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セイバー・オブ・ミッション
- 1 :白いメタグロス :2006/10/04(Wed) 15:35:04 ID:Rfw6jsD6
- プロローグ:少年ヒカリ
とある町の郊外にある、とある草原・・・
ここに、1人の少年がやって来た。
彼の名前はヒカリ、とある町で暮らす10歳の少年である。
今日は祝日だったので、学校が休みであるヒカリは、暇を持て余していた。
「やっぱ、ここが一番落ち着くなぁ・・・」
少し斜面になっている場所で、ヒカリは草の上に寝っ転がった。
秋の晴れた空を、白い雲が静かに流れていく・・・
その時だった。
突然、陽の光が強くなり―急に辺りが真っ白になった。
ヒカリは、そのまま気を失ってしまった・・・
「・・・ねぇ、起きて。起きてってば。」
その声に起こされ、ヒカリは気が付いた。
「・・・ここは・・・?オレ、確か草原にいたはず・・・」
辺りはさっきの草原ではなく、どこかの荒野だった。
「ここは寂れた荒野だよ。・・・キミ、見た目はピカチュウだけど、元は人間だったんでしょ?」
と話しかけてきたのは、何とミュウだった(ちなみにさっきヒカリを起こしたのも、このミュウのようだった)。
相手がミュウだということに驚きながらも、ヒカリは自分の手を見たり、自分の頭を触ったりしてみた。
・・・確かに、ヒカリはピカチュウになっていた。
「ぴ・・・ピカチュウになってるー!?」
「あはは、やっぱりな反応だね♪・・・あ、私はイリアだよ。よろしくねっ!」
楽しそうなミュウ―イリアの前で、ヒカリは状況を飲み込めずにいた。
ある日突然、寂れた荒野に飛ばされ、ピカチュウになってしまった少年ヒカリ・・・
彼の物語は、こうして始まったのだった・・・
- 2 :白いメタグロス :2006/10/04(Wed) 15:47:26 ID:Rfw6jsD6
- ミッション01:荒野を抜けろ!
ACT−01:初戦闘
と、ヒカリの目の前に、1羽のオニスズメが現れた。
「オニスズメだ・・・あれ?何だかこっちをにらんでるけど・・・」
「アウターポケモンだからだよ。戦って追い払うしかない。」
「アウターポケモンって?」
「説明は後!とにかく、構えて!」
言われるまま、ヒカリは身構えた。
先攻はオニスズメ、ヒカリに「つつく」をくり出してきた!
「うわぁっ!」
「落ち着いて。反撃!」
「OK・・・って、どうやって?」
「よく考えてみて、使える技は自分でも分かるはず!」
ヒカリは、どんな技が使えるのか、考えをめぐらせてみた。
「・・・うん、これしかない!」
そしてヒカリは身構え―
「行っけぇーっ!」
―「でんきショック」をくり出した!
オニスズメは倒れなかったが、不利だと悟ったのか飛び去っていった。
「や・・・やった・・・」
「うん、完璧だね♪」
ヒカリとイリアは、ほっと一息をついた。
その後、イリアは後回しにした説明を始めた。
それによれば、ここは「イアール界」という、ポケモンしかいない世界。
ここのポケモン達は、いつしか「インナーポケモン」と「アウターポケモン」に分かれ、互いの中は悪化していった。
今は縄張りに入ったインナーポケモンを、その縄張りの中に住むアウターポケモンが襲うという状況だった。
「・・・じゃあ、オレはインナーポケモンってことか?」
「うん、そうだよ。この荒野の先に、インナーポケモンの街があるんだ。ひとまず、そこを目指そ。」
「・・・OK。」
ヒカリとイリアは、ひとまず街を目指すことにした。
- 3 :白いメタグロス :2006/10/05(Thu) 11:26:29 ID:A7L.i9SE
- ACT−02:荒野の主
体力温存のため、ヒカリは歩いて進んで行った。
途中で何羽かのオニスズメを見かけたが、オニスズメ達はヒカリを見るなり逃げて行った。
「あれ?どんどん逃げてくけど・・・」
「ヒカリくんのことは、もう縄張り中で知られてしまったんだよ。「強い・逃げた方がいい相手」ってね。」
「そうなんだ・・・」
しばらく進んだ所で、ヒカリ達の前に、縄張りの主らしい存在が現れた。
鋭い眼光と鋼鉄の体・・・それは、エアームドだった。
「・・・ほう、これまでの連中とは違うようだな。」
「ヒカリくん、気を付けて。あいつは、ここの縄張りのボスだよ!」
「ぼ、ボスだって!?」
「俺の名はエアームド・・・オマエの事はオニスズメから聞いた。俺の縄張りに入った上に、俺の縄張りを荒らした事・・・後悔しな。」
言うなりエアームドは、翼を広げ、身構えた。
「く、来る・・・!」
「ヒカリくん、がんばろっ!」
「お・・・OK!」
―WARNING―
VS:荒野の主エアームド
- 4 :白いメタグロス :2006/10/05(Thu) 11:39:44 ID:A7L.i9SE
- ACT−03:VSエアームド
開戦と同時に、エアームドは「にらみつける」を使ってきた!
