?」
「チッコー!!」
「そっか・・・、よーし!」
「ん?」
「チコリータ!ゲットだぜ!!」
ミズカはずっと言ってみたかった言葉を言った。
サトシがいつもゲットしたときに言うセリフである。
「あー、それ俺のセリフ・・・。」
サトシは文句を言う。
「いいじゃん!ずっと言ってみたかったんだもん!!」
ミズカはそのまま逃げるように走っていく、
「ちょっと、待てよ!!」
サトシ達はミズカを追うのだった。

  続く

26 :美羽2007/02/19(Mon) 17:20:26 ID:3vUUFg7k
二十五章  しっかり者のピチュー?

チコリータをゲットしてから、ミズカはいろんなトレーナーとバトルするようになった。
最初のうちは負けが多かったものの、今では勝つほうが多い。
ミズカは確実に実力が上がっている。そんなミズカにカスミは、
「そろそろ、サトシとバトルしてみたら?」
と、言った。ミズカはまだ、サトシとバトルしたことがなかった。
「うーん・・・、もう一匹ゲットしたらにする!」
「なんで?」
「とくに理由はないけど?」
とくに理由はなかったが、とにかくもう一匹捕まえたかった。
「あ、そう。(聞いたあたしが馬鹿だったわよ・・・。)」
カスミは呆れた顔をする。
「(妙に・・・、ミズカってサトシに似てるわよね・・・。)」
この頃カスミはそう思っていた。
バトルの時の目や、なんとも子供らしい、キラキラとした笑顔はすごく似ている。
最近は野宿した次の日、ミズカもサトシと同じように寝起きが悪い。
ポケモンセンターに泊まった時もそうである。
まあ、本人は、元の世界ではいつもそうだと言っているが・・・。
<<ぐー>>
それに返事をするかのようにミズカのお腹は鳴った。
「お腹・・・、空いた・・・。」
「あんた、さっき食べたばっかでしょ!(まったく、こういうところもサトシ似なんだから・・・。)」
「いいじゃん、別に・・・。あたし、木の実でも探してくる!」
と言って、ミズカは森の方に行ってしまった。ミズカは森の中に入るとすぐにリンゴの生っている木を見つけた。
「ん〜、あとちょっと・・・。」
もう少しで届きそうだったから、ムキになってとろうとする。その後ろから、
「ぴぢゅー!」
と声がし、電撃がミズカの横を通って、ミズカのとりたかったリンゴに命中すると、
そのリンゴは落ちた。
ミズカはそのリンゴを拾おうとすると、野生のピチューが持っていた。
今の電撃はこのピチューのである。
「ピチュー!」
ピチューは持っていたリンゴをミズカに渡した。
「ありがとう!」
ミズカはリンゴを受け取ると、リンゴを半分にした。
「ピチュ?」
「はい!これはお礼よ!」
そう言って、ミズカは半分にしたリンゴを片方渡した。
ピチューはすごく喜んでいる。
「ピチュー!!」
ピチューはお礼を言うだけでなく、お辞儀までした。ミズカはその姿にビックリする。
「(このピチューかなりのしっかり者ね・・・!)」
そう思っている間にピチューは行ってしまった。
ミズカはリンゴを食べながら、サトシ達のところへ戻って行ったのであった。

  続く

27 :美羽2007/02/19(Mon) 21:19:59 ID:4Olw3YF.
そういえば、登場人物紹介・・・してなかったのでしたいと思います!

名前:サトシ
年齢:10歳
出身地:マサラタウン
性格:短気、単純、無鉄砲、頑固、世間知らず、
   熱血漢、正義感強い、友情心が厚い、すぐに調子に乗る。
備考:アニメでは主人公!ポケモンバカでバトルが大好き。
   世界一のポケモンマスターを目指している。

手持ちポケモン:ピカチュウ、フシギダネ、ベイリーフ、ヒノアラシ
        ワニノコ、ヨルノズク


名前:カスミ
性別:女
年齢:10歳
出身地:ハナダシティ
性格:短気 乱暴 おてんば 気が強い 物事をはっきり言う
 責任感が強い 優しい所もある
備考:ハナダジム四姉妹の末っ子、ミズカと将来親友になる。
   水系ポケモン専門トレーナー。

手持ちポケモン:トゲピー、コダック、ニョロゾ、サニーゴ、
        ヒトデマン、トサキント


名前:タケシ
性別:男
年齢:15歳
出身地:ニビシティ
性格:冷静沈着、惚れっぽい
備考:とにかく惚れっぽい、世界一のブリーダーを目指している。
   家事ができて、料理がめちゃくちゃうまい。

手持ちポケモン:クヌギダマ、ィワーク、イシツブテ、クロバット

こんな感じです!

28 :美羽2007/02/20(Tue) 23:54:54 ID:zKHl01kc
二十六章  ピチューが気に入った!

「でね!そのピチューお辞儀までしてきたんだよ!!」
サトシ達の所に戻ってきたミズカは、さっきのピチューの事を話していた。
「へぇ〜、ピチューか・・・、たしかピカチュウの進化前だよな?」
「ピカ!」
「うん!あのピチューかわいかったなぁ、また、会ったらゲットしよう!」
ミズカはすっかり、あのピチューが気に入ったらしい・・・。
「でも、また会うことなんか、できるのか?」
「え・・・、できるわよ!きっと・・・ね!カスミ?」
「なんで、あたしに振るのよ・・・。でも、この近くで会ったんなら、会えるんじゃない?」
「ほら!やっぱりカスミもそう思うでしょ!」
どうやら、本当にゲットする気らしい・・・。

そんなミズカの願いが叶ったのか、次の日また再会できた。
「うわ〜、ミズカの言ったとおり、可愛いわね!」
「でしょ!!」
しかし、せっかく会えたのだが、問題が発生した。そう、いつものあいつら・・・、
最近ミズカは気配で気付くようになっていた。
「また、出たわよ・・・。」
ミズカは呆れた表情で言う。
「出たって?なにが?」
「ロケット団よ!ロケット団!」
「え?どこに?」
サトシ達はまったく気づいていない。
「あそこ。」
ミズカは一本の木を指差した。
「ホントだ・・・。」
タケシは見つけたのだが、あとの二人はまったくわからないらしい。
「ロケット団!いい加減出てきなさいよ!」
ミズカが言った。
「バレちゃしかたない。」
そう言った言葉から、
「あぁ、あんな所にいたのか!」
「影薄いわね・・・。」
やっと気づいた二人・・・。
「(影が薄いというより、サトシもカスミも慣れちゃってんじゃ・・・。)」
ミズカはそう思った。考えてみれば、この二人が一番ロケット団とのお付き合いが長い・・・。
そのせいで、慣れ過ぎたのではないかとミズカは思った。
「影薄いって何よ!!こっちはちゃんと気配を消してるの!!」
「そうだそうだ!」
「でも、あのジャリガールは気づいたニャ・・・。」
そのニャースの言葉にムサシとコジロウは何も言えなくなった。
しばらく間があき、
「と、とにかく!今日こそピカチュウを頂くわよ!!」
と、ムサシが言った。ロケット団は、木から降りてくる。
「(あれ?いつものセリフは・・・?)」
ここで、そう思ったのはミズカだけだった。ロケット団もすっかりいつものあの長いセリフを言うのを忘れている。
「ピカチュウと一緒に、あのピチューも捕まえるニャ!」
「あのピチュー捕まえたら、あたしのもんね!」
「ボスに渡すんじゃないのか?」
「ピカチュウだけで十分よ!」
「そうか・・・?」
「なんか勝手に話を進めてるし・・・。」
ミズカはまた、呆れた表情をする。
「ピチュー!あいつらは悪いやつだから、隠れてて!」
ミズカはピチューに言う。
「ピ?ピチュ・・・。」
ピチューはミズカを心配している。
「大丈夫よ!早く隠れて!!」
心配している、ピチューにミズカは笑顔を見せる。すると、ピチューは行ってしまった。
「・・・!!逃がすなんて卑怯よ!!」
ムサシは当然怒る。
「(これって・・・、卑怯なの?まぁいいや。)出てきてチコリータ!ロケット団を止めるわよ!」
ミズカはチコリータを出した。
「チッコ!」
「それなら、ピカチュウをゲットするまでよ!いけ!アーボック!」
「シャーボック!」
「いけー!マタドガス!」
「マータドガース!」
「二匹・・・、そっちのほうが卑怯じゃない・・・。」
「なら俺も行くぜ!ヒノアラシ!君に決めた!」
「ヒノー!」
ミズカはチコリータ、サトシはヒノアラシ、ムサシはアーボック、コジロウはマタドガスを
出した。はたして、どうなる!?

  続く

29 :美羽2007/02/21(Wed) 15:24:58 ID:wDr3JykQ
二十七章  ソーラービーム!!

「よーし!先手必勝!チコリータ、はっぱカッターよ!」
「チッコ!」
チコリータはアーボックに向けて攻撃する。
「アーボック!避けて、毒針!」
「シャ!」
アーボックはかわして、ヒノアラシに向かって攻撃した。
「ヒノアラシ!毒針に向かって火炎放射だ!」
「ヒーノー!!」
ヒノアラシは火炎放射で、飛んできた毒針を落とした。
「マタドガス!、体当たりだ!」
「マータドガース!」
マタドガスはヒノアラシに向かってくる。
「チコリータ!はっぱカッターでヒノアラシのフォローよ!」
「チコチコ!!」
チコリータのはっぱカッターでマタドガスの動きを止めた。
「サトシ!あれやりたいんだけど・・・。」
「あれって・・・、あれか?」
「そ!練習には今がもってこいだと思って!」
「わかった!ヒノアラシ!火炎放射で、二匹の動きを止めるんだ!」
「ヒノ!」
「よーし!チコリータ、練習どおりにういくわよ!!ソーラービーム!!」
「チコチコチコ!チッコー!!」
ソーラービームは、アーボックとマタドガスに命中した。二匹は倒れる。
「チコリータ!よくやったわ!」
「チッコ!」
「チコリータ!」
「ヒノアラシ!」
「はっぱカッター!」
「火炎放射だ!」
「チッコー!」
「ヒノー!!」
両方から、攻撃がきてロケット団は身動きがとれず吹っ飛んだ。
「やな感じ〜!!」
「ミズカ、成功したな!」
「うん!もう実戦で使えるわ!ね?チコリータ!」
「チコチコ!」
実はミズカ、チコリータに強くなりたいと言われて(?)、サトシにお願いして、
フシギダネをコーチにし、チコリータにソーラービームを、覚えさせていた。
そして、ちょうど、完成していたため、実戦で使えるかどうかロケット団で試したのである。
そこへ、隠れていたピチューが出てきた。
「ピチュー!」
ピチューはまたお辞儀をする。
「いいのよ!ところで・・・、ピチュー、あたしの仲間にならない?」
ゲットするつもりでいたミズカはそう問いかけた。ピチューは
「ピチュー!!」
と、返事をする。どうやら、OKらしい。
「よし、そしたらバトルよ!あたしはトレーナーだからね!」
こうして、ミズカはピチューとバトルすることになった。ミズカはピチューをゲットすることができるのか?!

  続く

30 :美羽2007/02/21(Wed) 19:44:03 ID:UJDYwXcw
二十八章  ピチューゲット!!

「チコリータは疲れてるみたいだから、イーブイでいくわよ!出てきて、イーブイ!!」
「ブイ!」
ミズカは早速、イーブイを出した。
「いくわよ!ピチュー!」
「ピチュー!」
「イーブイ!電光石火!」
「ブイ!」
「ピヂュー!」
ピチューは電気ショックをイーブイに当てようとするが、イーブイのスピードが速くて、
当たらず、イーブイの電光石火はピチューに当たった。
「ピチュー!!」
「よーし!イーブイ!スピードスターよ!」
「ブイブイ!」
スピードスターはピチューに当たる。
「ピチュ・・・」
「ミズカ!今よ!」
「うん!いっけーモンスターボール!!」
ミズカの投げたモンスターボールは、ピチューに当たり、モンスターボールの中に入った。モンスターボールは揺れる。
「(なんか緊張する・・・。)」
そして、
<<ボン>>
モンスターボールの揺れはおさまった。ミズカは見事、ピチューをゲットしたのである。
「やったー!!」
ミズカはピチューの入ったモンスターボールの所に行ってそれを拾った。
「ピチュー!ゲットよ!!」
「ブイブイ!」
「やったな、ミズカ。」
「うん!出てきて!ピチュー!」
「ピチュー!」
「これからよろしくね!!」
「ピチュー!」
またまた、ピチューはお辞儀をした。
「もう、お辞儀はいいわよ!だって、友達なんだから!」
「ピチュー!」
ピチューはミズカの胸に飛び込んだ。そこへカスミが、
「じゃあ、ミズカはサトシとバトルするの?」
と聞いてきた。
「そのつもりよ!」
「え?俺と?」
「いいでしょ?」
「もちろん!なっ、ピカチュウ!」
「ピッカー!!」
そして、ミズカはサトシとバトルすることになったのだった。

  続く

31 :美羽2007/02/23(Fri) 13:51:08 ID:mlPgbJ76
二十九章  ミズカvsサトシ!!〔前編〕

翌日・・・、
「二人とも起きなさいよ!!」
カスミは寝ている、ミズカとサトシを起こそうとしていた。どっちもなかなか起きない。
「タケシー、この二人まったく起きないわよ?」
「バトルとでも言えば起きるだろう。」
「(サトシはともかく、ミズカは起きるの?)」
そう思いながらカスミは、
「二人とも!!バトルよ!バトル!!」
と言う。すると、二人は飛び起きた。
「そうだった・・・、今日はミズカとバトルだったな!!」
「そうね!よーし!はりきっていこう!!」
「(なんなのこの二人は・・・。タケシの言った通り起きたわ・・・。)」
カスミは二人を見て苦笑した。
二人の行動は起きるともう、速かった。二人はすばやく朝食をすませ、あっという間に、
バトルの準備をした。そして、ルールを決める。
「わかった、じゃあ、ルールは3対3で交代は自由な!」
「OK!!」
「タケシ!審判よろしくな!」
「あぁ!」
「あたしはここら辺で見てようかな!」
カスミは適当に座る。
「じゃ、始めようぜ!」
「うん!!」
「3対3の交代自由、バトル始め!!」
「(いよいよね!)よーし、出てきて!チコリータ!!」
「チッコ!」
「フシギダネ!君に決めた!!」
「ダネダネ!」
ミズカはチコリータ、サトシはフシギダネを出した。
「フシギダネ!体当たりだ!!」
「ダネ!!」
「こっちもよ!」
「チコ!!」
二匹はぶつかり合う。
「チコリータ!今度は、はっぱカッターよ!」
「チコチコ!!」
「フシギダネ、つるのむちではっぱカッターを落とすんだ!」
「ダネフシェ!」
「チコリータ!今よ!体当たり!!」
「チッコ!」
ミズカはフシギダネがチコリータのはっぱカッターを落としている間を狙った。
「来るぜ!かわせ!」
「フシェ!」
しかし、フシギダネは避ける。
「(速い・・・)チコリータ!つるのむちよ!」
「チッコー」
「こっちもつるのむちだ!」
「ダネ!!」
そうこうしてるうちに、ソーラービームするにはちょうどいい日差しになった。
「フシギダネ!」「チコリータ!」
「ソーラービームだ!」「ソーラービームよ!!」
二匹は指示されたとおりソーラービームを出す。
<<ボーン!>>
二匹のソーラービームはぶつかって、激しい爆発音となって二匹を包み込む。
はたして、チコリータとフシギダネはどっちが勝つのだろうか。

   続く

32 :ひなた2007/02/25(Sun) 16:40:23 ID:EDW8I2PU
相変わらず面白いですね。
これからも頑張ってくださいね!!!!!!!!!!

33 :美羽2007/02/25(Sun) 21:42:04 ID:ff2/bMZk
ひなたさん、またまたコメント有り難うございます!
では、三十章です!


