ポケットモンスター〜誰も知らない物語〜

1 :美羽2007/01/25(Thu) 14:23:09 ID:77wr9jsg
こんにちわ!!初投稿の美羽です^^よろしくお願いします。
登場人物は主にアニメのメンバーです。
この物語はサトシ達がジョウト地方を旅している時の話です!
そして、この物語の主人公は、サトシではなく、違う世界の
ミズカと言う一人の少女です。プロフィールを書きます。

名前:ミズカ
性別:女
性格:結構サトシ似、ポケモンバカで頭は結構使うがどうにもならない時は、
    無鉄砲になる。
出身地:別の世界。ちなみに、ミズカの世界にはポケモンが居ない。
    この世界の事はアニメでやっていて知っている。
備考:髪の色、瞳の色はサトシと同じ黒色。髪の長さはロングヘア。
他に足らない所は後で付け足していきます!それでは、お楽しみください!


一章  ポケモン世界とポケモンのいない世界

少女「あーもうやっちゃうよ!!」

一人の少女は慌ててテレビをつけた。

テレビ「OK!!」

テレビからなにやら声がする。

少女「間に合った〜!!」

少女はほっと息をついた。どうやらこの番組を見たかったらしい。
この番組の名前はポケットモンスター略してポケモン、今のはオープニング曲の歌詞である。
少女の名前はミズカ。ポケモンが大好きな小学二年生で8歳だ。

ミズカ「(この世界にもポケモンがいたらいいのに・・・)」

ポケモンを見るたびにそう思うのが癖である。
なんたってポケモンはかわいいし、かっこいいし、存在感あるし、気持ち悪いのもいるが、
ミズカはまとめて全部好きだった。
しかし、こんな事があろうとは夢にも思っていなかっただろう・・・。

夜、時計を見ると10時である。ちょうどミズカは眠たくなり布団の中に入ったのだが、
布団に入った瞬間、眠気はどこへやら、まったく寝れる感じがしないのだ。
ミズカは足元に不思議な感じがあることに気づいた。
とりあえず、ねっころがったまま布団を持ち上げて、足元を見た。すると、足元が光っている。
もちろん、ミズカの足が光っているわけではない。

ミズカ「何?この光・・・。」

眩しいぐらいの光、ミズカはそれが何かを知るために布団に潜った。

ミズカ「うっ・・・。」

眩しくて前がよく見えない、とにかく前に進んだ。すると、

ミズカ「ここは??」

空の上だった。そして、

ミズカ「いやー!!落ちる〜!!」

空から急に落ちて、気を失ってしまった。


一方、ジョウトリーグを目指し旅を続けるサトシ達、

サトシ「あ〜、腹減った〜。」

カスミ「何言ってるのよ、さっき食べたばっかりでしょ!」

いつもと同じような会話をしながら、次の町を目指していた。

サトシ「いいじゃん別に!タケシなんか食べ物ないか??」

タケシ「サトシ食べ過ぎはよくないぞ。」

サトシ「ちぇ。」

サトシは仕方なく諦めた。

ピカチュウ「ピカピ!」

そんなサトシをピカチュウ何か焦った様子で呼ぶ。

サトシ「ピカチュウどうしたんだ?」

ピカチュウ「ピッカー!」

ピカチュウは指を差した。そこにはサトシ、カスミと同い年ぐらいの少女が倒れていた。
サトシ達は駆け寄った。

サトシ「この子どうしたんだ?」

カスミ「でもどうして、こんな所に倒れてるのよ。」

タケシ「話は後にしよう、今はこの子を助けるのが先だ!」

サトカス「うん!」

サトシ達はその少女を助けることにした。

  続く

2 :美羽2007/01/26(Fri) 12:51:07 ID:2NZpm8Z6
こんにちは、二章をお楽しみください!

二章   旅の仲間

ミズカが気を失ってからどれだけの時間が経っただろうか、
ミズカはふと目が覚めた。体がジンジン痛む。多分空から落ちたせいだろう。
ミズカ「(生きてる・・・?)」
あんな空から落ちて生きているのは奇跡だとミズカは思った。
ミズカは痛い体を無理やり起こした。
ミズカ「いったー。」
声に出すつもりはなかったがつい声に出てしまった。
ミズカ「あれ・・・?これどっかで見たことあるような・・・。」
ミズカは青い上着が自分に乗っていたことに気づいた。
しかもそれはどっかで見たことあるものである。
ミズカ「ん〜、なんだっけ??」
どうしても気になる。人と言うものは気になったらトコトン気になるものである。
しかし、この謎はあっさり解けた。その理由というのは
「気づいたか?」
「ピカピカ?」
とミズカは誰かに呼ばれた。ミズカにはその声に聞き覚えがあった。
ミズカは顔を上げる。すると、ミズカの大好きなポケットモンスターの
アニメの主人公サトシがそこにいた。そのサトシの肩に乗っているのはピカチュウ。
サトシ達が助けた人物は想像してたと思うがミズカである。
ミズカ「なんで!!」
ビックリし過ぎて、体が痛いのも忘れ飛び上がって、それしか声にならなかった。
ミズカ「(なんで!!なんでサトシとピカチュウが・・・いるの!?)」
しかし、これですべて謎が解けた。まず、この青い上着である。これは、サトシが
いつも着ているものだ。その彼は今は黒いTシャツ一枚。彼のものと言って、
間違いない。そしてもう一つミズカが空から落ちても死ななかった理由もこの世界
だからで話がつく。そしてあの眩しい光でこっちの世界に来たのだろう。
サトシ「なんだよ!!どうしたんだ??」
サトシもピカチュウも訳がわからない。今のサトシはこの言葉が精一杯だった。
ミズカはまだ整理がついていない。いくら謎が解けても、普段アニメで見ていて、
決して存在しない人物だと思っていたら誰だってそうなるだろう。
「どうかしたのか?」
サトシの後ろからまた聞き覚えのある声がした。ミズカは覗いてみる。
そこには、サトシと一緒に旅をしているタケシがいた。
ミズカはもっとビックリした顔をした。今度は声にもならない。そして、ミズカの脳裏に
この二人以外にもう一人の人物が浮かんだ。それは、
「タケシー、水汲んできたわよ!!」
今度はミズカの後ろから声がした。恐る恐るミズカは振り向く、するとミズカの脳裏に
浮かんできた人物・・・、カスミがそこにいた。カスミは水を汲んだバケツを下ろし、
カスミ「気がついたのね!!・・・ん、どうしたのそんなビックリした顔して・・・?」
と、ミズカを見て言った。ミズカはゆっくりと確認してみる。
ミズカ「サトシに・・・、カスミに・・・、タケシ・・・よね?」
彼女なりに整理したはずなのだが、やっぱりまだ混乱しているようだ。
いきなりそんなことを言うのだから・・・、確認された三人は当然ビックリする。
カスミは片手に抱いていたトゲピーを落としそうになったし、ピカチュウはサトシの
肩から危うく落ちそうになった。
サトシ「タケシの名前は今カスミが言ったからわかるとして・・・、なんで俺達の名前を
知ってるんだ?」
今のミズカにこの説明は難しいものがあった。それでも理解してもらえるようにミズカ
は頑張って説明し始めた。
ミズカ「なんていうか・・・、その・・・、あたし別の世界から来ちゃったみたいなの!」
サトカスタケ「別の世界??」
ミズカ「うん・・・、でもこの世界の事はアニメでやってて・・・、しかも、そのアニメは・・・、
    あなた達三人の旅の事がやってて・・・、それで、今ビックリしちゃって・・・。」
ミズカは自分で何を言ってるのかわからなくなった。しかし、そんなミズカの説明を、
タケシ「へぇ、別の世界なんかあったのか・・・。」
カスミ「別の世界・・・!!なんか行ってみたーい!!」
とカスミはともかく、タケシは理解してくれたらしい・・・。サトシはまったく意味がわから
ないといった表情である。しかたなくミズカは細かく説明し始めた。
ミズカ「あたしは寝室で寝ようとしてたの。」
サトシ「それで?」
ミズカ「それで布団の中に入ったら、自分の足元に何か不思議な感じがして・・・、
    布団を持ち上げてみたら光があってそれを何か暴こうと思ったら・・・。」
サトシ「どうしたんだ?」
ミズカ「空の上にいたの。この世界のね・・・、それで落ちて気絶してたってわけ。」
サトシ「なるほどな。」
ミズカ「わかった??」
サトシ「ようするに・・・、別の世界にいたら、その光のせいでこの世界に来ちゃった
    わけだよな?」
ミズカ「そういうこと!!」
サトシはようやく理解してくれたようでミズカは安心した。
タケシ「そうなると、ミズカはもとの世界の帰り方を知らないのか?」
ミズカ「うん・・・。」
カスミ「だったら、帰る方法がわかるまで一緒に旅しましょうよ!!」
そう言った、カスミの目は輝いていた。どうやら本気らしい。
サトシ「それいいかもな!」
タケシ「その方がミズカも安心だろう。」
と二人も賛成した。
ミズカ「本当!?そうしてもらうと助かるわ!!」
こうしてミズカは帰り方法がわかるまで、サトシ達と一緒に旅をすることになったの
だった。

  続く

3 :美羽2007/01/27(Sat) 22:38:57 ID:0BRSyqRU
こんばんは!早速小説に入りたいと思います!!
三章をお楽しみください!?

三章   手紙と手鏡

ミズカ「すごーい!!あれ、ナゾノクサでしょ!!こっちは・・・、ポッポよね!!」
見るものすべて初めてと言うことでミズカはかなりはしゃいでいた。
カスミ「もう体は大丈夫なの?」
カスミはミズカの体を心配する。空から落ちたとミズカが言ったもんだから、心配な
のである。
ミズカ「平気平気!!もうピンピン!!」
昨日一日休んでミズカは治ったらしい。
カスミ「そういえば、リュックの中には何が入ってたの??」
ミズカの背負ってるリュックを見ていった。昨日、あれから落ちついた夜にさかのぼ
るのだが、

カスミ「だいぶ、落ち着いたみたいね!」
最初のミズカと比べだいぶミズカ落ち着いていた。
ミズカ「うん!!おかげ様でね!」
カスミ「そうそう・・・。」
カスミはなにやらリュックを出してきた。ミズカには見覚えのないリュックである。
ミズカ「何?これ・・・。」
カスミ「ミズカのじゃないの?倒れてた時に背負ってから、ミズカのだと思って・・・。」
ミズカは「んー」と考える。そしてあることに気づいた。
ミズカ「(そういえば・・・、あたしの服も見覚えがない・・・。さっきまでパジャマだった
のに・・・)」
そう今着ている服はパジャマではなく、動きやすそうな服装である。
白いTシャツの上に短いワンピースみたいな黒いベストに、ズボンは黒い半ズボン
である。その服を着ていることにミズカは今のいままで気づいていなかった。
ミズカ「そうかもしれない・・・。」
と、カスミに言った。カスミはそう言ったミズカにリュックを渡した。
その後、カスミはタケシに呼ばれていってしまった。そして、今に至るのである。

ミズカはそこで立ち止まる。それにあわ
ミズカ「まだリュックの中に何が入ってるか見てないの。」
カスミ「なんで?」
ミズカ「だって、他の人のだったら嫌だし・・・。」
カスミ「大丈夫よ!他の人のだったら警察に届ければいいじゃない。」
ミズカ「そうよね!そうする!」
そういってミズカはリュックの中を見た。すると、手紙が入っていた。他にも色々と入
っていたのだが、その手紙はミズカ宛になっていたため、そっちを優先した。
サトシ「なんて書いてあるんだ??」
ミズカ「え?えーっと・・・。」
いきなりサトシが出てきてミズカはビックリした。実はさっきまで、カスミとサトシは喧嘩
してたのである。ミズカ二人は大丈夫なのか心配になった。しかし、ミズカの心配は、
まったく無意味だった。
カスミ「どうしたの??早く読みなさいよ。」
サトシ「そうだぜ。なんかあったのか?」
さっきまで喧嘩してたカスミとサトシはいつも通りである。そんな二人を見てホッとした
ミズカは手紙を読み始めた。
ミズカ「『ミズカへ
    はじめにリュックの中に入っているモンスターボールにはイーブイが入ってお
    る。そして、そのイーブイはお前さんに育ててもらいたい。初めてのパートナー
    じゃ、大切にするんじゃぞ!それともう一つ、手鏡が入っているはずじゃ。
    それはお前さんが住んでいる世界とここの世界を自由に往復できるものじゃ、
    大事に扱ってくれ!使い方は自分で考えるってことで・・・。
    そうそう、お前さんはもとの世界では8歳じゃろうが、ここでは10歳じゃ!
    そこは気にすることはないぞ、では頑張るんじゃぞ!
                   Mr.] より』
    だって・・・、書いてある・・・。」
カスミ「・・・!!ミズカって8歳だったの!?」
ミズカ「あれ?言ってなかったっけ?」
サトシ「言ってないぜ?」
ミズカ「あはは、すっかり言ってるつもりでいた・・・。」
ミズカは苦笑した。
カスミ「とにかく、これはミズカのリュックみたいね!」
ミズカ「うん!でも・・・、この手紙・・・、いったい誰が・・・。それにこの手鏡は・・・、
    どうやって使うのかな?」
タケシ「オーキド博士なら何か知ってるんじゃないか?」
カスミ「そっか、知ってるかもしれないわね!!」
サトシ「タケシ、次のポケモンセンターまでどのくらいだ?」
タケシ「明日には着くぞ!」
ミズカ「よーし!じゃあ行こう!!」
ポケモンセンターに向かいミズカ達は再び歩き始めた。

   続く

4 :美羽2007/01/28(Sun) 11:38:10 ID:itAw3yoc
こんにちは!!それでは、第4章をお楽しみください!!

4章   パートナー

サトシ「腹減った〜・・・。」
ミズカ「たしかにね・・・。」
タケシ「それじゃあ、この辺で昼食にしよう。」
ミズサト「やった〜!!」
ミズカ達は、昼食をとることにした。
タケシ「今から、ご飯つくるから少し待っててくれ。」
タケシはそう言うと、昼食の準備を始めた。ミズカはその間さっきあまり中を見ていな
かった、リュックをよーく見てみることにした。
カスミ「ねぇ、ミズカ。」
ミズカ「何?」
リュックの中身をあさっていたミズカは手を止めてカスミを見た。
カスミ「イーブイ出さないの?」
ミズカがあさっていたリュックの中を覗きながらカスミは言った。
ミズカ「今、モンスターボール出そうとしてるんだけど、見つからなくて・・・。」
それもそのはず、リュックの中にはたくさん入っていて、何がなんだかわからなく
なっていた。
カスミ「これじゃあ、無理もないわね・・・。」
ミズカ「うん・・・、とりあえず一個ずつ出してみるよ。」
リュックの中には、本当に色々な物が入っていた。寝袋、寒いときの毛布、歯ブラシ、
タオル、ロープ・・・、他にもたくさん入っていた。
ミズカ「あった!!」
ミズカはやっとモンスターボールを見つけた。
カスミ「早速、出してあげなさいよ!」
ミズカ「うん!よーし、出てきて!イーブイ!!」
ミズカはモンスターボールからイーブイを出した。
イーブイ「ブイ!!」
ミズカはイーブイを見て、
ミズカ「めちゃめちゃカワイイ!!」
とかなり気に入ったらしい。
ミズカ「イーブイよろしくね!!」
ミズカは手を出す、握手をしたいのだ。イーブイはそれに答えて、
イーブイ「ブイ!!」
と言って握手してくれた。
サトシ「ミズカ、カスミ!ご飯できったって・・・あれ?そのイーブイもしかして・・・。」
ミズカ「うん!あたしのパートナーよ!!」
サトシ「そっか、よろしくな!」
ピカチュウ「ピッカー!!」
イーブイ「ブイブイ!」
イーブイとピカチュウはすぐに仲良くなった。そして、昼食・・・、
ミズサトカス「いっただっきまーす!!」
ミズカは一口食べるなり、
ミズカ「おいしい!!」
と言った。お腹がすいていたから、おいしい料理はものすごくおいしく感じた。しかし、
イーブイ「ブーイ!?」
ピカチュウ「ピカピー!?」
と、一緒にご飯を食べていた、イーブイとピカチュウは何者かに後ろから捕まってしま
ったのだ。
ミズカ「まさか・・・!?」
ミズカの脳裏にある、二人と一匹の顔が浮かんだのだった・・・。

   続く

5 :美羽2007/01/29(Mon) 12:39:28 ID:ig24eWlY
こんにちは!!5章、ではあの三人組みが出てきます!!
それでは・・・、5章をどうぞ!

