殺戮者の旅

1 :楓写2004/12/19(Sun) 23:16:14 ID:CjJfzkUY
戦乱が繰り広げられる中、
国でなく独立で行動する五人組が最終的に幕府と正々堂々ポケモンバトルするわけです。

では、詳しい内容は後々書く予定なので失礼します。。

2 :楓写2004/12/20(Mon) 20:22:55 ID:DXaem1sQ
登場キャラの説明です。

【身分】大将ランク
【名前】進藤 鉄兵(しんどう てっぺい)
【性別】♂
【年齢】17
【性格】外剛内柔で、人間としても厚い信頼がおかれる
【異名】「瞬殺切り込み隊長 鉄兵」
【手持ち】
・プテラ・ニューラ・ギャロップ・バンギラス・サメハダー・クロすけ(クロバット)
【特徴】
敵の基地に潜り込む策など、様々な面において機転が働くため、
今回の重要任務の隊長に抜擢された。
手持ちのポケモン自体は攻撃を主体とし、それに素早さが加わる「瞬殺」タイプだ。

【身分】隊長ランク
【名前】松本 猪衛門(まつもと いえもん)
【性別】♂
【年齢】16
【性格】クールで素直じゃない奴。でも、裏では部下に愛されているらしい・・。
【異名】「鉄壁 猪衛門」
【手持ち】
・岩騎千(がんきち ボスゴドラ)・源蔵(げんぞう ボスゴドラ)・頼智(らいち ボスゴドラ)
・カイリュー・ホエルオー・ギャラドス
【特徴】
もの凄くキザっぽいが、実は結構部下に気を配っている。
ポケモンは、デカイかゴツいかのポケモンが好きな猪衛門。ボスゴドラを三体も使う。
元々隊長ランクではあるが、凄まじい実績を残しているため、今回の任務で副隊長を担当。

3 :楓写2004/12/20(Mon) 21:38:51 ID:DXaem1sQ
では、一番重要な主人公の登場です;;

【身分】隊長ランク
【名前】牡草 雄之介(おぐさ ゆうのすけ)(⇒主人公)
【性別】♂
【年齢】15
【性格】平和主義で優しい心を持つ。
【異名】なし
【手持ち】
・ブイ(イーブイ)・メタモ(メタモン)・ゼニ(ゼニガメ)
・ゴン太(カビゴン)・華蓮(かれん ユレイドル)・火龍(ひりゅう リザードン)
【特徴】
数ヶ月前に、地方の豪族へ仲間入りを果たした。そして一気に隊長ランクに昇格。
成長の面では、一番可能性がある「逸材」。手持ちのポケモンは小さいモノばかりであるが、
キレのあるバトルを展開する。彼の愛情は、見ているだけで伝わってくる。

【身分】大将ランク
【名前】宮嶋 龍司(みやじま りゅうじ)
【性別】♂
【年齢】16
【性格】誇り高い奴。名家、宮嶋家のプライドを貫く
【異名】「九州が生んだ鬼才」
【手持ち】
・キングドラ・白刃(はくじん ハクリュー)・ジュカイン
・カイリュー・瞬斬(しゅんざん ハクリュー)・ニドキング
【特徴】
龍を主に使う。要注意すべきはキングドラと瞬斬・白刃の3匹。
以前は大将格としてみんなを指揮していたが、軸となる切り札ポケモンが急死。
隊長格に逆戻りした。トレーナー自身にも威圧感が漂う。。

【身分】大将ランク
【名前】沖之浦 半蔵(おきのうら はんぞう)
【性別】♂
【年齢】18
【性格】
自己中心的であり、残虐であるが、彼の攻撃力は半端じゃなく強い!
帝王ランクに最も近い男。
【異名】「斬り屋の半蔵」
【手持ち】
・ルギア・バンギラス・サンダー・エンテイ・ゴローニャ・カイリキー
【特徴】
出鱈目強い彼は、今回の重要任務で隊長を務めると思われていたが、
性格の面に問題があるため、鉄兵に隊長が回った。
五人組の中でも「核兵器」と言われる爆発的攻撃力・・ッ!侮れぬ切り札、ここに見参!!

とりあえずこの五人を紹介しておきます。話のプロローグから入っていくので、
それだけで説明になると思います。

4 :楓写2004/12/20(Mon) 23:28:22 ID:DXaem1sQ
プロローグ 〜「反り合い」

幕府が日本国を支配しつつある今。陰では小さな豪族同士が競り合っていた。
幕府は其れを許すわけもなく、その中でも有力であった豪族は、『携帯獣』による奇襲をかけてきた。
当時有力であった豪族グループ『桜衆(おうしゅう)』は、見事に打ち砕かれ、絶滅寸前にまで達し、
もはや修復不可能とまで噂された。

―――――それから時は四十年を経た。

桜衆は奇跡の修復を成功させ、勢力を強めていった。この豪族が成長を遂げた理由は言うまでもない。
携帯獣(ポケットモンスター)の養成だった。彼らは一人六個という制限を定め、新しい力を手に入れた。
充実に着々と力を付けた桜衆であったが、四十年前の悲劇を恐れた支配者は、
桜衆所属の人間に、身分を与えた。それは、年齢を問わず強い者から高い「ランク」を格付けするという大規模企画であった。

――――――そして其れから十年

桜衆に警戒信号が鳴らされた。もう幕府は目の前まで近づいているのである・・。
そこで、桜衆の支配者は重要な任務伝令を流した。その内容は危険すぎた為、上位ランクの人間が出ることになった。

「――桜衆で優秀な人間五人がスパイとして幕府に侵入し、内部から破壊せよ――」

・・・二十時間に及ぶ会議の末、遂に五人が選ばれた。

――進藤鉄兵――松本猪衛門――牡草雄之介――宮嶋龍司――沖之浦半蔵

隊長・大将レベルの人間が結集し、間もなく「幕府内部破壊」への旅が始まろうとしていた・・・。

5 :楓写2004/12/21(Tue) 23:09:55 ID:/Zdcw2xI
という感じで、下手ながらも・・・

とりあえず国語の点数上げる程度に頑張りたいと思います。

6 :楓写2004/12/21(Tue) 23:29:28 ID:/Zdcw2xI
なんか、説明を補わなければならない部分が幾つかあるので、付け足しです。

【身分(ランク)についての説明】
身分についての詳しい説明です。
この話の身分は、大体分ければ五つに分かれます。左から強い順番に並べると・・・

帝王ランク 大将ランク 隊長ランク 小隊員ランク 農民

・・・こんなです。又、小隊員の中にだけ格が付いています。それが、A,B,C,D,E の五つ。

【桜衆についての説明】
桜衆とは、今回主人公の『牡草 雄之介』が所属する少し大きな豪族です。
幕府との関係は、ある事件からもの凄く悪いという設定です。えーっと・・・女も居ますんで大丈夫です。

では、『殺戮者の旅』第一話書き始めます。。

7 :楓写2004/12/22(Wed) 22:40:23 ID:J4KWWBeE
 殺 戮 者 の 旅

第一節 集結

…ここは桜衆。近頃規模の広まりつつある、大きな豪族である。
幕府との関係は今現在、過去に訳あって途絶えている。
しかし、この国は食料の育ちやポケモンの丈夫さが他とは別格であるため、
幕府と友好関係を保たずとも、大丈夫と言えば大丈夫なのだが……

「牡草隊長ー?牡草隊長ーっ!」「あ、はいっ!」
「此所に居られましたか…桜衆帝王の郷崎(さとざき)殿からの伝令です。」
「郷崎殿?僕にですか?」「はい。臨時の命令だそうで…」
「“今から至急、城に参れ” だそうです」「分かったよ、ありがとう。」