三十章  ミズカvsサトシ!〔中編〕

「チコリータ!!」
「フシギダネ!!」
「チッコ・・・。」
「ダネ・・・。」
チコリータは倒れた。フシギダネはかろうじて立っている。
「チコリータ!戦闘不能!フシギダネの勝ち!」
「ありがとう、チコリータ、後はゆっくり休んで・・・。」
そう言ってミズカはチコリータをモンスターボールに戻した。
「(ここは確実にいくわ!)イーブイ!出てきて!」
「ブイ!」
ミズカはイーブイを出した。
「イーブイ!電光石火!!」
「ブイ!!」
「フシギダネ!かわすんだ!」
しかし、フシギダネは動けなかった。
「ダネ・・・。」
「イーブイ!スピードスター!!」
「ブイブイ!!」
スピードスターはフシギダネに当たった。
「ダ・・・ネ・・・。」
フシギダネは倒れた。
「フシギダネ戦闘不能!イーブイの勝ち!」
「やった!」
「フシギダネ、後は休んでくれ!ワニノコ!君に決めた!!」
「ワニワニワー!!」
「イーブイ戻って!出てきて!ピチュー!」
「ピチュー!」
サトシはワニノコを出し、ミズカはイーブイを戻して、相性のいいピチューを出した。
「ワニノコ!恐い顔だ!」
「ワニ!」
「ピチュ・・・。」
ピチューはひるみかけた。
「ピチュー!ひるまないで!電気ショックよ!」
「ピ、ピヂュー!!」
「ワニノコ!かわせ!」
「ワニ!」
「そのまま、水鉄砲!!」
「ワニワニ!!」
「ピチュー!避けて!!」
「ピ・・・。」
ピチューは避けきれない。
「ピチュー!(そっか、まだ、スピードについていけないんだ・・・。どうすれば・・・。)」
「ワニノコ!頭突きだ!」
「ワニー!!」
「ピチュー!!」
「ピチュー!!大丈夫?(まずいわね・・・。)」
「ワニノコ!止めだ!水鉄砲!!」
「ワニュー!!」
「ピチュー!水鉄砲に向かって電気ショック!!」
「ピヂュー!!」
ピチューは水鉄砲に向かって電気ショックをした。ワニノコは、まだ、水を吐ききっていなかったため、ピチューの電撃が回る。しかし、ピチューにも水鉄砲は当たった。
「ワニ・・・。」
「ピチュ・・・。」
二匹は倒れた。
「両者、戦闘不能!引き分け!!」
「ピチュー、有り難う!ゆっくり休んでね。よーし、出てきて!イーブイ!」
「ブイ!」
「ワニノコ、ゆっくり休んでくれ!よし、ピカチュウ!頼んだぜ!」
「ピカ!!」
とうとう、出てきた強敵ピカチュウ、イーブイはピカチュウに勝つことができるのか?

  続く

34 :美羽2007/02/26(Mon) 16:10:24 ID:z6cvKXCs
三十一章  ミズカvsサトシ!〔後編〕

「(ピカチュウね・・・、かなりの強敵だわ・・・。)」
ミズカは深呼吸をした。そして、バトルが始まった。
「ピカチュウ!十万ボルト!」
「ピーカーヂューウ!!」
「イーブイ!高速移動よ!」
「ブイ!」
イーブイは高速移動で、ピカチュウの十万ボルトを避ける。
「ピカチュウ!電光石火だ!」
「ピッカー!!」
「イーブイ!こっちもよ!!」
「ブイ!!」
二匹はぶつかり合う。
「イーブイ!スピードスター!!」
「ブイブイ!」
「ピカチュウ!十万ボルトだ!」
「ピーカヂューウ!!」
スピードスターと十万ボルトはぶつかり合って、
<<ボン>>
と軽く爆発する。
「イーブイ!電光石火!!」
「ブイ!」
「ピカチュウ!かわすんだ!」
「ピッカ!」
イーブイの電光石火をあっさりとピカチュウはかわす。
「ピカチュウ、電光石火だ!」
「ピッカ!」
「イーブイ!ジャンプしてかわすのよ!」
「ブイ!」
「ピ?」
「そのままスピードスター!」
「ブイブイ!」
スピードスターはピカチュウに当たった。
「ピッカ!」
「イーブイ!もう一度スピードスターよ!!」
「ブイブイ!」
「ピカチュウ!十万ボルトだ!!」
「ピーカヂューウ!!」
その十万ボルトはさっきよりも協力で、スピードスターを破ってイーブイに当たってしまった。
「ブイ。」
イーブイはスピードスターを出したこともあり、イーブイに当たったときには、電撃は半減していた。しかし、
「ピカチュウ!雷だ!!」
「ピカ!ピーカーヂューウ!!!」
「イーブイ!よけ・・・」
ミズカが言い切る前に、雷はイーブイに直撃した。
「ブ・・・イ・・・。」
そしてイーブイは倒れた。
「イーブイ戦闘不能、ピカチュウの勝ち!よって勝者サトシ!」
「(負けちゃった・・・、なんでだろう?シンジの時よりも他のトレーナーとバトルした時
よりも悔しい。なんでこんなに悔しいの?)」
ミズカは悔しさを抑えながら、倒れている、イーブイの所に行って、イーブイを抱いた。
「イーブイ・・・、大丈夫・・・?」
「ブイ・・・。」
「(あたし達、やっぱりまだまだね・・・。)」
「ミズカ!バトル楽しかったぜ!」
「ピーカ!」
「そうね!負けたけど、あたしも楽しかった。」
ミズカの言ったことはウソではなかった。しかし、どうにも悔しいという気持ちでいっぱいだったのであった。

   続く

35 :美羽2007/02/27(Tue) 22:41:07 ID:yKTfUv0g
三十二章  悔しい・・・

ミズカはサトシに負けた後、ずっと体育座りをして一人でいた。といっても、イーブイが心配して隣にいるのだが・・・。
「(なんで・・・、なんで・・・こんな悔しいの・・・。アニメでサトシの強さがどれだけの
ものかわかってたんでしょ?負けるの承知でやってたんでしょ?でも・・・、
でも、悔しい・・・悔しいよ・・・。)」
ミズカは顔をうずめる。
「ミズカ、サトシに負けて、そうとう悔しかったのね・・・。」
「あぁ。」
「あたしちょっと行ってくるわ!」
カスミはミズカの所へ行った。
「ミズカ?」
「何?」
「もう昼食の時間よ!」
「いらない・・・。」
「散歩しよっか!」
「一人で行けばいいじゃない・・・。」
「行きましょうよ!!」
カスミはミズカの腕を引っ張る。
「行かない!って言ってんでしょ!ホッといてよ!」
ミズカのその大きな声に、サトシもタケシもビックリして振り向く。
「何よ!人がせっかく、心配してあげてるのに!」
「心配なんかしてもらわなくていいわよ!」
「いい加減にしなさいよ!いつまでいじけてる気!!だいたい!あんたがサトシに勝てるわけないじゃない!!」
カスミはハッとするがもう遅かった。ミズカはゆっくりその場に立つ。
「わかってたわよ・・・。」
「え?」
「わかってたわよ!そんなことぐらい!!最初っから、
負けるのは百も承知でやってたわよ!!もうほっといて!!」
ミズカは走っていってしまった。イーブイはミズカを追いかけた。
「ミズカ・・・。」
カスミはその場で立ち尽くす。
「あたし・・・、ひどいこといちゃった・・・。」
「タケシ。」
「なんだ、サトシ。」
「俺、ミズカの様子見てくるよ。」
「お前が行って大丈夫なのか?」
「大丈夫だって!カスミをよろしくな!ピカチュウ行こうぜ!」
「ピッカ!」
サトシはミズカのいった方向に走っていった。しばらく走ると、湖の前に出た。
ミズカはそこにいた。ミズカは湖の水面に映っている自分の顔を見ていた。
「ミズカ。」
「サトシ・・・。」
ミズカはサトシの顔をチラッと見て、また水面に映っている自分の顔を見た。
「俺もさ、そうだったんだ。」
「え?」
「セキエイリーグのとき・・・。ミズカ、知ってるだろ?」
「・・・うん。」
「カスミが気を遣ってくれたのに、俺、素直になれないで結局いつものケンカになちゃったんだ。」
「・・・・(そういえば、アニメでもやってた・・・。)」
その話は幼稚園のときで、うるおぼえだが、そのケンカのシーンは印象深く残っていた。
「ミズカもそうだろ?」
ミズカはコクリとうなずく。
「だったら戻ろうぜ!カスミもかなり気にしてるからさ!」
サトシに言われ、ミズカは戻ることにしたのだった。
「うん!(リーグか・・・、あたしも挑戦しよっかな!)」
ミズカはそう思いながら、サトシの後をついていった。

  続く

36 :美羽2007/02/27(Tue) 22:45:16 ID:yKTfUv0g
三十三章  リーグに挑戦できない?!

カスミとタケシが待っていると、しばらくして、ミズカとサトシが戻ってきた。
そしてミズカは、カスミの前に立つ。
「ごめんね!あたし・・・、素直になれなかったの。カスミが気を遣って話しかけてくれたのに、どうしても、素直になれなくて・・・。」
「ううん、あたしこそ、ごめん。ミズカを慰めるために声をかけたのに・・・。あんなこといっちゃって・・・。」
「じゃあ、仲直りしよ?」
「えぇ!」
こうして、ミズカとカスミの仲は戻ったのだが・・・、お昼も食べ終わり、そろそろ、次の町を目指そうと歩きはじめたミズカ達、ミズカは歩きながらリュックをあさっていた。
「あ!また入ってる・・・。」
「ミズカ!どうしたの?」
「このリュックの中いろいろと入ってて目に付かなかったんだけど・・・、また、オーキド博士から手紙が来てたの!」
ミズカはそう言うと、一人で読み始めた。すると、ミズカは急に足を止めた。
「どうしたんだ?ミズカ?」
明らかに、ミズカの様子がおかしかった。ミズカは三人に手紙を渡す。
手紙にはこう書かれていた。
『ミズカへ
久しぶりじゃな。そろそろ、バトルにも慣れた頃じゃろう。
しかし、お前さん、リーグに出たいと思ってると思うが・・・、残念ながらそれは無理なんじゃ・・・。
お前さんは、違う世界の人間じゃ。わかりやすく言うと、住民なんじゃ。
バッジは集めることはできるんじゃが、リーグに出れるのはこの世界の住民だけじゃ。
もし、リーグに出たければ、一つだけ、方法はある。
それは、この世界の住民になることじゃ。
しかし、わしにもまだその方法がわかっとらん。お前さんには申し訳ないが、
もう少しまっとってくれ!
話が変わるが、お前さんは、違う世界の住民のままじゃと、この世界では、何歳になろうと十歳の体のままじゃ、承知しとくれ!
それじゃあ、この辺で終わりじゃ!頑張るんじゃぞ!
                                           オーキドより』
それを読み終わった三人はミズカを見た。
ミズカにはつらい現実だった。少し前にリーグに挑戦しようと思っていたのだから・・・。
ミズカは三人が心配してくれているのがわかったのか、
「オーキド博士ったら、もうちょっと、早く言ってくれればよかったのにね!
あたしはこの世界にこれただけで、十分いいのに!!」
と、ムリヤリ明るくして見せた。三人は黙ったままだ。
「なーに、みんな、暗い顔してるの?これはあたしの問題なんだからみんな気にしなくて良いって!さあ、次の町に行こうよ!!」
「ミズカ・・・。」
「何?カスミ?」
「無理しなくていいわよ!」
その言葉に安心したのか、ミズカの目から大粒の涙が出てきた。カスミはお姉さんぶってミズカを優しく抱く。
もとから、ポケモンが大好きで、今ではそれ以上に好きになっていたから余計だった。
自分とポケモンがもっと強くなって、リーグに出て自分の力がどれだけ強くなったのか試してみたかった。ついさっき、そう思って、今、それは後回しになった。
「(バッジを集めて、リーグでバトルしてみたかった。)」
頭の中から、そればっかりが浮かんでくる。
ミズカはしばらく泣き続けていたのだった。

 続く

37 :美羽2007/02/28(Wed) 15:10:35 ID:4Okbh7RQ
三十四章  強くなる!!

しばらくして、ミズカは顔を上げた。
「ごめん・・・。」
「いいわよ!」
「泣いてても何もんならないのにね・・・。」
ミズカはそう言って涙を拭った。
「それじゃ!次の町に行こう?泣きまくったらスッキリしちゃった!」
ミズカは三人の先を歩く。泣いた痕を見られたくなかったのだ。
ミズカ達はそれっきり黙っていた。ミズカはある考え事をしていた。
「(それじゃぁ、なんであたしはココの世界に呼ばれたの?これじゃ、来た意味がない気がする。
でも、その理由をオーキド博士は知ってる・・・。いったい・・・どうしてなんだろう・・・)」
ミズカは考えるがやっぱりわからなかった。どうして自分がこの世界に呼ばれたのかを・・・。
「(博士はまだ早いって言ってた・・・、それってまだ、あたしが幼いってこと?
いったい、どういう意味なんだろう・・・?わからないことだらけよ・・・。)」
ミズカが実際この理由を知るのはとうぶん先の話になる。
「ミズカ。」
やっと、カスミが話しかけてきた。
「何・・・?」
「・・・、考えててもしょうがないじゃない!まずは、強くなることだけを考えたら?」
たしかにそうだった。考えても何もならない・・・。
「よっしゃ!!!」
ミズカは急に大声を出した。三人はビックリする。
「な、なんだ?」
「どうしたのよ。」
「気合いを入れたのよ!だいたい、強くならなきゃリーグだって無理だもん!
よーし、あたしは誰にも負けないくらい強くなるんだから!!!」
「・・・・・・。」
一同・・・、ミズカの変わり具合には唖然とした。しかし、これで安心した部分もある。
「行くわよ!!」
ミズカは一人で勝手に走っていく。
「待てよ!」
「なんか、ホントにサトシに似てるわね・・・。」
「まあ、そんなもんだろ。」
そう言って、三人はミズカを追いかけていった。

  続く

38 :美羽2007/03/01(Thu) 20:20:39 ID:XlJxoRvA
三十五章  シゲル登場!

それからしばらくして、ミズカ達はどこかの町のポケモンセンターにいた。
ミズカは、さっきもとの世界から来たばかりである。
ミズカ達はロビーにいた。そのときポケモンセンターのドアが開いた。
見てみると、なんとサトシの一番のライバルシゲルだった。ミズカ達はビックリする。
「シゲル!!」
一番早く反応したのはやはり、サトシだった。
「おや、サートシ君じゃないか!!」
シゲルはいつもの調子で言う。
「(ホントにいつもそうなんだ・・・)」
とミズカは思った。そんな、ミズカをシゲルは、
「君は?」
と聞く。
「え?あ、あたしはミズカ!よろしくね!」
ミズカは答える。シゲルはミズカの名前を聞いたとたん、顔をしかめた。
「どうしたんだ?シゲル・・・?」
サトシはシゲルの様子に気づいて聞いた。
「別になんでもない・・・。」
そう言って、シゲルは行ってしまった。
「なんだ、あいつ・・・。」
「さあ・・・。」
「ミズカ!サトシ!買いだし行くわよ!」
そんな二人をカスミは呼んだ。その隣にはタケシがいる。実はみんなで買いだしに行く事になっていた。
ミズカとサトシは二人の所に行った。買出ししてる間、ミズカはずっと考えていた。
「(なんで、シゲルはあたしの名前を聞いたとたん、顔をしかめたんだろう・・・?)」
それだけがずっと突っかかっていた。
「ミズカ!」
ミズカはカスミに呼ばれ、ふと我に返った。
「何?」
「あんたボーっとしてるけど大丈夫?」
「実はさ、さっきシゲルがあたしの名前を聞いたとたん顔をしかめたの。」
ミズカはカスミに言った。
「ふーん、ただの気のせいじゃないの?」
「違うわよ!サトシに聞いてみればわかるわ!」
ミズカに言われて、カスミはサトシに聞いてみた。
「あぁ、たしかにシゲルの様子おかしかったぜ?」
「そう・・・。」
「まあ、そこまで気にする事はないと思うぜ?」
「そうよね・・・!」
ポケモンセンターに戻ってもミズカはまだ考えていた。
「まだ考えてるの!?」
「え?うん・・・。」
「どうしたのよ?」
「なんでもない!なんか、お腹空いてきちゃった!」
ミズカが何か言いたげだったのが、カスミにはわかったがそれ以上聞く事はなかったのだった。

  続く

39 :美羽2007/03/02(Fri) 17:01:05 ID:EzKiajBs
三十六章  秘密

夜・・・、
「それじゃあ、やっぱりそうなんですね・・・?」
「そうじゃ、まだ言っておらんのじゃがな。」
「わかりました。僕も言わないでおきます。」
「よろしく頼んじゃぞ!」
今の会話はシゲルとオーキド博士の会話だった。シゲルは博士に電話していたのだ。
そしてシゲルは受話器を置いて、ため息をついた。
「(まさか、本当だったとわね・・・。)」
どうして、こんな風にシゲルがため息をついたのかは秘密だが、とにかくそれは大きくミズカに関係している。
「どうしたの?」
後ろから、声がした。それはそのミズカであった。
「なんでもない。」
「今、誰と話してたの?」
「おじい
「そうなんだ・・・、そうそう、夕飯一緒さんだよ。」に食べない?夕飯一人でしょ?」
ミズカに聞かれてシゲルはうなずいた。
「もう、みんな食堂にいるんだ!」
「そうか、じゃあ、そうするよ。」
本当はそんな気分ではなかった。シゲルは今、ミズカの事でため息をついたのだから・・・。
食堂に行くと、
「ミズカ遅いぜ!」
と、サトシが待ちきれないと言った表情で言った。ミズカは苦笑する。
ミズカとシゲルが席に着くと、みんな夕食を食べ始めた。
「どうしたの?シゲル・・・、全然食べてないじゃない!」
「食べないと体に悪いぞ。」
カスミとタケシが言った。
「なんでもない。(言いたいけど・・・、秘密にしなきゃいけないんだ。)」
そんなシゲルにミズカ達は顔を見合わせた。

次の日・・・、ミズカ達が起きるともうシゲルの姿はなかった。
「あ〜あ、バトルしたかったのにな!」
サトシはシゲルとバトルをしたかったらしい。
「あんたと違って色々と、忙しいのよ。」
カスミが言った。
そのせいでまた二人はケンカになった。
「(まったく、いつになったらケンカしなくなるのやら・・・。)」
ミズカはそう思いながら、
「じゃ、あたしは元の世界へ戻るわ!」
そう言って、帰って行った。

   続く

40 :ひなた2007/03/03(Sat) 09:00:11 ID:5NCu0rdA
すごいvvもぅ三十六章!!!
さすがっていうかもぅ尊敬しちゃいます♪)
話も面白いし、天才だぁ〜〜〜!!!