5章   ロケット団登場!ミズカVSムサシ

イーブイとピカチュウは同じ網の中に入れられた。
ミズカの脳裏に浮かんだ人物とは、
サトシ「なんだ?」
「なんだかんだと聞かれたら。」
「答えてあげるが世の情け。」
・・・、ロケット団のムサシとコジロウそしてニャースである。
ミズカ「答えなくていいわよ!!あたしのイーブイとサトシのピカチュウを返しなさ
いよ!」
ムサシ「うるさいわねぇ!あんたの物はあたしの物、あたしの物もあたしの物なの
     よ!」
ミズカ「ポケモンは物じゃないわ!!生きてるのよ!!」
ムサシ「なによ!見かけない顔のくせによく言うわね!」
ミズカ「そんなの関係ないわよ!!」
コジロウ「ちょ、ムサシこの辺で・・・。」
ムサシ「うるさいわね〜、このジャリンコむかつくのよ!!」
ムサシはコジロウの言葉をまったく聞いていない。
ミズカ「ムカつくって、あんた達が悪いんじゃない!!」
ムサシ「そんなこと知らなーい、あたし達、悪だもーん!」
ミズカ「いつまで経っても、ピカチュウ捕まえられないのに悪なんか名のっていい
    の??」
ムサシ「ムッカー!!ん?何であんたあたし達がピカチュウをずっと追かけてんの
     知ってんのよ!」
ミズカ「あっ・・・、そんなの別にいいでしょ!!早く返して!!」
ムサシ「しつこいわね〜!!行け!アーボック!どくばり!!」
アーボック「シャー!!」
アーボックはミズカに向かってどくばりをした。
サトカスタケ「ミズカ!」
しかし、ミズカにどくばりは当たらなかった。
ミズカ「あー、危なかった・・・。」
ムサシ「あんたポケモン出しなさいよ!!ムカつくからポケモンバトルでブッ倒す
わ!」
ミズカ「残念ね!やりたい気持ちはかなりあるんだけど・・・、あたしイーブイしか
    持ってないのよね!」
ムサシ「あんた・・・、新人トレーナー?!」
ミズカ「そういうこと!!」
サトシ「いつまで続くんだ〜?」
カスミ「さあ・・・。」
コジロウ「ここで引き返した方がいい気がするんだけど・・・。」
ニャース「でも、ムサシは止まりそうにないのにゃ・・・。」
サトシ達・・・、そしてコジロウ達も言い合いに飽きていた。
ムサシ「じゃあ、いいわ!ニャース!あの網を切ってイーブイを出しておやり!!」
ニャース「にゃ・・・!?そしたら、ピカチュウまで・・・。」
ムサシ「ぶつぶつ言ってないで早くしなさい!!」
ニャースはしぶしぶ網を切った。
イーブイ「ブーイ!!」
ピカチュウ「ピカピー!!」
二匹は落ちるがミズカとサトシは見事にキャッチした。
ミズカ「さてと・・・、サトシ後は任せるわ!」
サトシ「えっ?」
ミズカ「あたしまだ、イーブイの覚えてる技知らないから・・・。」
サトシ「あぁ、そっか。」
ミズカ「うん!」
サトシ「よーし!ピカチュウ!10万ボルト!!」
ピカチュウ「ピーカヂューウ!!」
ムサシ「なんで、ピカチュウまで出してんのよ!!」
ニャース「一緒の網に入れてたんだから、当たりまえにゃ!!」
ムサコジニャ「やな感じ〜!!」
ロケット団は星になっていった。
ミズカ「あれが、10万ボルトかぁ〜すごい!!」
ミズカは10万ボルトを見て感激した。
ミズカ「イーブイ。」
イーブイ「ブイ??」
ミズカ「あたし達も頑張ろうね!!」
イーブイ「ブイ!!」
ミズカ「決めた!!あたしサトシのライバルになるわ!!」
サトシ「え?」
ミズカ「よーし!!行くわよ!」
ミズカは急に走り出した。
サトカスタケ「待ってー!」
サトシ達はその後ろを追いかけて行くのだった。

   続く

6 :美羽2007/01/30(Tue) 13:17:44 ID:SBLIGW7o
こんにちは!!次は六章でーす!どうぞ!!

六章    幻のポケモン

その日の夜、
ミズカ「あたし、ちょっと散歩してくる!!」
とミズカは散歩にすることにした。
ミズカ「イーブイ、一緒に行こう!」
イーブイを誘い、森の中をどんどん進んでいく。ミズカは耳を澄ましながら歩く。
ポケモンの鳴き声が聞こえてくる、とても歩いてて気持ちがいい。
しばらく、歩いていると綺麗な湖に出た。
ミズカ「うわ〜!!綺麗〜!!」
誰が見ても、綺麗と言いたくなるような湖。まるで心を奪われるようだった。
ミズカ「あっ!」
ミズカは湖の上にいるポケモンに気がついた。それは、その湖にふさわしい綺麗な
青色のポケモンである。
ミズカ「あ・・・、あなたスイクン??スイクンなの?」
そのミズカがスイクンと呼んだポケモンは何も反応しないで消えていった。
ミズカ「イーブイ、今の見た?」
イーブイ「ブイ・・・!!」
ミズカ「多分、今のはスイクンっていう幻のポケモンよ!まさか、本物が見られる
    なんて・・・」
ミズカの心はすごく穏やかになった。穏やかになりながらも少し興奮していた。
今まで味わったことのない気持ちである。
ミズカ「また、スイクンに会えるといいね。」
イーブイ「ブイブイ!」
ミズカ「さっ、戻ろう、みんなが心配しちゃうよ。」
そういってミズカとイーブイは来た道を戻る。そして、また耳を済ましてポケモンの
鳴き声を聞いていた。
ミズカ「ただいま!」
カスミ「おかえり!!どうしたの?そんなニコニコして・・・?」
カスミはミズカの様子に気がついた。
ミズカ「なんでもない!ね、イーブイ。」
イーブイ「ブイ〜!」
ミズカとイーブイは誤魔化した。
タケシ「二人とももう寝る時間だぞ。」
ミズカス「はーい!!」
そう言って、二人は寝袋を出してねっころがった。ちなみにサトシはすでに寝ている。
みんなが眠りについた頃、ミズカはまだ眠れなかった。昨日も実はまったく寝れてい
ない。こういう所で寝るのは初めてと言うのもあったが、ミズカはもとの世界にちゃんと
帰れるのか心配だったのだ。
カスミ「寝れないの?」
寝たはずのカスミが話しかけてきた。
ミズカ「起きてたの?」
カスミ「まあね。」
ミズカ「そっか・・・。」
カスミ「やっぱり、もとの世界が気になるのね?」
ミズカ「うん・・・。」
カスミ「ミズカ?」
ミズカ「何??」
カスミ「元の世界に帰ったらもうここには来ないの?」
カスミが急にそんな事を聞いてきてミズカは一瞬ビックリした顔をしたが、
ミズカ「ううん、来るわよ!」
と、ミズカは笑顔で言った。
ミズカ「だって、せっかくカスミ達と友達になれたんだもん、またこっちに来れるのに
    来ないなんてもったいないことできないわ!」
カスミ「そっか、よかった。」
ミズカ「え?」
カスミ「ううん、なんでもないわよ。」
ミズカ「そう・・・。」
カスミ「うん!そろそろ寝ましょうよ!昨日から寝てないんでしょ?」
ミズカ「知ってたんだ。」
カスミ「だって、目の下がくまよ??」
ミズカ「あはは・・・。じゃ、おやすみ。」
カスミ「えぇ、おやすみなさい。」
そう言って二人は寝た。ミズカも結構安心したらしく寝ることができたのだった。

   続く

7 :美羽2007/01/31(Wed) 14:22:23 ID:iQMMLuOk
こんにちは!!今回は少しサトシと似た部分が出てきます!

七章   お礼がしたい!

次の日、ミズカは三人が起きた時にはすでに起きていた。やはり、草の上で寝るのは
慣れないからである。
ミズカ「おはよう!!」
カスミ「おはよう!もう起きてたの?」
ミズカ「やっぱり、草の上で寝るのは慣れなくてね・・・。」
ミズカは苦笑する。
カスミ「そっか、まあ、慣れるとあんな風になるかもね!」
カスミはそう言ってサトシを見た。サトシはあくびをしてまだ眠いと言った感じでボーっ
としている。ミズカはまた苦笑した。
タケシ「三人とも、もう朝食できたぞ!」
ミズカス「はーい!」
ミズカスサト「いっただっきまーす!!」
四人は食べ始める。あっという間に食べ終わったのはサトシとミズカだった。
カスミ「あんた達・・・もうちょっとゆっくり食べなさいよ!」
サトシ「いいじゃん別に、ごちそうさま!!」
ミズカ「そうそう、人には人のペースがあるんだから!!ごちそうさま!!」
カスミ「ミズカ・・・あんた実はいつもそうなの?」
ミズカ「え?まあ、だいぶこの世界に慣れたからね・・・!いつもの調子になったって
    感じかな?」
カスミ「あ・・・、そう・・・。」
カスミはやれやれという顔をした。
ミズカ「そうだ!?タケシ、ポケモンセンターには夕方に着くのよね?」
タケシ「ああ、そうだが・・・。」
ミズカ「だったら、今日の昼食あたしに作らせてよ!!」
カスミ「ミズカ、料理できんの??」
ミズカ「まあね!助けてもらったお礼したいの!!いい?」
タケシ「別にいいが。」
ミズカ「よし決まり!!」
カスミ「何作るの??」
ミズカ「お楽しみよ!」
ということで、昼食を作ることになった。ミズカは何を作るのか・・・。
そして、その腕は??

   続く

あとがき
なんか、意外に?ミズカは早食いでしたね!!しかも、サトシと肩を並べるほど・・・。
実はサトシと同じで大食いだったりもします!!
まだまだ、サトシに似てるところは出てくるので、読んでもらえると嬉しいです!!
それでは・・・。八章をお楽しみに!!

8 :美羽2007/02/01(Thu) 12:22:32 ID:oxLJjCrY
こんにちは!それでは八章です!!

八章   ミズカの料理・・・、その味は?

タケシ「ここら辺で昼食にするぞ!」
その言葉を聞き、三人は荷物をおろした。タケシはミズカに調理道具を一通り出して、
タケシ「後はよろしくな。」
と言って、どこかへ行ってしまった。
ミズカ「よーし!作るわよ!!」
ミズカは気合をいれて昼食を作り始めた。

数十分後・・・、
ミズカ「できたわよ!!」
とサトシ達に声をかけた。
サトシ「俺もう腹ペコ・・・。」
カスミ「この匂いはもしかして・・・オムライス!?」
ミズカ「よく分かったわね・・・。」
ミズカはビックリする。そうミズカの作ったものはオムライスだった。
カスミ「あたし、大好きなのよ!!オムライス!!」
ミズカ「そうなの?良かった。」
タケシ「なかなか、できがいいな!」
タケシはオムライスを見て言った。
ミズカ「ありがとう!それじゃ、食べようよ!」
そう言ってミズカはテーブルにオムライスを並べる。
サトカスタケ「いただきまーす!!」
ミズカは三人の反応を見る。
サトシ「うまい!!」
カスミ「ホント、おいしいわよ!」
タケシ「たいしたもんだな!」
そんな三人の反応を見て、ミズカはホッとした。そして自分も一口食べる。
ミズカがいつも作ってる味と一緒であった。
サトシとミズカはまたもあっという間に食べてしまった。
ミズサト「ごちそうさま!!」
カスミ「早いわよ、二人とも・・・。」
カスミはまだ半分しか食べてなかった。大好物でゆっくり食べたいという気持ちが
あったからである。
ミズカ「カスミが遅いのよ!!」
カスミ「大好物な物はゆっくり食べたいでしょ?」
ミズカ「まあ、それもあるかもね!」

その後、食べ終わった四人は再び歩き始め、タケシの言ったとおり夕方には、
ポケモンセンターについた。ポケモンセンターに入るなり、
タケシ「ジョーイさん!自分はタケシと申します!一緒にお茶でも・・・。」
と、タケシはジョーイさんにアタックした。
カスミ「はいはい、一人でお茶飲もうね〜。」
カスミはタケシの耳を引っ張る。
ミズカ「(本当にいつも、ああなんだ・・・。)」
ミズカはそれを見て苦笑した。
サトシ「ジョーイさん、俺のポケモンお願いします!!」
サトシは鈍感なのか、慣れてるのか、気にせずポケモンを預けた。
サトシ「ミズカは預けないのか?」
ミズカ「うん、イーブイ全然平気だと思うから!」
サトシ「そっか・・・、そうだ、オーキド博士に電話しようぜ!!」
ミズカ「あ、そうね!!」
二人は、オーキド博士に電話することにした。

   続く

9 :美羽2007/02/02(Fri) 13:36:47 ID:cwO9.0cI
こんにちは!それでは、九章です!

九章   電話

サトシ「お久しぶりです!オーキド博士!」
オーキド博士「おぉ、サトシ!!元気じゃったかの?」
サトシ「はい!」
オーキド博士「そうか、そうか元気が一番じゃ!・・・?そこにいるのは・・・?」
オーキド博士はミズカを見た。
サトシ「最近、友達になったミズカって言うんだ!」
ミズカ「初めまして!ミズカです!」
オーキド博士「おぉ!サトシ達と一緒じゃったか・・・。」
サトミズ「え?」
オーキド博士の言葉に二人はビックリする、まるで、ミズカを知っているかのよう
だったからだ。
サトシ「博士・・・、ミズカの事知ってるんですか?」
オーキド博士「知ってるも何も、ミズカはわしが呼んだんじゃよ!」
ミズサト「え〜!!」
オーキド博士が本当にミズカを知ってるもんだから、二人はさっきよりもビックリ
した。
オーキド博士「そういえば、ミズカ、手紙は読んだかの?」
ミズカ「はい、あれって博士が書いたんですか?」
オーキド博士「そうじゃ!」
ミズカ「でも、なんでわざわざ名前を隠したんですか?Mr.]って・・・。」
オーキド博士「色々、大人の事情があるんじゃよ!」
ミズカ「そうですか・・・。」
サトシ「オーキド博士はなんでミズカを呼んだんですか?」
オーキド博士「今はまだ早い、いずれ教えるわい。」
ミズカ「まだ早いって、どういうことですか?」
オーキド博士「これも大人の事情じゃ!」
ミズカ「そうですか・・・。」
ミズカは納得いってない顔だったが、博士は話を変えてしまった。
オーキド博士「ところでじゃな、手鏡の事なんじゃが。」
ミズカ「使い方教えてくれるんですか?」
オーキド博士「いや、ヒントじゃ!手鏡の裏にボタンがあるんじゃが・・・。」
ミズカ「はい、ありました。」
オーキド博士「そのボタンを使うことだけ教えておこう、後は簡単じゃからな!」
ミズカ「はあ・・・。」
オーキド博士「まあ、サトシ達といるなら問題ないじゃろう。サトシ、リーグ頑張るん
         じゃぞ!」
サトシ「はい!!」
オーキド博士「じゃあ、切るぞ!」
サトシ「それじゃあ、また連絡します!」
オーキド博士「おぉ、待っておるぞ!」
オーキド博士との通話が切れた。
ミズカ「結局、手鏡のボタンを押すことしか聞いてないわね・・・。」
サトシ「しょうがないだろ。あ、ママにも電話しないと・・・、ミズカの事、紹介したいし。」
ミズカ「いいわよ!」
サトシは家に電話した。
ハナコ(サトシの母)「はい!もしもし・・・、あらサトシじゃない!元気にしてた?」
サトシ「元気!元気!でさ、新しい友達ができたんだ!」
ハナコ「その隣にいる子ね!」
ミズカ「初めまして!ミズカです!」
ハナコ「初めまして!」
サトシの母は、微笑んだ。
ハナコ「そういえば、オーキド博士には電話したの?」
サトシ「うん!もうしたよ!」
ハナコ「そう!体に気をつけるのよ!」
サトシ「うん!」
ハナコ「それじゃ、切るわよ!」
サトシ「うん、じゃあね!」
サトシがそう言うと、サトシの母は通信を切った。

   続く

10 :美羽2007/02/03(Sat) 15:18:19 ID:lo9HGL.U
こんにちは!十章をお楽しみください!!

十章   ケンカ

オーキド博士とサトシの母親に電話したミズカとサトシ、それにカスミ、タケシは
ポケモンセンターのロビーにいた。
ミズカ「あー、帰れない・・・。」
リュックから手鏡を出して、裏にあるボタンを押してみたが、オーキド博士の言った
とおり、帰れないらしい。
ミズカ「いったい、どうやったら帰れるのかな・・・、博士は簡単って言ってたけど・・・。」
そう言いながら、何度もボタンを押す。そして、ため息をつく。ミズカはさっきから、
それを繰り返していた。
サトシ「大丈夫だって、いつか帰れるよ!」
ミズカ「いつかって・・・。」
カスミ「まったく、サトシはいつも適当なんだから・・・。」
カスミはもう理由を知っている。数分前にミズカはちゃんと話したのだ。
サトシ「適当って何だよ!!」
カスミ「ま、お子ちゃまは人の気持ちがわからないからしょうがないか。」
ミズカ「始まったよ・・・。」
ミズカはボソッと言った。アニメでよく見る二人のケンカ・・・、それがここに来てから、
二回目である。
サトシ「カスミだってお子ちゃまだろ!」
カスミ「あんたと一緒にしないでよ!!」
サトシ「なんだと!」
カスミ「なによ!!」
ミズカ「いい加減やめたら・・・?ここはロビーよ・・・。」
サトシとカスミは、ハッとして周りを見る。今の大きな声でのケンカで注目の的になって
いた。二人は恥ずかしくなって下を向く。
ミズカ「部屋に戻ろう!ね?」
ミズカはそう言って、借りた部屋に二人を連れて行った。
ミズカ「二人とも、ここで頭冷やしてなよ!」
とりあえず、サトシとカスミを二人だけにすることにした。ミズカは部屋を出る。
サトシとカスミは5分くらいずっと黙っていた。気まずくて何を話せばいいかわからない
のである。そんな中、先に喋ったのはサトシだった。
サトシ「ごめんな。」
その言葉をサトシが言ってから、少し間があいてやっとカスミも、
カスミ「あ、あたしこそ・・・、ごめん・・・。」
と謝った。その言葉を聞いてサトシは、
サトシ「な、仲直りしようぜ・・・?」
と言った。カスミはうなずく。その頃、ドアの向こうでは、
ミズカ「やっと、仲直りしたわね・・・。」
とミズカが少しドアを開いてみていた。その横にタケシもいる、タケシはジョーイさんに
アタックしてたのだが、ミズカはムリヤリ引っ張って連れてきたのだ。ミズカとタケシは
部屋に入った。
ミズカ「仲直りできたみたいね!」
サトシ「あぁ!まあな。」
カスミ「ミズカ、タケシ、あんたたち、もしかして部屋の外で聞いてたの?」
そんな事をカスミに聞かれ、ミズカとタケシは苦笑した。カスミは二人の表情を見て、
呆れている。その時、
<<ボーン>>
と、ロビーから爆発音が聞こえた。
カスミ「なに?」
サトシ「行ってみようぜ!」
ミズカ達は、急いでロビーに行く。
ピカチュウ「ピカピー!!」
預けていたピカチュウは縄で縛られていて、その縄をロケット団が持っていた。

   続く

11 :美羽2007/02/09(Fri) 19:38:10 ID:bM4tllAQ
こんにちは!!それでは、十一章です!

十一章  ロケット団再び

サトシ「ロケット団!」
カスミ「何なのよ・・・。」
ムサシ「なんだかんだと聞かれたら。」
コジロウ「答えてあげるが世の情け。」
ムサシ「世界の破壊を防ぐため。」
コジロウ「世界の平和を守るため。」
ムサシ「愛と真実の悪を貫く。」
コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役。」
ムサシ「ムサシ!」
コジロウ「コジロウ!」
ムサシ「銀河を駆けるロケット団の二人には。」
コジロウ「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
ニャース「にゃんてにゃー!」
ミズカ「(しつこいわね、この三人・・・。)」
ムサシ「ふっふーん、なんか今回はいい感じじゃない?」
コジロウ「そうそう、ジャリボーイ達のポケモンはこの袋の中だからな!」
ロケット団の手にはピカチュウの縄ともう一つ袋があった。どうやら、その袋に、
サトシ達のポケモンが入ったモンスターボールや他のトレーナーのモンスターボール
が入っているらしい。
サトシ「くっ・・・。」
ミズカ「(そういえば・・・、あたし、ジョーイさんにイーブイを預けてない・・・よね?
あたしがやらなきゃ・・・。)」
ニャース「用が済んだから、さっさと逃げるにゃ!」
ミズカ「ちょっと待った!」
ミズカは逃げようとするロケット団を止めた。
ムサシ「何よ!さっきのジャリンコじゃない!」
ミズカ「出てきて!イーブイ!!」
イーブイ「ブイ!」
ムサシ「面白いじゃない!行けー、アーボック!遊んでおやり!」
コジロウ「行けー!マタドガス!」
アーボック「シャーボック!」
マタドガス「マータドガース!」
こうして、ロケット団とバトルすることになったミズカ、無事、ピカチュウ達を助ける
ことができるのだろうか。

    続く

12 :美羽2007/02/13(Tue) 14:00:15 ID:7Ll8cJn6
こんにちは!十二章です!!