『牡草雄之介』。桜衆に仕える隊長格の人間。
今後、彼がこの桜衆を左右する等とは―――――誰が予想したであろうか。。

「郷崎殿!牡草雄之介、今到着致しました!」「うむ、よかろう。では説明を始めるぞ」
雄之介はまず、辺りを見渡した。そこには数々の異名を持つ程の人間が自分を合わせて五人。
「さっそくだが、皆に集まってもらった今…先決に任務を言い渡そう。」
郷崎という老人は、ズズゥ・・っと茶を飲んだ。五人は息を呑んでその一言を待つ。

―――――「幕府を内部から五人で破壊するのじゃ……できるかな?」

「ご‥五人?!その人数でどうやって紛れるのですか?」真面目そうな奴が目を丸くして言った。
「簡単に言えば……スパイって訳か?」「ご名答。」郷崎は細い目を見開いた。
「内部の人間関係をも崩し、五人の力で破壊するのだ………重要任務、頼んだぞ」「はい。」

第一節 「集結」 終

8 :楓写2004/12/25(Sat) 22:42:38 ID:FmHZXBBQ
第二節 出発点

五人は早速外に出た。隊長を任せられた男は、地図を右手に持つとみんなをまとめた。
「みんな初めて顔を合わせるね。自己紹介をしよう」「あ、年齢と名前とランクをね。」
口調にもやはり隊長の風格がある。雄之介はこの五人の中にいるだけで十分な気がした。

「まずは僕。今回隊長として率いる進藤 鉄兵、17歳の大将ランクさ」
「俺はァ・・松本 猪衛門!16で隊長してたぜィ!そこんとこァよろしく」
「・・・沖之浦 半蔵。18の大将。」
「我は宮嶋家の大将をする16歳の宮嶋 龍司。皆の者、よろしくな。」
「ぼ・・僕?(うわぁ、最年少だ・・。)牡草雄之介です、15歳の隊長でした」

なかなか個性的なチームになった。しかし、逆に言えばバラバラすぎる。

「みんな名が長いからよ、俺が勝手にあだ名付けっぞ。」
半蔵は無表情に言い始めた。
「隊長のアンタは鉄兵、高貴ぶったお前は龍司、そしてそこのチビが雄(ユウ)、
最後にちょっとイカれたナイスガイは松本、俺は半蔵でも何でも好きに呼べ。・・・いいか?」
「(ぉ・・俺だけ名字・・・)」
松本は不公平な気がしたが、みんなに合わせた。
チームプレイに大切な協調性は、任務をこなすにつれ、作られていくのである。

そんな時、隊長の鉄兵は、半蔵の態度が少し気にかかっていた。
元々個人プレーである半蔵が、何故今回はあだ名まで決めるのかという点である。
実力は帝王格の彼が何故帝王に座れなかったか・・それは協調性に問題があったからだ。
裏に何かあるのではないかと鉄兵は疑ったが、これ以上の追求はやめた。きっと心を改めたのであろう・・・。

「さぁ、早く行こう!幕府はここから……東だ!」

第二節 「出発点」 終

9 :楓写2004/12/26(Sun) 23:17:36 ID:vq0MyT1s
第三節 遭遇

荒れくれたはずの地である此処は今、とても其れを感じさせぬ
久々の平和が還ってきたような気がした。ポカポカ陽気と暖かい風…そして雲一つない空。
雄之介はこんな毎日が今の世の中にあればと強く願った。
しかし、願うだけでは絶対に物事は始まらない。
これを一気に纏める為には、自分が幕府を倒さなければならないのだ。――――――

「いい天気ですねぇ……眠たくないんですか?」考えが純粋な雄之介は兎に角、昼寝がしたかったのだ。
「目的を考えろ 雄。」半蔵は最年長とだけあって堂々と言った。 「す・・すみません;;」
「そうだぜ雄!お前普通ならパシられてる所だz‥」「松本…顔と性格が合わんから、もっとクールになってくれ。」

その頃………

「何ィ……?幕府に隊長格が攻撃を仕掛けているだと?!!攻めろ!桜衆を滅ぼすのだ!!!」
この情報はすでに幕府まで回っていた。其れを聞いた幕府は怒るはずがなく、
多大な人手を使った全面戦争を桜衆に仕掛る体制を作る。五十年前の悲劇は再び起きようとしていたのだ……。。

再び戻り………

「みんな、よく聞いてくれ。幕府に僕たちの情報は絶対回っているはずだ。もうすぐ敵が来るはずだ……分かるね?
その時はみんなの手持ちを全て出して全力で戦ってくれ。そして、重要なのは役割分担だ……
僕と半蔵君は大将と隊長格の二頭を狙う。そして松本君、龍司君、雄之介君は下っ端を全滅させるんだ。
敵の人間が予想以上に多い場合は……‥・・―――――――――――――」

―――――――「殺戮者と化せ……皆殺しでも構わない」――――――――

鉄兵の命を懸けているような気迫が痛々しく……何か心にチクチクしたものが刺さっているような気持ちであった。
雄之介は、曇り一つない空を羨ましくなり、歯を食いしばった。

―――――――その時…‥‥・・!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオォォォォォォッッ

予想以上の大群がこちらへ向かってきたのだ!
1000…いや、2000!!もの凄い足音を立ててたったの五人を襲い駆けてきた!
「さぁ……楽しい殺し合いの始まりだ‥‥ッ!!」

半蔵の目が一瞬にして蒼くなった…………

第三節 「遭遇」 終

10 :楓写2004/12/27(Mon) 22:51:25 ID:b6mbyFK6
第四節 死角完無

半蔵の目が蒼くなった。――――
その姿は、まるで羽を手に入れた龍の如く……他の四人と異質の殺気を放っていた。

「き‥斬り屋の半蔵?!あんな奴が居るのかよ……ッ!!」「し…死ぬんじゃねぇーか?!!」
「馬鹿野郎!こんな人数相手に一人が倒せる訳ねぇーだろーっが!悔いの無いよう……突っ込め!!」

相手も彼を十分に警戒していた。しかし、彼の強さはその予想を遥かに上回り……
翼を持った龍は戦地に息吹を吹いた。
「ルギアは空からエアロブラストでブッ飛ばせ!サンダー、お前も空から10万ボルト!バンギラス、破壊光線!!」
戦場は光が我も我もと言うように、輝き合った。仲間の四人も手を出せない……。

―――――――『斬り屋の半蔵』
彼は世間に名を響き轟かせる天才。噂通り実力は出鱈目凄かった。

「い…今ので何人やられたんだ?!!」「1400,1500……最初の人数の 四分の三 をやりやがった!」
「たったの三匹…三匹だぞ?しかも全国一の強さを誇る幕府の部下だ……」
敵は残り、隊長格が10名と大将格が5名…部下が残り約500人程度である。
圧倒的な強さを誇る半蔵!ズバ抜けた破壊力で幕府の部下、粉砕!
「さぁ、僕たちも戦うよ。」鉄兵の一言に四人は始動した。

「このままでは……このままでは意味のない戦いになってしまう……直ちに幕府に要請を呼ぶぞ!!ここで五人を殺すのだ!!」
隊長を任せられた幕府側の男が怒鳴り、腰元に手を当てるとヤミカラスを出した。
「手紙を幕府に早く渡してくれ。至急だ!行け、ヤミカラス!」

更なる試練を呼ぶ不幸の鳥が、―――――――――――――――今、飛び立った。

第四節 「死角完無」 終

11 :楓写2004/12/28(Tue) 14:18:11 ID:0mpCdQBk
第五節 1or1

半蔵と鉄兵の快進撃で次々と頭部を倒し……
残る三人は個人で動き、下っ端を薙ぎ倒していった。――――

「あの孤立している大男は……隊長格かな?」雄之介が遠くに目をやると、一人ポツンと大きな男が立っている。
辺りを見回せば、仲間は自分を除いて四人。戦っていた。
「と‥兎に角……敵は敵!僕が行くしかないんだ!・・・」
荒れ狂う戦場を抜けだし、敵に向かって駆け抜けた。雄之介は敵との射程距離に達すると、両手を腰に手を当てた。
「みんな、頼むよ……気を抜かずにしっかり仕事をして来るんだ…いいね?」
モンスターボールに入ったポケモン達はコクリと頷くと、ボールから飛び出して行った。。