41 :美羽2007/03/03(Sat) 16:24:32 ID:FcFj4qdg
ひなたさん、コメント有り難うございます!
尊敬・・・?天才・・・!?
そんな事を言われたら、調子に乗っちゃいますよ!!(止めろ!
嘘です。でも、すごく嬉しいです!
というより、あたしが天才ならひなたさんはもっとすごいと思いますよ!!
ひなたさんの小説、楽しみに待ってます!

では、三十七章に入りたいと思います!


三十七章  カスミの思い

「ねぇ、ミズカ・・・、散歩行かない?」
カスミはミズカに話しかけた。ミズカはまたトレーナーとバトルしたばかりで、
「え〜・・・、疲れてて行きたくない・・・。」
と、言った。しかし、
「何言ってんの!あんたは何もしてないじゃない!」
そう言われ、無理やり連れて行かれた。
「で?何?なんか話したい事があるんでしょ?」
ミズカはムリヤリ連れてこられたが、そこまで怒っていなかった。
「あんたが怒らないなんて珍しいわね・・・。」
カスミはテッキリミズカが怒ってるもんだと思っていた。
「顔に書いてあるわよ。」
「え?」
「サトシの事だって・・・。」
ミズカは言った。もちろん顔に書いてあるはずはないが、ミズカにはすぐにわかった。
カスミの顔は赤くなった。
「な、何言ってんのよ!そんなわけないでしょ!」
図星だったらしい。
「じゃぁ、なんで?」
ミズカが聞く。
「それは・・・。」
「ほらね!そうじゃん!」
ミズカは言った。その言葉の後、二人はそれっきり黙った。しばらく沈黙が続く・・・。
その沈黙を破ったのはカスミだった。
「ミズカはサトシの事どう思ってるの?」
「(それを聞きたかったわけね・・・!)友達として好きよ!」
ミズカは軽く答えた。
「れ、恋愛感情は・・・?」
カスミは恐る恐る聞く。
「ないわよ!安心しなさい!」
「ほんと・・・?」
「嘘ついてどうすんの!」
「よかった・・・。」
カスミはホッとする。
「へえ〜、やっぱり好きなんだ〜!」
「ち、違うわよ!」
カスミはまだ否定する。ミズカは笑い出してしまった。
「何笑ってるのよ!」
カスミは怒る。
「ごめんごめん、なんか面白くて・・・。」
そう言いながら、ミズカはまだ笑っている。
「違うって言ってるじゃない!」
「じゃあ、そう言うことにしといてあげるよ!」
「しといてあげるって・・・ねえ!」
カスミはますます怒りモードに入った。
「まあいいじゃん!」
「よくないわよ!」
こんな風に、ずっと言い合って(?)いた二人であった。

  続く

うわ〜、なんか恋愛系入れちゃいました・・・。
てか、そうであって欲しいという私の思いです!!(オイ!
それでは!

42 :美羽2007/03/04(Sun) 22:54:17 ID:UPPEOauc
三十八章  ミズカ、ロケット団に捕まる

「タケシ・・・、本当にこの道であってるのか?」
「のはずなんだが・・・。」
「また、迷ったわけ?しかも、この暗い森で・・・。」
カスミは震えている。そう、サトシ達は森で迷っていた。そこへ、
「おーい!」
と誰かに呼ばれる三人・・・、三人の動きは止まった。
「おーい!」
その声はどんどん近づいてくる。しかし、二度目でサトシとタケシは誰の声かわかった。
カスミに関しては・・・動きが止まったままである。その声の持ち主はカスミの肩に手を置いて、
「カスミ!」
と一言。その瞬間カスミは、
「きゃー!」
と声を上げその場に座り込んでしまった。トゲピーは楽しそうにしている。
「カスミ・・・、大丈夫だって!」
サトシが言った。カスミは恐る恐る顔を上げた。すると、すぐに笑顔になった。
「なーんだ!ミズカじゃない!」
そう、その声の主はミズカだった。隣にイーブイもいる。
「幽霊の方が良かった?」
ミズカは少し不機嫌そうに言った。それはそうだ、誰だって幽霊と間違えられたら気分が悪くなる。
「ごめんごめん・・・。だって、この森すごく暗いんだもん・・・。」
カスミはそう言いながら立ち上がった。
「それだけで、幽霊にしないでよ・・・。」
ミズカはため息をつく。そのとき、風も吹いていないのに森の中の一本の木の枝が揺れた。
「な、なに・・・?」
カスミはまた、動きが止まる。
「なーんだ!ロケット団よ!ロケット団!」
ミズカはすぐに誰だかわかった。しかし、それが裏目に出てしまった。
ロケット団は、ばれるとすばやくミズカを縄で縛った。
「なんであたしを縛るのよ!」
ミズカはロケット団を睨み付けた。ロケット団はそれを無視して、
「なんだかんだと聞かれたら。」
「答えてあげるが世の情け。」
「世界の破壊を防ぐため。」
「世界の平和を守るため。」
「愛と真実の悪を貫く。」
「ラブリーチャーミーな敵役。」
「ムサシ!」
「コジロウ!」
「銀河を駆けるロケット団の二人には。」
「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
「にゃんてにゃー!」
といつものセリフを言った。
「離しなさいよ!あんた達の狙いはサトシのピカチュウでしょ!?」
「そう我らの狙いはピカチュウ・・・。」
「だから、あんたを利用させてもらうわよ!」
そう言って、ロケット団は用意してあった気球に乗り込む。もちろんミズカも乗せられた。
「マタドガス!えんまくだ!」
「マータドガース!」
マタドガスはえんまくを出し、えんまくが消えた頃にはもうミズカとロケット団の姿はなかった。
「ブイブー!!」
イーブイはミズカを呼ぶ、しかし、ミズカの返事はない。
「ブイ・・・。」
イーブイは下を向いてしまった。
「大丈夫よ、イーブイ。」
カスミはイーブイに声をかける。
「でも、どこ行ったんだ?あいつら・・・。」
サトシが言った。
「ロケット団の狙いはピカチュウだろう・・・、きっと遠くへは行ってないはずだ。」
タケシがそう言うと、
「よし!ヨルノズク!君に決めた!」
「ホー!!」
「ヨルノズク!ロケット団の気球を探してくれ!」
「ホー!」
ヨルノズクは飛んでいった。その頃、ミズカとロケット団は、
「いい加減離しなさいよ!!」
ミズカは激怒していた。
「うるさいわねぇ!もうちょっと静かにできないの?」
「離してくれたら、静かになるわよ!」
「コジロウ!」
「あいよ!」
そう言って、コジロウは何か袋を出すとムサシに渡した。
「な、なによ!」
「あんたには眠ってもらうわ!」
そう言って、ムサシは袋をミズカの顔に近づけた。
「眠り・・・粉・・・?」
ミズカはそのまま眠りについてしまった。いったいどうなるのだろうか・・・。

  続く

43 :美羽2007/03/05(Mon) 19:21:05 ID:6lqm7Gaw
三十九章  イーブイ!ミズカを救え!

サトシ達が待っていると、ヨルノズクが帰ってきた。
「どうだった?」
「ホー!」
ヨルノズクはまた飛んで行く、ついて来いと言ってるらしい・・・。
サトシ達はヨルノズクを追いかけた。しばらく走っていると、ロケット団の気球が見え、
その気球の前にはロケット団と眠ったミズカがいた。
「ブイブ!!」
イーブイがミズカを呼ぶとミズカは起きた。
「・・・ん?イーブイ!みんな!」
ミズカはサトシ達に気づいた。
「ミズカ!大丈夫か?」
「うん・・・、眠らされてただけだから!」
「うるさくてしょうがなかったからなあ・・・。」
「まあでも、このジャリガールを返して欲しかったら、ピカチュウを渡すんだね!」
「く・・・。」
「サトシ!ピカチュウを渡しちゃダメよ!渡したら、こいつらの思うつぼなんだから!」
「どうすりゃ、いいんだ・・・?」
サトシが迷っていると、
「ブイ!」
イーブイがロケット団の前に出てきた。
「ブイブイ!」
「あ〜ら、相手して欲しいの?」
「ブイ!!」
「いいわよ!やってやろうじゃない!行けーアーボック!」
ムサシはアーボックを出す。
「アーボック!毒針!」
「シャー!」
「イーブイ!避けて!」
「ブイ!」
ミズカはイーブイに指示を出した。しかし、指示をミズカが出してしまったためコジロウはミズカの口を押さえて指示を出せなくさせた。
「ん!」
ミズカは抵抗するが大人の力には勝てなかった。仕方なく諦めたがミズカはイーブイを心配そうに見つめた。
「アーボック!巻きつく攻撃!」
「シャー!」
「ブイ!」
イーブイはそれをかわす。そして、
「ブイブイ!」
電光石火をした。
「アーボックかわして毒針!」
「シャー!」
アーボックはあっさり電光石火をかわし毒針をだした。イーブイはまともにその攻撃をくらってしまった。
「ブイ・・・。」
その後も何度も何度も攻撃されるイーブイ・・・。ミズカは見てられなかった。
「あ〜ら、もう終わり?」
ムサシは楽勝と、言った表情でイーブイを見た。
「ピカチュウ!イーブイを助けるんだ!」
サトシもとうとう見てられず、ピカチュウにそう言うが・・・、
「ブイブイ!!」
とイーブイはまだ一人で戦うと言っているようだった。
「まだやるのか?」
「むりだにゃ!」
「まあ、いいじゃない!相手してあげるわよ!」
ロケット団はイーブイをバカにしたように言う。
「ブイ!」
しかし、もう力のないイーブイはアーボックから攻撃される一方だった。
見てられないミズカはなんとかコジロウを跳ね除け、
「イーブイ!こんなやつに負けちゃダメよ!!」
と言う。しかし、その後、すぐにまたミズカはコジロウに口を押さえられてしまった。
「ブイ・・・!!」
イーブイがゆっくり体を起こすと、体が光り始めた。
「(これって・・・、まさか・・・。)」

  続く

44 :美羽2007/03/06(Tue) 20:55:52 ID:mpeS/Nv.
四十章  イーブイ!進化!

イーブイはゆっくり、体を起す。その時、体が光り始めた。
「(これってまさか・・・)」
ミズカはビックリした表情をする。イーブイの形は変わっていく・・・、そして、
「フィー!!」
イーブイはエーフィへと進化した。
「ニャー!進化したニャ・・・!!」
「進化しても変わんないわよ!アーボック!巻きつく!」
「シャー!」
「フィー!!」
エーフィは巻きつかれる前に、攻撃を繰りだした。アーボックの体は持ち上がった。
「これって・・・」
「念力だな!」
サトシが言い切る前にタケシが言った。
「(すごい・・・。)」
「フィー!!」
<<ドン!>>
そして、エーフィはアーボックを地面に叩きつけた。
「シャー・・・。」
「フィー!」
エーフィはスピードスターで止めを刺す。
「シャ・・・。」
アーボックは倒れた。
「戻れアーボック!こうなったら、コジロウ!やりなさいよ!」
「了解!」
そう言って、コジロウはミズカをうっかり開放してしまった。
エーフィは隙をついて、ミズカの縄を念力でほどいた。ミズカは自由になり、エーフィのもとへ行く。
「エーフィ!ありがと!」
「フィ!」
「ちょっと、コジロウ!何やってんのよ!」
ムサシは怒る。
「ごめんごめん・・・。」
コジロウはムサシを恐れる。
「そんじゃ、お返しといきますか・・・!」
ミズカはかなり怒っていた。
「エーフィ!フルパワーでスピードスター!!!」
「フィフィ!!」
スピードスターはロケット団に当たり、
「やな感じ〜!」
と、気球にぶつかって飛んでった。
「やった!!」
「フィ!!」
「エーフィ!すごいじゃない!」
カスミが言った。
「フィー。」
「実はあたしが憧れてたポケモンなんだ!」
ミズカはそう言いながら、エーフィに抱きつく。
「へえ〜、よかったじゃない!」
「うん!!」
この日、ミズカとエーフィの絆はよりいっそう深くなったという。

  続く

〜あとがき〜
とりあえず、一区切り終了です!なんか中途半端なんですが・・・。
次回は、いきなり二年後になります!もちろん、登場人物は変わりません!
それでは、よろしくお願いします!

45 :美羽2007/03/08(Thu) 22:18:05 ID:rU6QN.po
四十一章  二年後・・・

「(やった〜!今日で10歳よ!!)」
ここは、ミズカの家・・・、そして今日、ミズカは10歳となった。
初めてポケモン世界に行ってから二年・・・、ミズカの腕はだいぶ上がっていた。
ミズカの持ちポケは、あいかわらず、エーフィ、チコリータ、ピチューである。
エーフィはエスパー系の技を覚え、チコリータはサトシのフシギダネと同じように進化を拒み、ピチューはピカチュウ以外のトゲピーの面倒を見るポケモンとなっている。
そのため、ピチューは出しっぱなしにしている。
サトシとのバトルは今では互角、あと一歩のところで引き分けになる。
そのサトシはと言うと、もうすぐ、最後のバッジのあるフスベシティに向かっている所だった。
そして、この時からミズカのもとの世界での生活が少しずつ変わってきていた。
「お母さん、お父さんと、離婚するかもしれないからね。」
ちょうど、その言葉を聞いたのも二年前だった。実は、ミズカの両親はあまりうまくいってなかった。
でも、ミズカはとくに反論する事もなかった。
「(だって、お母さんがどれだけ、苦しいか知ってるから・・・。)」
しかし、まだ両親は別れていない。
そう、すべてはこの10歳から何もかも変わり始めるのである。

「よし、じゃあ、いってきます!!」
いつものように小声で言いながらミズカはドアを出して、先に進んでいった。
気がつくと、森の中だった。そこへ、
「ミズカか?」
誰かに呼ばた。振り向くと、サトシ達だった。
「あ!!サトシ!!」
いつになくテンションが高いミズカにカスミは、
「なにか、あったの?」
と聞く。
「実は今日、もとの世界で10歳を迎えました!!!」
「へえ〜、そうなんだ!」
「やったな!」
「うん!!」
こうして、ミズカの10歳での旅がスタートする。この先、何が待ち受けているのだろうか。

  続く

46 :美羽2007/03/12(Mon) 17:54:57 ID:SwlSVQ3g
四十二章  絆・・・ミズカとカスミ

ミズカは昼間、またトレーナーとバトルをしていた。
そしてバトルが終わって、トレーナーと別れた後、
「じゃ、いってくるわよ!」
「いってきます!」
ミズカとカスミが言った。二人は薪を拾う当番となった。
二人は道を歩く。しかし、なかなか薪が見つからなかった。
「ねえ、虫とかでないわよね?」
「でるかもね〜!」
「それにこのまま、夜にでもなったどうすんのよ!」
「・・・迷うかもね。」
ミズカは苦笑した。
「でも、そんな暗くなるまで探さないと薪が見つからないって事はないでしょ?」
「そうだけど・・・。」
「ようするに虫やらお化けやらが怖いと?」
「うん・・・。虫はともかくお化けはミズカだって怖いでしょ!」
「え?別に?まあでも昔は怖かったな〜。カスミより酷かった・・・。」
「じゃあ、なんで今は平気なのよ?」
「見えるのよ!」
「何が?(まさか・・・)」
「幽霊がね・・・。」
カスミはその言葉を聞いた瞬間硬直した。
「ごめんごめん!それでもいつでも見れるってわけじゃないのよ!時々しか見えないんだけど・・・。」
「あ・・・、そうなんだ・・・。」
「でも、昔はハッキリ言ってすごくやばかった。お化け屋敷も全然入れないし、
入っても・・・いつもお父さんの後ろにへばりついてたんだ!でも・・・」
ミズカは一瞬顔色が変わった。。
「どうしたの?」
カスミはミズカの様子が気になった。
「ううん、なんでもない!薪探しに行こうよ!こんな話してたら、ホントに夜になっちゃうよ?」
そう言って、ミズカは歩き出した。しばらく、歩いてるとやっと薪を見つけた。
それを二人は拾う。カスミはその間、ずっとさっきのミズカの顔が気になっていた。
「これだけあればいいよね!」
ミズカが言った。カスミは頷く。二人はさっき来た道を戻っていく。カスミはとうとうミズカに聞いてみた。
「何かあったの?」
と・・・。しかしミズカは、
「何もないわよ!」
と一言、言うだけだった。
「ミズカ!」
カスミはミズカの顔をじっと見る。
「何?本当になにもないわよ!いちいち気に・・・。」
「うそでしょ!何があったのよ!」
ミズカが言い終わる前にカスミは口を挿んだ。
「だから、何もないって!」
ミズカは少し怒った口調で言う。
「あるんでしょ!どうしてそんなムキになるのよ!」
「だって・・・。」
ミズカは下を向く。
「あたしじゃ、言えない?」
「違うわよ・・・。」
「じゃあ・・・、どうしてよ!」
「言っても、誰にも言わない?」
「えぇ!」
「変な風に見ない?」
「もちろんよ!あたし達親友じゃない!」
その言葉にミズカはビックリするが、決心したらしく話し始めた。
「あたしの家って、結構家計が苦しくてね、あたしが幼稚園の時からずっと夜の仕事をしてるの。だから、夜、家では弟と二人きりでいつも弟が寝た後にここに来るの。」
「お父さんは夜帰ってこないの?」
「帰ってくるわよ、1時とか2時とかにね。何回か、朝帰りの時もあったけどね。その時は、すごい勢いでお母さんとお父さんはケンカしてた・・・。」
「朝帰りって・・・、ミズカとその弟が二人だけでいるのに?!」
「・・・うん、実はお母さんとお父さん、あまりうまくいってないの。だいたい、朝帰りするんだからきっとお父さんは浮気してる。」
「浮気って!?そんなわけないじゃない!」
「・・・そうなのよ。」
「なんでそう思うのよ?」
「わからない、わからないけど凄くそんな気がするのよ。
だって、お母さんはお父さんと離婚するって言ってるのよ?
しかも、二年前から・・・。」
「そんな、じゃあミズカと弟はどうすんのよ!」
「もし離婚したらあたしはお母さんのとこに行くつもりよ。
弟もそうだと思う。」
「でも、それじゃ・・・。」
「いいのよ、あたしは・・・。だって、お母さんがどれだけ今まで苦労してたか知ってるんだもん。」
「ミズカはそれでいいの?」
「うん・・・。実はお母さんにいい人がいるの。あたしもその人は良いと思ってるし、弟も思ってる。」
「会った事あるの?」
「うん。凄くいい人。あたしはお母さんにその人とうまくやってくれれば良いかなって思ってる。」
「何度も聞くけどそれでいいの?」
「いいの。なんかその人とはうまくやって行けそうだし。でも・・・、さっきは昔のお父さんとの思い出思い出しちゃって・・・。」
「寂しくなったのね。」
「うん・・・。でも、言ったら、スッキリした。ありがとねカスミ!あ!もうすぐ着くわよ!」
この日、ミズカとカスミの絆は深まり、親友となったのだった。