十二章   ポケモン達を救え!

ムサシ「アーボック!巻きつく!」
アーボック「シャー!!」
コジロウ「マタドガス!体当たりだ!」
マタドガス「マータドガース!」
二匹はどんどんイーブイに近づいてくる。
ミズカ「イーブイ!ジャンプして避けるのよ!」
イーブイ「ブイ!!」
イーブイがジャンプすると、二匹はお互い顔を見合わせて止まってしまった。
ミズカ「イーブイ!スピードスター!!」
イーブイ「ブイブイ!」
イーブイは見事に、スピードスターを二匹に命中させた。そして、地面につく。
ムサシ「アーボック!毒針!!」
アーボック「シャー!」
ミズカ「高速移動でよけて!」
イーブイ「ブイ!」
コジロウ「体当たりだ!」
マタドガス「マータドガース!」
マタドガスの体当たりはイーブイに当たってしまった。
イーブイ「ブーイ!」
ミズカ「イーブイ!?(まずい・・・、やっぱり狙うところ狙ったほうがいいわね・・・。)」
ムサシ「アーボック!毒針よ!」
アーボック「シャー!」
ミズカ「イーブイ!ジャンプして!」
イーブイ「ブイ!」
ミズカ「そのまま正面に目掛けて、スピードスター!!」
イーブイ「ブイブイ!」
ムサシ「狙いが全然違うじゃない!」
コジロウ「なんかスピードスター・・・、こっちに来てないか?」
ムサシ「え・・・!!」
ミズカが狙ったところは、ロケット団が持っている、ピカチュウを縛った縄と、
モンスターボールが入った袋だった。
これも見事に命中!縄は切れて、袋は破けた。自由になったピカチュウは、
走ってサトシのもとへ・・・、
ニャース「ニャー!あのジャンリンコ、ここを狙ったのにゃ!」
ムサシ「なら、取り返すまでよ!!アーボック!毒針!」
アーボック「シャー!!」
ミズカ「イーブイ!避けて!電光石火!」
イーブイ「ブイ!!」
アーボック「シャー!!」
ミズカ「よーし、とどめよ!スピードスター!」
イーブイ「ブイブイ!」
アーボック「シャ・・・。」
アーボックは倒れた。
ムサシ「戻れ、アーボック!こうなったら、コジロウ!何とかしなさいよ!」
コジロウ「おう!マタドガス!体当たりだ!」
マタドガス「マータドガース!」
ミズカ「イーブイ!こっちは電光石火よ!!」
イーブイ「ブイ!」
イーブイとマタドガスはぶつかり合う。二匹とも、反動で吹っ飛ばされた。
ミズカ「イーブイ!」
コジロウ「マタドガス!」
イーブイはまだ動けるみたいだった。マタドガスは動けないでいる。
ミズカ「イーブイ、大丈夫?」
イーブイ「ブイ!」
ミズカ「よし!イーブイ、スピードスター!」
イーブイ「ブイブイ!!」
スピードスターはマタドガスに当たった。
マタドガス「マ・・・タドガ・・・ス・・・。」
そしてマタドガスは倒れた。
コジロウ「あぁ、マタドガス!!」
ミズカ「さあて・・・、イーブイ!フルパワーでスピードスター!!!」
イーブイ「ブーイ!ブイ!!!」
ムサシ「これって・・・」
ニャース「ニャっぱし?」
ムサコジニャ「やな感じ〜!!」
とロケット団はポケモンセンターの屋根を突っ切って星になっていったのだった。
そう、ミズカとイーブイは無事ポケモン達を救えたのである。

   続く

13 :美羽2007/02/14(Wed) 12:42:53 ID:8wtOhhs.
こんにちは!十三章です!!

十三章   運任せ!?

ミズカ「イーブイ!よくやったわ!!ありがとう!!」
ミズカはイーブイを抱きしめた。
イーブイ「ブイ!」
イーブイもそう返事をした。その後ろから拍手が起こる。ミズカはビックリして振り向くと
他のトレーナー達が笑顔で拍手していた。
ミズカはそれを見て少し顔を赤らめる。
ジョーイ「ありがとう!あなたとイーブイのおかげよ!」
ジョーイさんが話しかけてきた。
ミズカ「いえ・・・、ただ必死だったんで・・・。」
ミズカは照れながら言った。
ジョーイ「そうだ!お礼にすごいごちそうを用意するわ!食堂に来てね!」
そう言ってジョーイさんは行ってしまった。
ミズカ達は言われたとおり食堂に行く。
ミズカ「なんか、指示出しただけなのに疲れた・・・。」
ミズカはダラーんと席に座る。
カスミ「二匹相手に、バトルしたから頭をかなりつかったんじゃない?」
カスミはそんなミズカにそう言う。ミズカはそれを聞いて苦笑した。
ミズカ「でも・・・、かなり運任せだったのよ・・・、あれは・・・。」
実際、ミズカはあんな上手くいくとは思ってなかった。
カスミ「運任せだったの?」
ミズカ「うん・・・、あんなうまくいくと思わなかった。」
また、ミズカは苦笑した。
カスミ「それじゃ、どっかの誰かさんと一緒ね!」
サトシ「悪かったな、運任せで!」
サトシは不機嫌そうに言った。
カスミ「別に悪いとはいってないわよ。」
カスミは軽く突っ込んだ。そんな変なタイミングで料理がきた。
料理はジョーイさんがすごいごちそうと言ってただけあって、ステーキだった。
ミズカ「すごーい!!ステーキ!!」
ミズカの目は輝く、そしてみんなの目も輝いていた。
ミズカ達「いっただっきまーす!!」
そう言ってミズカ達は食べ始める。
ミズカ「おいしい!」
カスミ「ホントね!」
サトシ「うま過ぎ!!」
タケシ「ああ!」
とミズカ達は満足そうに食べ終わった。
ミズカ達「ごちそうさま!」
そう言って部屋に戻ったのだった。

続く

14 :美羽2007/02/14(Wed) 21:01:29 ID:UzHm38jU
十四章   元の世界へ・・・

部屋に戻ったミズカ達、ミズカはリュックから手鏡を出した。
ミズカ「どうやったら・・・。」
ミズカはため息をつく。
カスミ「変なこと、言っていい?」
カスミが言ってきた。
ミズカ「え??」
カスミ「それって、鏡よね?」
ミズカ「うん・・・。」
カスミ「ほら、おとぎ話にあったじゃない!白雪姫だっけ?あれって魔法の鏡で
聞くとなんでも答えてくれるのよ。」
ミズカ「それがどうかしたの?」
ミズカはカスミが何を言っているのかわからなかった。
カスミ「その魔法の鏡みたいに、元の世界に戻して!って言ったら戻れるんじゃ
ない?」
ミズカ「そんなのないでしょ・・・。」
サトシ「そうだぜ、カスミそんなわけないだろ!」
黙ってたサトシも首を突っ込む。
カスミ「そんなのわからないじゃない!」
カスミは本気でいっているのがミズカにはわかった。
ミズカ「わかったわよ・・・、やってみる・・・。」
ミズカはため息混じりに言った。
ミズカ「鏡!あたしを元の世界に帰らして!!」
そうミズカが言うと、なんと鏡の部分が光りだした。
ミズカ「(もしかして・・・、本当に・・・。)」
ミズカは手鏡の裏にあるボタンを押した。すると、正面からドアが出てきた。
サトシ「マジかよ・・・。」
タケシ「どうやら、カスミの言ったとおりだったみたいだな。」
サトシに続きタケシも言った。カスミはほらね!っという顔をしている。
ミズカ「みんな!ありがとね!」
ミズカはお辞儀する。
ミズカ「でも・・・。」
サトシ「どうしたんだ?」
サトシが聞く。
ミズカ「でも・・・、イーブイどうしよう・・・。」
ミズカはそれが心配だった。
タケシ「大丈夫さ、イーブイの事はオーキド博士に聞いとくから。」
タケシはミズカを安心させるように言った。
ミズカ「ありがとう!それじゃ・・・!」
ミズカはゆっくりとドアを開ける。
カスミ「また来てよね!」
サトシ「待ってるからな!」
ミズカはそれを聞くと、ドアの向こうへ入っていった。
ミズカ「う・・・ん?」
気がつくとそこは布団の上だった。ふと、時計を見るとまだ夜の12時である。
ミズカ「夢・・・?」
ミズカは夢だと思ったが違った。
ミズカ「これは・・・、手鏡・・・!」
ミズカは手鏡を握り締めていた。自然と笑みがこぼれる。
ミズカ「夢じゃなかったんだ!あたしはポケモンの世界に行ってたんだ!」
そう言って、眠りについた。


   続く

15 :美羽2007/02/15(Thu) 14:29:46 ID:VesqmLHg
こんにちは!小説の書き方を変えました!!

十五章   ミズカ再び、ポケモンの世界へ!!

夜の10時・・・、
「これって・・・、また、ポケモンの世界に行かして!って言ったら、行けるのかな?」
あの夢のような出来事から、一週間。ミズカは再び、あの世界へ行こうとしていた。
「お姉ちゃん、何やってるの?」
ミズカの弟が話しかけてきた。ミズカはビックリして、持っていた手鏡を隠す。
「寝たんじゃなかったの?」
弟は幼稚園児、ミズカはもうとっくに寝ているもんだと思った。
「ううん、まだ寝てない。」
ミズカの弟は言った。ミズカの家は、みんな同じ部屋で寝ていた。
それと言うのも、理由がある。
ミズカの家は、家計が大変だった。
母は、家庭を助けるため夜に働き、父は仕事が遅いのである。
ようするに、今はミズカと弟二人きり・・・。
「そう・・・。」
「何してたの?」
弟はもう一度聞いてきた。
「ポケモンの世界に行こうと思って・・・ね?」
ミズカは素直に話した。しかし、
「嘘でしょ!そんなことあるわけないじゃん!」
と、弟は信じなかった。
「(あたし達、兄弟はホント現実的ね・・・。)」
ミズカはそう思った。幼稚園児なら普通は信じる。サンタクロースだって、幼稚園児
なら、本当にいるとみんな信じている。
しかし、ミズカもその弟も、もう幼稚園のときからサンタクロースはいないと知って
いるし、
「大きくなったら、ヒーローになりたいです!」
と、他の子が言ったら、心の中では、
「(そんなのいるわけないじゃん。)」
と思うほどである。
ミズカの弟はもういいよ!という顔をして寝始めた。
「(本当なのに・・・。)」
ミズカはそう思いながら、布団にねっころがった。
しばらくして、弟の寝息が聞こえ始めた。ミズカはチャンスと思い小さな声で、
「あたしを、ポケモンの世界のサトシ達の所に連れてって!」
と言った。すると、この間と同じように手鏡が光だし、ミズカはボタンを押した。
思ったとおり、ドアが出てきた。
「いってきます。」
ミズカは小声でそう言い、ドアを開け中へ進んで行った。

  続く

16 :美羽2007/02/16(Fri) 13:39:11 ID://iBiJa6
十六章  傷ついたチコリータ

気がつくと、森の中だった。
「やっぱり、本当だったのね!」
ミズカは確認するように言った。服を見ると、パジャマではなくこの間の服だった。
そして、リュックを背負っていた。
「あれ?リュック?」
ミズカはリュックの中を覗いた。また、オーキド博士からの手紙が入っている。ミズカは
その場で読んでみた。
『ミズカへ
お前さんが、また来ると思って、リュックの中に入れといたんじゃ!
まだ、説明してないことばかりじゃからな。まずは、この世界とあっちの世界の時間に
ついてじゃ。基本的には、バラバラじゃ!お前さんが、一週間おいて、こっちの世界
に来たとすると、こっちの世界では、一日しか経っておらんかもしれんし、
三日しか経っておらん場合もある。しかし、ミズカの世界で一週間経って来ても、
こっちの世界では、一週間以上経ってることはないんじゃ。
ようするに、一週間経ってこっちの世界に来れば、最低、一日しか経っておらんし、
最高で六日しか経っておらんのじゃ。まあ、深く考えとると切がないのでな、
話を変えるぞ。
リュックの事なんじゃが、実はこのリュックはお前さんがこの世界に来ると、
自動的にお前さんのもとへ来るようになっておる。モンスターボールもそうじゃ!
お前さんがもとの世界に帰ると、そのリュックは自動的に、このオーキド研究所に
来るから、心配はいらんぞ!今回は、リュックにモンスターボールを入れて
おいたから、野生のポケモンを捕まえる時に使うんじゃぞ!
だいぶ、長くなってしまったの、続きはまた今度じゃ!では、頑張るんじゃぞ!
                                          オーキドより』
「なるほど、そういう事ね!」
ミズカはリュックに手紙をしまった。
「サトシ達に会う前に、ポケモン捕まえに行こう!」
ミズカはそう言って、森の中を進んでいく。しかし、やっぱりそうは上手くいかなかった。
ポッポを逃がし、イトマルを逃がし・・・、とにかく、何匹もポケモンを逃がしてしまった。
「はあ・・・、イーブイも疲れて来たみたいだし、あきらめてサトシ達のに会いに行こう・・・。」
ミズカはそう言ってサトシ達を探し始めた。その途中、
<<ガサッ!>>
と、何かが倒れたみたいに、近くの草が揺れた。
「(なんだろう・・・?)」
ミズカは一歩一歩、そこへ近づいていく。倒れていたのは、チコリータだった。
そのチコリータは傷だらけで、気を失っていた。
「(助けなきゃ!)」
ミズカは、チコリータを抱き、走ってサトシ達を探し始めた。

  続く

17 :ひなた2007/02/16(Fri) 18:41:49 ID:kcGapJ6I
初めましてvひなたですv
小説読ませてもらいました!!!!
とてもてヵ、かなり上手いです!!!!!
私の小説の倍以上上手いですぉ⌒★
今後どうなるかとても楽しみです♪)))

18 :美羽2007/02/16(Fri) 20:04:24 ID://iBiJa6
こんにちは!ひなたさん書き込み有り難うございます!
なんかそう言ってもらえて、すごく嬉しいです!!

十七章  心配

ミズカは必死で、サトシ達を探す。
「(たしか、タケシなら傷薬を持ってるはず!)」
そう思いながら、走っていた。しばらく走っていると
「ミズカ?」
と声がした。振り向くと、探していたサトシ達がいる。
「よかった・・・。」
そう言ったミズカの顔に笑顔はなく、サトシ達は再会を喜んでる場合ではないことが
わかった。
「どうしたんだ?」
サトシが聞く。
「チコリータが気を失っていたの。」
ミズカは説明した。カスミはそれを聞いて、
「誰かのポケモンかしら?」
と言って、チコリータを見た。
「さあ・・・。でも、こんなに傷ついてるのに・・・、ほっとくトレーナーはいないと思う・・・。」
と、ミズカは答える。
「地図を見ても、ポケモンセンターまでは、明日にならないと着かないな。とにかく、
応急手当だな。」
タケシはそう言って、傷薬を出した。ミズカは、
「お願い!」
と言って、タケシにチコリータを渡した。タケシは頷き、チコリータを手当てし始めた。
手当てが終わり、ミズカはずっと、チコリータのそばにいた。
「(大丈夫かな・・・、チコリータ・・・。)」
ミズカは心配でたまらなかった。
こんな傷ついたポケモンを前に、心配しない人はいないというまで、傷ついている。
しばらくして、サトシとカスミが来た。タケシは昼食を作っている。
「ひどい傷ね・・・。」
カスミが言った。
「うん・・・。」
「ミズカ、そろそろ昼食だぜ?」
「うん・・・。」
「ミズカ・・・?」
「うん・・・。」
ミズカは「うん・・・。」としか答えない、サトシとカスミは顔を見合わせて困った表情をする。自分達もトレーナーなのだから二人ともミズカがチコリータがどれだけ
心配かわかる。
「ねぇ・・・。」
ミズカはやっと違う言葉を言った。
「何?」
「どうしたのよ。」
「どうやったら、こんなに傷つくのかな・・・?」
その言葉に、二人とも考え始めた。たしかにそうだ、いくらなんでも傷つき過ぎだった。
サトシが、旅をはじめた頃、オニスズメに襲われたが、ピカチュウはここまで傷ついてなかった。ポケモンに攻撃されたにしても、ここまで攻撃はしないだろう・・・。
「人間・・・?」
三人は同時に言った。そう、こんなにまで傷つけるのは、痛みを知らない人間である、
ミズカはチコリータの額をなでた。
もし、人間がやったのなら、すごく悔しい。このポケモンは、きっと人間はこういう生き物だと思ったのだから。
「(でも誰が・・・?もし人間がやったとして、一体誰がやったんだろう?)」
ミズカ達はまた考え始めた。
「やめようぜ!」
しばらくして、サトシが言った。
「こんなこと考えてたら切りがないぜ?」
サトシの言ったとおり、考えてても切りがないことだ。
「そうね、昼食できたみたいだし、気分転換にご飯食べましょうよ!!」
カスミは、気を取り直すように言った。ミズカは、
「うん・・・、わかった。」
と、言う。しかし、そんな気分ではなかったのであった。

  続く

19 :美羽2007/02/16(Fri) 20:07:54 ID://iBiJa6
続いて十八章です!!

