何かを探して

1 :Genocider2006/10/17(Tue) 21:19:46 ID:8xvlOUhw
こんにちは、初めまして。Genociderと申す物です。 ポケモン小説書きた〜い♪なんて思っているときにこのサイトに巡り合い、書きはじめることにしました。どうぞよろしくお願いします。

5 :Genocider2006/10/20(Fri) 21:45:25 ID:tihivVAI
「お〜き〜て〜! 」
望は賢の上に圧し掛かった。
「ぐえっ! く、苦しい……ちょっと……起きるから退け! 」
平均体重100.5kgのメガニウムの体重が臓器を圧迫する。
「は〜い」
望は賢の上を降りた。
「まったく……女の子ならもう少し慎めよ」
賢はぶつぶつ言いながらバッグを手に取った。
「……だって賢は寝起き悪いじゃん。だから生半可な攻撃じゃ目覚めないかと思って……」
望はメガニウムなりに考えた……のか?それが最良の手段とは余りおもえないが。
「……で、まだ海の上みたいだけど何故起した?」
賢は船の揺れ方からそう察したのであろう。それも、先ほどより激しい揺れが感じ取れる。
「賢に会いたがっている人がいるって。デッキで待ってると」
賢は大きく伸びを一つして、そしてバッグからコートを取り出して着込んだ。
「恐らく外は大雨だろうね」
賢は、こんな大雨なのにデッキなどで待っているものがあってなるかと言う意味をこめて言ったのだろう。
「……亜美はここで待ってて」
賢は船酔いで床に伸びているキュウコンを見て、一応言ってやった。
「さて……望、行こう」
賢はドアを開けた。それと同時に船は大きくゆれ賢と望は部屋の外に吐き出されその背後でバンと扉が閉まった。
「……重力ってのは役に立つもんだね! 」
賢は皮肉っぽく吐き捨てて歩き始めた。船は右に左に大きくゆれ、そのたびに賢と望は本来壁であるはずのところに背中や肩、時には腹をぶつける羽目になった。
 それでも何とかデッキに辿り着いた頃には賢も望みも大小さまざまなたんこぶを作っていた。幸いにも歯が折れるようなことは無かったけれど。
 甲板は数多もの水の王冠が現れては消えるというような物ではなく、絶えず宝石が地面に衝突し砕け散っているかのような大雨であった。
「そんで……俺を呼んだ奴は誰さ」
賢は甲板に立っている人影に近づいていった。このときも揺れはしたが、体が揺れを覚えてきたのか荒海に放り出されることは無かった。
「私がその人」
その人は振り返った。まだ15か16ほどの、それでいて強い意志の類を感じさせるような顔立ち。黒く長い髪は雨に濡れて肩から背へと着ているコートに同化するようにぴたりとついている。
手足はすらりと伸び、黒いコートは彼女の細身の体を更に引き立たせた。身長は女性の方では割かし高いほうだろう。
「へぇ……俺と同い年ぐらいか……」
賢は彼女のたたずまいを見やった。それにしては色々と乗り越えてきました感のあるオーラが感じ取れたのだろう。
「そういうことになりそうね」
彼女は雨で額についた髪の毛を左右に分けていった。
「そんで、俺に何のようだい? 」
賢は彼女に聞いた。
「アシスク・ムンディ帝国から抜け出ることが出来たって言うのは貴方ね? 」
彼女は確認するように聞いた。
「その通り。しかしそれに何か問題が? 」
何か問題が? といいつつも賢は茶色のコートの下にある銃に手をかけた。アシスク・ムンディ帝国はありとあらゆる面で危険な国で、
誰に恨まれていてもおかしくないと賢は思ったのである。しかしこの華奢な少女がそんなことをするとは思えなかったため、その手の力は多少抜かれた。
「……いえ。ただ私の挑戦を受けていただけないかと」
彼女は言った。荒波が船首に当たって砕け、そして彼女の髪から雫となって滴り落ちた。
「……なんで俺じゃなきゃいけないのか知らないが……いいだろう。ここまでくるのにも一苦労だったしな。ちゃっちゃと終わらせよう」
そういって賢はモンスターボールを投げた。中から出てきたのはミロカロスの文香。
「形式はダブルバトルで、使用ポケモンはお互い2匹。道具の使用は一切なしでいこう」
賢は言い終えると5メートルほど後ろに下がり望に「頼んだよ」と言って彼女の頭を撫でてやった。
「行けっ、メタグロスとラプラス! 」
少女はモンスターボールを投げた。中から現れたのは人を食う鉄脚ポケモンと、絶滅の間際に追い込まれた哀しみの海獣であった。

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Colorful Board System Version1.01 by ミライいろ。