続く

47 :美羽2007/03/14(Wed) 07:12:29 ID:zQdLH6YU
四十三章  ロケット団、バショウとブソン

ミズカとカスミの絆が深まった次の日、
「腹へった〜。」
とサトシ。
「あたしも・・・、もう一歩も動けない。」
とミズカ。ミズカとサトシはお腹が減っていた。二人してだらけて座っている。
「まったく、もうちょっとシャキっとしなさいよ!」
カスミが言った。
「無理・・・。」
二人は同時に言う。カスミは二人を見てため息をついた。カスミは諦めたのか、昼食を作っているタケシを手伝いに行った。
そんなだらけてる二人の前に、突然ガッチリとした体格の人と、変わった髪形をしている人、二人が現れた。
ミズカにはこの二人に見覚えがあった。
「(たしか・・・、ライコウ伝説の・・・ロケット団、ブソンとバショウ・・・?)」
そう、ガッチリした体格の人がブソン、変わった髪形をしている人がバショウである。
そして、この二人はロケット団・・・。
「なんだ?」
サトシは立ち上がる。ミズカもそれに続いて立ち上がった。
「ロケット団のブソンとバショウよ。」
ミズカはサトシに説明する。
「ロケット団?」
サトシが聞き返すとミズカは頷いた。
「お前、俺達を知ってるのか。」
「まあ、良いでしょう。ブソンこのピチューはどうです?」
ミズカのピチューを指してバショウが言った。ブソンはすばやくミズカのピチューを取り上げた。
「ちょっと何するのよ!」
「コイツは違うな。」
そう言ってブソンは乱暴にピチューをミズカに投げつけた。
ミズカはピチューをキャッチしたが、思ってた以上にブソンの力が強かったためミズカは軽くバランスを崩した。
「もう良い用は済んだ。」
「どういう事?」
「研究材料のピチューが逃げただけです。」
「研究材料って・・・。ポケモンは生きてるのよ!そんなの嫌に決まってるじゃない!」
「そうだぜ!ポケモンは道具じゃないんだ!」
「知らねぇな。コイツらどうすんだバショウ。」
「まだ、子供です。軽く吹っ飛ばしといて下さい。」
「あいよ!」
ブソンはボキボキっと手を鳴らす。しかし、
「ちょっと待ってください。」
とバショウは止めた。
「なんだ!」
「ブソン、このピチューをよく見ましたか?」
「あぁ?見たぞ!」
「じゃあ、後ろにある模様はなんです?」
「あ!あの模様は・・・。」
「え?」
ミズカはピチューの後ろを見た。よく見ると、尻尾の横に星の形をした模様があった。
ピチューはブソンが見た時うまく尻尾で隠したのである。
ピチューはミズカに抱きついた。どうやら、本当らしい・・・。
「ピチュー・・・。」
「ピ・・・。」
「危うく、見逃すところでした。だいぶ、探しましたからね・・・。」
「だいぶ?かなりだ!」
「おとなしくピチューを渡してください。」
「嫌よ!ピチューだって嫌がってるじゃない!」
「そいつは、途中まで色んな事をやってんだ。強くなりたかったら手放した方がいいぜ!」
「え?」
「そのピチューは一生スピードが遅いままです。バトルはスピードが大事なんですよ。」
これでピチューのスピードが遅かった原因がわかった。全てはロケット団のせいだったのである。
「そんなことない!もしピチューの速さが一生このままでも、バトルの仕方は他にあるわ!」
「おとなしく渡せば、何もしねぇのに。バショウ、こいつ絶対渡す気ないぞ。」
「しょうがないですね。あまり手荒な真似はしたくないのですが・・・。ブソン頼みます。」
「了解。」
そう言ってブソンはミズカのところへ行き、ピチューを無理矢理取ろうとする。ミズカは必死で抵抗する。サトシもブソンを押さえようとするが、二人とも吹っ飛ばされてしまいピチューをとられてしまった。
「いった〜。」
「いって〜。」
「ブソン、ヘリを出してください。」
「人使い荒いな・・・。」
ブソンは文句を言いながら何かリモコンを出しボタンを押した。
すると後ろからヘリコプターが出てきた。
ヘリコプターの入り口からロープが出ていてバショウとブソンはそこにつかむ。
ヘリコプターはどんどん空に向かって上がってく。
ミズカは隙を狙って、そのロープに掴んだ。といってもぶら下がっていてとても危険な感じである。
「おい!ミズカ!」
「サトシ!カスミとタケシに言っといて!」
そう言って、ミズカは少しずつロープを登っていったのだった。

続く

48 :美羽2007/03/15(Thu) 21:21:59 ID:JQkjFX8M
四十四章  ピチューを助けろ!

「ミズカが!?」
「また、無茶苦茶な・・・。」
サトシから事情を聞いた、カスミとタケシはため息をついた。
「まったく、ミズカも無鉄砲なんだから・・・。」
カスミは言った。
「も、って・・・?」
サトシが聞く。
「サトシもって事だ。」
タケシが答えた。
「俺も?」
「当たり前でしょ!」
「当たり前って・・・。」
タケシはサトシを無視して、
「たしか、この近くにポケモンセンターがあったはずだ。俺はジョーイさんに頼んでジュンサーさんを呼んでくる!」
と言った。タケシは行ってしまった。
「俺達はミズカを探しに行こうぜ!」
「うん!」
サトシとカスミはミズカを探しにいった。
その頃ミズカは・・・。
「バショウ!ブソン!ピチューを返して!」
と、やっとヘリに乗り込んだところだった。
「このガキついてきやがった。」
「野蛮な人のようです・・・。」
「野蛮でもなんでも良いからピチューを返して!」
「しつこいガキだな。」
「ピチューはどこ?!」
「探したきゃ俺達を倒せ。」
「出てきて、エーフィ!」
「フィ!」
ミズカはエーフィを出し、
「金縛り!」
と二人の動きを止めた。
「このガキ!!」
そんな事を言って殴りたいブソンだが、体が動かない。
「エーフィ、しばらく頑張ってね!」
そう言うと、エーフィは頷いた。ミズカは、ピチューを探す。ヘリコプターの中は意外に広く、探すのが大変だった。
「ピチュ!!」
探しているとピチューの声がするミズカは急いでそこに行くと、
「ピチュー!無事だったのね!」
ピチューを見つけた。ピチューは小さい檻の中に入れられていて、それは外側からだと簡単に開ける事が出来た。
ピチューは開いた瞬間、ミズカに抱きついた。ミズカも抱き返す。しかし、エーフィの金縛りの効果は切れてしまった。
「フィ・・・。」
「エーフィ、ありがとう。後はゆっくり休んで!」
ミズカはエーフィをボールに戻した。問題はここからである。
「(どうやって逃げよう・・・全然考えてなかった・・・。)」
ピチューを取り返して安心したのかミズカは冷静になる。よく考えても・・・考えなくても空の上・・・、とても逃げられる状態ではない。
「さ、返せ!」
「嫌よ!(もうここは・・・)」
「返してください?」
「嫌って言ってるでしょ!そんじゃ、さよなら!」
ミズカはすばやく出口に行くとそこから飛び降りた。もう一度言うが、ここは空の上である。
「なんてガキだ・・・。」
「もう言いでしょう、ピチューは他のを探しましょう。」
そう言って、バショウとブソンは消えて行った。
飛び降りたミズカは、うまい具合に木がクッションになって地面に軽く尻餅をつくぐらいですんだ。運がいいと言うかなんと言うか・・・という感じである。
「助かった〜・・・。危機一髪ってやつ?ピチュー大丈夫?」
「ピチュー!!」
「良かった。」
そこへ、
「おーい!ミズカ〜!!」
とサトシの声がした。
「こっちよ!!」
その声に気づいたのか、サトシとカスミが来た。
「無事みたいだな!」
「ピチューも取り返したみたいね!・・・で?どうやって、ヘリから降りてきたのよ?」
「飛び降りた!」
「飛び降りた〜?!」
サトシとカスミは同時に言った。
「うん!タケシは?」
「今、ジュンサーさんを呼びに行ったわよ。」
「そっか、でも、もうバショウとブソンはいないのよね・・・とりあえず、タケシと合流しよう!」
ミズカはそう言って勝手に歩いていく。その後を、慌てて追いかけるサトシとカスミだった。

  続く

49 :美羽2007/03/18(Sun) 13:31:19 ID:TIxH9qQo
四十五章  サトシ最後のバッジをゲット!

ミズカは一度、もとの世界に戻ってきていた。
あれから、ずいぶん経っている。今日は木曜日、そうアニメがやる日である。
そして、今日がサトシのジョウト最後のジムバトルとなる。
ミズカは急いでテレビをつけた。ちょうどオープニングが始まったところでミズカはホッとした。
「(サトシ!頑張ってよ!)」
なぜミズカが、テレビで見ているかと言うと、母親と弟もいることもそうだが、アニメ放送中は手鏡は反応してくれないのである。そのため、ポケモンの世界に行けないのだ。
しかし、ミズカにはそれはどうでも良かった。とにかく、サトシに最後のバッジをゲットしてくれればそれでよかった。
そして・・・、
「ライジングバッジゲットだぜ!」
「ピッピカチュウ!」
サトシは無事、イブキに勝ってバッジをゲットしていた。
「(よかった!)」
ミズカは真剣にバトルを見ていた。それが一気に力が抜ける。
「(サトシはこれからリーグなんだ!応援しなきゃね!)」
ミズカはそう思った。
そして、ミズカは夜にこっそりとポケモン世界に行く、
「ついた〜!ここがフスベシティだぁ!」
いつもの調子でミズカは言った。
「ピチュー!」
ピチューもそれに返事をする。
「あ!あれサトシじゃない?」
「ピチュー!」
ミズカはサトシ達をを見つけた。
「おーい!サトシ!カスミ!タケシ!」
ミズカは三人を呼ぶ、三人はミズカに気づく、ミズカは三人のとこへ行った。
「サトシ!やったわね!バッジ!」
「あぁ!アニメで見てたのか!?」
「もちろん!当たり前じゃない!後は、リーグね!」
「あぁ!」
「ピカピカ!」
「でも、サトシにリーグ優勝なんかできるの〜?」
カスミは意地悪っぽく言った。
「やってやるぜ!」
サトシの目はメラメラと燃えている。ミズカ達はそれをみて苦笑した。
「(そういえば・・・、シゲルも出るんだよねぇ?)」
ミズカはふとシゲルを思い出した。
「(もし会ったら、なんで、あたしの名前を聞いて顔をしかめたのか聞いてみよう・・・!)」
ミズカはそう思った。とくに気にする事はない気はするが、ミズカは気になっていた。
「どうしたのよ、ミズカ?」
カスミに呼ばれミズカは我に返った。
「ううん、なんでもない!」
「それじゃ、行こうぜ!」
サトシの言葉に三人は頷き進んで行った。

続く

50 :美羽2007/03/31(Sat) 19:19:09 ID:IoHG3aPE
四十六章  幽霊道路・・・

「・・・なーんで、あたしまで入らなきゃならないのよ・・・。」
カスミが言った。
「しょうがないでしょ!なんだったらカスミだけ遠回りすれば?
そしたらたまたま会った幽霊に襲われるかもよ!?」
ミズカが言った。
「遠慮しとくわ・・・。」
カスミはミズカの言葉にこう答える。実は四人の前には、
『この先、遠回りか近道か近道をしたければここを通れ!』
という見るからに怪しい看板がたっていた。その字の下には小さく、
『近道は幽霊が出る可能性あり!人呼んで幽霊道路!』
と書かれている。カスミはそれで嫌がったわけである。
しかし、ミズカとサトシは行く気満々!タケシはどっちでもいいという感じである。
ようするに多数決にすれば、どっちでもいいタケシを抜かすと二対一でミズカとサトシが勝つ。
「多数決であたし達の勝利!」
「待ってよ!タケシはどうなのよ!」
「俺は別にどっちでもいいが・・・。」
「いいだろう?別に一人で通るわけじゃないんだから!」
「そうよ!行こうよ!」
「大丈夫さ!」
そう言いながら、勝手に三人は歩いていく。
「ちょっと、待ってよ!おいてかないで!!」
結局、カスミは近道を行く事になってしまった。道は暗く不気味な感じだった。カスミはずっとミズカくっつく。
「カスミ・・・、歩きにくい・・・。」
「しょうがないじゃない・・・。怖いんだもん!ミズカだって・・・あ、そういえばこの間言ってたわね・・・。」
カスミはこの間の事を思い出した。
「なんの話しだ?」
「え?あたしが時々、幽霊が見えるって話!」
「ミズカ、幽霊が見えるのか!どっかにいるか!?」
サトシは聞く。もちろん怖がってるわけでもなく、面白そう!みたいな感じである。
「だから、ときどきしか・・・」
ミズカはそう言いかけて、突然その場に立ち止まった。
「どうしたのよ・・・?」
カスミが聞いた。ミズカは一点をジッとみている。そして、何か確信がついたらしく、
ミズカは木の横に行った。
「あなた・・・、私が見えるの・・・?」
何かがミズカに話しかけてきた。この声はミズカにしか聞こえていない。
ミズカはゆっくりと頷いた。
この奇妙な行動に、隣にいたカスミはもちろん、サトシとタケシも驚きを隠せないでいた。
「ミズカ、どうしたんだ?」
サトシが聞く。しかし、ミズカには聞こえてないようだった。
「私が見えるのですね!突然で、すみません!あなたの体を少しおかりしますね!」
「え〜!!」
ミズカはビックリする。次の瞬間・・・、
「ミズカ・・・?」
カスミはミズカの様子に気づく。
「こんにちは、私はハナと申します。この方の体をかりました。」
「ミズカは・・・?ってことは、あなたは幽霊!!」
カスミはそう言いながら、しがみついてた自分の手をミズカから離した。
「はい。でも大丈夫・・・、話が終わったら、すぐにミズカさんの体から離れます。」
「で、なんでミズカの体をかりたんだ?」
サトシが聞いた。
「ミズカさんは私の事が見えたからです。だから、体をかりました。そして、体をかりた理由と言うのは・・・。」
そして、ハナは説明し始めた。