十八章  気がついた、チコリータ

「ごちそうさま・・・。」
ミズカはまったく、ご飯に手をつけずに言った。
「ミズカ・・・、全然、食べてないじゃない。」
カスミは心配そうにミズカを見た。
「お腹空いてないから・・・。」
ミズカはそう言って、チコリータの所へ行ってしまった。ミズカはイーブイを出す。
「ねぇ、イーブイ・・・。」
「ブイ?」
「チコリータ大丈夫かな・・・。」
「ブイ!!」
イーブイは大きく頷いた。ミズカはそんなイーブイの頭を優しくなでた。
イーブイは気持ちよさそうにしている。
そのままミズカは、ずっと、チコリータを見ていた。それは夜まで続く。イーブイも
それにつきあっていた。
「ミズカ、ご飯よ?」
カスミは声をかけた。
「いらない。」
「食べないと体もたないわよ!」
「うん・・・。」
「イーブイも心配してるわよ?」
そうカスミに言われ、ミズカはイーブイを見た。イーブイは本当に心配そうな顔をしている。
ミズカは、やっとその場を立つ。
「そうね、食べなきゃね!」
と言ってミズカはサトシ達のところへ行った。カスミもイーブイもその後をついていく。
ミズカは昼食を食べてないだけあって、サトシより早く食べ終わった。
「ミズカ・・・、はや・・・!」
さすがのサトシもビックリしている。
「なーんだ、結局お腹空いてたんじゃない!」
カスミはホッとした表情を浮かべる。
「おかわりなら、まだあるぞ!」
「じゃ!おかわり!!」
ミズカはタケシに皿を渡した。おかわりしたご飯もミズカはあっという間に食べた。
三人ともそんなミズカにビックリしている。
「ごちそうさま!」
ミズカはそう言って、チコリータの所へとんでいった。
その後、ずっとミズカはチコリータのそばにいた。イーブイもその隣にいた。

次の日・・・、ミズカが起きるとチコリータは起きていた。ミズカの隣にイーブイは寝ている。チコリータの傷はだいぶ治っていた。
「チコリータ!大丈夫?あなたすごい傷だらけだったのよ?」
ミズカはチコリータに触ろうとする。しかし、
<<バシ!!>>
チコリータはつるのむちでミズカの手を叩いた。
「いった〜。」
「どうしたの?」
カスミが起きてきた。
「それが・・・。」
と、ミズカが言いかけたとたん、チコリータは走ってどこかへ行ってしまった。
「カスミ、イーブイをよろしく!!」
そう言ってミズカはチコリータを追いかけて行ってしまった。

   続く

20 :美羽2007/02/17(Sat) 09:06:18 ID:OSNWBKc6
おはようございます!!十九章です!!

十九章  チコリータのトレーナー?

「ねぇ、チコリータ・・・、お願いだから傷が完璧に治るまで、あたしに見守らせて!」
チコリータを見つけたミズカは、チコリータの二メートル後ろを歩いていた。
チコリータは無視してスタスタ歩いていく。しばらく歩いてると、、川沿いに出た。
「流れが激しいわね・・・、この川・・・。」
ミズカは川を見ていった。顔は引きつっている。一度落ちたら、自力で助かるのはまず無理だろう。
そんなミズカをチコリータはチラッと見て、また進んでいく。
そこへ、一人の男の人がいた。歳はタケシと同じぐらいだ。
「よう!チコリータ、お前こんな奴に拾われたのか。」
その男はチコリータに話しかけた。チコリータの体は震えている。
「あんた、この子のトレーナーなんでしょ!!」
ミズカはすぐに、チコリータのトレーナーだと気づいた。
「そうだ。正確に言えばそうだったかな。」
「まさか・・・、この子を逃がしたの?」
「逃がしたとは、またいい言葉だな。俺は捨てたって感じだけど?」
男は反省の「は」の字もない。
「じゃあ、やっぱり・・・、あんたがチコリータに暴力振ったのね!」
「暴力・・・?あれは暴力じゃねぇ、鍛えてやったんだよ!」
「(こいつ最低・・・)」
ミズカは男を睨み付ける。
「なんだ?なんか文句でもあんのか?」
「ポケモンをあんなにまで傷つけていいと思ってんの!鍛えるにしても、もっといい方法あるでしょ!!」
「正直に言ってやるよ!こいつはタダのストレス解消のために捕まえたのさ!」
「ストレス・・・解消・・・?」
ミズカはその言葉が信じられなかった。ミズカは男に近づき、
<<バシ!>>
と、思いっきりビンタした。チコリータはそのミズカの姿にビックリする。
「いって〜。てめ〜!何するんだよ!!」
「当たり前でしょ!!チコリータはこの何十倍も、痛くて苦しかったのよ!」
「知らないね、そんなのは。行け、オニスズメ!」
男はオニスズメを出した。
「オニスズメ!この女に向かって、電光石火だ!!」
「オニ!!」
「きゃ!!」
ミズカはギリギリのところで避けた。しかし、
「チッコー!!」
チコリータは吹っ飛ばされ、激しい川に流されてしまった。
「あんた、最低!!」
ミズカはそう言い残し、チコリータを助けるべく激しい川を飛び込んでいった。

   続く

21 :美羽2007/02/17(Sat) 09:32:01 ID:OSNWBKc6
二十章  助けたい!

「ブイ・・・?」
イーブイが起きた。
「イーブイ、起きたみたいね。」
ミズカにイーブイを頼まれたカスミはまだ寝ているトゲピーを抱いて、イーブイの近くにいた。
「ブイブ?」
イーブイはミズカを探す。しかし、ミズカはいなかった。
「ミズカなら、チコリータを追いかけて言ったわよ。そのうち・・・」
と、カスミが言いかけたとたん、
「オニスズメ!この女に向かって、電光石火だ!!」
と、どこからか声がした。
「きゃ!!」
女の子が襲われてるらしい。カスミはすぐに誰の声かわかった。
「イーブイ!今のミズカの声よね!!」
「ブイ!!」
カスミとイーブイは声のする方へ走った。すると、川沿いに出て、チコリータを抱いたミズカが激しい川に流されている。
「ミズカ!!」
「ブイ!!」
カスミとイーブイはあっという間に、ミズカとチコリータを見失ってしまった。
一方、流されてるミズカとチコリータは、
「大丈夫よ!チコリータ!あたしが絶対に守るから!」
ミズカはチコリータにそう言った。チコリータはミズカにしがみついている。
「あ!」
ミズカはその先に滝があるのに気がついた。
「(まずい・・・、これじゃ、またチコリータ大ケガしちゃう・・・。)」
ミズカはそう思い、片手でなんとか、からのモンスターボールを出した。
「チコリータ・・・、このモンスターボールに入って!」
「チコ・・・。」
チコリータは嫌がる。
「お願い!別に仲間になってとは言ってないの!このままじゃ、また、大ケガしちゃうから!」
そんなミズカの言葉に、チコリータは違う方法で答えた。
もう力は残ってないはずなのだが、つるのむちを近くの木に巻きつけ、ミズカごと持ち上げた。そして、ミズカとチコリータは助かった。
「ありがとう、チコリータ。」
ミズカはチコリータの頭をなでた。チコリータはチラッと笑顔を見せて、気を失ってしまった。
そこへ、カスミ達が来た。
「ミズカ、大丈夫?」
「うん・・・、チコリータが助けてくれたからね!さ、戻ろ?チコリータ、気を失っちゃったし・・・。」
ミズカはチコリータを抱いて立った。そして、よろけながら進んでいく。
「あんた、ホントに大丈夫なの?」
「うん!とにかく、この子を早く助けなきゃね!」
ミズカはとにかく助けたかった。体の傷も、心の傷も・・・。
ミズカが今できることは、サトシ達の所へ戻って、事情を話し、一刻も早くポケモンセンターに着けるようにすることだった。
戻ると、サトシ達はもう起きていた。二人ともミズカがビショビショに濡れていてビックリする。
「どうしたんだよ。」
サトシが聞いた。ミズカはタケシからタオルをもらって、全部話した。
「それでミズカも、チコリータもビショビショだったのか。」
「うん・・・。」
「そしたら、今日は朝食を食べてすぐにポケモンセンターに向かおう。」
タケシが言った。ミズカ達は頷く。そして、朝食を食べたミズカ達は、
ポケモンセンターに向かって歩き始めたのだった。

  続く

22 :美羽2007/02/17(Sat) 14:11:18 ID:OSNWBKc6
二十一章  ミズカの気持ち

ミズカ達は、昼にポケモンセンターに着いた。
「ジョーイさん!この子をお願いします!!」
ポケモンセンターの中に入るなり、ミズカはジョーイさんの所に行った。
「ダメじゃない!こんなに、ポケモンを傷つけちゃ!」
もちろんジョーイさんは、チコリータがミズカのポケモンだと思う。
「違うんです!チコリータはこの子のポケモンじゃないんです!」
カスミは言った。
「どういうこと?って、そんな場合じゃないわね!すぐに治療室で手当てします!
事情はその後に聞くわ!」
そう言ってジョーイさんはミズカからチコリータを預かり、ラッキーと一緒に治療室へ入っていった。
ミズカは治療室の前で待つ。
「(なんで・・・、チコリータはこんなに傷つかなきゃ、ならなかったんだろう・・・。
ストレス解消のため・・・?そんなの酷過ぎるよ・・・。
人間を嫌いだったから、チコリータはあたしをつるのむちで叩いたんだよね・・・。
だったら、あの時、チコリータを追いかけなかったら、チコリータは川に落ちないですんだかも・・・、
チコリータが川に落ちたのはあたしのせい・・・。きっとチコリータは余計人間が嫌いになったよね・・・。)」
ミズカは、いつの間にか自分を責めていた。
「ミズカ。」
カスミが話しかけてきた。
「カスミ・・・。」
「ミズカは何も悪くないわ。」
カスミはミズカの心を悟ったのか、そう言ってきた。
「でも・・・。」
「だって、あなたはチコリータを必死で助けようとしたじゃない!ミズカがチコリータに気づいてなかったら、チコリータはもっと大変だったと思うわ!」
「そうだけど・・・。」
「ミズカの気持ちは十分チコリータに届いたわよ!」
「そう・・・?」
「うん!だって、チコリータは川から助けてくれたんでしょ?」
「うん。」
「大丈夫よ!あんな人間の事なんか起きたら忘れてるわよ!あれは悪い夢だったってね!」
ミズカはどんどん元気になっていく、
「ありがと・・・。」
ミズカはカスミに元気付けられた。
そのとき、治療室のドアが開いた。中からジョーイさんが出てくる。
「ジョーイさん!チコリータは?」
「大丈夫よ!明日には、元気な姿になってるわ!」
ミズカとカスミは笑顔になる。
「ありがとうございます!」
「それで・・・、事情を聞かしてくれないかしら?」
「はい。」
そういって、ミズカは全部話す。
「そう・・・、そんな事があったの・・・。」
「はい・・・。」
「あなたはチコリータをゲットするつもりなの?」
「いえ・・・、野生に返してあげようと思ってるんです。」
「どうして?」
「あの子のためにもそれが一番いいと思うんです。」
「そう・・・。」
「それじゃ、部屋に戻ります。」
ミズカはそう言って部屋に戻っていった。
「ミズカはそれでいいの?」
さっきからずっと黙っていたカスミが口を開いた。
「え?」
「ゲットしたいんでしょ?」
「まあね・・・。」
ミズカは苦笑する。
「いいの?」
「さっき聞いてたでしょ、チコリータのためにもそれが一番いいのよ。」
「なんで、そう思うの?」
「自由にしてあげたいの。」
「自由?」
「だって、あんな目にあったんだもん、チコリータには好きなようにして欲しいの。」
ミズカのその言葉にカスミは何もいえなかった。

続く

23 :美羽2007/02/17(Sat) 14:43:32 ID:OSNWBKc6
二十二章  チコリータを返せ!

その日の夕方、チコリータは気がついた。
「チコ・・・。」
「気がついた?」
ミズカは、カスミと話した後、部屋を出てチコリータの所へ来ていた。
チコリータはミズカの顔を見るなり、ミズカの胸に飛び込んだ。
ミズカはビックリする。
「チコリータ・・・。」
「チコチコ!」
ミズカは自然と笑みがこぼれた。
「チコリータ、今度は安静にしててね!」
「チッコ!」
「よかった。」

次の日・・・、ジョーイさんの言ったとおり、チコリータはかなり元気になっていた。
その姿を見て、ミズカはイーブイとチコリータを連れて遊ぶことにした。
「十二時には帰ってきてね!」
ジョーイさんが言った。やはり、昨日あんな状態だったこともあって、ジョーイさんは
門限を出した。
「はい!」
ミズカはジョーイさんから腕時計を借りて、
「いってきます!」
と言って出て行った。
しばらく、三人(一人と二匹)の楽しい時間は続いた。しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、
ミズカが気づいて、腕時計を見るともう十二時十分前だった。
「ここから、普通に歩いて行けば、間に合うわね!」
そう言って、ミズカは、
「イーブイ!チコリータ!戻るわよ!」
と二匹を呼んで、来た道を戻っていく。
「(もうすぐ、チコリータとお別れね・・・)」
ミズカはそう思いながら歩く。しかし、そう思ってる場合じゃなくなった。
あのチコリータを捨てた男が出てきたのだ。
「昨日はどうも!」
「何?あんたはもう関係ないでしょ!」
ミズカは男を睨み付ける。
「こいつを返して欲しくてな。」
「なんですって!」
チコリータはそれを聞いて、ミズカの影に隠れた。すごく震えている。
「ほう・・・、かなり仲良くなったみたいだな。」
「だから、何よ!言っとくけど、あんたにこの子を渡す気はないわよ!」
「なら力づくで、返してもらうぞ。」
「イーブイ!頼んだわよ!」
「ブイ!」
「行けー!オニドリル!!」
「ドリ!!」
「オニドリル・・・!?」
ミズカはビックリする。
「昨日、進化したんだよ!こいつも暴れたくてしょうがないみたいだ。」
「ドリー!!」
こうして、バトルは始まった・・・。

   続く

24 :美羽2007/02/17(Sat) 19:42:28 ID:OSNWBKc6
二十三章  無鉄砲・・・

「ねぇ、ミズカ・・・遅くない?」
ここはポケモンセンター・・・、サトシ達はミズカと、イーブイ、チコリータの帰りを待っていた。
「たしかに遅いな。」
タケシが言った。時計を見ると、もう一時になっている。
「ミズカのやつ、時間を忘れてるんじゃないか?」
サトシが言った。
「いくらなんでも、一時間は遅れないでしょ!」
カスミが突っ込む。
「どっちにしても、ミズカを見つけに行ったほうがいいだろう。」
「うん!」
サトシ達は、ミズカを探しに行くことにした。

一方、バトルしているミズカ達は・・・、
「ブ・・・イ・・・。」
イーブイがついに倒れてしまった。当たり前だろう、一時間も戦っていたのだから・・・。
「イーブイ、ありがとう・・・。戻って!」
ミズカはイーブイをボールに戻した。ミズカの手持ちはもういない。
「もう終わりか。オニドリル、この女に向かって攻撃だ!」
「(まずい・・・!)」
オニドリルはミズカに近づいてくる。ミズカは昨日のチコリータが川に落ちたときのことを思い出した。
「(このままじゃ、チコリータはまた、攻撃に巻き込まれちゃうかもしれない・・・。
オニドリルだから、きっと攻撃は避けられないわ・・・、だったら、チコリータに攻撃があたらないようにしないと・・・)」
ミズカはそう思い、チコリータを抱き上げ頭を伏せてしゃがみ込んだ。
オニドリルは何度も何度もミズカを攻撃してくる。
それでも、ミズカは絶対にチコリータを離さなかった。ミズカの意識は次第に薄れていく。
「(もう・・・、ダメ・・・。)」
オニドリルは最後の一撃を繰り出そうとしてきた。ミズカは目をギュッとつぶった。
そのとき、
「ピカチュウ!十万ボルト!」
と、どこからか声がした。そう、サトシ達である。
「ピーカヂューウ!!」
オニドリルにピカチュウの十万ボルトが炸裂する。そして、オニドリルはミズカの目の前に倒れた。
「ミズカ!大丈夫?」
カスミはミズカの所に駆け寄る。
「なんとかね・・・。」
ミズカはニコッと笑ったが、安心したのか、その場で気を失ってしまった。
「チッコ・・・。」
チコリータは心配した目でミズカを見た。
「大丈夫、気を失ってるだけだ!」
タケシはチコリータに言う。
「(ミズカって・・・、無鉄砲なのね・・・。)」
カスミはそう思いながら、ミズカを見たのだった。

  続く

25 :美羽2007/02/18(Sun) 12:28:25 ID:6cd1iSdI
二十四章  チコリータ、ゲットだぜ!?

ミズカが気がつくと、そこはポケモンセンターだった。
「気づいたのね!」
カスミが言った。
「・・・、そうだ!チコリータは?」
ミズカはさっきあった事を思い出した。
「ピカチュウがあのトレーナーごと電撃で攻撃しちゃったんだ。」
サトシは苦笑しながら言った。
「攻撃してどうなったの?」
「逃げていったわよ。」
「そう・・・、良かった。あれ・・・?タケシは・・・?」
ミズカはタケシがいないことに気づく。
「いつもの事よ!」
カスミはため息混じりに言った。
「なるほどね・・・」
ミズカは苦笑する。
「あ!イーブイ!倒れたんだけど・・・。」
「ジョーイさんに手当てしてもらっておいたわよ!」
「ありがとう!じゃあ・・・、イーブイとチコリータはどこ行ったの?」
「部屋で遊んでるぜ!ピカチュウも一緒にな!」
「そっか!」
その後、ミズカはチコリータを野生に返した。
「もう、あんなトレーナーに捕まっちゃだめよ!」
そう言って逃がしてあげた。

しかし、次の日、
「ジョーイさん!お世話になりました!」
「ミズカちゃん、無茶しないようにね!」
「はい・・・。」
ミズカは苦笑した。
「それじゃあ、さようなら!」
ミズカ達は、ポケモンセンターを後にした。しばらく歩いていると目の前に、
野生のポケモンが出てきた。チコリータである。
「チコリータ・・・。」
ミズカはビックリした、目に前に別れたはずのチコリータがいるのだから・・・。
チコリータはそのまま、ミズカの胸に飛び込んできた。
「どうやら、チコリータはミズカにゲットされたいみたいだな。」
タケシが言った。
「そうなの?チコリータ・・・?」
「チッコー!!」
「そっか・・・、よーし!」
「ん?」
「チコリータ!ゲットだぜ!!」
ミズカはずっと言ってみたかった言葉を言った。
サトシがいつもゲットしたときに言うセリフである。
「あー、それ俺のセリフ・・・。」
サトシは文句を言う。
「いいじゃん!ずっと言ってみたかったんだもん!!」
ミズカはそのまま逃げるように走っていく、
「ちょっと、待てよ!!」
サトシ達はミズカを追うのだった。

  続く

26 :美羽2007/02/19(Mon) 17:20:26 ID:3vUUFg7k
二十五章  しっかり者のピチュー?

