ポケモンの世界へ!

1 :あい2005/03/31(Thu) 21:17:50 ID:yMIP6Nxw
こんばんは。小説初投稿です。
実はスレッドを自分で立てるのも初めてです。
今頃気づきました・・・。
もし、変なところがありましたら教えてください。
自分のサイトで書いているものですが、かなりの長編です。
サブタイトルがあるのですが、Titleのところには長すぎて入りませんでした。
題は「ポケモンの世界へ!  〜げんきのカケラと2つの世界をつなぐ力〜」です。
では、主要登場人物の紹介からいきたいと思います。

2 :あい2005/03/31(Thu) 21:45:32 ID:yMIP6Nxw
☆主要登場人物紹介☆

vさちv     ♀
中学1年生。
絵を描くことが好きで、最近パソコンのお絵かきにはまっている。
友達が多い人気者。
ポケモンが大好き。

vあいv     ♀
高校1年生。
さちが今いる中学校を卒業したばかり。
おとなしく、おっちょこちょい。
慣れた人とはよく話をする。

v佐藤先生v   ♂
さちの担任の先生。
優しくてとても人気がある。
あいが中学生のとき、3年間あいの担任だった。
周りの人はあまり気づかないが、たまに不思議な行動をする。

★その他★

v幻のポケモンv まだ不明
2つの世界をつなぐ力を持っている。
ポケモンの世界でポケモンが道具として扱われているため、この世界(ポケモンがいない世界)とポケモンの世界をつなぎ、ポケモンたちを自由にしようとしていた。
しかしポケモンの世界の闇の組織「ダークフラグメント」にその力が知られてしまい、住んでいた山の頂上で殺された。
組織に狙われていることがわかっていた幻のポケモンは、緑色のガラス玉がついた宝箱のような箱ともう一つ別の形で自分の一部を残した。

vダークフラグメントv
この世界とポケモンの世界をつなぐことに反対している闇の組織。
ポケモンを使い、ポケモンの世界だけでなく、この世界も自分たちのものにしようとしている。


*あらすじ

この世界とは別に存在する「ポケモンの世界」。
ポケモンの世界では、闇の組織「ダークフラグメント」の力により、ポケモンたちが道具のように扱われていた。
ポケモンの世界にいた幻のポケモンは、自分の持っている「2つの世界をつなぐ力」を使い、ポケモンたちを自由にしようとしたが
ダークフラグメントにその力がばれてしまい、殺されてしまった。
この世界に住む、さち、佐藤先生ともう一人の協力者は幻のポケモンを蘇らせ、ポケモンたちを救うため
不思議なガラス玉の力を使い、毎夜ポケモンの世界へと旅立つ。

3 :あい2005/04/01(Fri) 13:27:08 ID:RcDfWFR.
☆プロローグ☆

 「とうとう追いつめた・・・・・・。幻のポケモン・・・・・・。」
男の、あざ笑うような声だ。
 高く聳え立つ山の頂上に、何十人もの人間がそれぞれポケモンをつれて、中央の何かを取り囲むように立っていた。囲まれているのは1匹のポケモンのようだ。そのポケモンは羽が傷つき、飛び上がることができない。
「お前の力でこの世界とあの世界をつなげさせるわけにはいかない。だから、ここで死んでもらう!」
「あのポケモンに向かってはかいこうせんだ!」
周りのポケモンたちは一斉に中央の傷ついたポケモンを攻撃した。しかし攻撃があたる直前に幻のポケモンから一筋の緑色の光がさした。そして幻のポケモンは次の瞬間、何十本ものはかいこうせんを受けた。
 辺りには攻撃を受けた幻のポケモンの苦しそうな、それでいて美しい声だけが響きわたっていた。

4 :あい2005/04/01(Fri) 13:56:08 ID:RcDfWFR.
☆第一章☆  〜私が生まれてきた理由〜


  キーンコーンカーンコーン・・・・・・
 チャイムが鳴り、生徒達が席に着くと担任の佐藤先生がプリントを持ち、教室に入ってきた。
「起立!気をつけー、れい!」
「お願いしまーす!」
全員が座ったあと先生はゆっくりと話し始めた。
「今日は中学校に入学して初めての授業だけど、このプリントをやってもらおうと思う。この時間を全部使っていいから、自分で真剣に考えて書いてみて。」
先生は優しく落ち着いた声でいうと、プリントを配り始めた。

 前から4番目のさちの席にプリントが回ってきた。さちはそのプリントを目で読んだ。
 ―あなたが生まれてきた理由は何ですか?―
プリントにはそれだけが印刷され、下のほうは真っ白だった。教室はこの不思議な質問にざわめき始めたが、さちは一人で考えていた。
 少し考えてから、さちは自分の考えをゆっくりと紙に書き始めた。
 ―私は冒険するために生まれてきたんだと思う。1人1人、自分にしかできない冒険があって、周りの人々と協力して生きていくんだと思う。―