  続く

51 :美羽2007/04/09(Mon) 19:19:42 ID:ZMGYGXJA
四十七章  飼い主を待つポケモン

「理由と言うのは、私はガーディを小さい頃からずっと飼ってました。
そのせいか私のいうこととかちゃんと聞いてくれるんです。
しかし、ある日、私はガーディに飲み物を買って来るからそこで待っていてと、行ったのですか・・・。
そこで、私の不注意で私は交通事故に遭いました。その結果が今です。
実は、そのガーディがあの日以来、ずっとそこで待っているんです!」
「そうだったんだ・・・。」
「それで、なんとか協力してもらえませんか?
ガーディに私はもういないって事を伝えるだけで良いんです。」
「あたしは良いわよ!」
カスミが言った。
「俺もいいぜ!」
「俺もだ!」
サトシもタケシも反対はしなかった。
「ありがとうございます!それでは、案内はミズカさんにしてもらいいますのでお願いします!」
ハナはそう言うと、ミズカの体から抜けた。ミズカは、
「そういうことらしいわね!」
ともとに戻っていた。
「あれ?ハナは?」
サトシが聞く。
「え?隣にいるわよ!さ、行くわよ!」
ミズカは勝手に歩き始めた。サトシ達もそれについて行く。
しばらく歩いていると、暗く不気味な感じはなくなり、明るい町に入った。
「なんか一気に明るくなったわね!良かった!」
「どうでもいいけどカスミ・・・、いい加減歩きにくい。」
カスミはミズカがもとに戻ると怖くなってミズカの腕をまた握っていたのでる。
今まで諦めて我慢してたミズカはとうとう口に出した。
「あはは、ごめんごめん・・・。」
カスミは苦笑しながらミズカを解放した。
ミズカは軽くのびをする。
そんなミズカにハナは、
「この先に噴水がある公園があります。その噴水の前にガーディはいるはずです!」
と、言った。ミズカは頷く。
その公園はそこから五分くらい歩いたところにあった。
「この公園の噴水の前にガーディがいるんだって。」
そう言ってミズカは進んでいく、すると噴水があり前にはガーディがいた。
おそらくあのガーディがそうだろう。ミズカ達はガーディのとこへ行った。
「ね、ねぇガーディ。」
ミズカはガーディに話しかけた。
「ガウ!」
ガーディはかなり警戒している。
「あなたに少し話したい事があるの。いいかな?」
ミズカは優しく言った。ガーディは警戒しながらも、ミズカの話を聞くことにした。
「実は、あなたの飼い主のハナさんは・・・、もう戻って来ないの。もう死んじゃったのよ・・・。」
ミズカは下を向いて言った。やっぱり、ガーディの顔は見れなかった。
しかし、もちろんすぐにガーディが信じるわけでもなく、
「ガウ!!」
と、さっきより警戒している。
「どうすんのミズカ・・・、全然信じてないわよ?」
「無理もないだろ・・・。」
タケシが言った。
「ガーディ・・・。」
隣で見てたハナは、心配そうに見つめる。
「しょうがない・・・。ハナ・・・。
もう一度、あたしの体に入ってガーディと話したほうがいいと思うわ。」
ミズカは言った。
「いいんですか?」
「うん。」
ミズカは頷く、するとさっきと同じようにハナはミズカの体の中に入っていった。
「ガーディ・・・。」
ハナは優しく呼んだ。声はミズカだが、ガーディはすぐにハナだとわかったらしい・・・。
「ごめんね・・・。ずっと待たせちゃったね・・・。」
「ガウ・・・。」
「実はね、あの日、私の不注意で私は事故に遭ってしまったの。
それで、あの日以来ずっと待ってくれてたの知ってたのに、
向かいに来てあげる事ができなかった・・・。本当にごめんね・・・。」
「ガウガウ・・・。」
ガーディは首を横に振った。どうやら、本当に信じてくれたらしい。しかし、その瞬間、ガーディは倒れた。
四人(五人)はびっくりする。次の瞬間、ハナはミズカの体から離れた。
「この子・・・、もしかして何にも食べてなかったのかな・・・。」
そう言いながら、ミズカはガーディを抱き上げる。
そしてミズカ達は、急いでポケモンセンターへと向った。

  続く

52 :美羽2007/04/10(Tue) 16:13:42 ID:QcIfOl3g
四十八章  消える命・・・

ハナの案内でミズカ達はポケモンセンターに行った。
「ジョーイさんこの子をよろしくお願いします!」
「わかりました。」
ジョーイさんはすぐにガーディを治療室へと運んだ。
ジョーイさんは運んでいる間、一言もしゃべらなかった。
「大丈夫」の言葉もない。ミズカ達にはどれだけガーディが危ない状態なのかがわかる。
しばらく沈黙が続く。この沈黙はジョーイさんが治療室へ出てくるまで続いた。
どのくらい経っただろうか、ジョーイさんは治療室から深刻な顔で出てきた。
ミズカ達は嫌な予感がする。
ジョーイさんはゆっくりと口を開いて、
「残念だけど・・・、この子は明日の朝が峠よ。」
と言った。その言葉を聞いて、ミズカ達は頭が真っ白になる。
「そんな・・・、どうにかならないんですか!」
ミズカは両手でジョーイさんの胸ぐらを掴む。
「ごめんなさい、どうにもならないわ・・・。」
ジョーイさんは下を向いて言った。
ミズカは力が抜け、ジョーイさんの胸ぐらを掴んだ両手をゆっくり離した。
「(ポケモンが死ぬなんて考えた事なかった・・・。)」
ミズカはそう思った。ミズカだけじゃない、この場にいる者みんなが思っただろう。
「ガーディは私のせいで・・・。」
ハナは言った。ミズカは首を横に振る。
「違うよ!誰が悪かったんでもなんでもないよ!」
ミズカは大きな声で言った。
「どうしたんだよ。急に・・・。」
ハナの声が聞こえないサトシ達は当然びっくりする。
「ハナは悪くないよ!かと言って、ガーディが悪かったわけでもない!誰も悪くないよ!」
「ミズカ・・・」
サトシ達はようやく誰に言ってるのかがわかった。
ジョーイさんもわかっていた。このガーディは町ではかなり有名なのである。
「隣に飼い主さんがいるのね?」
ジョーイさんが聞く。ミズカはゆっくり頷いた。
「そう・・・。」
それっきり、会話は止まってしまった。ミズカ達はかりた部屋に行き、
入るとすぐにミズカはベッドに寝て顔をうずめた。
「(なんで生き物は死ななきゃならないんだろう・・・。)」
ミズカ達は声を殺して泣いていた・・・。
次の朝、ガーディは静かに息を引き取った。その直後、ハナは姿を消していった。
きっと、向こうでガーディと会いに行ったのだろうと、ミズカは心の中で思った。
「(ガーディにとってはハナさんに会えたんだから良かったのかもしれない。)」
とミズカは思う。
そして今日もミズカ達は歩き出す。悲しみを心の隅にしまって・・・。

  続く

53 :美羽2007/04/14(Sat) 23:06:28 ID:6T9oo87c
四十九章  不思議な夢・・・

「(あれ・・・?ここは・・・?)」
ここはミズカの夢の中である。あたりには木々が広がっていて、森のようだった。
そして、周りの木々はいつもより大きく見えた。
「(なんでだろう・・・。)」
ミズカは不思議に思う。そこへ男の子二人がミズカの前に来た。その男の子も、
大きく見える。片方のキャップをかぶった男の子が、
「君の名前は・・・?」
と聞いてきた。ミズカは、
「ミ・・・ジュカ・・・。」
と、答えた・・・。
「(あれ?なんで!?なんであたしこんな口調なわけ?!)」
ミズカは普通に名前を言ったつもりだった。しかし、明らか、幼い子の口調である。
ようするにミズカは自分が幼い子となって夢を見ているわけである。
ミズカはすぐにそれがわかった。しかし、少し怖くもなった。なぜだかわからないが、半泣き状態である。
「○○○、泣かしてどうするんだい?」
もう一人の男の子が言った。ミズカは名前の部分が聞こえなかった。キャップの子と同い年なのだろうか、かなりしっかりした感じである。
「別に、泣かすつもりは・・・。」
キャップの男の子はオドオドしている。それから、ミズカは徐々にその二人になれて遊んでいた。
まあ、一緒に遊んでいるのはキャップの男の子だけだったが・・・。
「おーい!ミズカ!来いよ!」
キャップの男の子が言った。その隣にはさっきのしっかりした男の子と自分の父親がいた。
「ミズカ!○○○!○○○君!写真を撮ろう。」
父親は言った。しかし、また自分の名前しか聞こえなかった。父親はすばやく、三人を並べると、写真を撮った。
<<カシャ!>>
そのカメラの音がなった瞬間、違う雑音が聞こえた。

「ミズカ!!起きなさいよ!」
カスミだった。ミズカはカスミに起されたのである。
「そんな大声出さなくても・・・。」
「大声出さないと起きない誰かさんは誰よ!」
「ハイハイ、あたしですよ・・・。せっかく良い夢見てたのに・・・。」
ミズカはブツブツ言った。
「たかが夢でしょ!」
「そうだけど・・・、なんかいつもと違ったのよ・・・。」
実際そうだった。
「(なんか小さい頃、本当にこんな事があった気がするのよね・・・。)」
ミズカはそう思う。
「良いから、早く起きなさいよ!朝食できちゃうわよ?」
「わかった。」
ミズカはそう言うと、その夢の事はそれ以上考えずに起きたのだった。
実は重要な夢だとも知らずに・・・。

  続く

54 :ひなた2007/04/21(Sat) 21:58:55 ID:UkqFm32E
お久しぶりです!美羽s!
お元気そうで安心A
やっとスランプすぎました、マヂやっと・・。笑
でも、今度は受験生・・。
また更新おそくなりますが、
たまに出現するんでヨロシクデス!

小説、ものすごく進んでいて読むの楽しいdd
頑張って更新してくださいね!

55 :美羽2007/04/22(Sun) 20:44:43 ID:E74Gqg4M
どうも! 美羽です!
お久しぶりですね^^
実は、私も受験生です……こんな事やってていいのか?
って感じですけど……(苦笑
これから、更新したいと思います!
それでは!

56 :美羽2007/04/22(Sun) 20:54:40 ID:E74Gqg4M
五十章 ポケモンダンス団!

「なんか面白い事ないかな〜。」
「あたしとバトルでもする?」
「カスミじゃ、相手にならないよ!」
ジョウトリーグに出場するため、シロガネ山を目指すサトシ達一行は、
順調に旅を続けていたはずなのだが・・・
「それどういう意味よ!」
「そういう意味だろ!」
とまたしてもサトシとカスミはケンカになってしまった。
「またケンカやってるの?仲が良いわね・・・。」
誰かが、話しかけた。
「よくない!」
二人は同時にその人に言ったが、一瞬二人の動きは止まった。
「ミズカ!」
そう今の声はミズカだったのである。
「まったく、来て早々あんた達のケンカを見ると思わなかったよ。」
そのミズカの言葉にサトシとカスミは苦笑した。
そこへ、どこからか、
「さぁ!これからポケモンのダンスが始まるよ〜!今なら、タダで見せちゃうよ〜ん!」
と声がする。
「ねぇ、ポケモンのダンスって、ポケモンがダンスするのかな?」
ミズカが聞く。
「そうなんじゃないの?」
カスミが答える。
「あたし見てみたい!」
「あたしも!」
「じゃぁ、寄ってみようぜ!」
という事で、ミズカ達はポケモンのダンスを見ていく事にした。
行ってみると、広場があり、大きなトラックが止まっていて、
その隣で何か準備をしている。
「あ!お客さん?」
「え、あ、まあ・・・。」
「じゃ、席に座って!座らせないと、団長に怒られるんだ!
あ!あたしは愛海!ここでバイトしてるの!よろしく!」
愛海の格好は半袖にジーパンを履いていてとても動きやすそうな格好だった。
「あたしはミズカ!」
「俺、サトシ!」
「あたしはカスミ!」
「俺は、タケシだ。」
みんなそれぞれ、自己紹介をする。
「さ、座って!満席になったら座れなくなるわ!」
「満員?」
「今に見てればわかるわよ!すぐに満員になるから!」
そう言って、愛海は四人を座らせた。その数分後、愛海の言った通り、すぐに満員になった。
広場いっぱいの人である。
「お待たせしました!これから、ポケモンダンス団によるポケモンダンスをお見せしたいと思います!」
愛海の声だった。その言葉が終わると、お客はみんな拍手をした。
「では、まずはカポエラーのダンスからです!」
そして、ダンスは始まった。
カポエラーや、プリン、ストライクやキレイハナなどのポケモンが数匹ずつ順番に出てきて踊っている。
そのダンスは見ている者をとても楽しくしてくれた。
「すごーい!」
ダンスが終わると、すごい歓声と拍手だった。それだけ凄かったのである。
その後、あっという間に人はいなくなった。
「どうだった?ポケモンのダンスは?」
愛海が聞いてきた。
「凄くよかったよ!」
と気持ちよく言ったミズカであった。

  続く

57 :美羽2007/04/22(Sun) 21:04:08 ID:E74Gqg4M
五十一章  ダンスの稽古

ミズカの感想を聞いて愛海は、
「ホントに!良かった!」
「愛海、この人達と仲良くなったの?」
一人の女の人が、愛海に話しかけた。
「えぇ!そのピチューが凄く可愛いくて・・・!」
「そのピチュー、あなたの?」
女の人がミズカに聞く。
「はい!」
「そう!そのピカチュウとトゲピーも可愛いわね!」
女の人は、ピカチュウとトゲピーを見た。
「あ!申し遅れたわね!私はエリコ!このポケモンダンス団の団長よ!」
エリコは見た目、二十代のお姉さんだった。
「あたしはミズカです!」
「サトシです!」
「カスミです!」
「自分はタケシと申します!これから、お茶でも・・・」
「はいはい、お茶なら一人でしようね〜!」
いつものように暴走するタケシにカスミは耳を引っ張って止めた。
「あなた達、旅の途中?」
「はい、そうです!」
ミズカが答えた。
「それじゃ、今日はここで野宿だから一緒にどう?」
エリコが言った。
「はい!お願いします!」
と、サトシが勝手に決めたが、ミズカもカスミもタケシも反対はしなかった。
「それじゃ、よろしくね!あ!ミズカ!他のポケモン見せてよ!」
愛海が言った。
「よし、エーフィ!チコリータ!出てきて!」
ミズカは二匹を出した。
「うわ〜、このエーフィ、毛並みが綺麗ね!チコリータも!色が良い!」
「ありがとう!」
ミズカは少し照れながら言った。
「このピチューは可愛いし!言うことなしね!」
「愛海はポケモン持ってないの?」
「いるわよ!全部、炎タイプのポケモンだけどね!」
「へぇ〜!」
「そうだ!これからポケモン達が、ダンスの稽古やるけどあなた達のポケモンも一緒にどう?」
エリコが言った。
「ホントですか!みんなどうするって聞くまでもないみたいね・・・。」
エーフィ、チコリータ、ピチューはやる気満々である。
「それじゃ、よろしくお願いします!」
「わかったわ!サトシ君達はどう?」
「よろしくお願いします!」
サトシとカスミは言った。
「よし!それじゃ、今からやるわよ!」
こうして、ポケモンダンス団の稽古が始まった。
「まずは、みんなこの音楽に合わせて好きなように踊って見せて!」
エリコが言うと、愛海がラジカセを持ってきて電源を入れた。
その曲は知らない曲だった。でも、ダンスに使いそうな曲というのはわかる。とてもリズミカルな曲なのだ。
「さぁ、みんな踊って!」
しかし、急に踊れるはずもなかった。ダンス団のポケモンは当たり前のように踊っているが、
ミズカ達のポケモンは戸惑っていた。
しかし、一匹だけ違った。ピチューである。
「(ピチュー、すごい・・・。)」
ミズカは思った。エリコと愛海も驚いた表情である。
「あなたのピチュー、ダンスが得意だったの?」
エリコが聞く。
「いえ・・・、あたしも今、初めて知りました。」
ミズカは答えた。
「そう・・・。あのくらいの素質があるなら、ここでやっていけるくらいよ・・・。」
エリコが言った。
「凄い!ミズカのピチュー!団長はそんなにダンスの事では褒めないのよ!
思い切ってピチューをこのダンス団に入れたら!」
愛海は言った。
「え・・・。」
「こら愛海、無理を言わないの!」
エリコが愛海に怒る。愛海はベーッと舌を出した。
「でも、もしあなたにその気があるなら言ってね!」
エリコは優しく言った。ミズカは複雑な気持ちであった。

  続く

58 :美羽2007/04/23(Mon) 07:08:18 ID:Rq/hC7Bo
五十二章  さよならピチュー

その夜・・・、
「ミズカのピチュー凄かったよな!」
「ホント!あんなダンスが得意だったなんてね〜!」
サトシとカスミの言葉にピチューは顔を少し赤らめた。
「ピチューは、ダンス好きなの?」
カスミが聞く。ピチューは頷いた。ミズカはそんなピチューが見てられなかった。
「(ピチュー・・・ここに残りたいのかな・・・。)」
そんな考えが、頭に過ぎる。ミズカはダンス団に入れるつもりはなかった。
ピチューと離れるのが嫌だった。多分、他のポケモンでもそうだろう・・・。
「ズカ・・・?ミズカ!?」
ミズカはふと我に返った。
「え?何?」
「今の話し、聞いてなかったの?」
カスミが聞いた。
「え・・・、あ!ごめん・・・。」
「あんた自分のポケモンの話でしょ!ちゃんと聞いてなさいよ!」
「ごめん・・・。さっきのピチューのダンスを思い出してたのよ。」
「まったく・・・、で、あんたはどうしたいのよ?」
「へ?」
ミズカはまったくカスミの話しについていけない。
「ダンス団よ!入れさせないの?」
カスミは言った。
「え・・・。」
ミズカは一瞬言葉が詰まった。
「ピ、ピチューはどうしたい?」
ミズカはピチューに聞いた。
「ピチュー!!」
ピチューは悩む事なく答えた、答えはYESだ。
「そっか・・・。そうだよね・・・得意だし上手だもんね・・・。」
「ミズカ・・・?」
カスミが顔を覗かせた。
「いいよ・・・ピチュー!ダンス団に入って・・・。」
ミズカは寂しそうに言った。
「ピチュー?!」
ピチューはその言葉を聞いた瞬間、目を輝かせた。とても嬉しいらしい。
「(しょうがないよ・・・ピチューのやりたい事やらせてあげなきゃ・・・。)」

次の朝・・・、
トラックの前に、ミズカ達は立っていた。いよいよ、ピチューとの別れの時である。
「ピチュー、ちゃんとエリコさんや愛海の言うこと聞くのよ!」
ミズカは言った。
「ピチュ!」
ピチューは頷く。
「やるからには、絶対投げ出さないのよ!」
「ピチュ!」
「それと・・・、あたしの事、忘れないでよ!」
「ピチュー!!」
ピチューはミズカに抱きついた。ミズカは泣きそうになる。
「ピチュー、頑張ってね・・・。応援してるわよ!(ピチューはしっかりしてるから大丈夫よね!)」
「ピチュ!」
ピチューはそう言って、ミズカから離れた。ミズカは、エリコと愛海に、
「ピチューを、よろしくお願いします!」
とお辞儀する。エリコと愛海は頷いた。
「それじゃ、ピチュートラックに乗って!」
「ピチュー!」
ピチューは愛海に抱かれトラックに乗った。エリコの運転席に座る。
ピチューは窓から顔を出した。トラックがゆっくり動き出す、
ミズカにはそれが速く感じられた。そして、窓から顔を出したピチューに思いっきり手を振る。
「(さよなら・・・ピチュー・・・。次、会ったときはまた一緒に旅をしたいな!)」
ミズカはトラックが見えなくなるまで手を振っていた。そして、一筋涙が流れたのだった。
ピチューとの思い出を思い出しながら・・・。

  続く

59 :美羽2007/04/25(Wed) 16:43:26 ID:ifuizSBA
五十三章  恋ってどんな気持ち?