チコリータをゲットしてから、ミズカはいろんなトレーナーとバトルするようになった。
最初のうちは負けが多かったものの、今では勝つほうが多い。
ミズカは確実に実力が上がっている。そんなミズカにカスミは、
「そろそろ、サトシとバトルしてみたら?」
と、言った。ミズカはまだ、サトシとバトルしたことがなかった。
「うーん・・・、もう一匹ゲットしたらにする!」
「なんで?」
「とくに理由はないけど?」
とくに理由はなかったが、とにかくもう一匹捕まえたかった。
「あ、そう。(聞いたあたしが馬鹿だったわよ・・・。)」
カスミは呆れた顔をする。
「(妙に・・・、ミズカってサトシに似てるわよね・・・。)」
この頃カスミはそう思っていた。
バトルの時の目や、なんとも子供らしい、キラキラとした笑顔はすごく似ている。
最近は野宿した次の日、ミズカもサトシと同じように寝起きが悪い。
ポケモンセンターに泊まった時もそうである。
まあ、本人は、元の世界ではいつもそうだと言っているが・・・。
<<ぐー>>
それに返事をするかのようにミズカのお腹は鳴った。
「お腹・・・、空いた・・・。」
「あんた、さっき食べたばっかでしょ!(まったく、こういうところもサトシ似なんだから・・・。)」
「いいじゃん、別に・・・。あたし、木の実でも探してくる!」
と言って、ミズカは森の方に行ってしまった。ミズカは森の中に入るとすぐにリンゴの生っている木を見つけた。
「ん〜、あとちょっと・・・。」
もう少しで届きそうだったから、ムキになってとろうとする。その後ろから、
「ぴぢゅー!」
と声がし、電撃がミズカの横を通って、ミズカのとりたかったリンゴに命中すると、
そのリンゴは落ちた。
ミズカはそのリンゴを拾おうとすると、野生のピチューが持っていた。
今の電撃はこのピチューのである。
「ピチュー!」
ピチューは持っていたリンゴをミズカに渡した。
「ありがとう!」
ミズカはリンゴを受け取ると、リンゴを半分にした。
「ピチュ?」
「はい!これはお礼よ!」
そう言って、ミズカは半分にしたリンゴを片方渡した。
ピチューはすごく喜んでいる。
「ピチュー!!」
ピチューはお礼を言うだけでなく、お辞儀までした。ミズカはその姿にビックリする。
「(このピチューかなりのしっかり者ね・・・!)」
そう思っている間にピチューは行ってしまった。
ミズカはリンゴを食べながら、サトシ達のところへ戻って行ったのであった。

  続く

27 :美羽2007/02/19(Mon) 21:19:59 ID:4Olw3YF.
そういえば、登場人物紹介・・・してなかったのでしたいと思います!

名前:サトシ
年齢:10歳
出身地:マサラタウン
性格:短気、単純、無鉄砲、頑固、世間知らず、
   熱血漢、正義感強い、友情心が厚い、すぐに調子に乗る。
備考:アニメでは主人公!ポケモンバカでバトルが大好き。
   世界一のポケモンマスターを目指している。

手持ちポケモン:ピカチュウ、フシギダネ、ベイリーフ、ヒノアラシ
        ワニノコ、ヨルノズク


名前:カスミ
性別:女
年齢:10歳
出身地:ハナダシティ
性格:短気 乱暴 おてんば 気が強い 物事をはっきり言う
 責任感が強い 優しい所もある
備考:ハナダジム四姉妹の末っ子、ミズカと将来親友になる。
   水系ポケモン専門トレーナー。

手持ちポケモン:トゲピー、コダック、ニョロゾ、サニーゴ、
        ヒトデマン、トサキント


名前:タケシ
性別:男
年齢:15歳
出身地:ニビシティ
性格:冷静沈着、惚れっぽい
備考:とにかく惚れっぽい、世界一のブリーダーを目指している。
   家事ができて、料理がめちゃくちゃうまい。

手持ちポケモン:クヌギダマ、ィワーク、イシツブテ、クロバット

こんな感じです!

28 :美羽2007/02/20(Tue) 23:54:54 ID:zKHl01kc
二十六章  ピチューが気に入った!

「でね!そのピチューお辞儀までしてきたんだよ!!」
サトシ達の所に戻ってきたミズカは、さっきのピチューの事を話していた。
「へぇ〜、ピチューか・・・、たしかピカチュウの進化前だよな?」
「ピカ!」
「うん!あのピチューかわいかったなぁ、また、会ったらゲットしよう!」
ミズカはすっかり、あのピチューが気に入ったらしい・・・。
「でも、また会うことなんか、できるのか?」
「え・・・、できるわよ!きっと・・・ね!カスミ?」
「なんで、あたしに振るのよ・・・。でも、この近くで会ったんなら、会えるんじゃない?」
「ほら!やっぱりカスミもそう思うでしょ!」
どうやら、本当にゲットする気らしい・・・。

そんなミズカの願いが叶ったのか、次の日また再会できた。
「うわ〜、ミズカの言ったとおり、可愛いわね!」
「でしょ!!」
しかし、せっかく会えたのだが、問題が発生した。そう、いつものあいつら・・・、
最近ミズカは気配で気付くようになっていた。
「また、出たわよ・・・。」
ミズカは呆れた表情で言う。
「出たって?なにが?」
「ロケット団よ!ロケット団!」
「え?どこに?」
サトシ達はまったく気づいていない。
「あそこ。」
ミズカは一本の木を指差した。
「ホントだ・・・。」
タケシは見つけたのだが、あとの二人はまったくわからないらしい。
「ロケット団!いい加減出てきなさいよ!」
ミズカが言った。
「バレちゃしかたない。」
そう言った言葉から、
「あぁ、あんな所にいたのか!」
「影薄いわね・・・。」
やっと気づいた二人・・・。
「(影が薄いというより、サトシもカスミも慣れちゃってんじゃ・・・。)」
ミズカはそう思った。考えてみれば、この二人が一番ロケット団とのお付き合いが長い・・・。
そのせいで、慣れ過ぎたのではないかとミズカは思った。
「影薄いって何よ!!こっちはちゃんと気配を消してるの!!」
「そうだそうだ!」
「でも、あのジャリガールは気づいたニャ・・・。」
そのニャースの言葉にムサシとコジロウは何も言えなくなった。
しばらく間があき、
「と、とにかく!今日こそピカチュウを頂くわよ!!」
と、ムサシが言った。ロケット団は、木から降りてくる。
「(あれ?いつものセリフは・・・?)」
ここで、そう思ったのはミズカだけだった。ロケット団もすっかりいつものあの長いセリフを言うのを忘れている。
「ピカチュウと一緒に、あのピチューも捕まえるニャ!」
「あのピチュー捕まえたら、あたしのもんね!」
「ボスに渡すんじゃないのか?」
「ピカチュウだけで十分よ!」
「そうか・・・?」
「なんか勝手に話を進めてるし・・・。」
ミズカはまた、呆れた表情をする。
「ピチュー!あいつらは悪いやつだから、隠れてて!」
ミズカはピチューに言う。
「ピ?ピチュ・・・。」
ピチューはミズカを心配している。
「大丈夫よ!早く隠れて!!」
心配している、ピチューにミズカは笑顔を見せる。すると、ピチューは行ってしまった。
「・・・!!逃がすなんて卑怯よ!!」
ムサシは当然怒る。
「(これって・・・、卑怯なの?まぁいいや。)出てきてチコリータ!ロケット団を止めるわよ!」
ミズカはチコリータを出した。
「チッコ!」
「それなら、ピカチュウをゲットするまでよ!いけ!アーボック!」
「シャーボック!」
「いけー!マタドガス!」
「マータドガース!」
「二匹・・・、そっちのほうが卑怯じゃない・・・。」
「なら俺も行くぜ!ヒノアラシ!君に決めた!」
「ヒノー!」
ミズカはチコリータ、サトシはヒノアラシ、ムサシはアーボック、コジロウはマタドガスを
出した。はたして、どうなる!?

  続く

29 :美羽2007/02/21(Wed) 15:24:58 ID:wDr3JykQ
二十七章  ソーラービーム!!

「よーし!先手必勝!チコリータ、はっぱカッターよ!」
「チッコ!」
チコリータはアーボックに向けて攻撃する。
「アーボック!避けて、毒針!」
「シャ!」
アーボックはかわして、ヒノアラシに向かって攻撃した。
「ヒノアラシ!毒針に向かって火炎放射だ!」
「ヒーノー!!」
ヒノアラシは火炎放射で、飛んできた毒針を落とした。
「マタドガス!、体当たりだ!」
「マータドガース!」
マタドガスはヒノアラシに向かってくる。
「チコリータ!はっぱカッターでヒノアラシのフォローよ!」
「チコチコ!!」
チコリータのはっぱカッターでマタドガスの動きを止めた。
「サトシ!あれやりたいんだけど・・・。」
「あれって・・・、あれか?」
「そ!練習には今がもってこいだと思って!」
「わかった!ヒノアラシ!火炎放射で、二匹の動きを止めるんだ!」
「ヒノ!」
「よーし!チコリータ、練習どおりにういくわよ!!ソーラービーム!!」
「チコチコチコ!チッコー!!」
ソーラービームは、アーボックとマタドガスに命中した。二匹は倒れる。
「チコリータ!よくやったわ!」
「チッコ!」
「チコリータ!」
「ヒノアラシ!」
「はっぱカッター!」
「火炎放射だ!」
「チッコー!」
「ヒノー!!」
両方から、攻撃がきてロケット団は身動きがとれず吹っ飛んだ。
「やな感じ〜!!」
「ミズカ、成功したな!」
「うん!もう実戦で使えるわ!ね?チコリータ!」
「チコチコ!」
実はミズカ、チコリータに強くなりたいと言われて(?)、サトシにお願いして、
フシギダネをコーチにし、チコリータにソーラービームを、覚えさせていた。
そして、ちょうど、完成していたため、実戦で使えるかどうかロケット団で試したのである。
そこへ、隠れていたピチューが出てきた。
「ピチュー!」
ピチューはまたお辞儀をする。
「いいのよ!ところで・・・、ピチュー、あたしの仲間にならない?」
ゲットするつもりでいたミズカはそう問いかけた。ピチューは
「ピチュー!!」
と、返事をする。どうやら、OKらしい。
「よし、そしたらバトルよ!あたしはトレーナーだからね!」
こうして、ミズカはピチューとバトルすることになった。ミズカはピチューをゲットすることができるのか?!

  続く

30 :美羽2007/02/21(Wed) 19:44:03 ID:UJDYwXcw
二十八章  ピチューゲット!!

「チコリータは疲れてるみたいだから、イーブイでいくわよ!出てきて、イーブイ!!」
「ブイ!」
ミズカは早速、イーブイを出した。
「いくわよ!ピチュー!」
「ピチュー!」
「イーブイ!電光石火!」
「ブイ!」
「ピヂュー!」
ピチューは電気ショックをイーブイに当てようとするが、イーブイのスピードが速くて、
当たらず、イーブイの電光石火はピチューに当たった。
「ピチュー!!」
「よーし!イーブイ!スピードスターよ!」
「ブイブイ!」
スピードスターはピチューに当たる。
「ピチュ・・・」
「ミズカ!今よ!」
「うん!いっけーモンスターボール!!」
ミズカの投げたモンスターボールは、ピチューに当たり、モンスターボールの中に入った。モンスターボールは揺れる。
「(なんか緊張する・・・。)」
そして、
<<ボン>>
モンスターボールの揺れはおさまった。ミズカは見事、ピチューをゲットしたのである。
「やったー!!」
ミズカはピチューの入ったモンスターボールの所に行ってそれを拾った。
「ピチュー!ゲットよ!!」
「ブイブイ!」
「やったな、ミズカ。」
「うん!出てきて!ピチュー!」
「ピチュー!」
「これからよろしくね!!」
「ピチュー!」
またまた、ピチューはお辞儀をした。
「もう、お辞儀はいいわよ!だって、友達なんだから!」
「ピチュー!」
ピチューはミズカの胸に飛び込んだ。そこへカスミが、
「じゃあ、ミズカはサトシとバトルするの?」
と聞いてきた。
「そのつもりよ!」
「え?俺と?」
「いいでしょ?」
「もちろん!なっ、ピカチュウ!」
「ピッカー!!」
そして、ミズカはサトシとバトルすることになったのだった。

  続く

31 :美羽2007/02/23(Fri) 13:51:08 ID:mlPgbJ76
二十九章  ミズカvsサトシ!!〔前編〕

翌日・・・、
「二人とも起きなさいよ!!」
カスミは寝ている、ミズカとサトシを起こそうとしていた。どっちもなかなか起きない。
「タケシー、この二人まったく起きないわよ?」
「バトルとでも言えば起きるだろう。」
「(サトシはともかく、ミズカは起きるの?)」
そう思いながらカスミは、
「二人とも!!バトルよ!バトル!!」
と言う。すると、二人は飛び起きた。
「そうだった・・・、今日はミズカとバトルだったな!!」
「そうね!よーし!はりきっていこう!!」
「(なんなのこの二人は・・・。タケシの言った通り起きたわ・・・。)」
カスミは二人を見て苦笑した。
二人の行動は起きるともう、速かった。二人はすばやく朝食をすませ、あっという間に、
バトルの準備をした。そして、ルールを決める。
「わかった、じゃあ、ルールは3対3で交代は自由な!」
「OK!!」
「タケシ!審判よろしくな!」
「あぁ!」
「あたしはここら辺で見てようかな!」
カスミは適当に座る。
「じゃ、始めようぜ!」
「うん!!」
「3対3の交代自由、バトル始め!!」
「(いよいよね!)よーし、出てきて!チコリータ!!」
「チッコ!」
「フシギダネ!君に決めた!!」
「ダネダネ!」
ミズカはチコリータ、サトシはフシギダネを出した。
「フシギダネ!体当たりだ!!」
「ダネ!!」
「こっちもよ!」
「チコ!!」
二匹はぶつかり合う。
「チコリータ!今度は、はっぱカッターよ!」
「チコチコ!!」
「フシギダネ、つるのむちではっぱカッターを落とすんだ!」
「ダネフシェ!」
「チコリータ!今よ!体当たり!!」
「チッコ!」
ミズカはフシギダネがチコリータのはっぱカッターを落としている間を狙った。
「来るぜ!かわせ!」
「フシェ!」
しかし、フシギダネは避ける。
「(速い・・・)チコリータ!つるのむちよ!」
「チッコー」
「こっちもつるのむちだ!」
「ダネ!!」
そうこうしてるうちに、ソーラービームするにはちょうどいい日差しになった。
「フシギダネ!」「チコリータ!」
「ソーラービームだ!」「ソーラービームよ!!」
二匹は指示されたとおりソーラービームを出す。
<<ボーン!>>
二匹のソーラービームはぶつかって、激しい爆発音となって二匹を包み込む。
はたして、チコリータとフシギダネはどっちが勝つのだろうか。

   続く

32 :ひなた2007/02/25(Sun) 16:40:23 ID:EDW8I2PU
相変わらず面白いですね。
これからも頑張ってくださいね!!!!!!!!!!

33 :美羽2007/02/25(Sun) 21:42:04 ID:ff2/bMZk
ひなたさん、またまたコメント有り難うございます!
では、三十章です!


三十章  ミズカvsサトシ!〔中編〕

「チコリータ!!」
「フシギダネ!!」
「チッコ・・・。」
「ダネ・・・。」
チコリータは倒れた。フシギダネはかろうじて立っている。
「チコリータ!戦闘不能!フシギダネの勝ち!」
「ありがとう、チコリータ、後はゆっくり休んで・・・。」
そう言ってミズカはチコリータをモンスターボールに戻した。
「(ここは確実にいくわ!)イーブイ!出てきて!」
「ブイ!」
ミズカはイーブイを出した。
「イーブイ!電光石火!!」
「ブイ!!」
「フシギダネ!かわすんだ!」
しかし、フシギダネは動けなかった。
「ダネ・・・。」
「イーブイ!スピードスター!!」
「ブイブイ!!」
スピードスターはフシギダネに当たった。
「ダ・・・ネ・・・。」
フシギダネは倒れた。
「フシギダネ戦闘不能!イーブイの勝ち!」
「やった!」
「フシギダネ、後は休んでくれ!ワニノコ!君に決めた!!」
「ワニワニワー!!」
「イーブイ戻って!出てきて!ピチュー!」
「ピチュー!」
サトシはワニノコを出し、ミズカはイーブイを戻して、相性のいいピチューを出した。
「ワニノコ!恐い顔だ!」
「ワニ!」
「ピチュ・・・。」
ピチューはひるみかけた。
「ピチュー!ひるまないで!電気ショックよ!」
「ピ、ピヂュー!!」
「ワニノコ!かわせ!」
「ワニ!」
「そのまま、水鉄砲!!」
「ワニワニ!!」
「ピチュー!避けて!!」
「ピ・・・。」
ピチューは避けきれない。
「ピチュー!(そっか、まだ、スピードについていけないんだ・・・。どうすれば・・・。)」
「ワニノコ!頭突きだ!」
「ワニー!!」
「ピチュー!!」
「ピチュー!!大丈夫?(まずいわね・・・。)」
「ワニノコ!止めだ!水鉄砲!!」
「ワニュー!!」
「ピチュー!水鉄砲に向かって電気ショック!!」
「ピヂュー!!」
ピチューは水鉄砲に向かって電気ショックをした。ワニノコは、まだ、水を吐ききっていなかったため、ピチューの電撃が回る。しかし、ピチューにも水鉄砲は当たった。
「ワニ・・・。」
「ピチュ・・・。」
二匹は倒れた。
「両者、戦闘不能!引き分け!!」
「ピチュー、有り難う!ゆっくり休んでね。よーし、出てきて!イーブイ!」
「ブイ!」
「ワニノコ、ゆっくり休んでくれ!よし、ピカチュウ!頼んだぜ!」
「ピカ!!」
とうとう、出てきた強敵ピカチュウ、イーブイはピカチュウに勝つことができるのか?