「あれは…敵か?えらいチビだなぁ」
雄之介が標的にした敵……それは、この任務の隊長を務める大将格の男であった……!!
「げっ……何やってんだよ彼奴らぁ…。 まぁいいか…俺が今から 殺すから …。」

「く‥来る!」雄之介の目で彼の動きは追えなかった。。

――――――――――――――「行け…ボーマンダ」。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォッッッ

周囲は神秘の煙に包まれ王者の力が今、…君臨した。。

第五節 「1or1」 終

12 :楓写2004/12/28(Tue) 17:49:50 ID:0mpCdQBk
第六節 弱者の分売

戦場に黒く邪悪な光が漏れ、其処には龍が現れ……
「ギャア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッッ」龍は啼き、雷雨を呼んだ。
輝かしい王者の君臨に、雄之介の背筋は凍る。

「ボーマンダ‥‥破壊光線…」
「行け、ゴン太。守るだ!」
激しい二匹の戦いは、今…幕を開けた――――――――

「ゴン太、のし掛かれ!」「ボーマンダ、噛み砕いてしまえ!」 敵の方が一枚上手である。。
カビゴンにボーマンダがもの凄く鋭い歯で噛みつき、一発KO。
大柄な彼以外の誰を使えばいいのかと雄之介は悩んだ。。

しばらくなにもせず、状況把握だけをしていた。
「芝…大きな岩・・・砂‥‥そうか!」
すると、策がやっと思いついた。敵のボーマンダの攻撃力を食い止め、隙をつく瞬間を。
其れは最大の弱点であり、簡単なトリックであった。

「簡単だね。」雄之介はニヤリと不適な笑みを浮かべると、腰に手をもっていった。
「ゼニ、行って来い!」言い方法でも思いついたのかと思っていると、
………体格差のあるゼニガメを出した!敵は油断せずに雄之介へ問いかける。
「弱点の技で攻める作戦か?ハハハ、馬鹿馬鹿しい! いいだろう‥‥では、こっちから行くぞ!」
「そうやって甘く見ていると怪我しますよ、隊長さん。」余裕の表情で返す雄之介であった。
「じゃあいくぜ、破壊光線!」「ゼニ、岩の前に立ちながら 守るんだ!」
意味有りげな行動を取ったが、力の差で捻り伏せようとした敵の隊長は押し切った。

――――――――――――「莫迦ですね。」

ゼニガメは自分の身を守ると、大きな岩は破裂し、その威力は地面の砂をも呼び起こした。
周囲は砂煙が漂い、何も見えない。ボーマンダは技も出せず動くことも出来なくなった。
「さぁゼニ、四方八方に 吹雪き 。できるかな?」ゼニガメは甲羅に潜りこんだ。
「な…何の真似だ?!!」―――――――――――もう手遅れだ。
頭、手、足の五つの出口から回転を起こしながら吹雪が漏れ、動けぬボーマンダに強烈なダメージを与える!
「こっちも今の状況が分からない。しかし、回転を交えた吹雪をすれば確実に当たります。…
通常のダメージの――――――・・‥…四倍をもね。」

煙が晴れ、その場所には二匹のポケモンの姿があった。。ボーマンダは凍り付き、戦闘不能の状態である。
「切り札をやられたか……仕方ない、最後の二匹目を出すか!」

確実性が勝利を生んだ瞬間だった。

第六節 「弱者の分売」 終

13 :楓写@泥池出没注意2004/12/29(Wed) 09:55:19 ID:HtItXDGI
ここで少しの余談。。

一度アニメでサトシのゼニガメがハイドロポンプしましたよね。
その時のネタを真似てみました。

――――――甲羅凍らないの?(w

14 :楓写2005/01/02(Sun) 13:07:49 ID:xPhuvBx.
第七節 旅過の乱入

二匹目というのは、予想を遙かに凌駕するモノであった。。

赤々として、鎧を身に纏ったような巨体。四メートル程であろうか、
口からは漏れるほどに灼熱の炎を出し始める。直後、真夏の日光が顔を出した。
そのポケモンの一歩一歩の振動と力強さに雄之介は唖然としてしまった。
「武者震い……か?」笑みを浮かべ、男は震える雄之介を脅した。
「武者震い?そんなのしてないよ。ただこれからの戦いにワクワクしてきてね。」怯える雄之介は、口だけ達者であった。

―――――「それならいい。 ますます殺したくなってきたぜ……ッッ!!!」

「行け、火龍!」 雄之介は自分の中で最もレベルの高いリザードンを繰り出した。
「力で捻り伏せる…それが俺のポリシーだ!」炎対炎のガチンコバトルに、燃え盛る戦場を更に湧かした。
一方的に敵の方が上手であった。リザードンは一撃で倒れて、天板のような戦場に叩きつけられる。
「メタモ、変身して対等に戦ってくれ!」雄之介は焦りを感じた。これ程の強さなら六体全てやられる、そう思ったからだ。
変身をするも、一撃で倒された。絶体絶命の危機に差し掛かった雄之介、もう限界である!

―――――――――――――――その時、神の手が降りてきた。

「幕府の軍隊長……ねぇ。この程度ッスか?」

誰か分からない。雄之介は再び恐怖を味わう………そう思っていた。
「桜衆の牡草隊長ッスか?手こずっているようですね。僕らが手伝いますぜ……?」
何者か正体すら掴めないまま、その場にいた三人組を信頼して雄之介はバタリと気絶した。

「さ、早くやっちゃいましょうよ。 こ・ろ・し・合・い ★ 」「……。」「一人で行ってよ勲慈(くんじ)さん。」
「しょうがないなぁ〜、良いよ。凛ちゃんの為ならね!」
男は腰につけたバックから一つボールを手で握ると、ボタンを押してポケモンを出した。
「プリン、捨て身タックル決めてきて?」
小柄なプリンを出した。何とも言えぬ状況で、見るからに無謀であったが………

ドゴオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオンンンンンッッッ

もの凄い爆発のような音は、敵を吃驚させた。 なんと、プリンがたったの一撃で赤い巨大なポケモンを………!!!
「何故グラードンがこの様なポケモン如きに大ダメージを……?!!」
「はいはいストーップ、プリンちゃんを侮辱するのは良くないなぁ〜?君さぁ、――――ブッ殺されたい?」

乱入したトレーナーから飛ぶ、柔らかくも恐い威嚇!誰が此を予想し、展開したのであろうか…?

第七節 旅過の乱入

15 :楓写2005/01/02(Sun) 13:57:00 ID:xPhuvBx.
作者も予想していなかった三人組の旅過、新キャラの自己紹介です。

【出身】山鼠(やまね)
【身分】帝王ランク(時期帝王予定)
【名前】色追 勲慈(いろおい くんじ)
【性別】♂
【年齢】19
【性格】ロリコン野郎。お調子者であり、お茶目でもあり、変わり者である。
【異名】「碧き閃光 色追」
【手持ち】
・プリン・エネコ・ゴクリン・タマザラシ・クロバット・コダック
【特徴】
パワフルでもあり、もの凄い速さを武器にする閃光の如き男。
可愛い物が好きな勲慈の手持ちは、一部を除いて全て可愛い物づくし。
一番強いのは、異名の由来と言えるクロバット。懐きすぎて進化してしまった。
通常の最大限の力をも超える様に育てる勲慈。一体どうやればこのような強さを・・?

