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殺戮者の旅
- 23 :楓写 :2005/01/04(Tue) 14:06:22 ID:ltyMWuOk
- 第十三節 退院
「お大事に〜、そしてお幸せに〜」
あの事件から三日後、ようやく退院が出来るようになった。
この日を長々と待っていた雄之介は、退院後の半ヶ月はこの周辺に近寄りたくない気持ちでいっぱいである。
「なんで雄君私に冷たいの?」「雄君って言うな、せめて雄之介隊長とでも呼べ。」
「あ…、退院した時伝令で伝えてって言われてたんだっけ、帝王の所に行けって言ってたよ。」
「郷崎帝王が?何の用だろう。」我に返った雄之介は、今回の任務の失態についての話しだろうと予想は付いていた。
「綾、先を急ぐぞ。」そう言うと、雄之介は早足で歩く。「あ、ちょっと待ってよ!」
ギュッ
「!…ほらまたお前腕組むなよ、ここらじゃ有名なんだから!」「こうでもしないと待ってくれないじゃん。」
綾の大胆な行動に呆れ、雄之介は元に戻る。「はぁ…、分かったよ。」
町を歩くと、全員が雄之介を睨んでいた。「お前結構モテてんな、今殺気感じたぞ?」
久々に、この大きな郷崎帝王のいる家へ着いた。
「いやぁ改めてみるとでっかいなぁ〜。」「さ、行こー!」腕を組む綾に引っ張られっぱなしである。
「ゴホンッ……今回来てもらった理由は先日の任務の事じゃ。」
「色追 勲慈の推薦により、お前が隊長になり二度目の任務を任せる。」
「えっ?!……………今何ておっしゃいましたか?」「お前が隊長になるのじゃ。」
いきなりの事態に驚く雄之介。思わず帝王に無礼でありながら二度問いかけた。
「それでだな、任務は各メンバーの部下隊員をつけての任務じゃ。少しは楽になるじゃろう。」
「参加者は牡草隊、松本隊、進藤隊、宮嶋隊、色追隊の計十五人。
決行日は一週間後じゃ。しかしお前さんは二日寝込んでおったから五日後。あと、この話しが終われば色追の所へ向かえ。良いな?」
「はい、二度目のリベンジを果たしてきます。」「うむ、よかろう。」
帝王邸を出ると、也都の家へ寄って、今回の任務の事を話す事にした……
第十三節 「退院」 終
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