  続く

34 :美羽2007/02/26(Mon) 16:10:24 ID:z6cvKXCs
三十一章  ミズカvsサトシ!〔後編〕

「(ピカチュウね・・・、かなりの強敵だわ・・・。)」
ミズカは深呼吸をした。そして、バトルが始まった。
「ピカチュウ!十万ボルト!」
「ピーカーヂューウ!!」
「イーブイ!高速移動よ!」
「ブイ!」
イーブイは高速移動で、ピカチュウの十万ボルトを避ける。
「ピカチュウ!電光石火だ!」
「ピッカー!!」
「イーブイ!こっちもよ!!」
「ブイ!!」
二匹はぶつかり合う。
「イーブイ!スピードスター!!」
「ブイブイ!」
「ピカチュウ!十万ボルトだ!」
「ピーカヂューウ!!」
スピードスターと十万ボルトはぶつかり合って、
<<ボン>>
と軽く爆発する。
「イーブイ!電光石火!!」
「ブイ!」
「ピカチュウ!かわすんだ!」
「ピッカ!」
イーブイの電光石火をあっさりとピカチュウはかわす。
「ピカチュウ、電光石火だ!」
「ピッカ!」
「イーブイ!ジャンプしてかわすのよ!」
「ブイ!」
「ピ?」
「そのままスピードスター!」
「ブイブイ!」
スピードスターはピカチュウに当たった。
「ピッカ!」
「イーブイ!もう一度スピードスターよ!!」
「ブイブイ!」
「ピカチュウ!十万ボルトだ!!」
「ピーカヂューウ!!」
その十万ボルトはさっきよりも協力で、スピードスターを破ってイーブイに当たってしまった。
「ブイ。」
イーブイはスピードスターを出したこともあり、イーブイに当たったときには、電撃は半減していた。しかし、
「ピカチュウ!雷だ!!」
「ピカ!ピーカーヂューウ!!!」
「イーブイ!よけ・・・」
ミズカが言い切る前に、雷はイーブイに直撃した。
「ブ・・・イ・・・。」
そしてイーブイは倒れた。
「イーブイ戦闘不能、ピカチュウの勝ち!よって勝者サトシ!」
「(負けちゃった・・・、なんでだろう?シンジの時よりも他のトレーナーとバトルした時
よりも悔しい。なんでこんなに悔しいの?)」
ミズカは悔しさを抑えながら、倒れている、イーブイの所に行って、イーブイを抱いた。
「イーブイ・・・、大丈夫・・・?」
「ブイ・・・。」
「(あたし達、やっぱりまだまだね・・・。)」
「ミズカ!バトル楽しかったぜ!」
「ピーカ!」
「そうね!負けたけど、あたしも楽しかった。」
ミズカの言ったことはウソではなかった。しかし、どうにも悔しいという気持ちでいっぱいだったのであった。

   続く

35 :美羽2007/02/27(Tue) 22:41:07 ID:yKTfUv0g
三十二章  悔しい・・・

ミズカはサトシに負けた後、ずっと体育座りをして一人でいた。といっても、イーブイが心配して隣にいるのだが・・・。
「(なんで・・・、なんで・・・こんな悔しいの・・・。アニメでサトシの強さがどれだけの
ものかわかってたんでしょ?負けるの承知でやってたんでしょ?でも・・・、
でも、悔しい・・・悔しいよ・・・。)」
ミズカは顔をうずめる。
「ミズカ、サトシに負けて、そうとう悔しかったのね・・・。」
「あぁ。」
「あたしちょっと行ってくるわ!」
カスミはミズカの所へ行った。
「ミズカ?」
「何?」
「もう昼食の時間よ!」
「いらない・・・。」
「散歩しよっか!」
「一人で行けばいいじゃない・・・。」
「行きましょうよ!!」
カスミはミズカの腕を引っ張る。
「行かない!って言ってんでしょ!ホッといてよ!」
ミズカのその大きな声に、サトシもタケシもビックリして振り向く。
「何よ!人がせっかく、心配してあげてるのに!」
「心配なんかしてもらわなくていいわよ!」
「いい加減にしなさいよ!いつまでいじけてる気!!だいたい!あんたがサトシに勝てるわけないじゃない!!」
カスミはハッとするがもう遅かった。ミズカはゆっくりその場に立つ。
「わかってたわよ・・・。」
「え?」
「わかってたわよ!そんなことぐらい!!最初っから、
負けるのは百も承知でやってたわよ!!もうほっといて!!」
ミズカは走っていってしまった。イーブイはミズカを追いかけた。
「ミズカ・・・。」
カスミはその場で立ち尽くす。
「あたし・・・、ひどいこといちゃった・・・。」
「タケシ。」
「なんだ、サトシ。」
「俺、ミズカの様子見てくるよ。」
「お前が行って大丈夫なのか?」
「大丈夫だって!カスミをよろしくな!ピカチュウ行こうぜ!」
「ピッカ!」
サトシはミズカのいった方向に走っていった。しばらく走ると、湖の前に出た。
ミズカはそこにいた。ミズカは湖の水面に映っている自分の顔を見ていた。
「ミズカ。」
「サトシ・・・。」
ミズカはサトシの顔をチラッと見て、また水面に映っている自分の顔を見た。
「俺もさ、そうだったんだ。」
「え?」
「セキエイリーグのとき・・・。ミズカ、知ってるだろ?」
「・・・うん。」
「カスミが気を遣ってくれたのに、俺、素直になれないで結局いつものケンカになちゃったんだ。」
「・・・・(そういえば、アニメでもやってた・・・。)」
その話は幼稚園のときで、うるおぼえだが、そのケンカのシーンは印象深く残っていた。
「ミズカもそうだろ?」
ミズカはコクリとうなずく。
「だったら戻ろうぜ!カスミもかなり気にしてるからさ!」
サトシに言われ、ミズカは戻ることにしたのだった。
「うん!(リーグか・・・、あたしも挑戦しよっかな!)」
ミズカはそう思いながら、サトシの後をついていった。

  続く

36 :美羽2007/02/27(Tue) 22:45:16 ID:yKTfUv0g
三十三章  リーグに挑戦できない?!

カスミとタケシが待っていると、しばらくして、ミズカとサトシが戻ってきた。
そしてミズカは、カスミの前に立つ。
「ごめんね!あたし・・・、素直になれなかったの。カスミが気を遣って話しかけてくれたのに、どうしても、素直になれなくて・・・。」
「ううん、あたしこそ、ごめん。ミズカを慰めるために声をかけたのに・・・。あんなこといっちゃって・・・。」
「じゃあ、仲直りしよ?」
「えぇ!」
こうして、ミズカとカスミの仲は戻ったのだが・・・、お昼も食べ終わり、そろそろ、次の町を目指そうと歩きはじめたミズカ達、ミズカは歩きながらリュックをあさっていた。
「あ!また入ってる・・・。」
「ミズカ!どうしたの?」
「このリュックの中いろいろと入ってて目に付かなかったんだけど・・・、また、オーキド博士から手紙が来てたの!」
ミズカはそう言うと、一人で読み始めた。すると、ミズカは急に足を止めた。
「どうしたんだ?ミズカ?」
明らかに、ミズカの様子がおかしかった。ミズカは三人に手紙を渡す。
手紙にはこう書かれていた。
『ミズカへ
久しぶりじゃな。そろそろ、バトルにも慣れた頃じゃろう。
しかし、お前さん、リーグに出たいと思ってると思うが・・・、残念ながらそれは無理なんじゃ・・・。
お前さんは、違う世界の人間じゃ。わかりやすく言うと、住民なんじゃ。
バッジは集めることはできるんじゃが、リーグに出れるのはこの世界の住民だけじゃ。
もし、リーグに出たければ、一つだけ、方法はある。
それは、この世界の住民になることじゃ。
しかし、わしにもまだその方法がわかっとらん。お前さんには申し訳ないが、
もう少しまっとってくれ!
話が変わるが、お前さんは、違う世界の住民のままじゃと、この世界では、何歳になろうと十歳の体のままじゃ、承知しとくれ!
それじゃあ、この辺で終わりじゃ!頑張るんじゃぞ!
                                           オーキドより』
それを読み終わった三人はミズカを見た。
ミズカにはつらい現実だった。少し前にリーグに挑戦しようと思っていたのだから・・・。
ミズカは三人が心配してくれているのがわかったのか、
「オーキド博士ったら、もうちょっと、早く言ってくれればよかったのにね!
あたしはこの世界にこれただけで、十分いいのに!!」
と、ムリヤリ明るくして見せた。三人は黙ったままだ。
「なーに、みんな、暗い顔してるの?これはあたしの問題なんだからみんな気にしなくて良いって!さあ、次の町に行こうよ!!」
「ミズカ・・・。」
「何?カスミ?」
「無理しなくていいわよ!」
その言葉に安心したのか、ミズカの目から大粒の涙が出てきた。カスミはお姉さんぶってミズカを優しく抱く。
もとから、ポケモンが大好きで、今ではそれ以上に好きになっていたから余計だった。
自分とポケモンがもっと強くなって、リーグに出て自分の力がどれだけ強くなったのか試してみたかった。ついさっき、そう思って、今、それは後回しになった。
「(バッジを集めて、リーグでバトルしてみたかった。)」
頭の中から、そればっかりが浮かんでくる。
ミズカはしばらく泣き続けていたのだった。

 続く

37 :美羽2007/02/28(Wed) 15:10:35 ID:4Okbh7RQ
三十四章  強くなる!!

しばらくして、ミズカは顔を上げた。
「ごめん・・・。」
「いいわよ!」
「泣いてても何もんならないのにね・・・。」
ミズカはそう言って涙を拭った。
「それじゃ!次の町に行こう?泣きまくったらスッキリしちゃった!」
ミズカは三人の先を歩く。泣いた痕を見られたくなかったのだ。
ミズカ達はそれっきり黙っていた。ミズカはある考え事をしていた。
「(それじゃぁ、なんであたしはココの世界に呼ばれたの?これじゃ、来た意味がない気がする。
でも、その理由をオーキド博士は知ってる・・・。いったい・・・どうしてなんだろう・・・)」
ミズカは考えるがやっぱりわからなかった。どうして自分がこの世界に呼ばれたのかを・・・。
「(博士はまだ早いって言ってた・・・、それってまだ、あたしが幼いってこと?
いったい、どういう意味なんだろう・・・?わからないことだらけよ・・・。)」
ミズカが実際この理由を知るのはとうぶん先の話になる。
「ミズカ。」
やっと、カスミが話しかけてきた。
「何・・・?」
「・・・、考えててもしょうがないじゃない!まずは、強くなることだけを考えたら?」
たしかにそうだった。考えても何もならない・・・。
「よっしゃ!!!」
ミズカは急に大声を出した。三人はビックリする。
「な、なんだ?」
「どうしたのよ。」
「気合いを入れたのよ!だいたい、強くならなきゃリーグだって無理だもん!
よーし、あたしは誰にも負けないくらい強くなるんだから!!!」
「・・・・・・。」
一同・・・、ミズカの変わり具合には唖然とした。しかし、これで安心した部分もある。
「行くわよ!!」
ミズカは一人で勝手に走っていく。
「待てよ!」
「なんか、ホントにサトシに似てるわね・・・。」
「まあ、そんなもんだろ。」
そう言って、三人はミズカを追いかけていった。

  続く

38 :美羽2007/03/01(Thu) 20:20:39 ID:XlJxoRvA
三十五章  シゲル登場!

それからしばらくして、ミズカ達はどこかの町のポケモンセンターにいた。
ミズカは、さっきもとの世界から来たばかりである。
ミズカ達はロビーにいた。そのときポケモンセンターのドアが開いた。
見てみると、なんとサトシの一番のライバルシゲルだった。ミズカ達はビックリする。
「シゲル!!」
一番早く反応したのはやはり、サトシだった。
「おや、サートシ君じゃないか!!」
シゲルはいつもの調子で言う。
「(ホントにいつもそうなんだ・・・)」
とミズカは思った。そんな、ミズカをシゲルは、
「君は?」
と聞く。
「え?あ、あたしはミズカ!よろしくね!」
ミズカは答える。シゲルはミズカの名前を聞いたとたん、顔をしかめた。
「どうしたんだ?シゲル・・・?」
サトシはシゲルの様子に気づいて聞いた。
「別になんでもない・・・。」
そう言って、シゲルは行ってしまった。
「なんだ、あいつ・・・。」
「さあ・・・。」
「ミズカ!サトシ!買いだし行くわよ!」
そんな二人をカスミは呼んだ。その隣にはタケシがいる。実はみんなで買いだしに行く事になっていた。
ミズカとサトシは二人の所に行った。買出ししてる間、ミズカはずっと考えていた。
「(なんで、シゲルはあたしの名前を聞いたとたん、顔をしかめたんだろう・・・?)」
それだけがずっと突っかかっていた。
「ミズカ!」
ミズカはカスミに呼ばれ、ふと我に返った。
「何?」
「あんたボーっとしてるけど大丈夫?」
「実はさ、さっきシゲルがあたしの名前を聞いたとたん顔をしかめたの。」
ミズカはカスミに言った。
「ふーん、ただの気のせいじゃないの?」
「違うわよ!サトシに聞いてみればわかるわ!」
ミズカに言われて、カスミはサトシに聞いてみた。
「あぁ、たしかにシゲルの様子おかしかったぜ?」
「そう・・・。」
「まあ、そこまで気にする事はないと思うぜ?」
「そうよね・・・!」
ポケモンセンターに戻ってもミズカはまだ考えていた。
「まだ考えてるの!?」
「え?うん・・・。」
「どうしたのよ?」
「なんでもない!なんか、お腹空いてきちゃった!」
ミズカが何か言いたげだったのが、カスミにはわかったがそれ以上聞く事はなかったのだった。

  続く

39 :美羽2007/03/02(Fri) 17:01:05 ID:EzKiajBs
三十六章  秘密

夜・・・、
「それじゃあ、やっぱりそうなんですね・・・?」
「そうじゃ、まだ言っておらんのじゃがな。」
「わかりました。僕も言わないでおきます。」
「よろしく頼んじゃぞ!」
今の会話はシゲルとオーキド博士の会話だった。シゲルは博士に電話していたのだ。
そしてシゲルは受話器を置いて、ため息をついた。
「(まさか、本当だったとわね・・・。)」
どうして、こんな風にシゲルがため息をついたのかは秘密だが、とにかくそれは大きくミズカに関係している。
「どうしたの?」
後ろから、声がした。それはそのミズカであった。
「なんでもない。」
「今、誰と話してたの?」
「おじい
「そうなんだ・・・、そうそう、夕飯一緒さんだよ。」に食べない?夕飯一人でしょ?」
ミズカに聞かれてシゲルはうなずいた。
「もう、みんな食堂にいるんだ!」
「そうか、じゃあ、そうするよ。」
本当はそんな気分ではなかった。シゲルは今、ミズカの事でため息をついたのだから・・・。
食堂に行くと、
「ミズカ遅いぜ!」
と、サトシが待ちきれないと言った表情で言った。ミズカは苦笑する。
ミズカとシゲルが席に着くと、みんな夕食を食べ始めた。
「どうしたの?シゲル・・・、全然食べてないじゃない!」
「食べないと体に悪いぞ。」
カスミとタケシが言った。
「なんでもない。(言いたいけど・・・、秘密にしなきゃいけないんだ。)」
そんなシゲルにミズカ達は顔を見合わせた。

次の日・・・、ミズカ達が起きるともうシゲルの姿はなかった。
「あ〜あ、バトルしたかったのにな!」
サトシはシゲルとバトルをしたかったらしい。
「あんたと違って色々と、忙しいのよ。」
カスミが言った。
そのせいでまた二人はケンカになった。
「(まったく、いつになったらケンカしなくなるのやら・・・。)」
ミズカはそう思いながら、
「じゃ、あたしは元の世界へ戻るわ!」
そう言って、帰って行った。

   続く

40 :ひなた2007/03/03(Sat) 09:00:11 ID:5NCu0rdA
すごいvvもぅ三十六章!!!
さすがっていうかもぅ尊敬しちゃいます♪)
話も面白いし、天才だぁ〜〜〜!!!

41 :美羽2007/03/03(Sat) 16:24:32 ID:FcFj4qdg
ひなたさん、コメント有り難うございます!
尊敬・・・?天才・・・!?
そんな事を言われたら、調子に乗っちゃいますよ!!(止めろ!
嘘です。でも、すごく嬉しいです!
というより、あたしが天才ならひなたさんはもっとすごいと思いますよ!!
ひなたさんの小説、楽しみに待ってます!

では、三十七章に入りたいと思います!


三十七章  カスミの思い

「ねぇ、ミズカ・・・、散歩行かない?」
カスミはミズカに話しかけた。ミズカはまたトレーナーとバトルしたばかりで、
「え〜・・・、疲れてて行きたくない・・・。」
と、言った。しかし、
「何言ってんの!あんたは何もしてないじゃない!」
そう言われ、無理やり連れて行かれた。
「で?何?なんか話したい事があるんでしょ?」
ミズカはムリヤリ連れてこられたが、そこまで怒っていなかった。
「あんたが怒らないなんて珍しいわね・・・。」
カスミはテッキリミズカが怒ってるもんだと思っていた。
「顔に書いてあるわよ。」
「え?」
「サトシの事だって・・・。」
ミズカは言った。もちろん顔に書いてあるはずはないが、ミズカにはすぐにわかった。
カスミの顔は赤くなった。
「な、何言ってんのよ!そんなわけないでしょ!」
図星だったらしい。
「じゃぁ、なんで?」
ミズカが聞く。
「それは・・・。」
「ほらね!そうじゃん!」
ミズカは言った。その言葉の後、二人はそれっきり黙った。しばらく沈黙が続く・・・。
その沈黙を破ったのはカスミだった。
「ミズカはサトシの事どう思ってるの?」
「(それを聞きたかったわけね・・・!)友達として好きよ!」
ミズカは軽く答えた。
「れ、恋愛感情は・・・?」
カスミは恐る恐る聞く。
「ないわよ!安心しなさい!」
「ほんと・・・?」
「嘘ついてどうすんの!」
「よかった・・・。」
カスミはホッとする。
「へえ〜、やっぱり好きなんだ〜!」
「ち、違うわよ!」
カスミはまだ否定する。ミズカは笑い出してしまった。
「何笑ってるのよ!」
カスミは怒る。
「ごめんごめん、なんか面白くて・・・。」
そう言いながら、ミズカはまだ笑っている。
「違うって言ってるじゃない!」
「じゃあ、そう言うことにしといてあげるよ!」
「しといてあげるって・・・ねえ!」
カスミはますます怒りモードに入った。
「まあいいじゃん!」
「よくないわよ!」
こんな風に、ずっと言い合って(?)いた二人であった。

  続く

うわ〜、なんか恋愛系入れちゃいました・・・。
てか、そうであって欲しいという私の思いです!!(オイ!
それでは!