「あんた、好きな人とかいないの?」
カスミがミズカに聞いた。今は昼食中である。
「好きな人?どういう意味の?」
「恋よ!」
カスミは言った。
「残念ながら、いないわよ。」
「え〜!いないの?お子ちゃまね〜。」
カスミは大人ぶる。
「うるさいな〜。いないんだからしょうがないでしょ!」
ミズカは少し怒り口調になる。
「なぁ。」
サトシが話の途中に入ってきた。
「なに?」
カスミが聞く。
「恋って、好きになるってことだよな?」
サトシの言葉に、三人の動きは一瞬止まった。
まさか、サトシの口からそんな言葉が出ると思わなかったのだ。
「あ〜ら、お子ちゃまのサトシにしてはよくわかってるじゃない!」
カスミが言った。しかし、問題はここからである。
「でさ、その好きってどういう気持ちなんだ?」
その言葉に三人はこけた。
「なんでこけるんだよ!」
「普通、そこまでわかってれば、気持ちもわかるはずだぞ・・・。とくにサトシは・・・。」
タケシが言った。
「そんな事言われたってしょうがないだろ!」
「まぁ、たしかにね・・・。」
ミズカとタケシは苦笑し、カスミは呆れた顔をした。
「ん〜、なんていうか・・・その人を見たらドキドキしたり、
ずっと一緒にいたいなっていう気持ちになるんじゃない?後はよく知らないけど。」
ミズカが言った。
「へぇーそうなんだ・・・。(それってまさか・・・。)」
実はサトシ、表には出さないがカスミを見るとドキドキする事がある。
サトシがそんな事を考えてボーッとしてると、
「サトシ〜?」
カスミの顔が目の前にあった。サトシは少し赤らめる。
「な、なんだよ!」
「なーに、あんたボーッとしてんのよ!まさか、そういう子がいるわけ〜?」
「い、いるわけないだろ!(後でミズカかタケシに聞いてみるか・・・。)」
「ふーん・・・。」
カスミは怪しい目でサトシを見た。サトシはカスミと目が合わないように、黙々とご飯を食べる。
「ごちそうさま!」
そんなサトシに助け船を出したのはミズカだった。
「あんたいつその量を食べたのよ!」
カスミは、サトシからミズカに視点を変える。サトシはホッとした。
「いつって・・・、今だけど?」
「はぁ、これだからお子ちゃまは・・・。」
「お子ちゃまで悪かったわね。どうせ恋もしてない女ですよ。タケシ、川ってどこ?」
「そこを真っ直ぐだ。」
「わかった!」
ミズカはそう言って立ち上がり、皿を洗いにいった。もちろん、わざとである。
「俺もごちそうさま!」
サトシも食べ終わり、逃げるようにして、ミズカの後を追い掛けて行った。
「ねぇ、なんかサトシの様子おかしくない?」
「そうだな・・・。」
タケシはなぜだかわかっていたが、何も言わなかった。
「(ミズカ、頼んだぞ。)」
と、タケシは心の中でミズカに頼んだのだった。

  続く

60 :美羽2007/04/25(Wed) 16:50:40 ID:ifuizSBA
五十四章  サトシの恋

一方、タケシに心の中で頼まれたミズカと、
逃げるようにミズカを追ってきたサトシはというと・・・。
川で、皿を洗っていた。
「あのさ・・・。」
サトシがミズカに話しかける。
「カスミの事でしょ。」
ミズカに言われサトシは苦笑する。どうやらそうらしい・・・。
「これってやっぱり・・・恋だよな?」
「よく気づいたわね・・・。あたしの説明で・・・。」
「よくわかる説明だったぜ?」
「まぁ、もとの世界でよく少女漫画を読んでるからね!」
ミズカは苦笑する。
「ミズカは本当にいないのか?」
「何が?」
「だから、好きな人だよ!」
「いないわよ!まったくと言ったら、嘘になるけどね!」
「え?じゃあ、いるのか?」
「好きにはなってないわよ!気になるだけ!」
ミズカは洗った皿を持っているタオルで拭きながら言った。
「カスミには言ってないのか?」
「その人の事、自分がちゃんとどう思ってるのかわかったら言う。」
「そっか・・・。じゃぁ、俺戻るよ!」
サトシは戻ろうとする。
「まだ戻らないほうが良いわよ?」
「なんで?」
「今、行けばカスミにまた聞かれるわよ。好きな子いるのって・・・。」
「え?」
「なんで聞かれるんだ?」
「それは・・・(言っちゃまずいよね・・・。)」
ミズカは言葉を詰まらせた。
「どうしたんだよ?」
「とにかく戻るんなら、あたしも行くわ!」
そう言って、ミズカは立ち上がった。
「なんか言ってることがおかしくないか?」
サトシが微妙な顔をする。
「気のせいよ!さ、戻るわよ!」
ミズカは勝手に歩いていく。
「おい、待てよ!」
サトシはそれを追いかけて行った。さて、ミズカの気になる人とは一体誰なのだろうか・・・。
それを知るのはかなり先になる・・・。
「ミズカ!」
サトシが呼んだ。
「何・・・?」
「バトルしようぜ!」
「いいわよ!戻ったらすぐね!」
ミズカはその話しにのった。
「よし!リーグの前だから負けないぜ!」
「あたしだって!」
こうして、ミズカとサトシはバトルをする事にしたのだった。

続く

61 :美羽2007/04/26(Thu) 21:23:39 ID:Xinc8KhI
五十五章  ジョウトで最後のバトル!

「よし!使用ポケモンは一体な!」
「OK!」
カスミとタケシのところへ戻ってきた、ミズカとサトシは早速バトルのルールを決めていた。
「ま〜た、バトルするわけ〜?」
カスミは呆れた顔で言った。
「またってずいぶんやってないわよ?サトシとは・・・。」
「はぁ・・・。」
「ミズカ!やろうぜ!」
「わかった!」
ミズカとサトシは位置につく。
「使用ポケモンは一体!どちらかのポケモンが戦闘不能になった時点で試合終了!
それではバトル始め!」
こうしてバトルは始まった。
「よーし!エーフィ!レディーゴー!」
「フィー!」
「ピカチュウ!君に決めた!」
「ピッカ!」
ミズカはエーフィ、サトシはピカチュウを出した。
「(やっぱりピカチュウね!絶対、負けないわよ!)」
「(やっぱりエーフィか!絶対負けないぜ!)」
二人はそう思った。
「こっちからいくわよ!エーフィ!電光石火!」
「フィ!」
「ピカチュウ!十万ボルト!」
「ピーカヂューウ!」
ピカチュウは十万ボルトをしてくる。
エーフィは電光石火のスピードの勢いで、十万ボルトをかわした。
そして、ピカチュウにそのまま攻撃する。
「ピッカ!」
「エーフィ!いいわよ!そのままスピードスター!」
「フィー!!」
エーフィは続けて、スピードスターで攻撃する。
「エーフィ・・・スピードが速いわね・・・。」
カスミが呟く。いつもは、かなり手強いトレーナーとやっていたため、カスミは全然気づかなかったが、
力が互角のサトシとやるとエーフィがどれだけ速いのかがわかる。
ちなみにミズカもまったく気づいていない。
バトルを重ねていくうちにエーフィのスピードは自然と速くなっていたのである。
「ピカチュウ!電光石火だ!」
「ピッカ!」
しかし、ピカチュウも負けてはいない。エーフィに電光石火で攻撃する。
「フィ・・・。」
「エーフィ!サイコキネシス!」
「フィー!」
ピカチュウは持ち上がった。
「エーフィ!地面に叩きつけるのよ!!」
「フィ!」
「ピッカ・・・。」
「ピカチュウ!負けるな!十万ボルト!!」
「ピーカヂューウ!!」
その十万ボルトは最初の十万ボルトより威力が上がっていた。エーフィは避けきれずに、攻撃をくらう。
「フィ・・・。」
「エーフィ!」
「ピカチュウ!電光石火!」
「ピッカ!」
「フィ・・・。」
「エーフィ!もう一度、サイコキネシスよ!」
「フィ!!」
また、ピカチュウの体は持ち上がった。
「ピ〜カ〜・・・!」
「ピカチュウ!なんとか、サイコキネシスと解くんだ!」
「無理よ・・・。エーフィ!もう一度地面に叩きつけるのよ!」
ミズカがエーフィに指示をすると同時に、
「ピ〜カ〜ヂュ〜ウ!!!」
ピカチュウは雷を放った。その瞬間ピカチュウは地面叩きつけられ、
エーフィはピカチュウの雷をくらってしまった。
その結果、どちらとも同時に戦闘不能となった。
「ピカチュウ、エーフィ!戦闘不能、よって引き分け!」
「エーフィ、お疲れ様。ボールに戻って!」
ミズカはエーフィをボールに戻した。
「また、引き分けね・・・。」
「あぁ・・・。」
「でも、楽しかったわ!次は負けないわよ!」
「俺だって!」
「さて、あたしはもとの世界に戻るわ!リーグ!頑張ってよ!」
「もちろん!」
「じゃあね!」
ミズカはドアを出して、もとの世界に戻って行ったのだった。

  続く

62 :美羽2007/04/27(Fri) 16:04:12 ID:WnxRNgcM
五十六章  ポケモンリーグ!

「どうしたのミズカ・・・?やけに今日は楽しそうね・・・?」
この声は学校の友達の声である。
「え?そう?なんでもないよ!(こんな事言っても信じてもらえるわけないし・・・。)」
「まったく、授業中にそんなニヤニヤしてたら先生に変な顔されるよ?」
「そうだね・・・。気をつけるよ・・・。」
ミズカは苦笑した。今日は待ちに待ったポケモンアニメの予選リーグがやる。
ミズカにはとても楽しみだった。
先週はシゲルが再び出てきて、リーグ開幕で終わった。
そして今日はいよいよ予選リーグ!ミズカはすごく楽しみだった。
「(絶対に見るんだから!)」
ミズカはそう思っていた。
夜、ミズカは予選リーグ一回戦目、サトシとモエという少女のバトルを真剣に見ていた。かなり真剣である。
「お姉ちゃんなんでそんなに、ポケモンが好きなの?」
ミズカの弟が聞く。
「え・・・っと、好きだから好きなのよ!」
それだけ言って、ミズカはまた見始める。サトシは見事勝っていた。
翌週も予選リーグ、サトシとジュンイチという少年だった。ミズカはこの少年を知っている。
なぜなら、アニメのサイドストーリーみたいな感じで、ライコウ伝説がやっていたとき出てきていたのである。
この勝負は引き分けに終わったが、サトシは見事、決勝リーグに進んだ。
その日、ミズカはポケモン世界に行った。とにかく、おめでとうと言いたかったのだ。
「(えっと・・・ここは・・・どこ?)」
ミズカは周りを見渡す。見るとすごく横幅が大きい建物があった。例えると、東京ドームみたいな感じである。
「(そっか、ここは会場なんだ!)」
そうとわかった瞬間ミズカの目は輝いた。この世界はまだ昼である、
もしかしたら、まだバトルをやってるかもしれないというのが頭に浮かんだ。
ミズカは、会場の中に入る。
「うわ〜!」
ミズカは思わず、声に出してしまった。そこでは激しいバトルが繰り広げられている。
「(すごい!あたしもあそこでバトルしてみたいな・・・。)」
ポケモン世界に来てからずっと憧れだったポケモンリーグ、ミズカの憧れはまた大きくなった。
「あれ?ミズカじゃない!」
誰かが声をかけてきた。
「カスミ!それにサトシにタケシ!(やばい・・・すっかり目的を忘れてた・・・。)」
「あんたこんな所で何してるわけ?」
「サトシ、決勝リーグへ進んだでしょ?だから、来たんだけど・・・。ついバトルに見入っちゃって・・・。」
ミズカは苦笑した。
「そっか、ミズカはこういう所来るの初めてだもんな!」
「まぁね・・・!サトシ、決勝リーグ頑張ってよ!」
「あぁ!」
サトシは頷いた。
「それじゃ、あたしは他の所も見て来るわ!」
「じゃあな!」
「じゃあね!」
ミズカは三人と別れた。会場を出るてしばらく歩いていると出店があった。
そんなんで、よそ見をして歩いていると、人が多かったため誰かにぶつかってしまった。
「すみません!よそ見してたもんで・・・。」
「いや・・・、僕こそよそ見してたから・・・って君は!」
「あ!」
さて、ミズカがぶつかったのは一体誰だったのだろうか。

  続く

63 :美羽2007/04/28(Sat) 09:07:15 ID:7ZYh/gyQ
八十八章  シゲル再び!

「君は!!」
「あ!シゲル!」
ミズカがよそ見してぶつかった人物はシゲルだった。
「お久しぶりね!」
「あ、あぁ。サトシ達には会ったのかい?」
「うん!シゲルも決勝リーグに進んだんでしょ?」
ミズカが聞く。
「うん、まあね!」
「あ、そうそう・・・。この間・・・あった時なんだけどさ・・・。」
ミズカは笑顔から、真剣な顔に変わった。
「どうしたんだい?」
「どうして、あたしの名前を聞いて顔をしかめたの?」
ミズカはずっと疑問に思っていた事を聞いた。
「え・・・。あぁ、実は僕が八歳の時、君と同じ名前の子と遊んだ事があるんだ。
でも、その子は、三歳ぐらいだったけどね!あと、サトシもいたんだ。」
「へぇ〜!あたしと同じ名前なんて・・・珍しい!!」
ミズカは笑った。
「その子は父親といたよ。」
「ふ〜ん、そっか・・・。」
「(やっぱり覚えていないか・・・。)」
「あたしさ、なんか変な夢見たんだよね・・・最近・・・。」
「え・・・?」
「なんか、あたしが幼くて森で男の子二人と遊んでるの。お父さんもいてさ・・・。
たしか、キャップを被った子と・・・子供とは思えないほどしっかりしてた子がいたわ・・・。
その夢は、妙にリアルで・・・小さい頃に本当にあったことのような感じだったの!
なんか、シゲルが今話した事と似てるわね!」
「そ、そうだね・・・。」
シゲルは今の言葉にビックリしていた。
「なんかすごいな〜、いつかその子と会えたらいいな!」
ミズカは空を見上げた。
「あえるんじゃないかな・・・(だってそれは・・・)」
「そう?そうだといいな!」
ミズカは軽く伸びをした。
「ところで、話が変わるんだけど・・・、君には言っておくよ。」
「え・・・?」
「僕は、このリーグが終わったら、研究者になろうと思うんだ。」
そのシゲルの言葉にミズカは目を見開いた。
そんな事、まったく考えてもいないことだった。
「うそ・・・。」
「本当さ、まだ、サトシには言ってないけどね。」
「じゃぁ、リーグが終わったら・・・。」
「サトシにも言うつもりさ。」
「そっか。それじゃ、サトシとバトルできるといいね!」
「そうだね。」
「それじゃ、あたしはもとの世界に戻るわ!リーグ、頑張ってね!」
「ありがとう!君も、僕が昔遊んだ子に会えるといいね!」
「うん!絶対に会うわ!」
ミズカはリュックから、手鏡を出した。
「(君はいつ知るのかな・・・、その僕が八歳の時に遊んだのが君自身だって事に・・・。)」
ミズカはシゲルがそんな事を知っているとも知らず、
ドアを出しもとの世界に帰って行った。

  続く

64 :美羽2007/05/05(Sat) 20:50:32 ID:TZIIIMrc
五十八章  さようならまた会う日まで!