【出身】山鼠
【身分】大将ランク
【名前】音峰 凛(おとみね りん)
【性別】♀
【年齢】12
【性格】非常に積極的な女の子。年下に優しい勲慈を頼りにしている。
【異名】「音峰家の末裔 凛」
【手持ち】
・若様(わかさま ワカシャモ)・グラエナ・コノハナ・サーナイト・ペリッパー・ノズパス
【特徴】
非常に安定した手持ち。とてもバランスが取れていて、タイプが被っていないから驚き。
今は絶滅した音峰家の生き残り。一家に一匹とされていたワカシャモが今も生きている。
まだ若いので、将来が気になるが・・?
同級生からはかなりモテている訳でもないが、顔立ちは良い。

【出身】山鼠
【身分】小隊員 Aランク
【名前】哉崎 瞬(やざき しゅん)
【性別】♂
【年齢】14
【性格】
無関心な奴。滅多に口を開かないが心も開かない。
根はとても優しいが、警戒心が自分の中のバリアとなっている。
【異名】「黙道の哉崎」
【手持ち】
・メタグロス・ラティオス・サイドン・ヘラクロス・キュウコン・アブソル
【特徴】
全然喋らない。群衆から距離を置きたがるのが最大の欠点。
元々の実力は大将をも凌ぐが、孤立派なため小隊員の中でもレベル最大級のAランク。
家族は自分以外を7歳の頃に皆殺しされている。
こんな神経質な彼には、これ以上のもの凄く悲しい過去があったらしい。。(時期、番外編予定)


・・・んじゃ2005年もよろしくね、と。。

16 :楓写2005/01/02(Sun) 14:25:34 ID:xPhuvBx.
山鼠家の紹介です。

山鼠家は、元祖桜衆の300年も前に出来た豪族です。
一人一人の実力はかなりのものであるが・・
規模が小さいままで、今後も成長が期待されていませんでした。
そこで、元祖桜衆国に使者を出し、豪華な品物と同時に同盟国になろうという手紙も送った。
其れに賛成をした桜衆の帝王は、喜んで山鼠を仲間につけ、即戦力として同じ身分で受け入れました。

仲が今も長続きをしている。当時の桜衆は、帝王が優しかった為に元の名である「山鼠」を消させなかったそうだ。

17 :楓写2005/01/02(Sun) 21:23:48 ID:xPhuvBx.
第八節 戦地に咲く花

プリン一匹でグラードンをも踏み捻る。一体彼は………?
その時、敵は彼の正体を見破った様に目を見開いた
「青々とした地毛の髪…そして好きな色がピンクとか言う変趣味…もしかしてお前・・!」

――――「碧き閃光……色追勲慈?!!」

「フフフッ……そうです私が噂の変なおじさんッスよ〜ん♪ どうもぉ〜!」
ハイテンションな彼を誰もが止めきれなかった。そこから色追節が炸裂しだした。。
「いやぁ〜ね、僕こんなとこまで来るとやっぱ名前とかみんな知らないんスよ。悲しくってさ。」
「勲慈さん、早くやっつけないと身分落とされますよ?」「あっ……ヤバッ!!」
「んじゃぁ久々の報酬の為に、又は凛ちゃんを守る為、おじさん戦ってきます!」
この日は絶好調であった。敵をまだ下っ端と認識している様子ではあるが……。。
勲慈はプリンをモンスターボールに戻すと、余裕の笑みを浮かべた。
喧嘩を売る勲慈についに相手も怒りが爆発した。
「ナメてんじゃねぇーぞ小僧!! 仕方ねぇ、俺のグラードンが炙り殺してやるよ!食らえ大文字!!」

ボボボボボボボボオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォオオオオオッッッ

辺りは又しても火の海となった。未だに終わらぬこの戦いに勲慈は本気になった。
ふと下を見るとそこには一つだけ咲き誇る花があった。偶然日を浴びなかったのである。

「こんな世の中は好まない趣味なンスよね。……戦地に咲く花の気持ち……分かってやれよ。」

そう言うと勲慈はボールから、異名の由来と言われたクロバットを出した!
―――――――――「さぁ、一気に力で押しますよ?いいッスか?」
「クロバット、超音波と破壊光線のコンボ。」
ギャアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアッッッ
小さくも、とても大きな一撃であった。なんと、あの体重がとても重いグラードンが軽く宙を舞ったのである。
凄まじい力が異名を生んだ、クロバットの完勝。相手の隊長ごとに吹っ飛ばした!

「ふぅ〜、今日もよく飛んでま〜す…っと。」「勲慈さんお見事です!」「…………」
勲慈は飛んだグラードンと敵の隊長を見ると、直後に雄之介を見た。
「(牡草君、よく頑張ったね) ……生きてます。軽いかすり傷だけで済んだみたいだ。瞬君、この子を運んで。」
「……うん」

いきなり現れた三人は戦いの軸を壊した後、雄之介を一人荷物にすると他の群衆の方に向かった。


〜第八節 「戦地に咲く花」  終

18 :楓写2005/01/03(Mon) 19:12:18 ID:QkhK/NYI
第九節 撤退

勲慈、凛、瞬の三人組は仲間の居る戦場へと助けに向かった。
一方の四人には、予期せぬ出来事が起きていた。四人が見た物は―――――――……?

「はぁ…はぁ……、この人数……増えてねぇか?」猪衛門は自分の体力に危険を感じていた。
他もそう。体が自然と重くなっているような気がした。視界を見渡せば、まだまだ下っ端が残っている。
「どうやら……元の人数より増えているみたいだね。…はぁ……これじゃあ大将格でもお手上げだよ。」
鉄兵はこのまま戦えば皆殺しに合うのも時間の問題だと考えた。

「あらあら皆さんお疲れのようで。僕が手伝っちゃいまッスよん♪」そんな空気の中、三人組が現れ、
「勲慈さん、凛ちゃん、頼みます。」予めこの事を聞いていた鉄兵が目を光らせて答えた。
「おっけぇ〜い、じゃあみんなで行ってきなさい!瞬君は彼を戦地から離して。」「じゃあ私も……。」
二人の新戦力に幕府軍もかなり手こずっていた。

「碧き閃光…音峰の末裔……こんなじゃ勝ち目がない!みんな、退け!急ぐんだ!」
敵の副隊長がそう言うと、空に大きな光の玉を投げて上空で爆発させた。
その瞬間、残り少なくなった幕府軍が一気に撤退。五人と三人軍の勝利が決まった瞬間であった。

第九節 「撤退」 終

19 :楓写2005/01/04(Tue) 09:20:49 ID:ltyMWuOk
第十節 帰郷

気づけばすっかり夜だった。
戦いは終わりを告げ、一同は雄之介が寝込んでいる洞窟へと移動。
この洞窟で一夜を過ごす事になった。
天気は、よりにもよって大雨。今日は一日話し合いでつぶれそうである。
敵の眼中にも入らぬであろうと言えるこの洞窟は、何時しか和んでいった。
動きっぱなし出もあった為、疲れを取るも良し、遊ぶも良しと、大変寛ぐ事が出来た。

ボォオッ…

全員に囲まれるかのような位置に火をつけ、寒さを克服し、旅過であるはずの勲慈が中心に話した。

「僕ら三人がこの場に来た理由………それは、助っ人として来たンス。」
真剣な眼差しで勲慈が言い、話しを続ける。
「現在状況の戦力は来た当時を百として、今は――――――・・・‥‥…」

―――――――――――――「四十程度。」――――――――――――

一同は何れ将来山鼠家の帝王になる勲慈でも、さすがに有り得ぬ事だと変な目で見た。
「牡草君は、見事な戦術で敵の隊長を倒しました。それは“力“でなく“知“でね。」
「この戦い方こそが、少人数を率いるという難しい役割…隊長に必要だと僕は思うンス。
無理な戦いを避け、裏で作戦をしっかりと練るような。…………進藤君、分かりますか?」
鉄兵は息を呑み、首を小さく縦に振った。