42 :美羽2007/03/04(Sun) 22:54:17 ID:UPPEOauc
三十八章  ミズカ、ロケット団に捕まる

「タケシ・・・、本当にこの道であってるのか?」
「のはずなんだが・・・。」
「また、迷ったわけ?しかも、この暗い森で・・・。」
カスミは震えている。そう、サトシ達は森で迷っていた。そこへ、
「おーい!」
と誰かに呼ばれる三人・・・、三人の動きは止まった。
「おーい!」
その声はどんどん近づいてくる。しかし、二度目でサトシとタケシは誰の声かわかった。
カスミに関しては・・・動きが止まったままである。その声の持ち主はカスミの肩に手を置いて、
「カスミ!」
と一言。その瞬間カスミは、
「きゃー!」
と声を上げその場に座り込んでしまった。トゲピーは楽しそうにしている。
「カスミ・・・、大丈夫だって!」
サトシが言った。カスミは恐る恐る顔を上げた。すると、すぐに笑顔になった。
「なーんだ!ミズカじゃない!」
そう、その声の主はミズカだった。隣にイーブイもいる。
「幽霊の方が良かった?」
ミズカは少し不機嫌そうに言った。それはそうだ、誰だって幽霊と間違えられたら気分が悪くなる。
「ごめんごめん・・・。だって、この森すごく暗いんだもん・・・。」
カスミはそう言いながら立ち上がった。
「それだけで、幽霊にしないでよ・・・。」
ミズカはため息をつく。そのとき、風も吹いていないのに森の中の一本の木の枝が揺れた。
「な、なに・・・?」
カスミはまた、動きが止まる。
「なーんだ!ロケット団よ!ロケット団!」
ミズカはすぐに誰だかわかった。しかし、それが裏目に出てしまった。
ロケット団は、ばれるとすばやくミズカを縄で縛った。
「なんであたしを縛るのよ!」
ミズカはロケット団を睨み付けた。ロケット団はそれを無視して、
「なんだかんだと聞かれたら。」
「答えてあげるが世の情け。」
「世界の破壊を防ぐため。」
「世界の平和を守るため。」
「愛と真実の悪を貫く。」
「ラブリーチャーミーな敵役。」
「ムサシ!」
「コジロウ!」
「銀河を駆けるロケット団の二人には。」
「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ!」
「にゃんてにゃー!」
といつものセリフを言った。
「離しなさいよ!あんた達の狙いはサトシのピカチュウでしょ!?」
「そう我らの狙いはピカチュウ・・・。」
「だから、あんたを利用させてもらうわよ!」
そう言って、ロケット団は用意してあった気球に乗り込む。もちろんミズカも乗せられた。
「マタドガス!えんまくだ!」
「マータドガース!」
マタドガスはえんまくを出し、えんまくが消えた頃にはもうミズカとロケット団の姿はなかった。
「ブイブー!!」
イーブイはミズカを呼ぶ、しかし、ミズカの返事はない。
「ブイ・・・。」
イーブイは下を向いてしまった。
「大丈夫よ、イーブイ。」
カスミはイーブイに声をかける。
「でも、どこ行ったんだ?あいつら・・・。」
サトシが言った。
「ロケット団の狙いはピカチュウだろう・・・、きっと遠くへは行ってないはずだ。」
タケシがそう言うと、
「よし!ヨルノズク!君に決めた!」
「ホー!!」
「ヨルノズク!ロケット団の気球を探してくれ!」
「ホー!」
ヨルノズクは飛んでいった。その頃、ミズカとロケット団は、
「いい加減離しなさいよ!!」
ミズカは激怒していた。
「うるさいわねぇ!もうちょっと静かにできないの?」
「離してくれたら、静かになるわよ!」
「コジロウ!」
「あいよ!」
そう言って、コジロウは何か袋を出すとムサシに渡した。
「な、なによ!」
「あんたには眠ってもらうわ!」
そう言って、ムサシは袋をミズカの顔に近づけた。
「眠り・・・粉・・・?」
ミズカはそのまま眠りについてしまった。いったいどうなるのだろうか・・・。

  続く

43 :美羽2007/03/05(Mon) 19:21:05 ID:6lqm7Gaw
三十九章  イーブイ!ミズカを救え!

サトシ達が待っていると、ヨルノズクが帰ってきた。
「どうだった?」
「ホー!」
ヨルノズクはまた飛んで行く、ついて来いと言ってるらしい・・・。
サトシ達はヨルノズクを追いかけた。しばらく走っていると、ロケット団の気球が見え、
その気球の前にはロケット団と眠ったミズカがいた。
「ブイブ!!」
イーブイがミズカを呼ぶとミズカは起きた。
「・・・ん?イーブイ!みんな!」
ミズカはサトシ達に気づいた。
「ミズカ!大丈夫か?」
「うん・・・、眠らされてただけだから!」
「うるさくてしょうがなかったからなあ・・・。」
「まあでも、このジャリガールを返して欲しかったら、ピカチュウを渡すんだね!」
「く・・・。」
「サトシ!ピカチュウを渡しちゃダメよ!渡したら、こいつらの思うつぼなんだから!」
「どうすりゃ、いいんだ・・・?」
サトシが迷っていると、
「ブイ!」
イーブイがロケット団の前に出てきた。
「ブイブイ!」
「あ〜ら、相手して欲しいの?」
「ブイ!!」
「いいわよ!やってやろうじゃない!行けーアーボック!」
ムサシはアーボックを出す。
「アーボック!毒針!」
「シャー!」
「イーブイ!避けて!」
「ブイ!」
ミズカはイーブイに指示を出した。しかし、指示をミズカが出してしまったためコジロウはミズカの口を押さえて指示を出せなくさせた。
「ん!」
ミズカは抵抗するが大人の力には勝てなかった。仕方なく諦めたがミズカはイーブイを心配そうに見つめた。
「アーボック!巻きつく攻撃!」
「シャー!」
「ブイ!」
イーブイはそれをかわす。そして、
「ブイブイ!」
電光石火をした。
「アーボックかわして毒針!」
「シャー!」
アーボックはあっさり電光石火をかわし毒針をだした。イーブイはまともにその攻撃をくらってしまった。
「ブイ・・・。」
その後も何度も何度も攻撃されるイーブイ・・・。ミズカは見てられなかった。
「あ〜ら、もう終わり?」
ムサシは楽勝と、言った表情でイーブイを見た。
「ピカチュウ!イーブイを助けるんだ!」
サトシもとうとう見てられず、ピカチュウにそう言うが・・・、
「ブイブイ!!」
とイーブイはまだ一人で戦うと言っているようだった。
「まだやるのか?」
「むりだにゃ!」
「まあ、いいじゃない!相手してあげるわよ!」
ロケット団はイーブイをバカにしたように言う。
「ブイ!」
しかし、もう力のないイーブイはアーボックから攻撃される一方だった。
見てられないミズカはなんとかコジロウを跳ね除け、
「イーブイ!こんなやつに負けちゃダメよ!!」
と言う。しかし、その後、すぐにまたミズカはコジロウに口を押さえられてしまった。
「ブイ・・・!!」
イーブイがゆっくり体を起こすと、体が光り始めた。
「(これって・・・、まさか・・・。)」

  続く

44 :美羽2007/03/06(Tue) 20:55:52 ID:mpeS/Nv.
四十章  イーブイ!進化!

イーブイはゆっくり、体を起す。その時、体が光り始めた。
「(これってまさか・・・)」
ミズカはビックリした表情をする。イーブイの形は変わっていく・・・、そして、
「フィー!!」
イーブイはエーフィへと進化した。
「ニャー!進化したニャ・・・!!」
「進化しても変わんないわよ!アーボック!巻きつく!」
「シャー!」
「フィー!!」
エーフィは巻きつかれる前に、攻撃を繰りだした。アーボックの体は持ち上がった。
「これって・・・」
「念力だな!」
サトシが言い切る前にタケシが言った。
「(すごい・・・。)」
「フィー!!」
<<ドン!>>
そして、エーフィはアーボックを地面に叩きつけた。
「シャー・・・。」
「フィー!」
エーフィはスピードスターで止めを刺す。
「シャ・・・。」
アーボックは倒れた。
「戻れアーボック!こうなったら、コジロウ!やりなさいよ!」
「了解!」
そう言って、コジロウはミズカをうっかり開放してしまった。
エーフィは隙をついて、ミズカの縄を念力でほどいた。ミズカは自由になり、エーフィのもとへ行く。
「エーフィ!ありがと!」
「フィ!」
「ちょっと、コジロウ!何やってんのよ!」
ムサシは怒る。
「ごめんごめん・・・。」
コジロウはムサシを恐れる。
「そんじゃ、お返しといきますか・・・!」
ミズカはかなり怒っていた。
「エーフィ!フルパワーでスピードスター!!!」
「フィフィ!!」
スピードスターはロケット団に当たり、
「やな感じ〜!」
と、気球にぶつかって飛んでった。
「やった!!」
「フィ!!」
「エーフィ!すごいじゃない!」
カスミが言った。
「フィー。」
「実はあたしが憧れてたポケモンなんだ!」
ミズカはそう言いながら、エーフィに抱きつく。
「へえ〜、よかったじゃない!」
「うん!!」
この日、ミズカとエーフィの絆はよりいっそう深くなったという。

  続く

〜あとがき〜
とりあえず、一区切り終了です!なんか中途半端なんですが・・・。
次回は、いきなり二年後になります!もちろん、登場人物は変わりません!
それでは、よろしくお願いします!

45 :美羽2007/03/08(Thu) 22:18:05 ID:rU6QN.po
四十一章  二年後・・・

「(やった〜!今日で10歳よ!!)」
ここは、ミズカの家・・・、そして今日、ミズカは10歳となった。
初めてポケモン世界に行ってから二年・・・、ミズカの腕はだいぶ上がっていた。
ミズカの持ちポケは、あいかわらず、エーフィ、チコリータ、ピチューである。
エーフィはエスパー系の技を覚え、チコリータはサトシのフシギダネと同じように進化を拒み、ピチューはピカチュウ以外のトゲピーの面倒を見るポケモンとなっている。
そのため、ピチューは出しっぱなしにしている。
サトシとのバトルは今では互角、あと一歩のところで引き分けになる。
そのサトシはと言うと、もうすぐ、最後のバッジのあるフスベシティに向かっている所だった。
そして、この時からミズカのもとの世界での生活が少しずつ変わってきていた。
「お母さん、お父さんと、離婚するかもしれないからね。」
ちょうど、その言葉を聞いたのも二年前だった。実は、ミズカの両親はあまりうまくいってなかった。
でも、ミズカはとくに反論する事もなかった。
「(だって、お母さんがどれだけ、苦しいか知ってるから・・・。)」
しかし、まだ両親は別れていない。
そう、すべてはこの10歳から何もかも変わり始めるのである。

「よし、じゃあ、いってきます!!」
いつものように小声で言いながらミズカはドアを出して、先に進んでいった。
気がつくと、森の中だった。そこへ、
「ミズカか?」
誰かに呼ばた。振り向くと、サトシ達だった。
「あ!!サトシ!!」
いつになくテンションが高いミズカにカスミは、
「なにか、あったの?」
と聞く。
「実は今日、もとの世界で10歳を迎えました!!!」
「へえ〜、そうなんだ!」
「やったな!」
「うん!!」
こうして、ミズカの10歳での旅がスタートする。この先、何が待ち受けているのだろうか。

  続く

46 :美羽2007/03/12(Mon) 17:54:57 ID:SwlSVQ3g
四十二章  絆・・・ミズカとカスミ

ミズカは昼間、またトレーナーとバトルをしていた。
そしてバトルが終わって、トレーナーと別れた後、
「じゃ、いってくるわよ!」
「いってきます!」
ミズカとカスミが言った。二人は薪を拾う当番となった。
二人は道を歩く。しかし、なかなか薪が見つからなかった。
「ねえ、虫とかでないわよね?」
「でるかもね〜!」
「それにこのまま、夜にでもなったどうすんのよ!」
「・・・迷うかもね。」
ミズカは苦笑した。
「でも、そんな暗くなるまで探さないと薪が見つからないって事はないでしょ?」
「そうだけど・・・。」
「ようするに虫やらお化けやらが怖いと?」
「うん・・・。虫はともかくお化けはミズカだって怖いでしょ!」
「え?別に?まあでも昔は怖かったな〜。カスミより酷かった・・・。」
「じゃあ、なんで今は平気なのよ?」
「見えるのよ!」
「何が?(まさか・・・)」
「幽霊がね・・・。」
カスミはその言葉を聞いた瞬間硬直した。
「ごめんごめん!それでもいつでも見れるってわけじゃないのよ!時々しか見えないんだけど・・・。」
「あ・・・、そうなんだ・・・。」
「でも、昔はハッキリ言ってすごくやばかった。お化け屋敷も全然入れないし、
入っても・・・いつもお父さんの後ろにへばりついてたんだ!でも・・・」
ミズカは一瞬顔色が変わった。。
「どうしたの?」
カスミはミズカの様子が気になった。
「ううん、なんでもない!薪探しに行こうよ!こんな話してたら、ホントに夜になっちゃうよ?」
そう言って、ミズカは歩き出した。しばらく、歩いてるとやっと薪を見つけた。
それを二人は拾う。カスミはその間、ずっとさっきのミズカの顔が気になっていた。
「これだけあればいいよね!」
ミズカが言った。カスミは頷く。二人はさっき来た道を戻っていく。カスミはとうとうミズカに聞いてみた。
「何かあったの?」
と・・・。しかしミズカは、
「何もないわよ!」
と一言、言うだけだった。
「ミズカ!」
カスミはミズカの顔をじっと見る。
「何?本当になにもないわよ!いちいち気に・・・。」
「うそでしょ!何があったのよ!」
ミズカが言い終わる前にカスミは口を挿んだ。
「だから、何もないって!」
ミズカは少し怒った口調で言う。
「あるんでしょ!どうしてそんなムキになるのよ!」
「だって・・・。」
ミズカは下を向く。
「あたしじゃ、言えない?」
「違うわよ・・・。」
「じゃあ・・・、どうしてよ!」
「言っても、誰にも言わない?」
「えぇ!」
「変な風に見ない?」
「もちろんよ!あたし達親友じゃない!」
その言葉にミズカはビックリするが、決心したらしく話し始めた。
「あたしの家って、結構家計が苦しくてね、あたしが幼稚園の時からずっと夜の仕事をしてるの。だから、夜、家では弟と二人きりでいつも弟が寝た後にここに来るの。」
「お父さんは夜帰ってこないの?」
「帰ってくるわよ、1時とか2時とかにね。何回か、朝帰りの時もあったけどね。その時は、すごい勢いでお母さんとお父さんはケンカしてた・・・。」
「朝帰りって・・・、ミズカとその弟が二人だけでいるのに?!」
「・・・うん、実はお母さんとお父さん、あまりうまくいってないの。だいたい、朝帰りするんだからきっとお父さんは浮気してる。」
「浮気って!?そんなわけないじゃない!」
「・・・そうなのよ。」
「なんでそう思うのよ?」
「わからない、わからないけど凄くそんな気がするのよ。
だって、お母さんはお父さんと離婚するって言ってるのよ?
しかも、二年前から・・・。」
「そんな、じゃあミズカと弟はどうすんのよ!」
「もし離婚したらあたしはお母さんのとこに行くつもりよ。
弟もそうだと思う。」
「でも、それじゃ・・・。」
「いいのよ、あたしは・・・。だって、お母さんがどれだけ今まで苦労してたか知ってるんだもん。」
「ミズカはそれでいいの?」
「うん・・・。実はお母さんにいい人がいるの。あたしもその人は良いと思ってるし、弟も思ってる。」
「会った事あるの?」
「うん。凄くいい人。あたしはお母さんにその人とうまくやってくれれば良いかなって思ってる。」
「何度も聞くけどそれでいいの?」
「いいの。なんかその人とはうまくやって行けそうだし。でも・・・、さっきは昔のお父さんとの思い出思い出しちゃって・・・。」
「寂しくなったのね。」
「うん・・・。でも、言ったら、スッキリした。ありがとねカスミ!あ!もうすぐ着くわよ!」
この日、ミズカとカスミの絆は深まり、親友となったのだった。

続く

47 :美羽2007/03/14(Wed) 07:12:29 ID:zQdLH6YU
四十三章  ロケット団、バショウとブソン

ミズカとカスミの絆が深まった次の日、
「腹へった〜。」
とサトシ。
「あたしも・・・、もう一歩も動けない。」
とミズカ。ミズカとサトシはお腹が減っていた。二人してだらけて座っている。
「まったく、もうちょっとシャキっとしなさいよ!」
カスミが言った。
「無理・・・。」
二人は同時に言う。カスミは二人を見てため息をついた。カスミは諦めたのか、昼食を作っているタケシを手伝いに行った。
そんなだらけてる二人の前に、突然ガッチリとした体格の人と、変わった髪形をしている人、二人が現れた。
ミズカにはこの二人に見覚えがあった。
「(たしか・・・、ライコウ伝説の・・・ロケット団、ブソンとバショウ・・・?)」
そう、ガッチリした体格の人がブソン、変わった髪形をしている人がバショウである。
そして、この二人はロケット団・・・。
「なんだ?」
サトシは立ち上がる。ミズカもそれに続いて立ち上がった。
「ロケット団のブソンとバショウよ。」
ミズカはサトシに説明する。
「ロケット団?」
サトシが聞き返すとミズカは頷いた。
「お前、俺達を知ってるのか。」
「まあ、良いでしょう。ブソンこのピチューはどうです?」
ミズカのピチューを指してバショウが言った。ブソンはすばやくミズカのピチューを取り上げた。
「ちょっと何するのよ!」
「コイツは違うな。」
そう言ってブソンは乱暴にピチューをミズカに投げつけた。
ミズカはピチューをキャッチしたが、思ってた以上にブソンの力が強かったためミズカは軽くバランスを崩した。
「もう良い用は済んだ。」
「どういう事?」
「研究材料のピチューが逃げただけです。」
「研究材料って・・・。ポケモンは生きてるのよ!そんなの嫌に決まってるじゃない!」
「そうだぜ!ポケモンは道具じゃないんだ!」
「知らねぇな。コイツらどうすんだバショウ。」
「まだ、子供です。軽く吹っ飛ばしといて下さい。」
「あいよ!」
ブソンはボキボキっと手を鳴らす。しかし、
「ちょっと待ってください。」
とバショウは止めた。
「なんだ!」
「ブソン、このピチューをよく見ましたか?」
「あぁ?見たぞ!」
「じゃあ、後ろにある模様はなんです?」
「あ!あの模様は・・・。」
「え?」
ミズカはピチューの後ろを見た。よく見ると、尻尾の横に星の形をした模様があった。
ピチューはブソンが見た時うまく尻尾で隠したのである。
ピチューはミズカに抱きついた。どうやら、本当らしい・・・。
「ピチュー・・・。」
「ピ・・・。」
「危うく、見逃すところでした。だいぶ、探しましたからね・・・。」
「だいぶ?かなりだ!」
「おとなしくピチューを渡してください。」
「嫌よ!ピチューだって嫌がってるじゃない!」
「そいつは、途中まで色んな事をやってんだ。強くなりたかったら手放した方がいいぜ!」
「え?」
「そのピチューは一生スピードが遅いままです。バトルはスピードが大事なんですよ。」
これでピチューのスピードが遅かった原因がわかった。全てはロケット団のせいだったのである。
「そんなことない!もしピチューの速さが一生このままでも、バトルの仕方は他にあるわ!」
「おとなしく渡せば、何もしねぇのに。バショウ、こいつ絶対渡す気ないぞ。」
「しょうがないですね。あまり手荒な真似はしたくないのですが・・・。ブソン頼みます。」
「了解。」
そう言ってブソンはミズカのところへ行き、ピチューを無理矢理取ろうとする。ミズカは必死で抵抗する。サトシもブソンを押さえようとするが、二人とも吹っ飛ばされてしまいピチューをとられてしまった。
「いった〜。」
「いって〜。」
「ブソン、ヘリを出してください。」
「人使い荒いな・・・。」
ブソンは文句を言いながら何かリモコンを出しボタンを押した。
すると後ろからヘリコプターが出てきた。
ヘリコプターの入り口からロープが出ていてバショウとブソンはそこにつかむ。
ヘリコプターはどんどん空に向かって上がってく。
ミズカは隙を狙って、そのロープに掴んだ。といってもぶら下がっていてとても危険な感じである。
「おい!ミズカ!」
「サトシ!カスミとタケシに言っといて!」
そう言って、ミズカは少しずつロープを登っていったのだった。

続く

48 :美羽2007/03/15(Thu) 21:21:59 ID:JQkjFX8M
四十四章  ピチューを助けろ!