 さちは授業が始まってから15分ほどで書き上げてしまった。先生は教卓の近くに立っている。さちはひまになってしまったので、余白に落書きをし始めた。
普段さちはあまり落書きはしないが授業はあと30分近くあるので今日家に帰ってからパソコンで描こうと思っている絵の下書きを描いてみることにした。さちはシャーペンで「オオタチ」を描き始めた。
 先生は授業が終わる少し前に生徒の机の間を歩き始めた。さちはオオタチを描くのに夢中で、先生が近くまで来ていることにまったく気づかない。
先生はとうとうさちの隣まで来た。さちはやっとオオタチを描き終わり、顔を上げた。先生が喜んだような顔で、さちのプリントを見ていた。さちは慌てて紙を隠した。先生はさちの目を見て言った。
「放課後、職員室に来なさい。」
  キーンコーンカーンコーン・・・・・・
 そのときちょうどチャイムが鳴り、授業の終わりを告げた。

5 :あい2005/04/04(Mon) 21:06:07 ID:NkSZFPEc
☆第二章☆  〜職員室へ〜


 さちは授業のあと、とても不安な気持ちでいた。最初の授業だったにもかかわらず、落書きが先生に見つかり職員室に呼び出されてしまったからだ。
 どうして初めての授業で落書きなんかしてしまったんだろう・・・・・・。
 授業が終わり、清掃の時間になったがさちはほうきを持ったままぼ〜っと立っていた。
「さっちゃん!」
クラスの友達に名前を呼ばれ、はっとしたさちはやっと掃除を始めた。
「ごめん・・・・・・。」
帰りの会はしないと先生が言っていたので、清掃が終われば放課後になる。放課後になったらもう、職員室に行かなければならない。清掃が終わるまで、あと10分・・・・・・5分・・・・・・。
 あっという間に時は経ち、清掃の終わりのチャイムが鳴った。

 さちは職員室の前の掃除。教室に戻らずに直接職員室に行くしかない。さちはこのまま帰ってしまおうか少し迷ったが、ほうきを元の場所に戻し、思い切って職員室に行くことにした。職員室のドアは閉まっていた。さちはドアをそっとノックした。
「・・・・・・失礼します・・・・・・。」
「さちさん、こっちだよ。」
奥のドアの近くで、佐藤先生がさちを呼んだ。職員室は、奥で別の部屋につながっているようだ。先生がいる所までは、かなり離れていたがいろいろな事を考えていたら、すぐに先生の前についてしまった。
「では、入って。」
先生はそう言うと、奥のドアを開けた。さちはドアの上に『校長室』というプレートがあるのを見た。
「えぇぇー!!」
小学校のときの校長室も職員室とつながっていたので、それについては特に驚かなかったが、校長室の中を見てさちは思わず声を上げてしまった。
 そこには、ポケモンのぬいぐるみが飾られていた。
「先生!このポケモンのぬいぐるみは何なんですか?」
先生はその言葉を聞いて、にこにこしながら言った。
「そこに座って。」
先生はピカチュウの形をしたソファを指さした。
「あっ・・・・・・あの・・・・・・。」
「ん?何?」
さちはおずおずと尋ねた。
「先生は、私を怒るために職員室に呼び出したんじゃないんですか?」
先生は驚いて答えた。
「えっ!怒る?そんなつもりは全然無いよ。」
「じゃあ、どうして・・・・・・。」
さちは、不思議そうな顔で先生を見た。先生は急に真剣な顔になった。
「実は、さちさんに頼みたいことがあるんだ・・・・・・。」

6 :あい2005/04/17(Sun) 11:47:26 ID:X2Bo4ds6
☆第三章☆  〜この世界ともう一つの世界〜


 先生の真剣な顔を見て、さちは黙った。
 先生は私を校長室にまで連れてきて、何を頼むつもりなんだろう・・・・・・。
さちの不安な気持ちはますます強くなった。
 少しの間沈黙が続いたが、先生が率直にさちに質問した。
「さちさんはポケモンの世界に行きたいと思ったことがあるんだね?」
さちは驚きながら答えた。
「えっ!ありますけど・・・・・・。どうしてわかるんですか?
私があのプリントにオオタチを描いただけでそこまでわかりませんよね?」
「うん。それでわかったんじゃないんだ。
さちさんはこの部屋に入ってきて、このぬいぐるみたちに気づいたね?」
先生がまた、さちに質問した。
「それは気づきますよ!こんなにたくさんポケモンのぬいぐるみが置いてあれば誰でも気づくと思いますよ!」
「それが、ほとんどの人は気づかないんだ。」