ジョウトリーグが終わった。サトシはベスト8で終わり、シゲルはそのサトシに負けてベスト16で終わった。
サトシとシゲルはなんと決勝リーグ一回戦で対戦となったのである。
そして、それから一週間・・・、今日もアニメを見ていた。
しかし、ミズカの顔色は変わった。なぜなら、カスミが姉達の代わりにハナダジムのジムリーダーにならなきゃいけなくなったのだ。
ようするに、サトシとはもう旅をしないということになる。
なぜ、カスミがジムリーダーにならなきゃいけなくなったかというと、いつものカスミの姉達のワガママだった。
なんと、世界一周旅行をするからというのである。サトシとカスミの気持ちを知ってるミズカには辛いものがあった。
しかし、そうクヨクヨしててもしょうがない、ミズカは夜ポケモン世界に行った。

一方、サトシと別れたカスミはというと・・・。
「あ〜ぁ・・・ミズカともう会えないのかな〜。」
と呟いていた。
「チョゲ?」
自転車の籠に乗っていたトゲピーが心配そうに見つめる。
この自転車は以前、サトシが旅立ちの日に壊したカスミの自転車である。
ジョウトから懐かしい、トキワシティに行くとポケモンセンターのジョーイさんが直してくれていたのである。
しかし、あまり速くこぎたくなかった。どんどん、皆と一緒に過ごした旅が遠ざかっていく気がする。
その時、カスミの横をトラックが通り過ぎ、何十メートルか先で止まった。そして、トラックのドアが開く、
「おじさん!ありがとうございます!」
出てきたのはミズカだった。カスミは思わず目を擦った。しかし、まぎれもなく、トラックから降りてきたのはミズカである。
「いえいえ、お譲ちゃん大切な友達が見つかって良かったね!」
「はい!ホントにありがとうございました!」
「それじゃ、気をつけてね!」
そういって、トラックの運転手はミズカを降ろして走り去っていった。
カスミは自転車から降りた。
「は〜い!カスミ!」
ミズカはのんきに声をかける。
「なんであんたこんな所にいるのよ!」
「いやね!もとの世界から、こっちに来たら、トキワシティだったのよ!それで、たしかまだカスミが近くにいるはずだなと思って・・・トラックのおじさんに頼んじゃった!」
ミズカは頭をかきながらいった。結構、こういうのは苦手だった、だから照れてしまったのである。
「そうじゃなくて!なんで会いに来たのよ!」
「だって、散々迷惑かけたのに挨拶しないなんて嫌なんだもん・・・、それに約束もしてないしね!」
ミズカの顔は少し赤らめる。
「約束・・・?」
カスミが聞き返す。
「あたし・・・、これからホウエン地方に行こうと思うの!多分、サトシもそうだと思う。それで、もしカスミがホウエン地方に来たら、どんなに忙しくても絶対にカスミに会いに行く!」
「それが約束?」
カスミが聞いた。嬉しかったのだ、ホウエンに来たら絶対来る。そんな言葉を誰だって聞いたら嬉しいだろう。
「うん!」
「ミズカらしいわね!」
「でしょ!」
二人は笑った。
「そういえば、タケシには会いに行かないわけ?」
「大丈夫よ!タケシなら、サトシとホウエンで合流すると思うから!」
「結局、追いかけていくわけね・・・。タケシは・・・。」
「まぁ、アニメで知ったことだから・・・。」
「それじゃ、あたしは早くハナダに戻らないと・・・。」
カスミは再び自転車にまたいだ。
「うん!また会う日まで!お互い、頑張ろうね!」
「えぇ!」
そう言って、カスミはゆっくり自転車をこぎ始める。ミズカはそれが見えなくなるまで、見送っていたのだった・・・。

続く


〜お詫び〜
前回、章が八十八章になっていました!
正しくは五十七章です! ホントに、すみませんでした!

65 :美羽2007/05/28(Mon) 21:25:16 ID:wDvUcZ7s
五十九章   ミズカ!新たな旅立ち!

「ねぇ、エーフィ・・・チコリータ・・・ここどこだろう・・・?」
ミズカは道に迷っていた。一人で、旅をするのは初めてである。
ミズカはマサラタウンに向っているはずなのだが、今いるのが本当にどこなのかわからなかった。
「あ〜、なんか、サトシ達がいたありがたみが・・・・。」
エーフィとチコリータはこの頼りないトレーナーに呆れた顔を見せる。
ミズカはそれを見て苦笑した。
「どうしよう・・・。」
そう言いながら歩き続ける。それをもとの世界に戻ったりしながら続けている。
どうしても、マサラタウンへ手鏡を使っていけなかったのである。よく考えてみれば、
ミズカは鏡に適当な場所に行かされていた。
というより、サトシ達の所に勝手に飛ばされていた。
しかし、サトシ、カスミ、タケシがバラバラになった今、最後に三人がいた街に飛ばされたのである。
そして、それからカスミのところへ行き、そして、現在マサラタウンに向って歩いている。
「(今日はここらへんにしとこ・・・。)」
ミズカは、エーフィとチコリータをボールに戻し、もとの世界に帰っていった。
その翌週、またポケモン世界に来た。ちなみにサトシはもうホウエン地方である。
ミズカは、道行く人に道を聞きやっとマサラタウンに着いた。ミズカはオーキド研究所に行く。
<<ピンポーン>>
ミズカはインターホンを鳴らした、出てきたのはケンジである。
「あ!君は!」
「どうも!オーキド博士は?」
「いるよ!」
「博士〜!」
ケンジが博士を呼ぶ。すると、博士が部屋から出てきた。
「お〜、よく来たのう!」
「だいぶ、迷いましたけどね・・・。」
ミズカは苦笑した。そのあと、ミズカは部屋に案内された。中にはサトシの母親がいた。
「あら、ミズカちゃんじゃない!」
「こんにちは!」
ミズカはお辞儀する。そんな挨拶が終わったところで、オーキド博士がミズカに、
「うむ、早速じゃがお前さんは、サトシが行った、ホウエン地方に行くつもりかの?」
と聞いた。もちろん、ミズカの答えは、
「はい!」
である。ミズカはそう言いながら頷いた。
「そうか、なら良かったわい!これが船のチケットじゃ!」
オーキド博士が、チケットを出してきた。見ると、ホウエン地方行きのチケットだった。
「え・・・、良いんですか?」
ミズカは驚く。
「何、子供が遠慮する事はないわい!」
「そうですか・・・ありがとうございます!」
ミズカはホウエン地方行きのチケットをもらった。
「今日はここで泊まっていくといいじゃろう。」
「ありがとうございます!」
「それじゃ、私はこの辺で・・・」
サトシの母が立つ。
「ミズカちゃん、サトシに会ったらたまには電話しなさいって
サトシの母が言ってたと言っておいてね!」
「はい!」
「それじゃ!」
そして、サトシの母親は帰って行った。

次の日・・・、
「じゃ、行ってきます!」
と言って、ミズカがエーフィ、チコリータを連れて行こうとすると、
「チッコ!」
チコリータはミズカを止めた。
「どうしたの?チコリータ?」
「チコチコ!」
チコリータは何か訴えてるようだった。ミズカはすぐにピンと来た。このオーキド研究所には、フシギダネがいる。
多分、フシギダネからここで色々事を教わりたいのだろうとミズカは思った。
「わかった。オーキド博士!チコリータをお願いできますか?」
「もちろんじゃよ!」
「それじゃ、よろしくお願いします!」
「気をつけてな!」
「はい!」
ミズカとエーフィは、オーキド博士やケンジ、チコリータに見送られながら、マサラタウンを後にした。
港にはすぐに着いた。今度は迷わなかったのである。
そして、ミズカはホウエン地方を目指すべく、船に乗った。
「エーフィ!頑張ろうね!!」
と、エーフィに話しかけながら・・・。新たな旅が今始まった!

  続く(二巻&ジョウト編終了)


〜あとがき〜
いや〜、はい、ジョウト編終了です!
次回からはいよいよホウエン編(以下AG編)となります!
ミズカ「AG編には、ハルカとマサトがいるのよね! なんか楽しみ〜」
それでは! この辺で!

66 :美羽2007/06/24(Sun) 12:46:39 ID:2vdyFmlg
六十章  ホウエン地方!

「う〜ん、いい気持ち! エーフィ、気持ちいいね!」
この少女ミズカ十歳は、新たな一歩を踏み入れようとしていた。
「フィー!」
ミズカもエーフィも気持ちよさそうに深呼吸をした。
ここはホウエン地方、これからこの少女が旅をする地方である。
実はこの少女、この世界の者ではない。そのため、リーグに出る事もできない。
この少女は何をしに来たのか、それは、自分がなぜこの世界へ呼ばれたのか探すため、
そして、この世界の住民となって、いつか夢のリーグ出場を叶えるためである。
「さて! まずはミシロタウンのオダマキ博士の所に行って、サトシ達がどこの方向へ
行ったのか教えてもらわなきゃね!」
「フィ!」
サトシ……、ミズカの世界ではアニメでやっている。ポケットモンスターの主人公である。
といっても、今はポケットモンスターの後ろにアドバンスジェネレーションとつくが……。
「よーし! レディーゴー!」
こうして、ミズカは新たな一歩を力強く踏み出しミシロタウンへと走って行く。
オダマキ博士の研究所には一時間弱で着いた。
<<ピーンポーン>>
ミズカはインターホンを鳴らした。すると、ゆっくりとドアが開いた。
中から、三十代半ばでちょっと太った男の人が出てきた。この人がオダマキ博士である。
「初めまして! ミズカです!」
「君がミズカちゃんだね。いや〜、もうすぐ来ると思ってたよ! オーキド博士から、連絡があったからね!」
「そうなんですか!」
「まぁね、すぐにサトシ君たちを追いかけるのかい?」
「はい!」
「そうか……それじゃあ、この地図と方位磁石を持って行くといいよ!」
「はい! ありがとうございます!」
ミズカは地図と方位磁石を受け取る。
「それじゃ、行って来るといいよ。サトシ君達はカナズミシティへ向ってるって電話があったよ!!」
「わかりました! ありがとうございました!」
そしてミズカはカナズミシティへ向って歩き始めた。
「ねぇ、エーフィ……こんな速さじゃ間に合わないよね?」
ミズカが地図を見ながら聞いた。
「フィ!」
エーフィは頷く。
「よーし! もう一回、走るか〜!」
「フィー!」
ミズカはそう言って走って出した。体がムズムズして仕方ないらしい。
とにかく一刻も早く、仲間に会いたかったのだった。

  続く

〜あとがき〜
……はい! ついに始まりました!!(笑
AG編です! なんか、ずいぶん時間が空いてしまいましたが……(汗
ハルカ「かもかも! あたし達の出番ないのかと思ったかも!」
マサト「まったく酷いよね!」
……はい、すみません。それでは!

67 :美羽2007/06/24(Sun) 12:48:46 ID:2vdyFmlg
六十一章 ありえない!!

ミズカがミシロタウンを後にして、三日が経った。
ミズカはまだ走っていて、やっとトウカシティを過ぎたところである。
その頃、アニメの主人公サトシ達は……、
「へぇ〜、あたしカスミっていう子と旅したかったかも〜!」
今の声はハルカという少女である。この少女は最近サトシ達の仲間に加わった。
ホウエン地方、ジムリーダーのセンリの娘である。変わった髪型で赤いバンダナをしている。
ちなみに、カスミとはサトシとタケシがつい最近まで一緒に旅をしていた少女の事、
そして今は姉のワガママのせいで故郷ハナダシティでジムリーダーをしている、ミズカの親友である。
そしてもう一人、
「お姉さん達の代わりにジムリーダーなんてすごいや!」
この声は、ハルカの弟マサトである。マサトもサトシ達の仲間に加わっていた。
子供なのに割りとしっかりしている。
「そういえば、ミズカってどんな人なの?」
マサトが聞いてくる。
「サトシに似てる奴だな」
サトシとオレンジ諸島の旅以外ずっと一緒に旅をしているタケシが言った。
「似てるって何が?」
ハルカが聞く。
「性格だ」
タケシはサトシを見て言った。サトシは苦笑している。
「へぇ〜そうなんだ! で、今その子はどこにいるの?」
ハルカは興味津々、マサトもそうだった。
「ん〜、なんていうか、別の世界だよなぁ?」
サトシがタケシに聞く。なんて答えていいかわからなかったのである。
「そうだな」
タケシは頷いた。その二人の言葉に、
「ちょっと! ふざけないでほしいかも!」
「そうだよ! そんな世界あるわけないじゃん!」
もちろん、ハルカとマサトは信じるわけがなかった。
「で? どこに住んでるの?」
ハルカはもう一度聞く。サトシとタケシは困った表情を浮かべた。
「何よ! 二人とも隠しちゃって! 今すぐ、会わせなさいよ!」
「そんな無茶な……。あ……でもミズカ、そろそろ来てもおかしくないよな?」
サトシは肩に乗っているピカチュウを見た。ピカチュウは少し考えて頷く。
「そういえばそうだな! ミズカの性格ならハルカとマサトに会いに来るだろ……」
「どういう事?」
「俺達の事アニメでやってるんだっけ……? な、タケシ?」
またサトシは、タケシに聞いた。
「あぁ!」
タケシは頷いた。
「またありえない話をしてるし・・・」
マサトは呆れた顔を見せる。
「ありえるんだって……な! ピカチュウ!」
「ピカピカ!」
ピカチュウはその通りという顔をして答えた。
「ピカチュウを使ったって無駄だよ! 嘘なのバレバレ!」
マサトはまったく信じない。しかし、
「でも、ピカチュウがすぐにのるとも思えないかも!」
ハルカは少し信じ始めていた。その時、
「ピカ!?」
クレーンみたいな物がピカチュウを掴んだ。そのままピカチュウは持ち上げられていく……。

  続く

68 :美羽2007/07/15(Sun) 09:40:37 ID:WvCCY49g
六十二章  ピカチュウ捜査戦!?

「なんだ?」
サトシがそう言うと、いつもの三人……そうロケット団のムサシ、コジロウ、ニャースが出てきた。
この三人……正しくは二人と一匹だが、いつもサトシのピカチュウを狙っている。
そして、いつものように登場セリフを言う。
「なんだかんだと聞かれたら」
「答えてあげるが世の情け」
「世界の破壊を防ぐため」
「世界の平和を守るため」
「愛と真実の悪を貫く」
「ラブリーチャーミーな敵役」
「ムサシ!」
「コジロウ!」
「銀河を駆けるロケット団の二人には」
「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
「にゃんてにゃー!」
「ロケット団!」
「今日こそピカチュウゲットでチュウ!」
そう言いながら、ピカチュウを檻の中に入れた。ピカチュウは電撃を放つがいつものよ
うに帯電になっていた。
高笑いしながら、ニャース気球に乗って逃げていく。
「スバメ! 君に決めた!」
サトシはスバメを出した。
「スバー!」
スバメは気球を破った。だが、その時強い風が吹いて気球は揺れ、
ムサシは持っていたピカチュウの檻を気球の外へ落としてしまった。
「ピーカ〜!」
ピカチュウは落ちて、森のどこかへ消えてしまった。サトシ達はロケット団の気球が落ちた場所へ行く、
「ジャリボーイ! あたし達は勝手にピカチュウ探すからね!」
「お前達も勝手にやっとけ!」
そう言って、ロケット団は走って消えてしまった。
「よし、俺達も探そう!」
サトシ達も二人ずつに分かれてピカチュウを探しに行った。

その頃……ミズカは……、
「あっれ〜? ここら辺にサトシ達いるはずなんだけどな……。さてはまた迷った!?」
ミズカの言葉にエーフィは困った顔をする。ミズカは地図を確認した。
何度も、何度も今来た道を確認する、別に迷ったわけではないらしい。とにかくミズカは前へ進んだ。
そして、この先に何かが倒れているのに気づく。ポケモンみたいだ。
ミズカとエーフィはそこまで駆け寄る。すると、驚く事にサトシのピカチュウだった。
「ピカチュウ! なんでこんなところに……」
ミズカはピカチュウを抱き上げると、ピカチュウは気がついた。
「ピピカ!」
ピカチュウは驚いた顔をするがすぐに安心した顔を見せた。
「だいぶ傷だらけだけど大丈夫?」
ミズカは聞く。ピカチュウの体は、落ちたせいで傷ついていた。
「ピカ……!」
ピカチュウは頷いた。
「サトシ達は?」
「ピカ……」
ピカチュウは下を向く。すぐにミズカはサトシ達とは逸れたのだとわかった。
「そっか、はぐれたのね……ロケット団のせいとか?」
「ピカ!」
ピカチュウは深く頷いた。しかも、かなり怒ってる様子である。
「やっぱり、それじゃあ、そんなのんきにしてる場合じゃないわね! エーフィ! 急ぐわよ!」
「フィー!」
ミズカはピカチュウを抱いて、エーフィと一緒に走ってサトシ達を探しに行く事にした。
「(サトシ……心配よね……)」
ミズカのそう思った、それだけピカチュウとサトシは親しい仲なのである。
ミズカの思った通り、サトシは心配していた。

「ピカチュウ……大丈夫かな……」
サトシはそう呟く。当たり前だ、サトシとピカチュウはかなり仲が良い。
「大丈夫よ! きっと通りかかった人がピカチュウを助けてくれてるかも!」
ハルカはサトシを元気付けるために言った。しかし、サトシは、
「そうだな……」
と素っ気なく答えたのだった。

  続く

69 :美羽2007/07/17(Tue) 09:31:05 ID:06runumg
六三章  サトシ達を探せ!