「うわっ、な、何だ・・・?」
「「にらみつける」を使われたみたい・・・。気を付けて、防御を下げられてるから。」
と、続けてエアームドは「つつく」を使うために、接近してきた!
「・・・!よし、これで行くぜ!」
とっさにヒカリは、「でんじは」を使った!
エアームドはすぐさま後退したが・・・どうやらマヒしてしまったようだ。
「ちっ、「でんじは」か・・・」
「ヒカリくん、ナーイス!」
「な、何とか上手くいった・・・」
と、エアームドは「エアカッター」の構えをとった!
「「エアカッター」を使う気だね・・・ヒカリくん、「でんきショック」を使って!」
「お、OK!」
ヒカリは「でんきショック」の構えをとった!
そして、エアームドは「エアカッター」を、ヒカリは「でんきショック」を、同時に放った!
その時、イリアはヒカリに「てだすけ」を使った!
急激に威力を増した「でんきショック」が、「エアカッター」をかき消し―エアームドを直撃した!
「ぐっ・・・あアァーッ!!」
―勝負は付いた。
エアームドは少しよろめくと、強引に翼をはばたかせ、飛び去って行った。
「か・・・勝った・・・」
「すごいよヒカリくん!あの荒野の主に勝っちゃう・・・・・・ッ!?」
突然、ヒカリは気を失った。
知らず知らずの内に溜まっていた疲れが、一気に出てしまったのだ。
「ヒカリくん・・・疲れてしまったんだね。・・・安心して、街の入口までは必ず送ってくから・・・」
イリアは、ヒカリを背中に載せておんぶすると、少しフラつきながら、街を目指して進み始めた。
ミッション01:荒野を抜けろ!
―クリア!!
- 5 :白いメタグロス :2006/10/05(Thu) 11:50:06 ID:A7L.i9SE
- フリータイム01
ACT−01:少女リナ
ヒカリが気が付いたのは、とある民家のベッドの上。
半身を起こすヒカリ―と、そこに、ここの民家の住人だろうか、一匹のイーブイが来た。
「あ、気が付きました?無事で何よりです^^」
「・・・ありがと。オレはヒカリ・・・君は?」
「リナっていいます。どうぞ宜しくお願いします。」
リナは、これまでのいきさつをヒカリに話した。
街の入口まで、ヒカリをおぶってきたイリアと、偶然リナは出会った。
イリアは気を失ったヒカリをリナに預け、その場を去ってしまったようだった。
「イリアさんから聞きましたけど。ヒカリさんは元々人間だったんですよね?」
「・・・うん、そうだけど?」
「・・・実は、わたしも本当は人間だったんです。」
「えっ・・・君も?」
「えぇ。フフッ、似たもの同士なんですね、わたしたちって^^」
「ハ、ハハ・・・^^;」
「いろいろと話したいこともありますし・・・今日の所は、ここでゆっくりしていって下さいね。」
「えっ、いいの?」
「えぇ、もちろんいいですよ。」
「ありがと。じゃ、お言葉に甘えて。」
いろいろ大変だったが、ヒカリは何とか、街に辿り着いた。
だが、これが全ての始まりのきっかけとなるのだった・・・
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Colorful Board System Version1.01 by ミライいろ。