 先生は一瞬、下を向いてから言った。
「話を戻そう。これは見える?」
先生は服の下に隠していたネックレスをさちに見せた。
「モンスターボール!」
それはモンスターボールの形をしたきれいなガラス玉のついたネックレスだった。
「このネックレスやぬいぐるみは向こうの世界のものなんだ・・・・・・。」
「『向こうの世界』ってあの世!?」
さちは驚いて言った。
「違うよ。向こうの世界っていうのは『ポケモンの世界』のことだよ。」
さちはまた驚いた。
「『ポケモンの世界』ってどういうことですか?」
先生は丁寧に説明した。
「ポケモンがいるのはゲームの中だけじゃないんだ。この世界にはポケモンはいないけど、もう1つの世界にはポケモンも人間も住んでいるんだ。向こうの世界には人間はほとんどいないんだけどね。
そして私は、人間とポケモンとの交流がもっとあってもいいんじゃないかと思ってこっちに来たんだ。」
先生は下を向いていった。
さちはまだポケモンの世界があることも信じられなかったが、先生に聞いてみた。
「他の先生たちはこのことを知ってるんですか?」
「うん。知っているよ。私はこの世界と向こうの世界をつなぐために協力してくれる2人の人間を探しに来た。
ほかの先生方も向こうの世界から来たんだ。そして一緒に協力してくれる人を探していた。
毎年この学校に入学してくる1年生にあの質問をしてきたんだ。」
先生はそこで話を切り、さちの落書きだされたままのプリントを出した。
さちは自分で持っていたはずなのに、いつの間にか先生が持っていたことに気づかなかった。
「私はさちさんのこの言葉と絵を見て感動した。この子なら協力してくれると思ったんだ。」

「あの、協力するって私は何をすればいいんですか?それからこの世界ともう一つの世界をつなぐのにはこの世界の人間の協力がなきゃダメなんですか?」
さちは協力してみたいと思いかけていたが、とりあえず聞いてみた。
「3年前に私は1人、協力者を見つけた。その人と私と一緒にポケモンの世界に行ってほしいんだ。」
3年前って・・・・・・。さちは一瞬考えたが先生がすぐに続きを話し始めた。
「ポケモンの世界にいる人間は、ここにいる先生方以外全員、この世界とポケモンの世界をつなぐことに反対なんだ。
しかも、私以外の先生方はポケモンの世界を追い出されてしまったんだ。
だから向こうの世界にいるの人間も私以外のここの先生方もつなげることに協力できないんだ。」
さちは先生の話を聞きながら考えていたことを思い切って聞いてみた。
「先生、もう一人の協力者って誰なんですか?」
先生はその質問に答えようとした。
「その人は・・・・・・。」
  トントン・・・・・・
 誰かがドアをノックした。
「失礼します!」
さちの聞きなれた声だ。
「先生!お久しぶりです。協力者見つかりましたか?!」
ドアを背にしていたさちは後ろを振り返った。
「えぇぇ〜!!!」

7 :あい2005/04/23(Sat) 15:30:22 ID:nBW9CLNg
☆第四章☆  〜もう一人の協力者〜


 そこにいたのは、さちの姉のあいだった。しかもあいは先生のネックレスについていたものと同じモンスターボールの形をしたガラス球がついた指輪をしていた。
「先生、もしかして先生が3年前に見つけたもう一人の協力者って・・・・・・。」
さちが思い切って先生に聞いた。
「そう。もう一人の協力者はあいちゃんだよ。」
先生が答えた。
「先生はやっぱりさちを選んでくれたんですね!」
あいが先生に言った。
「うん。あいちゃんの答えも良かったが、さちさんのもとても良かったんだ。」
先生はそう言って、さちの落書きつきのプリントをあいに渡した。
「あっ!オオタチ!!」
あいはプリントを見てすぐに言った。
「この絵であいちゃんが言っていた通り、さちさんはポケモンが好きだということがわかったんだ。」
先生はそう言うとあいと一緒にさちのオオタチの絵を眺めた。
「あの・・・・・・。」
することが無く困ったさちは先生に言った。
「私のお姉ちゃんは3年前、あの質問に何て答えたんですか?」
「そうか・・・・・・。それは知りたいだろうね。」
先生はにこにこしながら言うと、あいに渡したプリントとは別の同じようなプリントをどこからか出し、さちに渡した。
「これだよ。」
さちは先生からあいが3年前に書いたプリントを受け取り、目で読んだ。
  ―私は何かをするために生まれてきたんだと思う。―
  ―きっと誰でも何か大きな役割があってそれをするために1人1人がいるんだと思う。―
  ―私はまだ何ができるかわからないけれど、その役割を見つけたらどんなことでも頑張りたい。―
 これなら先生が姉ちゃんを選んだのもわかる・・・・・・。さちは心の中で思った。

 先生が話を切り出した。
「それでは聞くよ。さちさん、この世界とポケモンの世界をつなぐことに協力してくれますか?」
さちはゆっくりと元気に答えた。
「はい!」

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Colorful Board System Version1.01 by ミライいろ。