――――――――「馬鹿じゃ隊長は務まらないンスよ。」

「僕は、今回の任務を引き上げ、しばらく期間をおいてから
牡草君を隊長にして取り組む………これが一番の理想なンス。」「勲慈さん言い過ぎ…」「凛、黙って」

「賛成の人は明日僕についてきて下さい。牡草君の身は僕たちが受け持ちますので。
「では、良い返事を……期待してます。 では、おやすみ〜♪」

勲慈の意見はみんなに受け入れられたのか?
それぞれの想いが今―――――――・・・‥‥…。

第十節 「帰郷」 終

20 :楓写2005/01/04(Tue) 09:40:19 ID:ltyMWuOk
第十一節 貫き通し、そして散る

昨夜の出来事に、一同は悩んでいた。何れ山鼠家の帝王となる勲慈が
人に指図するのは滅多にないからである。
「勲慈さん、俺らの事考えて言ってんだよなぁ…。」猪衛門は最初から帰郷派であった。
一方説教を受けた鉄兵は、一人反省していた…。寂しく、独りで戦っていた。
「隊長……かぁ。 ………やっぱ駄目だったんだな……。」
壁に寄りかかり、自分の行動に呆れて、目からは雨の音に紛れながら滴がポツンと垂れ落ちる。
「フン……くだらねぇ、誰が彼奴の指図なんて受けるかよ。俺は残るぞ!」
半蔵が一番反省しなくてはならないのだが、全く状況把握していない様子である。
「我とした事が……何という失態を…。一族の恥曝しめが……!!」

―――――こんなままであっという間に時が過ぎ‥‥


「おはようみなさん、ごっきげっんよぉ〜う!さ、今日はお家に帰れると言う事でね、
おふくろの味なんてのもね、若い内に初体験しちゃいますよ〜ん♪」
「じゃあ出発しますよー?色追い観光をご利用をご利用頂き、
誠にありがとうございます〜っなんてね、はははははっ!」

――――――――――………


それから三日ほど歩き、桜衆の国境へと入った。

懐かしい周りの雰囲気に、心が癒え、瞬はやっとついたかという疲れ切った顔をすると、
雄之介を再び高くおぶった。
「じゃあ、メンバー確認するよー、進藤・松本・牡草・宮嶋・凛・瞬・僕 …以上七名ね。」
「(……死んだな、斬り屋の半蔵も……)。」

―――――――この中に半蔵の名はなかった。

第十一節 「貫き通し、そして散る」 終

21 :楓写2005/01/04(Tue) 09:58:16 ID:ltyMWuOk
はい、どうも。では、新キャラの登場です。

(ヒロイン)
【出身】桜衆
【身分】小隊員Bランク(牡草隊の一味)
【名前】郷崎 綾(さとざき あや)
【性別】♀
【年齢】15
【性格】積極的というか、行動が大胆。
【異名】なし
【手持ち】
・ヒメグマ・フシギダネ・ブビィ・シェルダー・ケーシィ
【特徴】
郷崎帝王の孫娘。血が繋がっている。
そうとも知らず、綾に対して普通の態度である雄之介。
同世代でもあるため少し関係が気になるが……?
町のみんなから信頼を受けている。超が付くほどモテるらしい。

【出身】桜衆
【身分】小隊員Cランク(牡草隊の一味)
【名前】稲堀 也都(いなぼり なりと)
【性別】♂
【年齢】13
【性格】超天然君。記憶力がないため、馬鹿と天然が紙一重。
【異名(悪口?)】「ニワトリ少年」
【手持ち】
・バクフーン・ゴマゾウ・ゴースト・パウワウ・ビブラーバ・コイキング
【特徴】
兎に角見た目も顔も極普通。口調が何故か関西という本当に謎の多い子供。
郷崎帝王からはかなり好かれているらしい。
基本的にバクフーン一体で戦う為、他はレベルが低い。


こんな感じで、牡草君率いる牡草隊は成り立っていますので。
番外編でも此奴らが結構出ますね、重要なポジションで。

22 :楓写2005/01/04(Tue) 13:27:40 ID:ltyMWuOk
第十二節 郷崎 綾

その後、雄之介は病院に運ばれ、他は帝王の元へとそれぞれ向かった。


『ベッドに寝てるのかな……すっごいポッカポカ。』

雄之介は病院のベッドでぐっすりと寝てい………あれ?
『この毛布、動いてない?……ぇ?』心の中で一人語る雄之介は目を開けた。
すると、やけに毛布が膨張している異変に気が付いた。『な……何これ?』
雄之介は固まると、その中身が自分に抱きついてきたのが分かった。

「この感触……もしや、おおお前…………綾?!!」中で寝ている綾に問いかけるが、返事が返ってこない。
そんな時、看護婦が部屋に入ってきた。「牡草さん、体調見に来ましたよ〜。」
「なんかすごい毛布が盛ってますね…。熱くないんですか?」勘違いに救われる。
「いいいいいやいや!寒がりなんですよ僕〜はい、はははははっ!」
「でも、そんなに被ると体にも影響しますよ。遠慮は要りませんよ、私が毛布を回収しますから。」
絶体絶命となった雄之介は、逃げるようにベッドの後ろへと下がる。そして‥‥

ブ―――――――――――ッ

緊急用のブザーを鳴らしてしまったのである。『うわ、もうこの世の終わりだよ……。』
こんな恥を見られるのは絶対に嫌だと思ったので、ベッドに潜った。
『これ絶対に綾だよ……ってかお前何で居るんだよ。もう死にたいー。。』
その時……「牡草さん、大丈夫ですか?!」病院の医師と看護婦が総出で出てきた。
「牡草さん? おーい、牡草さ〜ん」「兎に角、緊急なのだから嫌でも毛布は取るんだ!」

バッ


「と・・取り込み中失礼しました……!!」

「あ…うん、ヤバイね。」医師に相手こそ知られなかったが、その後変な目で見られるようになった。
「早く退院しよう、ここ。」この場からテレポーテーションが使えたらぜひとも使いたかった。
で………
「綾、お前早く起きろ!そして離れろ!なんでここに寝てんだよ!」「ぁ…あと三十分‥」「長いわッ!」

「私お見舞い来てて、昨日訓練しっぱなしだったからここで癒えようとしてて‥」「他行け他!」
「この部屋個人用だから他はないと思って寝ちゃった〜、今日超気分良い〜♪」「お前はな。」
「取りあえず……降りろ、跨るな。」
これがもし相当なブスだったら確実に窓からローキックでぶっ飛ばされていただろう。。

第十二節 「郷崎 綾」  終

23 :楓写2005/01/04(Tue) 14:06:22 ID:ltyMWuOk
第十三節 退院

「お大事に〜、そしてお幸せに〜」
あの事件から三日後、ようやく退院が出来るようになった。
この日を長々と待っていた雄之介は、退院後の半ヶ月はこの周辺に近寄りたくない気持ちでいっぱいである。

「なんで雄君私に冷たいの?」「雄君って言うな、せめて雄之介隊長とでも呼べ。」
「あ…、退院した時伝令で伝えてって言われてたんだっけ、帝王の所に行けって言ってたよ。」
「郷崎帝王が?何の用だろう。」我に返った雄之介は、今回の任務の失態についての話しだろうと予想は付いていた。
「綾、先を急ぐぞ。」そう言うと、雄之介は早足で歩く。「あ、ちょっと待ってよ!」

ギュッ

「!…ほらまたお前腕組むなよ、ここらじゃ有名なんだから!」「こうでもしないと待ってくれないじゃん。」
綾の大胆な行動に呆れ、雄之介は元に戻る。「はぁ…、分かったよ。」
町を歩くと、全員が雄之介を睨んでいた。「お前結構モテてんな、今殺気感じたぞ?」