「ミズカが!?」
「また、無茶苦茶な・・・。」
サトシから事情を聞いた、カスミとタケシはため息をついた。
「まったく、ミズカも無鉄砲なんだから・・・。」
カスミは言った。
「も、って・・・?」
サトシが聞く。
「サトシもって事だ。」
タケシが答えた。
「俺も?」
「当たり前でしょ!」
「当たり前って・・・。」
タケシはサトシを無視して、
「たしか、この近くにポケモンセンターがあったはずだ。俺はジョーイさんに頼んでジュンサーさんを呼んでくる!」
と言った。タケシは行ってしまった。
「俺達はミズカを探しに行こうぜ!」
「うん!」
サトシとカスミはミズカを探しにいった。
その頃ミズカは・・・。
「バショウ!ブソン!ピチューを返して!」
と、やっとヘリに乗り込んだところだった。
「このガキついてきやがった。」
「野蛮な人のようです・・・。」
「野蛮でもなんでも良いからピチューを返して!」
「しつこいガキだな。」
「ピチューはどこ?!」
「探したきゃ俺達を倒せ。」
「出てきて、エーフィ!」
「フィ!」
ミズカはエーフィを出し、
「金縛り!」
と二人の動きを止めた。
「このガキ!!」
そんな事を言って殴りたいブソンだが、体が動かない。
「エーフィ、しばらく頑張ってね!」
そう言うと、エーフィは頷いた。ミズカは、ピチューを探す。ヘリコプターの中は意外に広く、探すのが大変だった。
「ピチュ!!」
探しているとピチューの声がするミズカは急いでそこに行くと、
「ピチュー!無事だったのね!」
ピチューを見つけた。ピチューは小さい檻の中に入れられていて、それは外側からだと簡単に開ける事が出来た。
ピチューは開いた瞬間、ミズカに抱きついた。ミズカも抱き返す。しかし、エーフィの金縛りの効果は切れてしまった。
「フィ・・・。」
「エーフィ、ありがとう。後はゆっくり休んで!」
ミズカはエーフィをボールに戻した。問題はここからである。
「(どうやって逃げよう・・・全然考えてなかった・・・。)」
ピチューを取り返して安心したのかミズカは冷静になる。よく考えても・・・考えなくても空の上・・・、とても逃げられる状態ではない。
「さ、返せ!」
「嫌よ!(もうここは・・・)」
「返してください?」
「嫌って言ってるでしょ!そんじゃ、さよなら!」
ミズカはすばやく出口に行くとそこから飛び降りた。もう一度言うが、ここは空の上である。
「なんてガキだ・・・。」
「もう言いでしょう、ピチューは他のを探しましょう。」
そう言って、バショウとブソンは消えて行った。
飛び降りたミズカは、うまい具合に木がクッションになって地面に軽く尻餅をつくぐらいですんだ。運がいいと言うかなんと言うか・・・という感じである。
「助かった〜・・・。危機一髪ってやつ?ピチュー大丈夫?」
「ピチュー!!」
「良かった。」
そこへ、
「おーい!ミズカ〜!!」
とサトシの声がした。
「こっちよ!!」
その声に気づいたのか、サトシとカスミが来た。
「無事みたいだな!」
「ピチューも取り返したみたいね!・・・で?どうやって、ヘリから降りてきたのよ?」
「飛び降りた!」
「飛び降りた〜?!」
サトシとカスミは同時に言った。
「うん!タケシは?」
「今、ジュンサーさんを呼びに行ったわよ。」
「そっか、でも、もうバショウとブソンはいないのよね・・・とりあえず、タケシと合流しよう!」
ミズカはそう言って勝手に歩いていく。その後を、慌てて追いかけるサトシとカスミだった。

  続く

49 :美羽2007/03/18(Sun) 13:31:19 ID:TIxH9qQo
四十五章  サトシ最後のバッジをゲット!

ミズカは一度、もとの世界に戻ってきていた。
あれから、ずいぶん経っている。今日は木曜日、そうアニメがやる日である。
そして、今日がサトシのジョウト最後のジムバトルとなる。
ミズカは急いでテレビをつけた。ちょうどオープニングが始まったところでミズカはホッとした。
「(サトシ!頑張ってよ!)」
なぜミズカが、テレビで見ているかと言うと、母親と弟もいることもそうだが、アニメ放送中は手鏡は反応してくれないのである。そのため、ポケモンの世界に行けないのだ。
しかし、ミズカにはそれはどうでも良かった。とにかく、サトシに最後のバッジをゲットしてくれればそれでよかった。
そして・・・、
「ライジングバッジゲットだぜ!」
「ピッピカチュウ!」
サトシは無事、イブキに勝ってバッジをゲットしていた。
「(よかった!)」
ミズカは真剣にバトルを見ていた。それが一気に力が抜ける。
「(サトシはこれからリーグなんだ!応援しなきゃね!)」
ミズカはそう思った。
そして、ミズカは夜にこっそりとポケモン世界に行く、
「ついた〜!ここがフスベシティだぁ!」
いつもの調子でミズカは言った。
「ピチュー!」
ピチューもそれに返事をする。
「あ!あれサトシじゃない?」
「ピチュー!」
ミズカはサトシ達をを見つけた。
「おーい!サトシ!カスミ!タケシ!」
ミズカは三人を呼ぶ、三人はミズカに気づく、ミズカは三人のとこへ行った。
「サトシ!やったわね!バッジ!」
「あぁ!アニメで見てたのか!?」
「もちろん!当たり前じゃない!後は、リーグね!」
「あぁ!」
「ピカピカ!」
「でも、サトシにリーグ優勝なんかできるの〜?」
カスミは意地悪っぽく言った。
「やってやるぜ!」
サトシの目はメラメラと燃えている。ミズカ達はそれをみて苦笑した。
「(そういえば・・・、シゲルも出るんだよねぇ?)」
ミズカはふとシゲルを思い出した。
「(もし会ったら、なんで、あたしの名前を聞いて顔をしかめたのか聞いてみよう・・・!)」
ミズカはそう思った。とくに気にする事はない気はするが、ミズカは気になっていた。
「どうしたのよ、ミズカ?」
カスミに呼ばれミズカは我に返った。
「ううん、なんでもない!」
「それじゃ、行こうぜ!」
サトシの言葉に三人は頷き進んで行った。

続く

50 :美羽2007/03/31(Sat) 19:19:09 ID:IoHG3aPE
四十六章  幽霊道路・・・

「・・・なーんで、あたしまで入らなきゃならないのよ・・・。」
カスミが言った。
「しょうがないでしょ!なんだったらカスミだけ遠回りすれば?
そしたらたまたま会った幽霊に襲われるかもよ!?」
ミズカが言った。
「遠慮しとくわ・・・。」
カスミはミズカの言葉にこう答える。実は四人の前には、
『この先、遠回りか近道か近道をしたければここを通れ!』
という見るからに怪しい看板がたっていた。その字の下には小さく、
『近道は幽霊が出る可能性あり!人呼んで幽霊道路!』
と書かれている。カスミはそれで嫌がったわけである。
しかし、ミズカとサトシは行く気満々!タケシはどっちでもいいという感じである。
ようするに多数決にすれば、どっちでもいいタケシを抜かすと二対一でミズカとサトシが勝つ。
「多数決であたし達の勝利!」
「待ってよ!タケシはどうなのよ!」
「俺は別にどっちでもいいが・・・。」
「いいだろう?別に一人で通るわけじゃないんだから!」
「そうよ!行こうよ!」
「大丈夫さ!」
そう言いながら、勝手に三人は歩いていく。
「ちょっと、待ってよ!おいてかないで!!」
結局、カスミは近道を行く事になってしまった。道は暗く不気味な感じだった。カスミはずっとミズカくっつく。
「カスミ・・・、歩きにくい・・・。」
「しょうがないじゃない・・・。怖いんだもん!ミズカだって・・・あ、そういえばこの間言ってたわね・・・。」
カスミはこの間の事を思い出した。
「なんの話しだ?」
「え?あたしが時々、幽霊が見えるって話!」
「ミズカ、幽霊が見えるのか!どっかにいるか!?」
サトシは聞く。もちろん怖がってるわけでもなく、面白そう!みたいな感じである。
「だから、ときどきしか・・・」
ミズカはそう言いかけて、突然その場に立ち止まった。
「どうしたのよ・・・?」
カスミが聞いた。ミズカは一点をジッとみている。そして、何か確信がついたらしく、
ミズカは木の横に行った。
「あなた・・・、私が見えるの・・・?」
何かがミズカに話しかけてきた。この声はミズカにしか聞こえていない。
ミズカはゆっくりと頷いた。
この奇妙な行動に、隣にいたカスミはもちろん、サトシとタケシも驚きを隠せないでいた。
「ミズカ、どうしたんだ?」
サトシが聞く。しかし、ミズカには聞こえてないようだった。
「私が見えるのですね!突然で、すみません!あなたの体を少しおかりしますね!」
「え〜!!」
ミズカはビックリする。次の瞬間・・・、
「ミズカ・・・?」
カスミはミズカの様子に気づく。
「こんにちは、私はハナと申します。この方の体をかりました。」
「ミズカは・・・?ってことは、あなたは幽霊!!」
カスミはそう言いながら、しがみついてた自分の手をミズカから離した。
「はい。でも大丈夫・・・、話が終わったら、すぐにミズカさんの体から離れます。」
「で、なんでミズカの体をかりたんだ?」
サトシが聞いた。
「ミズカさんは私の事が見えたからです。だから、体をかりました。そして、体をかりた理由と言うのは・・・。」
そして、ハナは説明し始めた。

  続く

51 :美羽2007/04/09(Mon) 19:19:42 ID:ZMGYGXJA
四十七章  飼い主を待つポケモン

「理由と言うのは、私はガーディを小さい頃からずっと飼ってました。
そのせいか私のいうこととかちゃんと聞いてくれるんです。
しかし、ある日、私はガーディに飲み物を買って来るからそこで待っていてと、行ったのですか・・・。
そこで、私の不注意で私は交通事故に遭いました。その結果が今です。
実は、そのガーディがあの日以来、ずっとそこで待っているんです!」
「そうだったんだ・・・。」
「それで、なんとか協力してもらえませんか?
ガーディに私はもういないって事を伝えるだけで良いんです。」
「あたしは良いわよ!」
カスミが言った。
「俺もいいぜ!」
「俺もだ!」
サトシもタケシも反対はしなかった。
「ありがとうございます!それでは、案内はミズカさんにしてもらいいますのでお願いします!」
ハナはそう言うと、ミズカの体から抜けた。ミズカは、
「そういうことらしいわね!」
ともとに戻っていた。
「あれ?ハナは?」
サトシが聞く。
「え?隣にいるわよ!さ、行くわよ!」
ミズカは勝手に歩き始めた。サトシ達もそれについて行く。
しばらく歩いていると、暗く不気味な感じはなくなり、明るい町に入った。
「なんか一気に明るくなったわね!良かった!」
「どうでもいいけどカスミ・・・、いい加減歩きにくい。」
カスミはミズカがもとに戻ると怖くなってミズカの腕をまた握っていたのでる。
今まで諦めて我慢してたミズカはとうとう口に出した。
「あはは、ごめんごめん・・・。」
カスミは苦笑しながらミズカを解放した。
ミズカは軽くのびをする。
そんなミズカにハナは、
「この先に噴水がある公園があります。その噴水の前にガーディはいるはずです!」
と、言った。ミズカは頷く。
その公園はそこから五分くらい歩いたところにあった。
「この公園の噴水の前にガーディがいるんだって。」
そう言ってミズカは進んでいく、すると噴水があり前にはガーディがいた。
おそらくあのガーディがそうだろう。ミズカ達はガーディのとこへ行った。
「ね、ねぇガーディ。」
ミズカはガーディに話しかけた。
「ガウ!」
ガーディはかなり警戒している。
「あなたに少し話したい事があるの。いいかな?」
ミズカは優しく言った。ガーディは警戒しながらも、ミズカの話を聞くことにした。
「実は、あなたの飼い主のハナさんは・・・、もう戻って来ないの。もう死んじゃったのよ・・・。」
ミズカは下を向いて言った。やっぱり、ガーディの顔は見れなかった。
しかし、もちろんすぐにガーディが信じるわけでもなく、
「ガウ!!」
と、さっきより警戒している。
「どうすんのミズカ・・・、全然信じてないわよ?」
「無理もないだろ・・・。」
タケシが言った。
「ガーディ・・・。」
隣で見てたハナは、心配そうに見つめる。
「しょうがない・・・。ハナ・・・。
もう一度、あたしの体に入ってガーディと話したほうがいいと思うわ。」
ミズカは言った。
「いいんですか?」
「うん。」
ミズカは頷く、するとさっきと同じようにハナはミズカの体の中に入っていった。
「ガーディ・・・。」
ハナは優しく呼んだ。声はミズカだが、ガーディはすぐにハナだとわかったらしい・・・。
「ごめんね・・・。ずっと待たせちゃったね・・・。」
「ガウ・・・。」
「実はね、あの日、私の不注意で私は事故に遭ってしまったの。
それで、あの日以来ずっと待ってくれてたの知ってたのに、
向かいに来てあげる事ができなかった・・・。本当にごめんね・・・。」
「ガウガウ・・・。」
ガーディは首を横に振った。どうやら、本当に信じてくれたらしい。しかし、その瞬間、ガーディは倒れた。
四人(五人)はびっくりする。次の瞬間、ハナはミズカの体から離れた。
「この子・・・、もしかして何にも食べてなかったのかな・・・。」
そう言いながら、ミズカはガーディを抱き上げる。
そしてミズカ達は、急いでポケモンセンターへと向った。

  続く

52 :美羽2007/04/10(Tue) 16:13:42 ID:QcIfOl3g
四十八章  消える命・・・

ハナの案内でミズカ達はポケモンセンターに行った。
「ジョーイさんこの子をよろしくお願いします!」
「わかりました。」
ジョーイさんはすぐにガーディを治療室へと運んだ。
ジョーイさんは運んでいる間、一言もしゃべらなかった。
「大丈夫」の言葉もない。ミズカ達にはどれだけガーディが危ない状態なのかがわかる。
しばらく沈黙が続く。この沈黙はジョーイさんが治療室へ出てくるまで続いた。
どのくらい経っただろうか、ジョーイさんは治療室から深刻な顔で出てきた。
ミズカ達は嫌な予感がする。
ジョーイさんはゆっくりと口を開いて、
「残念だけど・・・、この子は明日の朝が峠よ。」
と言った。その言葉を聞いて、ミズカ達は頭が真っ白になる。
「そんな・・・、どうにかならないんですか!」
ミズカは両手でジョーイさんの胸ぐらを掴む。
「ごめんなさい、どうにもならないわ・・・。」
ジョーイさんは下を向いて言った。
ミズカは力が抜け、ジョーイさんの胸ぐらを掴んだ両手をゆっくり離した。
「(ポケモンが死ぬなんて考えた事なかった・・・。)」
ミズカはそう思った。ミズカだけじゃない、この場にいる者みんなが思っただろう。
「ガーディは私のせいで・・・。」
ハナは言った。ミズカは首を横に振る。
「違うよ!誰が悪かったんでもなんでもないよ!」
ミズカは大きな声で言った。
「どうしたんだよ。急に・・・。」
ハナの声が聞こえないサトシ達は当然びっくりする。
「ハナは悪くないよ!かと言って、ガーディが悪かったわけでもない!誰も悪くないよ!」
「ミズカ・・・」
サトシ達はようやく誰に言ってるのかがわかった。
ジョーイさんもわかっていた。このガーディは町ではかなり有名なのである。
「隣に飼い主さんがいるのね?」
ジョーイさんが聞く。ミズカはゆっくり頷いた。
「そう・・・。」
それっきり、会話は止まってしまった。ミズカ達はかりた部屋に行き、
入るとすぐにミズカはベッドに寝て顔をうずめた。
「(なんで生き物は死ななきゃならないんだろう・・・。)」
ミズカ達は声を殺して泣いていた・・・。
次の朝、ガーディは静かに息を引き取った。その直後、ハナは姿を消していった。
きっと、向こうでガーディと会いに行ったのだろうと、ミズカは心の中で思った。
「(ガーディにとってはハナさんに会えたんだから良かったのかもしれない。)」
とミズカは思う。
そして今日もミズカ達は歩き出す。悲しみを心の隅にしまって・・・。

  続く

53 :美羽2007/04/14(Sat) 23:06:28 ID:6T9oo87c
四十九章  不思議な夢・・・

「(あれ・・・?ここは・・・?)」
ここ