「ねぇ、タケシ……ところで仮にピカチュウを見つけたとして……、
どうやってサトシやお姉ちゃんに会うの?」
一方、タケシとマサト組……。マサトはそんな疑問をタケシにぶつける。
「まぁ、なんとかなるだろう」
そんな事を心配しているマサトにタケシはのんきに答えた。
「そんな、のんきでいいの?」
「焦っても何もならないぞ」
タケシの言う通りである。
「そうだけど……、ならサトシ達も探したほうが良いんじゃないかな?」
「じゃあ、そうするか!」
マサトとタケシはサトシ達も探すことにした。

一方、サトシ達を探しているミズカは……
「ジャリガール! ピカチュウをさっさと渡しなさいよ!」
と、ロケット団に見つかっていた。今のはムサシの声である。
「無理!」
ミズカはもちろん否定する。
「エーフィ! 頼んだわよ!」
「フィ!」
ミズカはバトルに持ち込む事にした。
「ならこっちだって! 行け〜アーボック!」
「シャー!」
「エーフィ! 金縛り!」
「フィ!」
ミズカはアーボックにと指示するつもりだったが、
エーフィは許せないらしくロケット団に金縛りをした。
「な……動かないぞ!」
「なんかジャリガール強くなってるニャ!」
「あのね〜、そりゃ、トレーナーなら強くなるわよ……。エーフィはエスパータイプなんだから
そのくらい予測しなきゃね!」
ミズカも予測してなかった事なのだが……つい調子に乗ってしまった。
「ピカ!」
ピカチュウはミズカに何か訴える。
「止めを刺したいの?」
「ピッカ!」
ピカチュウはミズカの言葉に頷いた。
「よーし、ピカチュウ! 十万ボルト!! (言ってみたかったんだよね〜!)」
ミズカはそう思いながら、ピカチュウに十万ボルトを指示した。
「ピーカヂューウ!!」
「やな感じ〜!」
ピカチュウは怒り爆発という感じでロケット団に攻撃した。ロケット団は空高く飛んでいった。

一方、サトシとハルカは……、
「ピーカヂューウ!」
と、遠くからピカチュウの声が聞こえた。実はミズカ達の結構近くを歩いていたのだ。
「今のピカチュウの十万ボルトだ……」
「サトシ、行くわよ!」
「あぁ!」
二人は声のする方へ走った。そして、二人はピカチュウを見つけた。
ちなみにサトシは完全にピカチュウを探す目線……つまり、地面を見て探してたいため、
ミズカはただの通りすがりの人だと思っている。
「ピカチュウ!」
「ピカピ!」
ピカチュウはサトシの胸に飛び込んだ。
「ピカチュウ! 大丈夫だったか!」
「ピッカ!」
「ほらサトシ、先に・・・」
ハルカはサトシに、通りすがりの人……ミズカにお礼をしなさい、と言おうとした。
サトシはハルカが言い終わる前に気づいた。
「あ!そうだった……。ピカチュウを助けてもらって……」
サトシはやっと顔を上げる。
「……ってミズカじゃないか!」
「何よ、その言い方! せっかくピカチュウを助けてあげたのに!」
ミズカは少し怒り気味だった。
「悪い悪い……」
サトシは苦笑した。
「(へぇ〜、この子がミズカって子かも……)」
「えっと、あなたがハルカね! あたしはミズカ!
出身は……簡単に言うと別の世界だから! よろしく!」
ミズカは軽く、自己紹介する。
「すごいかも! サトシとタケシが言ってた事本当だったのね!」
ハルカは興奮している。どうやら、ようやくミズカが違う世界の人間だと信じたらしい。
「だから、そうだって……!」
「何が……?」
話しについていけないミズカなのであった。
  続く

70 :美羽2007/07/27(Fri) 20:48:30 ID:uBECrA/E
六十四章  タケシ、マサトと再会!

「で、ようするに、あたしがこの世界の人間じゃないことを信じなかったというわけね?
……まぁ、たしかに、信じないのが普通よね。サトシ達に最初会った時はすぐに信じてもらっちゃったし……」
ミズカは苦笑する。たしかに、ミズカがこの世界に来た最初、サトシ達はすぐに信じてくれた。普通じゃありえないだろう。
「ホントにあたし達の事アニメでやってるの?」
「やってなきゃ、今頃、ピカチュウはロケット団に連れ去られてるわよ……。どこにいるかわからないから……」
「たしかにな! ミズカ、カスミとは連絡とったのか?」
「船の中でね! 暇だから電話してた。カスミ大変らしいわよ!」
「そうか……」
「そうそう、サトシのママさんからの伝言!」
ミズカはサトシの母親からの伝言を思い出した。
「ママに会ったのか?」
「まぁね。ちょうど、オーキド研究所行ったときにいた」
「それでなんだって?」
「たまには電話しなさい……だって!」
ミズカはサトシの母親の真似をしながら言った。
「別に真似までしなくていいんじゃないか?」
サトシが突っ込む。
「ちょっと、サトシ! それよりマサトとタケシ、探したほうがいいかも!」
ハルカに言われ、ミズカとサトシは苦笑した。
「じゃ、探しに……ってその必要ないみたいよ!?」
ミズカは立ち止まった。
「え?」
「そこそこ」
ミズカは指差す。見ると木が揺れている。そしてそこから、マサトとタケシが出てきた。
「ホントだ……」
「ミズカ、よくわかったかも!」
「まあね!」
「いたた……、あちこち傷だらけだよ……」
「やっと道に出たな……」
マサトとタケシは何かブツブツ言っている。
「マサト!」
ハルカが呼んだ。二人はやっとこっちに気づく。
「お久しぶりね! タケシ!」
「ミズカ、来てたのか!」
「え? この人がミズカ……?」
マサトが聞いた。
「そう! あたしミズカ! マサト、よろしくね!」
「こちらこそ、よろしく! ……ところでさ〜」
「あたしがどこ出身なのか聞きたいんでしょ? サトシとハルカから聞いたわ!」
「本当に別の世界に住んでるの?」
「うん、そうよ! あたしの世界にはポケモンがいないの!」
「へぇ〜、嘘っぽい!」
ミズカ、サトシ、ハルカ、タケシはこけた。
「いい加減信じたっていいだろう!」
サトシが言った。
「なかなか手強いわね……」
ミズカは苦笑する。
「嘘なんでしょ?」
「嘘じゃないわよ……。だったら、あたしの親友にでも聞いてみる? あ、それともオーキド博士とか……?」
「親友って?」
ハルカが聞いた。
「カスミよ!」
「え〜! ミズカとカスミって親友なの!」
ハルカはびっくりする。
「そんなびっくりしなくても……、ちょうど、あたしも次のポケモンセンターに着いたら電話する予定だったし……」
「わかった! 嘘ついたらピカチュウの十万ボルト浴びてよ!」
「わかったわかった!」
ミズカは余裕な表情を見せた。
「さ、行こ!」
ミズカ達は次の街を目指し歩き始めた。これから、大変な事態になるとも知らずに……。

  続く

71 :美羽2007/08/01(Wed) 22:31:24 ID:.CVRwk/M
六十五章  プラスルとマイナン

その次の日、ミズカ達はカナズミシティを目指し歩いていた。その歩いてる途中、
「……プラ」
と、かすかにポケモンの声が聞こえた。何か助けを求めているような声だった。
「ねぇ、今、ポケモンの声がしなかった?」
ミズカが皆に聞いた。
「聞こえたかも……」
ハルカが答えた。
「あたしちょっと見てくる!」
当然、ポケモンが大好きなミズカはその助けを求める声が気になり、走り出した。
「おい! 待てよ!」
それをサトシが追い掛ける。二人はあっという間に、三人の前から消えた。
「え……、あたし達はどうするの?」
置いてかれた、三人は立ち止まっている。
「まぁあの二人なら大丈夫だろう!」
二人の性格をよく知ってるタケシはかなり冷静だった。
「なんか、後先何も考えないところが似てるね。」
マサトが言うと、ハルカは頷いた。
「まぁ、余計な事にならなきゃいいんだが……」
タケシの心配はそこだけだった。

一方、ミズカとサトシは、さっきのポケモンの声を頼りに走っていた。
「ここら辺だよな?」
「だと思うけど……」
そう言いながら、ミズカは耳を澄ませる。サトシも耳を澄ませた。
「プラ!」
さっきのポケモンの声が大きく聞こえた。どうやら、かなり近くにいるようだ。
今の声で二人はどこにいるのかわかり、さっきより速く走っていった。
すると、そこには崖があってその前にプラスルがいた。
「プラプラ!」
プラスルはピカチュウに話かける。ピカチュウを真剣にプラスルの話を聞いた。すると、
「ピカ〜?!」
ピカチュウは驚いた表情をして崖に近づいた。ミズカとサトシも崖の下を覗いみる。
見ると、マイナンが今にも落ちそうな格好で、崖にぶら下がっている。
サトシは、うつ伏せになってマイナンを助けようとするが届かなかった。
「そうだ! 出てきてエーフィ!」
「フィ!」
「エーフィ、サイコキネシスでプラスルを助けられる?」
ミズカが聞くとエーフィは頷いた。
「頼んだわよ!」
「フィ〜」
マイナンは持ち上がった。ゆっくりゆっくり、エーフィは持ち上げる。かなりの緊張感である。
その時、
「ミズカ〜! サトシ〜!」
「どこ〜!」
と急にハルカとマサトの声がした。その瞬間、エーフィはビックリして集中を切らしてしまい、
プラスルもビックリしてバランスを崩して崖から落ちる、そしてマイナンも落ちていく。
「(まずい!)」
ミズカとサトシは二匹を助けるため崖へ飛込んでしまった。
そして、ミズカはマイナンをサトシはプラスルを抱くとそのまま崖に落ちていってしまった。
「フィ〜!」
「ピカピ〜!」
残された、エーフィとピカチュウは心配した表情でそう叫んでいた。

  続く

72 :美羽2007/08/05(Sun) 19:35:13 ID:2n7NFVcQ
六十六章  激痛……

「ミズカ、生きてるか?」
「地面に当たってたら死んでた……」
ミズカとサトシは木の上に引っ掛かっていた。ミズカは上から地面を見ながら苦笑した。
そして、自分はなんて運が良いんだろうと思う。それはサトシもそうだった。
「マイナン、大丈夫?」
「マイ!」
ミズカが聞くとマイナンは元気よく返事をした。
「プラスルも大丈夫か?」
「プラプラ!」
プラスルも大丈夫らしい。二人はそれを聞いてホッと一息ついた。
「さあ、降りようぜ!」
「うん」
二人は先に、プラスルとマイナンに降りてもらい、その後で二人は木から降りようとする。
「(まずいな……。落ちた時に変なふうに足打ったみたい……)」
ミズカは、落ちた時に変に足を打っていた。打った右足をかばいながら降りたため、降りるのにずいぶん掛った。
「ミズカ、大丈夫か?」
「え……、大丈夫よ! さ、とりあえずもとの道に戻ろ!」
そう言ってミズカは歩き始めた。サトシもミズカの後に続いて歩いていった。

同時刻、ハルカ達は、
「フィ〜!」
「ピカピ〜!」
と、エーフィとピカチュウの声を聞きつけ、崖の前に来ていた。
いるのは、エーフィとピカチュウだけ、ミズカとサトシの姿は見当たらない。
「ねぇ、ミズカとサトシは?」
マサトが聞く。エーフィとピカチュウは顔を見合わせて崖の下を見た。
「まさか……、二人とも崖に落ちたの?」
ハルカが恐る恐る聞く。二匹は頷いた。
「なるほどな……」
タケシは困った表情を浮かべて、ため息をついた。
「どういうこと?」
「まったく意味わからないかも……」
マサトとハルカはタケシを見た。
「さっき、ポケモンの声がしただろ……、おそらく、そのポケモンを助けるために飛び込んだんだ……。
しかも、そのポケモンは二匹と言ったところか……」
そのタケシの言葉にエーフィとピカチュウは頷いた。
「サトシがやりそうなのはわかるけど……、ミズカはそんな無鉄砲な子なの?」
ハルカが聞いた。
「前に、ロケット団のヘリコプターから飛び降りた前歴がある。それも、自分のポケモンを助けるためにな」
「え〜!」
タケシからそれを聞いて、ハルカとマサトは目が点になった。
「その時はミズカ大丈夫だったの?」
ハルカが聞く。
「とりあえずな……。でも、ジュンサーさんにかなり怒られてたな……」
「二人は大丈夫なの?」
マサトは二人が心配になってきた。
「わからないな……、とにかく、この近くにポケモンセンターがある。そこに行こう」
「うん!」
三人はポケモンセンターへと向った。

「(いったいな……)」
その頃、ミズカは足の痛みを我慢しながら歩いていた。右足で地面を踏む度激痛がはしる。
そして、とうとう限界に達した。ミズカはその場に座り込んだ。
「ミズカ!」
「ごめんごめん!」
ミズカは立とうとする。しかし、今まで、味わった事のない激痛が走って、力が入らずまた座り込んでしまった。
それを、プラスルとマイナンは心配そうに見つめる。
「おい、無茶するなよ!」
「してないって!」
ミズカはまだ立とうとする。しかし、
「いった〜……」
同じ事だった。ミズカは右足を押さえる。
「ここで、助けが来るの待とうぜ? そんなんじゃ、歩けないだろ?」
「でも……」
「いいから無茶するなって! ここで助けを待ってようぜ!」
ミズカは諦めたのか頷いた。ミズカはサトシに肩を貸してもらい、近くの木によっかがったのだった。

  続く

73 :美羽2007/08/23(Thu) 22:44:48 ID:rmFDXuTM
六十七章  プラスル、マイナンゲット!

夕方……もう日が沈み始めた頃……、
「あ〜、もう今日は野宿決定かも……」
ミズカはハルカの真似をする。
「ハルカの真似してる場合じゃないぜ……?」
「たしかに……」
ミズカとサトシは一つの看板に目をやる。
『凶暴ポケモン注意……』
と、その看板に書かれている。
「ここ、かなり危険な所なんだ。こりゃ、助けが来る前にお陀仏かも……」
「変な事言うなよ! チコリータがいるだろ!」
サトシはミズカがチコリータをオーキド研究所に置いて来た事を知らない。
「残念でした……。チコリータは今、オーキド研究所よ……」
ミズカの言葉に、サトシの顔色は変わった。
サトシもスバメは持っていた。しかし、それは一時間前の事……。
スバメにハルカ達にここの場所を伝えるよう頼んだのだ。
「てことは……」
「あたし達には今、手持ちは一匹もいません!」
ミズカとサトシはため息をつく。そう、二人には手持ちがいないことになる。
「あ〜ぁ……、プラスル、マイナンここは危ないから早く帰ったほうがいいわ……。
あたし達の力じゃもう助けられないから……」
ミズカは二匹に話しかける。
「プラ!」
「マイ!」
二匹は首を横に振り、ミズカの服を引っ張る。何か、訴えかけているように見えた。
「もしかして……、プラスルとマイナンはミズカのポケモンになりたいんじゃないか?」
サトシが言った。
「え……? そうなの?」
ミズカが聞くと二匹は頷いた。
「ミズカは電気タイプのポケモンと相性がいいからな!」
「そういえば……、そうだっけ?」
ミズカは苦笑する。
「でも、いいの? あたしのポケモンになっても……?」
二匹は深く頷いて笑った。
「そっか……」
ミズカはリュックからモンスターボールを二つ出した。
そして、軽くモンスターボールを二匹に当てる。
<<ボン>>
「プラスルとマイナンゲットよ!」
ミズカはプラスルとマイナンをゲットした。
「それじゃ、出てきてプラスル! マイナン!」
ミズカは二匹をすぐに出す。
「これからよろしくね!」
「プラ!」
「マイ!」
こうして、新たな仲間が二匹増えたのだった。果たして二人は助かるのだろうか……。

  続く

74 :ユオル2008/11/03(Mon) 22:35:21 ID:PJimc.1E
小説、読ませて頂きましたっ。
すっごいですねっ!!
あたしは、ノートとか、パソコンでは、公開せず書いてるんですが…。
比べ物になりませんっ!!
頑張って書き続けてくださいね!!

75 :ユオル2008/11/03(Mon) 22:35:44 ID:PJimc.1E
小説、読ませて頂きましたっ。
すっごいですねっ!!
あたしは、ノートとか、パソコンでは、公開せず書いてるんですが…。
比べ物になりませんっ!!
頑張って書き続けてくださいね!!

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