久々に、この大きな郷崎帝王のいる家へ着いた。
「いやぁ改めてみるとでっかいなぁ〜。」「さ、行こー!」腕を組む綾に引っ張られっぱなしである。

「ゴホンッ……今回来てもらった理由は先日の任務の事じゃ。」
「色追 勲慈の推薦により、お前が隊長になり二度目の任務を任せる。」
「えっ?!……………今何ておっしゃいましたか?」「お前が隊長になるのじゃ。」
いきなりの事態に驚く雄之介。思わず帝王に無礼でありながら二度問いかけた。
「それでだな、任務は各メンバーの部下隊員をつけての任務じゃ。少しは楽になるじゃろう。」
「参加者は牡草隊、松本隊、進藤隊、宮嶋隊、色追隊の計十五人。
決行日は一週間後じゃ。しかしお前さんは二日寝込んでおったから五日後。あと、この話しが終われば色追の所へ向かえ。良いな?」
「はい、二度目のリベンジを果たしてきます。」「うむ、よかろう。」

帝王邸を出ると、也都の家へ寄って、今回の任務の事を話す事にした……

第十三節 「退院」 終

24 :楓写2005/01/04(Tue) 14:30:41 ID:ltyMWuOk
第十四節 稲堀 也都

コンコンコン………コンコンコン

「はい稲堀で…あ、雄之介隊長。」「お、久しぶりだなぁ。」「也都、元気してたぁ〜?」
「どう言うご用件ですか?」「新しい任務が入ったんだ。其れを伝えに来た。」「へぇ。」
「幕府を壊すって云う超危険な任務だ、さぁ修行に行くぞ!」「うん。じゃあ仕度してくる。」


「今オイラ何て言ったっけ。」「仕度だろ、仕度。」「あ、そっか!」

「行ってきます。」也都は服装を変えて出てきた。

「・・・所で、色追って誰?そして家何処?」「雄君知らないの〜?うわぁダッサ〜」
因みに、部下からバカにされる隊長は百人に一人だそうな。
「じゃあ………、私に「今日は一段と可愛いよ、綾」とか言ったら教えてあげる!」
「言えるわけないだろ?!お前バカにしてんのか?!!」「じゃあ教えない。」
絶対に言いたくないが、帝王の命令は絶対だ……。これに従わなければ辿り着かない。。
「きょ……今日は一段と…か‥可愛いよ、綾」「うわバカだぁー!本当に言ったし、雄君照れてる可愛い〜」
「う・・うれせぃ、早く教えろ!」「ここだよ、ここ。」「へ?」
也都の隣の家は超豪邸であった。名前を見てみると‥‥‥

色追

雄之介は口をポカーンと開けると、先程の怒りも飛んでいった。
「は‥はは。」引きつって笑ってしまう。『僕多分最強の馬鹿だ……』

「オイラに格好いいって言ったら教えてあげるよ…知らないけど」「お前にな。」

第十四節 「稲堀 也都」 終

25 :楓写2005/01/04(Tue) 15:00:25 ID:ltyMWuOk
取りあえず・・幕府の掟をお教えしましょう。

★ 桜衆伝統・四条の憲法

第一条・帝王の命令は必ず従う也
[処罰1]罰金50万円以下
[処罰2]ギロチン処刑
第二条・任務は素早く行う也
[処罰1]罰金60万円以下
第三条・部下と隊長の恋は御無礼也
[処罰1]罰金30万円以下
[処罰2]桜衆国、除名
第四条・仲間の命は捨てる也
[処罰1]罰金300万円以下

・・・・こんな感じです。まぁ見てこの小説の世界を体感してみて下さい。

26 :楓写2005/01/05(Wed) 14:58:13 ID:xM9zerik
余談です。。

彼奴の存在自体が青少年の育成に害を及ぼすな、多分。
・・・ってのは嘘です。全て楓写の野郎が脳裏に隠されたものが悪いんです、彼女を責めないで下さい。そして私m(w


最近の「殺戮者の旅」は題名と逸れてるなぁ。。
変な方向走ってるよ、ってか楓写は走り出すと止まらないのでそこら辺は理解よろしく。。

27 :楓写2005/01/05(Wed) 15:55:34 ID:xM9zerik
第十五節 色追低にて。

勲慈の家は超豪邸、それをまず感じさせたのは門番。 正門の前だけで四人。
門番は皆、上半身の筋肉がまるで盛りあがっているかのように異質だった。
「す……すごい…ッ!」「門番も血が滲む思いで頑張ってたんやな。」
中からは鳥の囀りや噴水の音。……まさに別世界である。
「あの門番噛みついてくるで、ホンマに!子供ら行く所とちゃうで。」
「んな訳ないだろ、あーゆー奴ほどお茶目だったりするんだよ。」「ニューハーフかもよ?」
どうでも良い会話を続けている中、門番の一人が三人に近づいてきた。

「牡草雄之介殿に御座りますか。我々は色追家を門番させていただいている者です。
色追勲慈殿からお話を耳にしております、どうぞ中へお入り下さいませ。」
雄之介の方を向き終わると門番の男は綾の方を見て顔を真っ赤にした。
「お名前は何と…申し……ま‥すか…。」「郷崎 綾と申します。」「素敵なお名前で‥すね。」
門番の男が綾を口説き落とそうとしているのが分かった、分かりやすい素直な奴である。。

色追低に入ると、そこら中に警備が回っているのがすぐ分かった。恐らく全体で二十は軽く超えるだろう。
「うっひゃー、こんなに警備が居ると逆に生活しにくいだろうな、色追さん。」
「多すぎやな。セキュリティシステムで安心出来へんのやろか。」
そんな会話をする中、後ろから雄之介の名前を連呼する声が飛んできた。「牡草く〜ん、おーい。」
呼ばれた方向へ三人は走った。すると、勲慈が手をふっていた。「こっちだよ〜。」
「色追さん…ですか?初めまして。」「いや、君とは二回目だよ?」「えっ?……」
「あぁ、僕の事を死にそうな目で見てたよ。 戦地でね。」
雄之介はやっと気づいた。あの時目に映った男がこの色追と言う人物であることに。
「フフフッ……そしてさっきも君たちを見ていたんだよ?フフフッ…」
雄之介は勲慈に最初は警戒心を張っていた。いつでも見られているかのようで少し引いたのである。
するとその男は雄之介の耳元に近づき、手で隠しながら小さな声で言った。……
「きょ……今日は一段と…か‥可愛いよ、綾」
「うわああぁぁあぁあっ!」隙のない男だと思った雄之介は、ますます警戒した。
「何で知ってるんですか!」「いやその時さぁ、偶々言ってたから次会ったら冷やかそうと思って。」
「うん、確かに可愛いよね。 綾 ち ゃ ん は 。」「じょじょじょじょうだんに決まってるじゃないですか!」
顔を真っ赤にして雄之介は答える。タイミングが良く、勲慈は其れだけを聞いていたらしい。
「いや、趣味は良いと思うよ」「本題入って下さい!さ、早く!!」
兎に角、道の真ん中で言われるのは恥ずかしかったので色追低に戻りたかった。

警備を軽々と超え色追家に入り、みんなは広いリビングへと招待された。
「今日の用件はね、帝王から聞いたと思うけど…『隊長』としての事ね。」
「はい、聞いてます。貴方が僕を推薦してくれた事も。」「あ、そーなんだ。」
建物全体に綺麗な音色の音楽が演奏され、緊張が少し解れた。
が、次の瞬間予想もせぬ意外な答えが返ってきた。

―――――――「修行をしてもらう、もちろん部下の二人もね。」

第十五節 「色追低にて。」 終

28 :楓写@←調子乗りすぎ注意2005/01/05(Wed) 17:09:52 ID:xM9zerik
第十五節を最後まで読んでくれた心優しい方々へ


疲れたろ?(w

ってのが本音です。
私がこんなに隙間なく文章を密集させたのは久々の事です。
自分自身が読者側の立場に立って見た感想としては、
「文章が長すぎると読む気が失せる」という感じです。
相当その作品に対して、興味を示していないと読まないと思った、うん。
暇つぶし程度に読んでもらう為にはやっぱスペースを上手く使わないと駄目なのかなと。。

