殺戮者の旅

14 :楓写2005/01/02(Sun) 13:07:49 ID:xPhuvBx.
第七節 旅過の乱入

二匹目というのは、予想を遙かに凌駕するモノであった。。

赤々として、鎧を身に纏ったような巨体。四メートル程であろうか、
口からは漏れるほどに灼熱の炎を出し始める。直後、真夏の日光が顔を出した。
そのポケモンの一歩一歩の振動と力強さに雄之介は唖然としてしまった。
「武者震い……か?」笑みを浮かべ、男は震える雄之介を脅した。
「武者震い?そんなのしてないよ。ただこれからの戦いにワクワクしてきてね。」怯える雄之介は、口だけ達者であった。

―――――「それならいい。 ますます殺したくなってきたぜ……ッッ!!!」

「行け、火龍!」 雄之介は自分の中で最もレベルの高いリザードンを繰り出した。
「力で捻り伏せる…それが俺のポリシーだ!」炎対炎のガチンコバトルに、燃え盛る戦場を更に湧かした。
一方的に敵の方が上手であった。リザードンは一撃で倒れて、天板のような戦場に叩きつけられる。
「メタモ、変身して対等に戦ってくれ!」雄之介は焦りを感じた。これ程の強さなら六体全てやられる、そう思ったからだ。
変身をするも、一撃で倒された。絶体絶命の危機に差し掛かった雄之介、もう限界である!

―――――――――――――――その時、神の手が降りてきた。

「幕府の軍隊長……ねぇ。この程度ッスか?」

誰か分からない。雄之介は再び恐怖を味わう………そう思っていた。
「桜衆の牡草隊長ッスか?手こずっているようですね。僕らが手伝いますぜ……?」
何者か正体すら掴めないまま、その場にいた三人組を信頼して雄之介はバタリと気絶した。

「さ、早くやっちゃいましょうよ。 こ・ろ・し・合・い ★ 」「……。」「一人で行ってよ勲慈(くんじ)さん。」
「しょうがないなぁ〜、良いよ。凛ちゃんの為ならね!」
男は腰につけたバックから一つボールを手で握ると、ボタンを押してポケモンを出した。
「プリン、捨て身タックル決めてきて?」
小柄なプリンを出した。何とも言えぬ状況で、見るからに無謀であったが………

ドゴオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオンンンンンッッッ

もの凄い爆発のような音は、敵を吃驚させた。 なんと、プリンがたったの一撃で赤い巨大なポケモンを………!!!
「何故グラードンがこの様なポケモン如きに大ダメージを……?!!」
「はいはいストーップ、プリンちゃんを侮辱するのは良くないなぁ〜?君さぁ、――――ブッ殺されたい?」

乱入したトレーナーから飛ぶ、柔らかくも恐い威嚇!誰が此を予想し、展開したのであろうか…?

第七節 旅過の乱入

51 KB

 

Colorful Board System Version1.01 by ミライいろ。