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殺戮者の旅
- 19 :楓写 :2005/01/04(Tue) 09:20:49 ID:ltyMWuOk
- 第十節 帰郷
気づけばすっかり夜だった。
戦いは終わりを告げ、一同は雄之介が寝込んでいる洞窟へと移動。
この洞窟で一夜を過ごす事になった。
天気は、よりにもよって大雨。今日は一日話し合いでつぶれそうである。
敵の眼中にも入らぬであろうと言えるこの洞窟は、何時しか和んでいった。
動きっぱなし出もあった為、疲れを取るも良し、遊ぶも良しと、大変寛ぐ事が出来た。
ボォオッ…
全員に囲まれるかのような位置に火をつけ、寒さを克服し、旅過であるはずの勲慈が中心に話した。
「僕ら三人がこの場に来た理由………それは、助っ人として来たンス。」
真剣な眼差しで勲慈が言い、話しを続ける。
「現在状況の戦力は来た当時を百として、今は――――――・・・‥‥…」
―――――――――――――「四十程度。」――――――――――――
一同は何れ将来山鼠家の帝王になる勲慈でも、さすがに有り得ぬ事だと変な目で見た。
「牡草君は、見事な戦術で敵の隊長を倒しました。それは“力“でなく“知“でね。」
「この戦い方こそが、少人数を率いるという難しい役割…隊長に必要だと僕は思うンス。
無理な戦いを避け、裏で作戦をしっかりと練るような。…………進藤君、分かりますか?」
鉄兵は息を呑み、首を小さく縦に振った。
――――――――「馬鹿じゃ隊長は務まらないンスよ。」
「僕は、今回の任務を引き上げ、しばらく期間をおいてから
牡草君を隊長にして取り組む………これが一番の理想なンス。」「勲慈さん言い過ぎ…」「凛、黙って」
「賛成の人は明日僕についてきて下さい。牡草君の身は僕たちが受け持ちますので。
「では、良い返事を……期待してます。 では、おやすみ〜♪」
勲慈の意見はみんなに受け入れられたのか?
それぞれの想いが今―――――――・・・‥‥…。
第十節 「帰郷」 終
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