改めて勉強できました。
此のサイトはみんな上手いのでスラスラ読めるんですけどね、楓写の小説は無理だな。。

29 :楓写@2005/01/06(Thu) 12:38:12 ID:B5rvbpMo
第十五節の誤字。。

色追邸 ○ ← × 色追い低


全部これです、掲載の時は直してもらいたいですけど・・・無理かぁ。

30 :楓写2005/01/06(Thu) 13:26:57 ID:B5rvbpMo
第十六節 修行の巻 T

「修行って……どういう意味ですか?」
「隊長としてのレベルを高めるンスよ、此所でね。」 ――― 一瞬言葉を疑った。
雄之介自身、隊長を務めろと勲慈に言われたからである。この時、今までの警戒心は全て解けた。
「でも勲慈さん、私たちはどうすればいいの?」綾と也都が困った表情で見る。
「あー、君たちも牡草君と同じだよ。簡単だし、……その場で生活するだけの事ッスよ。」
綾はホッとして安心した表情を見せた。也都も雄之介と同じと聞くと、一息つく。

「(フフッ……牡草君はみんなから信頼されて居るんだね、隊長としての最低条件は成ってるな……。)」

「じゃあ修行をしに行くよ。あ、持ち物はポケモンのボールと予備の服。それでOK〜」
「色追さん、修行って何処行きはるんですか。」也都は怖々と聞いた。「?……家の地下。」
この時代に地下を持つ大金持ちが勲慈以外何処にいるのだろうか。

三人は勲慈に連れて行かれ、図書室のような本がたくさんある場所に来た。
「みんな急いで入るんだよ?この本棚の裏は秘密の抜け道で、そこから梯子で降りるンスよ…高いから下は見ちゃだめッス。」
コクリと三人が頷くと、勲慈は自分のポケモンを出して本棚を動かした。「プリンちゃん頼むよ。」

ガガガガガガガガガガガアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァアアアアッッッッ

裏には埃だらけの小部屋がある!三人は唖然とただ見ているだけだった。
急いで梯子に真っ先に向かったのは雄之介。隊長であるだけあって頼もしい。―――下を見ずに。
続いて降りるのは綾、怖い者なしの彼女はスタスタと速いペースで降りる。
最後に一番心配な也都。いつもボケているので雄之介の頭の中は也都でいっぱいだった。
「降り終わったぁ……おーいお前達、気をつけろよぉー。」そう言った瞬間、綾は油断してしまった!

ガガッ

「きゃあぁーっ!」足を踏み外し地面に向けて急降下!その真下には雄之介である。
雄之介は其れを見ると瞬時にキャッチの体制になり、そのまま綾が降りてきた。

取った瞬間に衝撃を和らげる為に雄之介は考えて受け取り……成功。
その時綾は雄之介に抱きついた。 隊長としての心得は自分の身を捨てても友を助ける事である。

「(牡草君、君はやっぱり逸材だ。人間としても……。)」

ゆっくりと最後の也都が降りてくると、勲慈は修行の内容を言い渡した。
「今回の修行の内容は簡単、この地下で三日間生活して下さい。
食料は私から梯子を使って持ってきますから。三食分。 まぁ……――――――生きていたらッスね。」
下を見るなと言われ、三人はこの地下の周りを見回していなかったが……後ろを振り向くと漠然とした表情を浮かべた。

「じゃ………ジャングル〜?!!」

第十六節 「修行の巻 T」

31 :楓写2005/01/06(Thu) 16:51:23 ID:B5rvbpMo
第十七節 修行の巻 U

雄之介達の視界には広大なジャングルがあった。
しかも、ポケモンも住んでいるという超野性的空間である。

「綾ちゃんを降ろしてあげなよ牡草隊長、本当に僕が訴えちゃうわよ。」「はいはいすみません」
全く気が抜けない奴だ、と思い直す雄之介である。
「じゃあ牡草君達は、あの凶暴な野生ポケモン達と戦いながら生活して下さい。」
勲慈はそう言うが、周囲にいるモノは弱々しいモノばかりであった。
「生きて帰ってきた時、貴方達は絶対強くなっていますよ。ではバ〜イバ〜イ♪」
勲慈は手っ取り早く話を進め梯子を地上に運び地下へと繋がる穴も塞ぐと、そのまま何処かへ行ったのだ。

「……安心して寝られるように野生のポケモン倒しておくか。」
雄之介はさっそく行動に出た。「ちょ・・雄君待ってよぉ〜」「雄之介隊長ーっ。」

ジャングルの中へ入ると、本物のようにリアルで正直かなり驚いた。
「マンキー三体……よし、一発で決める!」 最初はこんなノリであったのだが、今後悲劇を向かえる事に………!!
「火龍、翼で打て!」効果抜群の飛行系技。余裕勝ちだろう・・・

ボフッ

体にもの凄い打撃攻撃を当てたかのように見えた。リザードンの翼で打つのヒットだ……
誰もがそう思っていたが、予想外である。
その破壊力からなる素早さから大きな風が起こり、まさに一瞬の出来事だった。
――――――――――リザードンが横たわっている。
しかも腹には大きな内出血が………ッ!!!紫色の内部での出血がじわじわと体中に伝わるのが分かった。
「火龍がやられた・・・?!!」目を疑う。度々見るがやはり現実らしい。
モンスターボールにリザードンを戻すとよく頑張った、と雄之介は呟きながら次のポケモンを出した。
『この強さ異常だ……ッ!本当に野生なのか?!』心の中で緊張が走る。

マンキーと雄之介の睨み合いが続き、戦略を一人練っている。そんな時、ふと思った。
『此奴ら…攻撃を仕掛けないと来ないのか? だとすると……』ニヤつき雄之介は二つのボールを手に取る。
「ゼニ、ブイ、出てこい!ブイは電光石火でマンキー達から逃げろ!」
ブイはもの凄いスピードでマンキー達の間を駆け抜ける。流石の彼らも追う事は出来なかった。
とその瞬間にマンキーは背後を見せる!「やっぱ人間には勝てないんだな。」
「ゼニ、必殺冷凍ビーム!」後ろも向くマンキーもこれには適わなかった。「ふぅ……。」

「雄之介隊長、お見事ですわホンマに。ええモン見せてもらいましたよ。」「雄君さっすがぁ〜!」
「ま…まあね。 おおおい、またお前はそうやって抱きつくー……」
少し一歩進んだ三人。でもこのまま良い方向に行くのだろうか………?

第十七節 「修行の巻 U」 終

32 :楓写2005/01/06(Thu) 16:55:46 ID:B5rvbpMo
余談。。

策略が浅いような……って云う心境。私ちょっと焦ってる焦ってる。
お前気付よ!ってマンキー君達に云ってあげたいですよね、うん。

まぁまた余談で駄文書いてるわけでさ。。
最近自分の考えに他の人の考えを肉付けしたくなってきました。

33 :楓写2005/02/11(Fri) 11:37:29 ID:6klSx5qM
第十八節 修行の巻 V

三人は地下の樹海に寝床を作っていた。昼間のバトルもあってか、疲れ切った雄之介。
草むらの中で寝た。見張りには隊長である雄之介が立っているが……大丈夫なのだろうか。

「あー………眠っ。」自分との葛藤を繰り返し、手持ちを全て出す。いつ来ても圧勝と思える。
辺りは一気に暗くなった………消灯の時間か?地上にいる勲慈の指令が聞こえてきた……

「牡草くん、今日はお疲れ〜。今は地上では10:00だよ、そろそろ寝ても良いんじゃないかい? 綾 ち ゃ ん と。」
「い…色追さん、尾に引きすぎですよぉ………ここのポケモン達の実力は異常なんで、下手すれば死ぬと思います。だから今晩は起きておきます。」
そう言うと、雄之介はまた周囲へと警戒をする。気を引き締めた。
「君の実力はカメラで見ているよ、しかし今日は大変だったんじゃないッスか?マンキー相手に。
………と言うことで‥‥そうだ、良いこと教えてあげましょうか。」「?」

