殺戮者の旅

12 :楓写2004/12/28(Tue) 17:49:50 ID:0mpCdQBk
第六節 弱者の分売

戦場に黒く邪悪な光が漏れ、其処には龍が現れ……
「ギャア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッッ」龍は啼き、雷雨を呼んだ。
輝かしい王者の君臨に、雄之介の背筋は凍る。

「ボーマンダ‥‥破壊光線…」
「行け、ゴン太。守るだ!」
激しい二匹の戦いは、今…幕を開けた――――――――

「ゴン太、のし掛かれ!」「ボーマンダ、噛み砕いてしまえ!」 敵の方が一枚上手である。。
カビゴンにボーマンダがもの凄く鋭い歯で噛みつき、一発KO。
大柄な彼以外の誰を使えばいいのかと雄之介は悩んだ。。

しばらくなにもせず、状況把握だけをしていた。
「芝…大きな岩・・・砂‥‥そうか!」
すると、策がやっと思いついた。敵のボーマンダの攻撃力を食い止め、隙をつく瞬間を。
其れは最大の弱点であり、簡単なトリックであった。

「簡単だね。」雄之介はニヤリと不適な笑みを浮かべると、腰に手をもっていった。
「ゼニ、行って来い!」言い方法でも思いついたのかと思っていると、
………体格差のあるゼニガメを出した!敵は油断せずに雄之介へ問いかける。
「弱点の技で攻める作戦か?ハハハ、馬鹿馬鹿しい! いいだろう‥‥では、こっちから行くぞ!」
「そうやって甘く見ていると怪我しますよ、隊長さん。」余裕の表情で返す雄之介であった。
「じゃあいくぜ、破壊光線!」「ゼニ、岩の前に立ちながら 守るんだ!」
意味有りげな行動を取ったが、力の差で捻り伏せようとした敵の隊長は押し切った。

――――――――――――「莫迦ですね。」

ゼニガメは自分の身を守ると、大きな岩は破裂し、その威力は地面の砂をも呼び起こした。
周囲は砂煙が漂い、何も見えない。ボーマンダは技も出せず動くことも出来なくなった。
「さぁゼニ、四方八方に 吹雪き 。できるかな?」ゼニガメは甲羅に潜りこんだ。
「な…何の真似だ?!!」―――――――――――もう手遅れだ。
頭、手、足の五つの出口から回転を起こしながら吹雪が漏れ、動けぬボーマンダに強烈なダメージを与える!
「こっちも今の状況が分からない。しかし、回転を交えた吹雪をすれば確実に当たります。…
通常のダメージの――――――・・‥…四倍をもね。」

煙が晴れ、その場所には二匹のポケモンの姿があった。。ボーマンダは凍り付き、戦闘不能の状態である。
「切り札をやられたか……仕方ない、最後の二匹目を出すか!」

確実性が勝利を生んだ瞬間だった。

第六節 「弱者の分売」 終

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