「先ほど戦ったマンキーは、このジャングルの中でも強さは五番。上はさらにいるンスよ。」

一時焦りを感じた。あの実力を上回る者が四匹などとは思っていなかったからである。
しかし差は大したことではないのだろう。と言っても、とてつもないパワーは侮れない。
「ありがとうございます、おかげで眠気が覚めました。」「あっそぅ。じゃあね!」

プツン…

連絡は途絶え、暗闇での戦いが始まる………。  「彼の ア レ が 目醒めたら良いンスけどね。。」

「さぁ……そろそろかな、近づいてくるのは……」
――――――――――――――――――雄之介の表情は一気に変わる。。

第十八節 「修行V」 終

34 :楓写2005/02/11(Fri) 23:34:58 ID:6klSx5qM
   殺戮者の旅       〜現在総集編(お話)

プロローグ  反り合い
第一節 >>7  集結
第二節 >>8  出発点
第三節 >>9  遭遇
第四節 >>10  死角完無
第五節 >>11  1or1
第六節 >>12 弱者の分売
第七節 >>14  旅過の乱入
第八節 >>17  戦地に咲く花
第九節 >>18  撤退
第十節 >>19  帰郷
第十一節>>20  貫き通し、そして散る
第十二節>>22  郷崎 綾
第十三節>>23  退院
第十四節>>24  稲堀 也都
第十五節>>27  色追邸にて。
第十六節>>30  修行 T
第十七節>>31  修行 U
第十八節>>33  修行 V

35 :楓写2005/02/11(Fri) 23:47:14 ID:6klSx5qM
     殺戮者の旅    〜現在総集編(その他のお話、登場キャラクター)

>>6 身分について
>>16山鼠家の紹介
>>25幕府の掟について

>>2進藤 鉄兵、松本猪衛門
>>3牡草雄之介、宮嶋 龍司、沖之浦 半蔵
>>15色追 勲慈、音峰 凛、哉崎 瞬
>>21郷崎 綾、稲堀 也都

36 :楓写2005/02/12(Sat) 23:41:26 ID:wdCSGlzo
第十九節 修行 W

ジリィ…

足場を噛みしめ、雄之介は自分の「気」を信じ込み、ボールを真上に思いっきり投げた!
―――――――――「(今は部下がいない……だから、独壇場だ…!!)」
予感は的中した。真上には大きな翼竜が飛んでいたのだ……!「翼竜………プテラか。」
上空にはゼニガメが出現し、回転をしながらハイドロポンプ。周囲に敵を寄せない策に出たのである。
辺りは暗闇の森。その上相手はこの暗闇に慣れているし、いくらなんでも不利すぎる。
しかし雄之介はこの修行で あ る も の を身につけるために、避けてはならない戦いなのだ。

――――「今回はあの目……深極眼(しんきょくのまなこ)を得られる気がする…」

プテラは真っ先にもうスピードで飛ぶゼニガメに突っ込んだ!!……一瞬にして血の雨が降る!
「ゼニが秒殺だと?!……行け華蓮!」プテラは超音波を放つ。とてつもなく攻撃範囲の大きい異常さである。
「期待してたのが正解だったね………飲み込め!」

ブフンッ…

ユレイドルはもの凄い音を荒立て全てをも飲み込み、超音波を丸飲みにした!その上、プテラも耐えられず吸い込まれた!!
「残虐なことは実際好きじゃないんだが……華蓮、飲み込め。」

う…ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!

第十九節 「修行 W」 終

37 :楓写2005/02/13(Sun) 16:24:51 ID:V2BuADLM
第二十節 修行 X

ユレイドルは唾液を出しながらピチャピチャとプテラを丸飲みすると、不適な笑みを浮かべる。
咄嗟に思いついた作戦が幸運を呼ぶ結果となり、ひとまず安心はしたものも、自分自身の変化は起きなかった…。
「深極眼……持久戦で体力を限界まで達した状態で勝利した牡草家の者だけが手に入れられる特殊能力……かぁ‥。」
どうにも納得のいかなかった雄之介だが、強敵だろうといえる敵を倒したので、この日は寝ることに決めた。
「あのプテラの実力は未知数だ…おそらくこの森の三本の指に入る実力……ただ者じゃないな。」
明日は早く起きるつもりだ。敵の襲撃に備えて、体力を少しでも回復しなければこれでは足手まといである。。
綾と也都がすっかり寝きっている様子であったため、雄之介は安全を承知して綾の隣に寝た。

――――「雄君、ねぇ起きて。」

一言が耳に入った雄之介はぼやけながら深く息を吸い、目を少しずつ開ける。 綾が起きていたのだ。
「ちょっと話がしたいんだけど……駄目?」寝ぼけた雄之介はΝΟと言えず、起きあがって聞いてあげた。

「雄君、昼も今さっきも二人を守ってくれるために一生懸命頑張ってるよね……」「ん?…あ、うん。」
「あんまり…無理しないでね。 私達も頼って欲しいの。ほら、この修行は私達もしないと意味無いじゃん?」
「で…でもそんな領域じゃないぞ、ここは。ここのポケモンは通常より四十cm程大きい。何もかもが……」「お願い!」
「お願いだから、無茶しないで!私は雄君が居ないと…雄君が居ないと……どうしても生きた心地がしないの!」「……え?」
「いつも腕組んだりして怒られるけど、怒られるのを分かっていてやるの! それが……なんか嬉しいから。
 よく分かんないけど…。雄君が最近ね、どんどん遠くに行っているような気がするの。」「あ…綾……」
「だから……だから私に戦わし……」「すまんが……駄目だ。」
「僕は、僕を支える……大事なみんなを守るために……大切なみんなの為に戦って居るんだ。
誇りがあるわけでもなく…意地があるわけでもなく……ただ恩返しのために。」「それで……何になるの?」
「自分の命を捨ててまでして……恩返し?誰が望むのよそんな事……―――――――――」

ギュ…

―――――――「望んで何か居ない誰もいない。ただ単にそれが定めだからだ。」

雄之介自ら綾を抱き、そう言った。
運命とは避けられぬ物…彼の定めは散りゆくのか。

第二十節 「修行 X」 終

38 :楓写@先輩共に捧げる交響曲2005/03/20(Sun) 18:46:10 ID:paztWCxk
第二十一節 修行 Y

「はいはい、そこのセクハラ隊長〜。次見かけたらマジで逮捕しちゃうぞ。」
「あ……。」今回は自分から抱きついた点に対して反省する雄之介。我に戻った。
「良いこと教えようと思ったんスよ。」「…何を考えついたんですか?」
また変なことを提案したのかと思った雄之介は呆れたように勲慈の声の出るスピーカーを見る。すると、一言が自分を過信させた。
「この地下に天井を開ける鍵が宝箱の中に隠されているンス。そこで、いますぐここから帰りたいのなら
その鍵を見つけだして、今すぐにでも帰れるですよ?……ただし!」「ただし……?」
「その鍵にはポケモンを寄せ集める強い異臭がついているため、一度手に持てばそれはもう
この地下に生息するポケモン達が一極集中……そして、その争奪戦が行われて争いに巻き込まれるンス。
……地下で三日間過ごすのは無謀に等しい。牡草君、君の決断を出して下さいよ。もしYΕSなら地図を下に送ります。」

―――――――「そりゃもう……YΕSですよ。」

覚悟していた。ここのポケモンはとてつもなく危険だ。しかし、これをしなければ必ず生きては帰れない。
「僕…そういうモノ好きなんですよねぇ。」

これが雄之介の 最 後 になる等とは誰もが予想しては居なかった。。

第二十一節 「修行 Y」 終

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